K子の旅ログ マレーシア旅行 忍者ブログ
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カテゴリー「マレーシア旅行」の記事一覧
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4月の勤務表貰ったら珍しく世間一般のカレンダー通りに三連休になっているところがあって魔が差してしまいました。そういう言い回しをするなら年がら年中魔が差していることになりますがまあ魔が差したことにしておきましょう。
先日、大阪へ飛行機で遊びに行った際に、中国東方航空の機体を以前には見ない時間帯に空港で見かけたもので時刻表を調べたら、以前とスケジュールが変わって2泊3日で上海とかありじゃね!?って感じの時刻表になってました。以前は行きが夕方発、帰りが早朝発の使えないものだったのですが、それが逆転した上、便数も増えています。
少々客層のマナーが悪かろうが我慢しましょう。上海は行ったことがありません。
これは上海っしょ!!いつ行くか!今でしょ!!
流行のフレーズが思わず胸中をよぎる2013年春。
でも、休日の最終日が帰りの便がない日だったので、ふわ~っと有休申請したら通りそうな雰囲気だったので申請してみました。これで3泊4日で上海~♪
……とか浮かれはしゃいでいる割に航空券を予約せずにいたらいきなり昨日まで4万円台だった航空券が7万円台に高騰しました。それで更にウジウジしていたら、鳥インフルエンザが猛威をふるいました。
ぜんぜん今じゃない。
確実に上海は今いちばん行きたくないディスティネーションになりました。

分かった、上海はやめよう。しかしさんざいろんな根回しをした挙げ句の有休、今更「やっぱり休み要らないです」とは非常に言いにくい。でも4日の休みで東南アジアとか……
もう1日代休を取りました。
5月のGWの当番出勤に早々に名乗りを上げ代休を先取りするという技を繰り出し、めでたく5連休を獲得しました。
良い機会です、新社会人の皆様でこの僻地のブログをご覧になっている方はいるのでしょうか。いらっしゃったらよいことをお教えしましょう、いかに有休がとりにくそうな会社でも10年近くかけてじわじわと「休みを取って海外に行く人」と言うキャラクターに収まることは可能です。ただし引き替えに出世はしないことと思われます。

これで、ジャパニーズサラリーマンとしては上々の連休をゲットしたので、ある程度行き先に幅も出てきました。取り敢えず、現地4日は欲しいので羽田夜行便を使用するとして、急なので先立つものの方もアレだし国内乗継を安く上げないとトータル高くなるので、JLかNHが飛んでいるところとなると、バンコクかシンガポール。航空券が多少高いのはもう致し方なし。だって1ヶ月切ってるんだもん。しかしバンコクやらシンガポールやらホテル代高いな!!
 一度行っている場所なのでそこまで高いお金を出して行く気も起こらず……うーむ。
どうも私はどんなに楽しかった場所よりも「まだ行った事のない場所へ行きたい」と言う欲求の方が強いです。そんな私の旅先の選定は「なるべく行ったことのない場所へ行く」
弾丸トラベルパーフェクトガイドとかペラペラしながら、マレーシアも夜行便なかったっけ~?とかエクスペディアで検索。あーJLだと行きは成田から昼なのか~勿体無い~帰りは夜行ね~。マレーシア航空が羽田/コタキナバルは飛ばしてるけど、今ボルネオ島情勢悪いしな~。それに国内乗継がね~。じゃあJLでシンガポールまで行きゃ、シンガポールとクアラルンプール間はなんかいろいろ飛んでんじゃね?
JLを東京→シンガポール・クアラルンプール→東京で取ればいいんですね!?
今まで周遊で航空券とかとったことないので最初すぐには思いつきませんでした。別に同じところに着いて同じところから帰る必要はないじゃん。
てワケで人生発の周遊チケットを取る。それからシンガポール・マレーシア間はマレーシア航空のチケットを片道で取る。チケット代8,000円少々のうち運賃が900円で税金その他が7,000円少々と言うのは何がどうなっているのでしょうか。エアアジアとか受託荷物入れても3,000円くらい安かったんだけど、短い旅行期間で欠航とかかまされたら泣くので安全策を取ることにしました。この機にLCC体験しちゃう?とかちょっと思いはしたんですけど。
今まであんまり金額書いたことないけど、これで燃油とか込で98,000円くらいですかね。
たまに旅行先で都市圏の人と話しててJLやらNHやらそりゃ高いでしょ~みたいな事言われるんですけど、あんね!海外の安いキャリア使うとね!みかん王国から東京まで出る運賃が結局3-4万かかっちゃうんですぅ!トータル似たようなもんになるのなら最初から素直にNHかJL使いますわ……(国際線乗継の特典として国内往復が1万円とかになる)。国内で早割でチケット取れるほど早くから休みが決まらないんだよね。
がしかし、ヨーロッパくらいになると気にならないけど、正直東南アジアとかだとなんかもっと安く行ける方法あるんじゃね?と自分でもつっこみたくはなります。まあでも今回直前手配&GW期間中ですしよしとする。しないと行かないです。泣けてきます。

しかし、その国に行くならとりあえず首都にいっとけばいいとこの航空券を手配したことを後から死ぬほど後悔することになるのです……。

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さて、では目的の選定が命の弾丸トラベル、今回はどういたしましょう。
マレーシア行くなら本当はコタキナバルが本命だったんですが、情勢悪い(フィリピンからイスラム過激派の武装勢力が紛れ込んでて戦闘があったり誘拐があったりつーか自分がマレーシア行こうとして調べるまで知らなかったよそんな物騒なことになってるとは)のとあの手の自然派アクティヴィティはひとり参加料金が高いので今回パス。
まあもともと上海行く気だったんで都会気分かな~と言うのもあり、基本はクアラルンプールでオケーだけど、4日間ずっとクアラルンプールもなんだかな~とか思い、最初は日帰りツアーとか見てたんだけど、「マラッカの夕陽」と言うキーワードが心に刺さり、ようしマラッカに泊まりに行こうではないか!て言うか

マラッカはシンガポールにとても近いではないですか。

アホやわたしぃぃぃぃぃぃ!!シンガポールからクアラルンプールに飛行機で飛んでクアラルンプールからバスでマラッカに行くとかアホ以外の何者でもありません。

どうでしょうか。私のアホっぷりがよく分かると思います。
支払額のうち運賃の占める金額が900円と言う格安で取ったシンガポール-クアラルンプール間の航空券は当然キャンセルなど出来ません。乗らなくても良いけどビタ一文戻って来やしません。この航空券を放棄することも考えましたが悔しいので乗ります。
シンガポールからクアラルンプールに飛び、クアラルンプールからバスでマラッカに行って戻ってクアラルンプールから日本に帰りますとも!!幾らでもアホと言うがいい!!完全に無駄な移動、そして、憧れの陸路での国境越えを棒に振る。
なんて贅沢な旅行ではありませんか!

