海外旅行を思い立つ～このための残業だったのか～

題して、『そうだ！私はミス○リーハンターになりたかったんだ！カンボジア旅行』。
2009年9月19日～24日（行き帰り含む）、初めての海外旅行先にカンボジアを選んだのでした。旅行に行くまでがやたらと長いですが、気ままにだらりと書いていきます。

2009年6月、その頃私は仕事がとんでもなく忙しかった。
朝9時に出勤して朝3時とかに帰宅していた。帰宅途中には深夜作業を終えて機材を片付ける道路作業員を見た。彼らはこれから日中休息を取るのだろう。だが私は朝9時には出勤だ。
……なんなんだろうか。しかし疑問を感じる暇すらなく、せっせと働く日々が続いていた。
睡眠時間ではなく、家に滞在できる時間が5時間とか6時間とか言う日々だった。
休前日には朝7時まで働いたりもした。人間、3時を過ぎて働き続けると思考が限りなくネガティヴになると言ううれしくない発見もした。て言うか、みんな恒常的にネガティヴだったよあの頃。あといろんなことに無関心になっていくと言う話もよくした。そして更には間食で太るというオマケまで。（最終的に対前年比＋4kg。ありえねえええええ！）
まったくうれしくないことばかりだったが、しかーし！ひとつだけいいことがあった。

給料だけはびっくりするほど増えた。
私は今のこの過酷な部署に4月に異動して来たのだが、5月の給与明細（4月の時間外手当が含まれている）を見て目を疑った。何コレなんか高給取り気分！？
2月、3月も異動の引継ぎで結構な時間残業してたんだけどそれを軽く上回って倍くらい働いてましたからね。そんなわけで、お金だけは割とありました（飽くまで当社比）。
だって時間外が120時間とか？（ちゃんとロスタイム的なものは差し引いて申請しているのだが。）なんかいろいろありえない明細でした。
そりゃ労基も入るって！（誰がちくったか厳重注意を受けた。）
折しも2009年の9月は稀に見る大連休、誰が名付けたかシルバーウイーク。敬老の日が近いからとか思ったバカは私だけではないと思いたい。しかし、現在私の勤める部署には休日当番なるものがあり、それを5～6人の社員の間でローテーションするのです。まあ、殆どの場合、連休とは言ってもどこかで出勤しないといけないわけです。
が！！そのとき私に奇跡が起こった。連休出勤を免れるのは1人だけという状況で、その1人が私だったのです。ラッキー。今までの人生で理科の実験キットで不良品を引き当てたり、美術の時間に配られた彫刻用の大理石に電動鋸でも引けない異常に硬い層が縮緬状にビッシリ入っていてロクに削れないのに素材との巡り合わせを楽しめとか言われて交換してもらえなかった見返りがようやくやってきたのでしょうか。
なにか代わりにとんでもない不運が訪れるんじゃないかと思った。
しかも、そのことを後輩に指摘されて始めて気付いたと言う。
6月の休日当番中に、一緒に出勤していた別部署の後輩に
「Ｋ子さんいいですよねえ、9月の連休、出勤無かったですよ？」
と言われて、ウソ！？とか言って確認しました。
しかも通常、ウチのシフトはギリッギリでしか出ない。前月の最終週くらい。予定もクソもない。
けれども、夏休みを取ってもらう関係で7～9月のシフトに関しては6月に一気に出されたのです。そんなワケで海外旅行の準備をする時間は十分にあったのです。
金沢に行こうとかショボイ（金沢市民の皆様スミマセン）こと言ってた私に海外行ったらいいですヨと勧めたのも同じ後輩でした。イヤね、金沢も行きたいんですけどね。金沢もみかん王国からは結構遠いんですけれども。
休みがある、準備時間もある、お金も（当社比）ある。確かに行くしかない！
そんなワケで、Ｋ子は齢2Xにして初めての海外旅行へ赴くことになったのでした。