そんなワケで、今回の日程はこんな感じ。

4/26:
仕事終わって空港直行、羽田へ。
4/27:
未明に羽田発、早朝シンガポール着。クアラルンプール着は午前。
お昼頃にバスへ乗る。午後にはマラッカ着、マラッカ泊。
4/28:
マラッカ泊。
4/29:
午前中にバスかタクシーでクアラルンプールへ移動、クアラルンプール泊。
4/30:
夜、クアラルンプール発。
5/1:
早朝、成田着。羽田へ移動し国内線で帰途に着く。

今までの経験上、朝日や夕陽には恵まれないので、マラッカ夕陽チャンスを2回にすべくマラッカ2泊、タダの都会だろうしクアラルンプールは1泊でいいやとかそんな。
あと、マラッカで他に何しようかな~って調べてたら、なんかものすごおいしいタンドリーチキン屋があるとネットで見たので、マラッカでは夕陽とタンドリーチキン、それからクアラルンプールでは何すっかなと思ったんだけれど、初のイスラム圏旅行だし、モスクとイスラム文化の博物館があるらしいと言うのでそれを見に行くことにしました。
まあクアラルンプールは1日半くらいなのでこんなもんで充分でしょう。マラッカではのんびりとしましょう。買い物もするし。
あとは初イスラム圏なのでそれも楽しみと言うかなんと言うか。何か自分の予想外のところでへぇ~と思うことが結構ありそうな気がします。

しかし、気になるのはクアラルンプールからマラッカへの足です。
クアラルンプールには以前からあった国際空港=KILIAと後から出来たLCC専用の空港のふたつがあって、このふたつは結構離れています。
私の乗るマレーシア航空機はKLIAに到着します。
マレーシアでも有名なバス会社、トランスナショナル社のWebページを見ると「KLIAからマラッカへのバスが存在するように見える」のですが、インターネットで口コミなどを見ると「KLIAからマラッカへのバスはない」と言う意見が多勢を占めるので非常に不安になれます。LCCターミナルからなら出てるけどKLIAからは出ていないと。
じゃあ時刻表の言葉のアヤっつーか、LCCターミナルの事をKLIA(クアラルンプールインターナショナルエアポートの頭文字だから)って書いてんじゃないの?と思ったりもしたんですが、LCCターミナルからの分は別に時刻表が存在してるんですよね。
普通に考えてバス会社のWebサイトに時刻表があるならバスはあるだろう。
しかし実際に無いと言う人がこんなに大勢居て、そこは日本ではない。
用心に越したことは無いので、空港からタクシー使う方法と鉄道でバスターミナルまで出て行く方法も予め調べておくことに。まあ同行者がいるわけでも、誰かと約束があるわけでもないんだし、行き方変わっても行ければそれでいんじゃない?と自分に言い聞かせるも、なるべく早く着きたいのはもちろんのことなんか不安だわ……そして、何かこのマラッカへの交通手段をめぐって詐欺られたりボラれたりしないだろうかという不安もね……それにある程度はタクシーを利用せざるを得ない(マラッカでバスターミナルとホテルの往復、それからKLでバスターミナルからホテルへ)ので、それも不安だな~。バンコクでもホーチミンでもタクシーにはしてやられているのです。
そこでぐちぐち不安を引きずって、直前とかに「なんで私休んで海外行こうとか思ったかな……」とか軽い旅行鬱状態になるのも最早毎度のことであります。
しかし、取り敢えずはトランスナショナル社を信じて行こうと思います。

あと贅沢旅行ついでに、マラッカのホテルは海際のホリディインにしてみました。海を臨むプールがあるとのことなので、あわよくばプールからサンセットを見れたり?とか。
手持ちの水着を眺め、インターネットを眺め、もう一度手持ちの水着を眺め、まあこれでいっか……と手持ちの購入から10年超の水着をスーツケースに詰め込んだりしてみました。
水に浸かった途端に破れたりしないことを祈るばかりです。

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さて、出発当日は夕方まで通常業務であります。
終わったら羽田でシャワー浴びてさっぱりしておいしいもの食べるんだーいと仕事を頑張りました。そこは「終わったらマレーシア」じゃないのか!?なんか直前になってもうホント、マラッカへの交通手段についてクリアでないことがモヤモヤしちゃってあんまり純粋に「マレーシア楽しみ!」って感じでもなくなってですね。面倒なひとだよ我ながら。
イヤつーか、時間が有り余ってればなーんにも不安とかないんですけどねー。短期旅行なので何かあったら帰りの飛行機に乗り遅れる→出勤できない→仕事的に詰む、と言うのが問題なんですよ。時間を気にせず旅したいものだ。現地で気ままに、ここからなら○○も近いのか~だったら一泊伸ばして○○にも行っちゃお!みたいな旅を。夢のまた夢過ぎて悲しい。

仕事は無事終了、東京大阪の最終便に合わせた空港リムジンバスはやはり超混みでした。
空港はと言うとこれまた超絶混み混み!いつものビジネス客に加えて(これだけでもだいたいいつも混んでる)、GW直前と言うこともあってレジャーっぽい人も割といます。
NHには国際線乗継専用のカウンターがあるのですが、JLにはありません故列に並びます。田舎空港なので国際線乗継客そんなにいなくて手続きに不慣れなので別にしているNHが正解だと私は思うのですがね。
で、やはりなんとなく時間がかかる。そんで搭乗券出してもらって次は荷物預かり。
ここで一抹の不安があります。荷物をクアラルンプールまでスルーにできるのかって言う。私は今までこのみかん王国のチェックインカウンターでスルーに出来る筈の荷物ですらスルーに出来ないと言われてものすご時間がかかったとかいう経験が数回あるのです。意を決して問題の要求をします。

他社便でシンガポールからクアラルンプールへ乗継するので
荷物をクアラルンプールまでスルーにしていただけますか?

…………すごくすごく時間がかかりました…………。(予想通り
保安検査場の通過締切時刻が近付くのでドキドキできました。結局、乗継情報が登録されていないこともあいまって相当時間かかったんですよね。めっちゃ時間かかって「引き続きでお預かりできます」って言ってもらえた後も何回も間違った荷物札が出てきたし。
私が通しで航空券予約してなかったのも悪かったんだけれども~!エクスペディアさんが通しで航空券検索すると、乗り換え時間十分にもかかわらず私の乗りたい便を表示してくれなかったので、別々に予約していたのです。
そういや、シンガポールで手続きするマレーシア航空のeチケが日本語表示でしか出なくて、コレ絶対向こうで読めんだろどうすれば!?と数日悩みぬいた挙句、サイトの表示そのものを英語表示に変えてそれからeチケ表示して印刷することにようやく気付きました。ホテル予約は放っておいても英語と日本語両方印刷できるのに航空券はこうやってまわりくどい方法を取らないと無理なようです。
でまあともかく、2つしかない保安検査ゲートへ行くとここも長蛇の列!通過締切数分前なんですけど!?冷や汗かきながら結局本来の締切数分後に通過したら、なんかディレイしてました。よ、よかったと言うべき?飛行機はいつもにも増してぎっちぎちでした。金曜日の最終上り便は混むなあ。ウトウトしたりコンソメスープもらったりウトウトしたりするうちに羽田着。荷物はスルーなので身軽に国際線ターミナルへ移動。

シャワーを浴びようと到着ロビーのリフレッシュルームがあったところへ行くと、移転してシャワーブースメインになりましたてな貼紙が。移転先真逆じゃん!先にどこかに表示して欲しかったとブツブツ言いながらテクテク移動。
しかし、シャワーブースメインと言う言葉に嘘偽りなく数が増えているようで、以前ならこのタイミングだと絶対待ちが入ったのですが待たずに入れました。でも値段が上がってました。30分で1,000円。ますますボッタ感出てきたな。
外のカフェのドリンク券がついてきたのはよかったですが、これはオープンして間もないからキャンペーン的扱いかな?ずっとだったらすごいと思うが。
でもまあ値上がりしてるなりに何かいいことあるんじゃない?新品だし?とか。

…………内部は何も変わっていませんでした…………!!

火傷しそうな熱風(しかも弱い)が出る据え付けのドライヤーも含めてそのままっした。
据え付けドライヤーやめて量販家電で2,000円くらいの適当なドライヤー買って来て置いてくれればいいのに!熱い!乾かない!(とても不満なロングヘアーの人。)
据え付けじゃないと心無い人にパクられるとかあるのかも分からんですけどね。ただでさえ時間ないのにドライヤーがボロなのでいつも濡れ髪で出る羽目になってしまうのだけが不満です。出てすぐのカフェでタダ券でアイスティー貰って飲む。簡単なお食事も取れるようでしたが、簡単なお食事で軽く1,000円くらいはしちゃうのでパスしました。

そんで、出発ロビーに移動してもまだ余裕の時間!22時にもなっていません。安心してごはんをいただけるというものです。
  
…………安心し過ぎだろ。
最初は頼んでなかったんですよ!でもあまりに周りが頼んでいるのでつい……。(しかし最初に頼まなかった理由は、「もうじきタダ酒が飲めるから」と言う限りなくだめな理由。)
グラスでも種類が結構あってワインリストを見てもなんのことだかサッパリ分からんので、白で辛口のをくださいと言ったら出てきたやつですがおいしかったです。
空港の中ってテナント料高いから高級なお店しかなくて、そうじゃなければないでホットドッグひとつ500円とかぼったくりファストフードになってしまい、比較的値段と内容がつりあっている羽田食堂とやらはいつもいっぱいだしでなんかアレだったんですけど、この前、ベルギー行くときに入ったレストランが決して安くはないけど超高級でもなくて、予算内かつお値段と内容のバランスに納得だったのでそこへ入ったのです。シエル・エ・テールというお店。

ほどなくメインのバルサミコソースのお魚さん☆
サラダ-スープ-メイン(選べる)で1,500円前後だったかと思う。場所と味を考えると満足のお値段です。食事の後にも時間がまだあったのでカプチーノなどいただいてまったり。私が行く時間帯だと割と静かだし、ワインがなくなるとどうですかとか声もかけてくれたりサービスが行き届いている感じがするので好きです。なお、ワインはお代わりはしておりません。

……なんだか、ここでだいぶ満足している私がいるのですが……。
(ついでにお金も結構使いましたが。)

おなかもいっぱいになって、ワインでいい気持ちになってホロ酔い気分で出国いたします。機内&翌朝用の飲料など買い込んでウトウトしながら搭乗を待つ。歯磨きしてメディキュット履いてもう乗ったら寝る気まんまーん!明日のことは不安だけどもういい!取り敢えず今が幸せなら幸せ!寝ます!

(貰ったパンは非常食として備蓄しました。酒は控えました。)

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おなかいっぱいゆめいっぱいで飛行機に乗り込んだので、速やかに安らかな眠りにつき、目が覚めたら朝食を配布されました。ものすごくよく眠れるわけじゃないけど飛行機とかバスとか乗り物でも結構眠れるほうです。旅行向き体質だと思うのでもっと旅行したいです。
朝食はお弁当というコンセプトのようで。シャケがちょっと骨っぽかったけどまあまあおいしかったです。マラッカへの移動に手間取ったら途中でメシ食うの面倒になって昼食抜きになると思うのでしっかり腹ごしらえします。
しかしいざとなったら昨晩配られたパンを蓄えていますフッフッフ。

相変わらず都会的でハイセンスな感じのシンガポールに到着。乗り換え時間は十分ですが朝も早いし大してすることもないので、ちんたら移動して身支度を整えるのみ。


そして今回の旅路で最も無駄な行程であるシンガポール-マレーシア間のフライト。
格安フライト(運賃900円税金その他7,000円強)なので、食事は出ず飲み物とナッツが配られました。ナッツがおいしかったので遠慮なくボリボリいただきました。マラッカ行きに手間取って昼食を食べ損ねる未来が容易に想像できますので。(2回目)
のんきにナッツをボリボリしながら窓の外に目をやっていたら、これはなんだか思ったのと違うかもしれないぞマレーシア、と言う気がしてきました。
シンガポールはぜんぜん狭いし、フライトマップを見ても既に飛行機はマレー半島のマレーシア上空を飛んでいます。眼下に広がるのはジャングルか或いは田んぼ……ではなく、整然と区画整備された広大なヤシ畑(って表現でいいの?)です。一見緑豊かにも見えるのですが、それはすべて人工的に整備されたヤシのプランテーションなのです。
逆に人工的でないジャングルのようなものはぜんぜん見当たりません。こんな風景は他の東南アジアの上空では見たことがありません。
以前シンガポールに行くときに調べたお隣マレーシアの印象は、シンガポールではマレー系住民は比較的裕福とは言いがたい、国境を越えた途端に物価ダダ下がりと、まあ「未発展な豊かでない国」のイメージ満載でした。それから約4年しか経っていません。
しかしこれは私が想像するのとはずいぶん違う気がします。マレー半島のジャングルをバリバリに伐採してしまったからこそ、ボルネオ島の自然などは保護されているのか。

ナッツをボリボリしながら目前に迫ったマレーシアに対する認識を改めるわたくしでした。
(飛行機から撮った写真はしかしどれも不発。)


到着。しかしKLIAはシンガポール空港よりは田舎っぽい感じでした。
免税店とかもひとつずつのテナントの区画が小さいし、そんな朝早い時間帯でもないのに閉まってる店とかあってあんまりやる気なさそうでした。(後の話ですが、日本へ出発するときに使った建物あたりはまあまあ都会的でにぎやかでしたが。)
いつも面倒で空港で滞在中の資金すべてを両替してしまう私ですが、今回は両替屋さんも使ってみようと思うので、空港ではもしもタクシーでマラッカへ向かった場合必要になる金額+αとして5,000円分だけ両替しました。
タクシーカウンターの呼び込みを突破して(しかしこれもさほどやる気なし)、事前にネットで調べた長距離バスの発着場を目指す。なんか地味でしたけど分かりづらくはなかったです。普通にエレベーターにバス乗り場のマークがあったので素直にエレベーター降りたらありました。
でも国際空港の長距離バス乗り場がこんな……?ってくらいの。建物の一階がバスが入るロータリーになっててその中央に島のようにガラスで囲われた乗り場がある感じ。その島が小さいのです。まんなかに小さい商店があってバス会社のカウンターはふたつほど。一応、フロアに呼び込みおっちゃんがいます。
「イポー?」
と声をかけられたので、マラッカ!と意気揚々と言ってみたところ、ここからマラッカ行きのバスは出ないと言われました。ぎゃふん。

トランスナショナル社は早速私を裏切りやがりました。

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呼び込みおっちゃんはLCCターミナルに行けばマラッカ行きのバスがあると言ってくれました。それは私も知っています。
しかしLCCターミナルからマラッカ行きのバスは本数が少なく昼頃のを逃すと夕方くらいになってしまったはず。そうするとマラッカに着くのは夜になってしまいます。
と言うことは、代案のエアポートエクスプレスで市内のバスターミナルまで出るか、前払いのチケットタクシーを使うかです。タクシーは高いし~。いや数時間の道程を数千円でホテルの前まで運んでくれるのは魅力的ですけれども。
やっぱ電車かな~と上のフロアに戻って、とりあえず小銭も欲しかったし水(RM2≒70円)など買ってみました。数々の脱水経験から粉ポカリもどきを持ってきていたので早速ペットボトルにどばっと入れたらどばっと水が溢れました。
そうです、粉にも質量があります。自分、頭悪過ぎです。
そうこうしているうちに面倒になってきました。もういいや。そこのバスでLCCターミナルまで行ってみよう。行けばなんとなかなるさ?

ところでおっちゃんが最初に言っていたイポーと言うのはなんにもない海辺の町だそうですが、そのなんにもない感が逆にウケて今ちょっと人気のディスティネーションって感じっぽいです。そうです、今私の中でディスティネーションと言う言葉が流行っています。
でもそうして観光客が増えるとなんかいろいろとある街になるんでしょうけど。
海に沈む夕陽を見てのんべんだらりとするのが目的ならイポーに行けばよかったような気もしますが「マラッカの夕陽」であることが重要だったのです。なんとなく心に刺さったこのフレーズ、後でよくよく考えると旅人たちのバイブル「深夜特急」のエピソードからきていたのです。なのでマラッカで夕陽を見ようとした日本人のブログはごまんとあります。私もこの度めでたく仲間入りをしてしまいました。
どうせいつも昼間歩き回って夜は倒れるように眠るので本なんか読まないんですけど、今回はスーツケースに「深夜特急」の該当巻が入っております。学生時代にこれを二度三度と繰り返し読んで海外への憧れに悶えたものです。憧れで済ませてしまった当時の私に今会うことが出来れば「おまえ今のうちだぞ!」と両肩掴んでガクガク揺すってやりたいです。金はないけど暇はあったのに。でも勇気が足りていなかったようです。

もう一度バス乗り場に戻り、おいちゃんにLCCターミナル行きたい~と言うと乗り場を教えてくれてそこで待つように言われました。まあ乗り場三つくらいしかないですけど。
チケットはバスの中で買うんですって。
後ろの商店でなんかパンだか揚げ菓子だか或いは両方かを売っていてちょっと気になったのですが、買っている間にバスが来て行ってしまったら嫌だったので我慢しました。いつ来るかよく分かってないし。しばらく待ってたらバスが来ました。

空港間バスの割には荷台とか無くてしょうがないので、スーツケースを引きずり上げて座席の横に置きました。お客さん少なかったから良いけど多かったらどうするのだろう。
チケットを買うタイミングがよく分からないのでそわそわしていたのですが、しばらくすると運転手さんが何か言って、みんなが運転手さんのところに行くので私も行ったらチケットを売ってくれました。RM2.5なので90円弱ですか。
KLIA/LCCターミナル間は20分くらいかかるそうなので、驚きの安さです。
KLIAからLCCTへの移動は参考程度にしか見ていなかったので、どのくらいかかるかしか知らなかったのでこのときはどんな移動をしているのかぜんぜん分かりませんでした。景色も乾いた道路と乾いた芝とヤシのプランテーションが見えるくらい。なんかよく分からんけどコレぐるっとまわってるだけじゃない?イヤイヤまさかそんな。幾ら私の方向感覚が優れているからと言ってそんなことはないはず……

そんなことありました。
そらバス代も安くないと納得いきません。
気になったので今調べたら、どうやら同じ滑走路を使っているけど建物が違うだけのようです。それなのにその建物へ至る道の分岐がぜんぜん離れているので、約20kmもの道程をゆくことになるようです。なんか……すごく無駄じゃない?
バスは割とぎゅんぎゅん飛ばすので、カーブの度にスーツケースが転がらないよう押さえていたら結構疲れました。


そうして辿り着いたLCCのターミナルはやたらに天井が高くだだっぴろい平屋の建物でした。いかにも安っぽい。安っぽいんだけどものすごく活気がありました。
まずターミナルのずっと前から広大な駐車場があるのですがもういっぱいいっぱいぎっしりです。そしてターミナルには「LCCで飛びまくろうぜ」みたいなでっかい広告看板。この国の人たちにとって飛行機での旅行が身近なものなのではないか、と思わせます。
バスは当然、出発フロア入口に停まりました。しかし私はここからバスに乗りたいので、きょろきょろしながらひとまず到着口と思われる方へ向かいます。

これは建物の中ではないです。建物の軒先がぐぐっと広い感じでそこが待ち合いみたいになっていました。真夏とかは暑そうだなあと思います。
到着口の中にちょこっと入ってみましたが、お迎えの人なんかですごいごったがえしていました。ファストフードのお店なんかも結構あります。しかしバスのチケットを買えるようなカウンターは見当たらず。
到着フロアあたりで建物は終わりでしたが、その先にバス乗り場があるようなのでスーツケースをごろごろ引きずって見に行ってみました。殆ど端っこの方でマラッカ行きと書かれている乗り場を発見。出張カウンターみたいなのがあるかな?と思ったけどやっぱりありません。
更に空港の敷地の端っこに小さいショッピングモールみたいな建物があったので、そこまで歩いてみましたがただのショッピングモールでした。ケンタッキーが入ってました。その先は有料駐車場で更にその先は道路でした。

私は疲れました。

建物・敷地自体バカデカいので端から端まで歩いたら結構あります。その上暑いのです。
しかし疲れたからと言ってどうにもならないので、もう一度ゴロゴロとスーツケースを引きずりながら引き返したら、バス乗り場に私を裏切ったトランスナショナル社のロゴの入った服の人が居たので、マラッカに行きたいと伝えたらチケットはあるかと言われたのでないと言ったらターミナルの中で買ってこいと言われました。
ターミナルのどこでよ!?
と余程聞こうかと思いましたが、私の英語力ではあんまりごちゃごちゃ説明されても分からんので、まずターミナル内まで引き返してから考えることにして引き返し、もう一度出発ロビーに入ってみました。でもやっぱり見つけられません。
スーツケースを引きずって右往左往しているのが目立ったのか、おいちゃんにどうしたの?と声を掛けられました。一瞬ドキっとしましたが、携帯と車のキー持ってだらっとしているあたり、誰かをお迎えに来たお父さんって感じなので大丈夫だろうと思い、バスのチケットってどこで買えるんですか~?と聞いてみたら、あっちだと指さされました。

指さした方は到着口の出口の更に奥です。

なんか境目に警備員さんとか立ってるんですけど。あれは、飛行機で着いたお客さんが出てくるところで、通常、日本だったら国内線でも逆行禁止とか書いてあったりする場所ではないでしょうか。
境目の大きく開いた扉からは出てくる人こそあれ入っていく人などまったくいません。
同じ方を見て指さして首をかしげて見せたのですが、あっちだと力強く頷き返されるのみ。行け行けと言うので、え~警備員さんに怒られたらおいちゃんのせいだって言うぞ~イヤ英語でどうやってそういうのか分からないから言えないけど~と思いつつ、人の流れに逆流。
警備員さんの前でもう一度おいちゃんを振り返って確認したら、やはりそっちでok!みたいな力強いジェスチャーを返されたので、ええいとつっこんだら別に怒られませんでした。
逆になんのための警備員さんなんでしょうか。
入った先はやっぱり飛行機で着いたお客さんが到着するところで、奥の方に荷物受取の場所なんかが見えました。でも確かにバス会社のカウンターもズラリと並んでいました。おっちゃんありがとう!激しく疑ってすまなかった!
マラッカ行きの文字を探すとやはりそれはトランスナショナル社のカウンターでした。のっけから私を裏切ってくれたトランスナショナル社ですが、他にアテもないので仕方がありません。
カウンターに行ってマラッカ~おとないちまい~とかカタコトで告げると時刻表を見せてくれました。インターネットでは昼前後ぽっかりと空白があったのですが、ここで見せて貰った時刻表は1時間おきくらいに朝から夕方までずっとありました。ので、一番近い13時発の切符を買いました。RM22.1≒860円、2時間半ほどの道程です。
昼前後にもバスがあったのはうれしい誤算ではありましたが、ともかく少なくともトランスナショナル社のホームページの情報が信用ならないことだけは確定です。
切符を買った後、建物の別の方向から出られそうだったのでそっちに歩いていこうとしたら、バス会社のひとにものすご全力で止められたので、来たのと同じ方から出ました。
さっきのおっちゃんがいたらもう一度お礼を言おうと思ったのですが、いないかいても見つけられませんでした。


バスの時間までは30分ほどあったのですが、もう歩き回ってしんどかったので乗り場の近くで水を飲んでボケッと突っ立って待ちました。ベンチはなんかまばらで使いにくかったです。
バスは割と13時前ギリギリになってやってきました。大きな荷物を積む荷台スペースもあります。バス会社のひとは荷台を開けてくれるだけで積み込みはセルフですが、うんしょこやっていたら同じバスに乗るひとが手伝ってくれました。ありがてぇ。

10:50にクアラルンプールに着いてから早2時間。ようやくマラッカへ向けて出発です。

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空港到着から二時間を経て無事にマラッカ行きのバスに乗ることが出来ました。
バスは革テイストの独立したシートが三列並んでいました。そこそこ快適だと思います。
リクライニングが壊れていなければ。
私にあてがわれた7Cの席はなんかリクライニングが壊れていて中途半端な角度で停まっていました。主にそれ以上起こすことが出来ませんでした。
そう眠くもなかったのですが、中途半端にリクライニングしっぱなしなので、初めてやってきた国の初めて乗ったバスの中でよく眠れました。
バスの設備は問題ない感じでしたが、乗客のマナーはまずまずと言ったところなのか、そして客を入れ替えるときに特に掃除などもしないようで、車内はそこそこゴミとか落ちていて清潔ピカピカとはいきませんでした。私のシートと壁の隙間には空になったペットボトルが挟まっていました。あとG様を見かけた気がするのですが移動中の密閉空間でG様と言うのはあまりに怖過ぎるので気のせいだと言うことにしました。

道程の大半は高速道路でした。車もバスもたくさん走っていました。
行き先がシンガポールとなったバスを見たときには、まるっと無駄なフライトでシンガポールからクアラルンプールにやってきた私としてはとても複雑な気持ちになれました。
道は海が見えるでもなく、乾いた道路と、路肩は芝とか剥き出しの土の土手、土手が低くなっても見えるのはヤシ畑一択となかなかの退屈な景色。その上、座席がリクライニングしっぱなしとあってはもう寝るしかない感じです。
寝たり起きたりを繰り返していたら、高速道路が終わって、しばらく田舎っぽい道を走り徐々に家や車が増えてきました。やたらと赤や青の旗やポスターがあるのが気になりましたが、後にそれは選挙のポスターなどだと言うことが発覚。
それからしばらく走って、バスターミナルであるマラッカ・セントラルに到着しました。でもまだここも郊外って感じ。近くに中規模くらいのこぎれいなショッピングセンターとかもありました。

周りに駐車場なんかもあって、お迎えとかに来ているひとも多そうな感じ。周囲には半露店の飲食店などもありなかなかにぎやか。
ネットで見た幻の「KLIAからマラッカへのバス」はマラッカ市内まで行くことになっていたのですが、このLCCからマラッカへのバスはマラッカ・セントラルどまりです。
ここからマラッカ市内中心部まではタクシーで15-20分程度。路線バスもありますが、スーツケース載せにくいし、バス停からホテルまでこのクソ暑いのにスーツケースひきずって歩くのもイヤなので、初めからタクる気満々です。

バスはなんか何かの裏口?みたいなひっそりした場所に着きました。
でも降りるとしっかり「タクシー?」「タクシー?」と言うおっちゃんがわらわらとやってきました。こういうおっちゃんの中には白タクもいるという話だったので、ボッタくられることが何よりも嫌いなでも交渉するのも嫌いな私はタクシーカウンターを探して、バスターミナルの中へ。
バスターミナルはかなり巨大な感じでしたが、入ってすぐに別の出口の方にタクシーの窓口を発見しました。カウンターで行き先を言って予めだいたいの範囲ごとに決められた料金を払うチケットタクシーです。乗るのは流しているのと同じタクシーだけど、最初に払った以上は払わなくて良いので、もしかしたらちょびっと割高なのかも知れないけれど、ボッタクリでない正規料金だと言うだけで私は至極満足です。
マレーシアはクアラルンプールに行っても、大きな施設にはチケットタクシーのカウンターがあって、お金面も安心だし、タクシーがつかまらないと言うこともないし、非常に利用しやすくて良かったです。お値段も安いし。とは言え、バスターミナルからホテルまでの料金がRM20≒約700円なので、ここまでのバス代と比べると贅沢感はあります。
お金を払うと係の人がドライバーさんに声を掛けてくれ、ドライバーさんがスーツケースも途中から持ってくれて積み込んでくれました。

こんなになったけど。
トランクに入り切らなくて、座席の横に無理矢理積み込まれました。
もしもこのタクシーがすごい勢いで事故ったらこのスーツケースが車外に飛んでいきます。結構な凶器になると思います。
係の人がドライバーのおっちゃんに私のチケットの控えを見せてホテルの名前を言ったときにちょっと首をかしげていたのが心配です。心配なので自分でも乗ったときにホテルの名前を言いました。結構大きいホテルだから知らない筈はないだろうと思いつつ。
車窓の車の多さにともかくびっくり。バンコクとかもまあえらい多さでしたけど、ここは首都ではないのです。それでこの車の量!!(写真無いけど。)

途中からなんか道違うくないかな~でも一通とかあるかもだしな~と思ってたら、全然違うホテルの前に泊まりました。おいおい。しっかり伏線回収しなくても良いから!

Hatten Hotelと言うところに停められました。着いたと言うおっちゃんにホリデイイン!と連呼して再度出発。まさか、私のホリデイインの発音が激しく駄目でハッテンって聞こえていたのか……?イヤでも紙も見せたし……。
ホリデイインは地図を動かしていただければこの斜め左下あたりです。
なお、Hatten Hotelの少し下に「マコタ・メディカルセンター」なる病院があるのですが、幻の「KLIAからマラッカへのバス」はここに停まることになっていました。それもあって、少々お高いホリデイインを選んだワケなんですけどね。物の見事にトランスナショナル社に騙されたというわけです。こんな細かい情報まであるのに実際にバスがないとはどういうことですか。
 
  
気を取り直してホリデイイン到着。(写真は後で出掛けたときに撮った。)
近代的でピカピカしたきれいなホテルです。最初は早く着いちゃったらどうしよ~?早めにチェックインさせてくれると良いな~なんて思ってたのですが、何のことはない余裕の通常チェックインタイムを越えた15時過ぎの到着でした。

お部屋は広くて、ベッドもデスクも大きくてすてきです。部屋から海が見たくてちょこっとだけ良いお部屋にしたのです。ウフフフフ。

そして流石イスラムの国!ムスリムへのさりげない配慮です。
お祈り用マットとメッカの方向を示すマークがあります。方向音痴の人でも慣れない旅先できちんとメッカに向かってお祈りできます。
しかし、方向音痴なムスリムとかってすごく大変だろうと思います。
世界に何人かはあさってに向かってお祈りしてしまう人がいるのではないかと心配になるのですが、最近知ったのですけれど、スマホでお祈りの時間と方向を教えてくれるアプリ(ジャンル的には時計物)などは幾つもあるそうなので、そういう悩みを抱えたムスリムは案外いたということなのでしょうか。

さてさて、期待のオーシャンビューを拝むといたしましょう。

・・・・・・。

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オーシャンビュー(笑)のお部屋はそのまま使うことにしました。
海見えてるだろと言われたら見えないこともないのでなんかそのへんでモメモメするのも面倒かなと。オーシャンビュー(笑)とは思いますけど。(写真再掲)

なんかスパ施設の屋根みたいです。すぐ下の階がプールでその横にジムだのスパだのあるみたい。窓から左のほうに見える桟橋(船着場)とビアガーデンが合体したみたいな施設が気になったので後でのぞいてみよ~っと思っていたことを、ブログを書いている今の今までこってり忘れていました。

しばらくホテルでだらけましたが、取り敢えずお腹もすいたので、ガイドブックを見て当たりをつけていたホテルの斜め向かいにあるでかいショッピングセンターに行くことにしました。
ホテルの前は高架になった片側三車線くらいの絶対渡れっこないような道路でしたが、高架の下が抜けられるとホテルの口コミで見ていまして。

ありましたトンネル。
高架の下は有料の駐車場になっていて日本にもそんなんあるな~と思いました。最初は暗くなると怖いかな~とか思っていたんですが、駐車場の人もいるし、周りも人だらけだったので暗くなってからも通りました。

高架を抜けたところに中級くらいのホテルがあったので、こっちくらいでもよかったかなどうせオーシャンビュー(笑)だったし。
高架の側道脇はなんか古き良き商店街的雰囲気でした。
おもちゃ屋になんか高速で上下する小さいハンモックのような物があって何コレ怖いと思ってたんですが、翌日通りかかったら赤ちゃんの人形が乗せてあって、それはつまり赤ちゃんを乗せると言うことですか何ソレすごい怖いんですけどと思いました。

ショッピングセンターのホテルに面した側は裏っぽくて入れるかどうかよく分からんかったので、散歩がてら表まで回りましたが、結構遠くてげんなりしました。イヤそんなに遠くもないんだけれど、見えてる建物になかなか入れないというのが。途中で観光客向けっぽい半露天のフードコートとか、なんかきれいなアーケード街とかありました。

ショッピングセンターはものすご広い駐車場が表側にあり、地下にも駐車場がある広大なものでした。ショッピングセンターの向かいにも別のショッピングセンターがあるようでした。
中は都会的できれい。入り口すぐはなんかドラッグストア的な品揃えのものたちが在庫セールみたいになっているイベントをやっていました。あとアイスクリームのお店があったり、楽しげです。わくわく。これは無駄に隅から隅まで歩き回りたい!
アパレルとか化粧品とかのお店が多めで、あと電気系の小物とかのお店もあったり。
両替屋さんを二軒見かけたので、一応表示されているレートを確認してレートのいいほうで両替してみました。マッサージとかはちょっとお高めかな~と言う印象でした。

フードコートを目指して上の階に上がったら、ダイソーもありました。中には入っていないですが。すごくジャパンを強調しています。

フードコートはご当地系はもちろん、洋食や和食もどき、韓国風からタイ・ベトナム風までそれはもういろいろなお店がありました。
各ブースで注文して、支払用の伝票を作ってもらって、中央のレジで支払いをして、レシートをもってお店に食べ物を受け取りに行くと言う、行ったり来たり方式でした。
私は何故か米が食べたくて(朝も食べたのに)、中でもひときわ地味そうな、ごはんを大盛り載せたプレートにケースの中のおかずを選んでのっけてもらうお店へ行きました。
   
でん。なんかおいしそうに写真撮れてないけどおいしかったです。
これでRM5.3≒約186円。
後で写真を見てマカオで同じスタイルのお店で食事をしたときとほぼ同じおかずを無意識に選んでいることに気付き、保守的な自己の性格を垣間見ました。(参考:マカオで食べたもの②
あとWiFiも使えたし、トイレもそこそこきれいでたくさんあって無料で使えました。
現在16時くらいなのですが、コレは何ゴハンなのか自分でもよく分かりません。お腹が減ったらいつでも食べる、減らなければごはんどきでも食べない、これもまたひとり旅の自由。
フードコートはやや抵抗ある人もいるかもしれない?って雰囲気でしたが、フードコートとは別にテナントでこぎれいなカフェとかも幾らかありました。高そうだったけど、日本でカフェメシする感覚で行けば問題ないと思います。勘なのですごいボッタクリ価格だったらすみません。

お腹も満たしたので、もう少しショッピングセンター内をウロウロ。
そう言えば日除けとモスク入るとき用にスカーフを持ってこようと思っていたのに忘れていたのを思い出しました。と言うのも、きちんとしたテナント用のスペースではない広い場所に仮設的に構えた店舗でスカーフとかムスリムの女性が顔を隠すためのグッズを大量に売っている専門店がたくさんあったからです。
安いものは2~3つでRM10≒約350円とかバカ安です。他3つでRM15とかRM20とか。
触ってみた感じとデザイン・大きさから、日本だったら500円-2,900円くらいかな~みたいなものが多かったです。
ただのスカーフでなしに、きちんとそれ用のかぶりものは刺繍とかビジューがついていたりシルクっぽいのとか高そうなものもありました。国内旅行者かなってひとたちが割と真剣にいろいろと物色しておりました。毎日かぶるのだからやっぱりいろいろと服に合わせたり気分によって使い分けるためにいろいろ欲しくなるのだと思います。結構選ぶの楽しそう。

で、買った。でも結局持って出るの忘れてお土産になりました。
これ2つでRM15≒約525円でしたが、ひとつ厚手のものはパシュミナって書いてありましたよ。ホントか?ちなみにどれもこれも大体メイドインチャイナでした。クアラルンプールでは同じような感じで3つでRM45とかが殆どだったので地方都市の方がお得です。
ショボい買い物もしてショッピングモール探検は満足したので、お土産を買いにスーパーに入って、夕陽を見にホテルへ戻ろうと思います。

……スーパーどこ?

案内図では地下1階にあるようなのですが、エレベーターで降りたら駐車場でした。
闇雲にうろうろしてみたのですが見つかりません。もう一度まじめに案内図を見てとりあえずスーパーのあるべき場所の真上に行ってみたら、パークソン(デパートとして他の国でも見るけどここではデカいテナントショップみたいになってた)でした。パークソンの中を突っ切って行ったらなんと下に下りる階段がありました。分かんないよ!!
(もしかしたら案内図に階段のマークがあったのか?)
サンセットタイムが近付いてきていたのですが、なんか悔しいので買い物続行。いいのです。その場の気分が優先です。

シンガポールへ行ったときに買ったBOHティーがおいしかったので、自分用とお土産をザクザク買いました。あとドラえもんのキャンディーとか無意味につい買ってしまったものも。きちんとライセンス品のようです。

それから急いでスタコラホテルに帰ったのですが……。

ホテルの廊下から撮りました。間に合ったとか間に合わなかったとか言うよりアレコレもしかして海のほうに沈む夕陽ってここからじゃ見られないんじゃね?

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ホテルの立地と海とさっき夕陽を見た窓の位置関係です。

……マラッカ海峡に沈む夕日って無理っぽくない?
季節とかの問題なのか。イヤでもええええ!?
なんだか納得のいかない感じでホテルに荷物を置いて、買ったものの写真なんか撮って、ひとやすみ。じゃあおやすみなさい……ではなく、マラッカでは週末は観光客をあてこんだナイトマーケットがあるそうなので、それを見に行きます。
200%観光客向けでも夜店と言うのはなんだかそれだけで楽しいのです。

ホテルからはちょい歩くけど、まあいいかなと。出てみた雰囲気、駄目だと思ったらタクシー使おうかと思いましたけど、ホテル出てすぐは幹線道路沿いでお店とかないのでちょっと暗かったですけど、道路渡ってすぐにガイドブックに出てたのとは別でやっぱりナイトマーケットがあったので賑やかでした。

衣料品とか時計とかそういうの多かったです。あと食べ物屋台も少々。
G-shockとかICE Watchとかが本物か偽物か微妙に判断に困るくらいのお値段でたくさん売っていました。この通りから左右にそれると小さい食堂とか、ドミトリーっぽいホテルとかがたくさんありました。
なのでこのあたりのホテルでもごはん食べに出るのとかは全然困らなさそうですが、海際にこだわらないなら、もっと中心地に小さいホテルがたくさんあるのでそこの方が便利だと思います。まあ海際にこだわった意味があまりなくなったんですけどね!

途中でマラッカタワーが見えました。
棒だけみたいですけど、これにドーナツ型の人が座れる乗り物みたいな部分があって、お客さんを乗せて上に上がっていくわけです。高いところは割と好きですが今回は気乗りしなかったのでやめました。でもなかなかいいんじゃないかと思います。

マラッカと言えばはではでなトライショー(参考:画像検索結果)ですけれども、夜ともなれば更に派手派手になるのでした。近くて撮ったらチップとか言われるかも?とビビって遠巻きに写真を撮る小心者のわたくしです。


ナイトマーケットはにぎやかでピカピカしたオブジェなんかもあって楽しかったです。
楽しいなあ楽しいなあとそう長い距離でもないので二往復くらいして何も買いませんでしたけど。観光客向けだけれども、マラッカならではのお土産!と言う感じでもなくて、アクセサリーとか携帯グッズとかちょっと変わったおサレっぽい飲み物とかステッカーとかなんかいろいろと後で見たらくだらなさそうなのになんか微妙に欲しくなるものと言うラインナップが多かったです。気分のままに手にとって見るもよしでしたが、浮かれて歩き回った割には何も買いませんでした。
もっと買い食いできるお店とかあるかなと思ってましたが、案外食べ物の屋台はなく、付近の飲食店がマーケットに合わせて遅くまで開いている、と言う感じでした。

一本道をそれたらマッサージ屋が二軒あって、二軒とも同じような価格帯だったので適当なほうに入ったらちょっと外れでした。足湯を使わせてくれるかなと思ったら、なんか共用の足洗い場みたいなところで温いちょびっとたまったお湯に足つけて拭くだけという。マッサージ自体もまずまずという感じで。この写真だと右側にあるお店でした。
フットマッサージ60分でRM36≒約1,260円。明日は別の店だな~。

結構遅くなってしまいましたが、ぜんぜん人出は多いので、そのままゴハンを食べに行くことにしました。そう、タンドリーチキンが世界一おいしいというカレー屋へ。
しかし、このカレー屋の所在地が微妙に歩き方の地図から見切れており、グーグルマップで見たら見切れたところからそんなに先じゃなかったので、すぐ辿り着けるだろうと思ってたんですよね。したら、あんまりすぐじゃなかったみたいで。
こっちだろうと思う方へ歩いても住宅街みたいになってしまいなんか違うっぽい?と引き返して、別の同じような方向の道をちょっと行ってみたけどやっぱり違うっぽくて、これは迷ったな~と思いつつ諦めきれずにもう一度、最初にこっちでないかと思った方をずんずん進んで、途中、住宅街っぽかったのでちょっと暗かったけど、そこを通り過ぎたら深夜営業してる食堂がズラリと並んでいるところに辿り着きました。

途中で中心地の高級ホテルの敷地を通りましたが、プールサイドにバーなんかあってすっごいおしゃれでしたよ。

このホテルですね。予算があれば立地も雰囲気もなかなかいいと思うです。

辿り着いた食堂街は、深夜でも煌々と明るく、人がたくさん。なんと楽しそう。
しかも近くに街灯がぽつぽつ立った広い空き地のようなところがあって。よく見ると車がたくさんとまっているのです。この空き地はここらの食堂街の駐車場!?街灯もわざわざあって、それにきれいに地面がならされているのでただの空き地ではないようです。
週末、車に乗って家族や友達、恋人と外で食事……とか日本と同じ感覚じゃないですか。
(ちょっとイヤだいぶ時間が遅いけど。)
シンガポール情報を調べているときに感じた「ちょっぴり貧しそうなマレーシア」のイメージはどんどん裏切られます。ショッピングセンターはちょっと高級にしても、安食堂にゴハンを食べに来るような普通っぽいひとが車をバンバン乗っているって言うのは、他の東南アジア諸国に比べるとずいぶん豊かな感じがします。

カレー屋は食堂街の外れにありました。ショップハウスの3つ分くらいにテーブルがびっしり、その外側にもテーブルがびっしりと、そしてこの深夜でその席もほどほど埋まっているという繁盛っぷり。外席の方が人気です。

店頭にはタンドーリがあり、おにーさんたちがどんどんナンを作って焼いています。焼く前の生地が面白いようにふわふわしていて、思わず触ってみたくなるくらい。
これは期待が高まります。適当な席につくと給仕さんがメニューを持ってきてくれました。
さっそくタンドリーチキンを頼んでみましたが売り切れてました。

……やっぱりか

実は事前にタンドリーチキンは人気で早い時間でないと売り切れているときいてはいたのです。でも他にやることがある早い時間帯にごはんを食べに来るのは気乗りしなかったので確信犯なわたくしです。
しかし「世界一タンドリーチキンがうまい」と言う店が他にまずいものを出すとは思えません。めげずにナンと何かカレーを頼もうと思います。
しかし辛すぎるカレーは苦手なのです。でもインドカレーは好きです。
その迷いを察知したかのように、すすっとやってきた給仕の方が、これはベリーにホットだとかこれはそんなにホットじゃないとかこれはマイルドとかカレーメニューの解説を「辛いか辛くないか」と言う観点から行ってくれました。なんと気の利くことか。

と言うわけで、ナンとそんなにホットじゃないチキンのカレーとマンゴージュース(大)です。
ビールがあったらすばらしいと思いますが、ここはお酒は売っていないお店でした。インド料理屋だからかどうかは不明。ナンにはつけわせの豆カレーがついていますが、この付け合せのカレーはそこそこって感じでした。
しかしナンは今まで食べた中でいちばんおいしかったです!口当たりはふわっとやわらか、なのに噛みしめるともっちもち!!しあわせの味がここにありますよ!
カレーもすごくおいしかったです。語彙が貧困なのでこれ以上の感想は言えないですが。一見小さい器ですがボリュームもなかなかあります。ああしあわせ。
これでRM17.5≒約610円。昼の食事に比べれば高いですが納得でしょう。
このお店が家の近くにあったら週一くらいのペースで通いたいですそしてタンドリーチキンも食べたいですナンもカレーも全種類制覇します。

帰り、川沿いの史跡やホテルなどのライトアップがとてもきれいでした。
しあわせいっぱいで夜道を足取りも軽やかにホテルまで戻り、ぐっすりと休みました。


              

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ぐっすり休みすぎました。

今日は早起きして、モスクとヒンズー教寺院と中国寺が至近に集まっているところに散歩に行って、近くの飲茶のお店に入るつもりだったのです。そのお店は朝7時くらいからやっていて、昼までには売切れ次第終わってしまうお店なのです。現在午前十時。

……うん、諦めよう。

マラッカは国内外の旅行者が集う場所だけあって、いろいろと評判の良い飲食店があるようで、ネットで調べるとうまいものの情報には事欠きません。それでいて町がコンパクトなので移動もしやすいと言う。大都会よりもこれくらいの規模の町が私は割と好きです。
いちんちふつかとか都市単位で言うと超短期滞在なので、大都市は自分なりにもどんな町かというのがはかりかねるまま終わってしまうからなのかもしれません。小さい町ならいちんちふつかでも、歩き回れば地理感くらいは身につくので。その程度で何が分かったもんでもないので単に自己満足の話ですけれど。
まあともかく、マラッカでは食って食って食いまくると言う野望があったのですが、早速挫折しました。
まあいつも仕事で遅くまで起きてなのに早く起きているのですから、こんなときくらい遊びで夜更かししたら朝は遅くまで寝てもいいのです。私はここに遊びに来たのですから!
写真はホテルが朝刊付きだったのでなんとなく。全然読めないけど、なんか選挙関連の記事が多かったですね。それで昨日見たのぼりやらポスターやらも選挙絡みだったのかと気付いた次第。総選挙だったみたいですね。

のんびり支度をして、中心地に向かって歩きます。

マラッカは街全体が世界遺産になっているので、割と整然と街並みが整備されている感じがします。これは博物館かなんかだったか。
もう昼前なので街中団体さんとバスで溢れかえっています。クアラルンプールやシンガポールから日帰りや1泊2日の各言語でのツアーがたくさんありますし。

とりあえずのマラッカ・キリスト教会のあるオランダ広場に出てきたのですが……
 
なんつーかね、ここの広場って全景の写真がうまく撮れません。
だから記念撮影とかもしにくそうです。

この近くにある鶏飯の専門店、海南鶏飯団が今回のターゲットです。なんかもう店って言うか「団」ですからね。もうホントすごそうですよね「団」

そして流石の行列。
鶏飯って言うのは、茹でたり蒸したりした鶏を鶏のスープの染みたごはんと一緒にいただくものです。それの専門店ならぬ専門のようです。そしてこの行列。
これは否応なく期待が高まります。

ファストフード的なものだし、相席上等のお店なので、そんなに時間かからんだろうと待ってました。しかし腹減りなので行列脇にある屋台が気になったりもします。
フルーツの屋台のおやっさんがなんかこう職人っぽく客引きなどすることなく黙々とフルーツをカットしているのがなんかかっこよかったす。ピーナツはなんか蒸しているような感じで、おいしそうなあまい匂いがしていました。

30分ほどで案内された店内はこんな感じで、店はひたすら鶏飯を出しまくり、客はひたすら鶏飯を食いまくります。私は中国系のカップルとの相席に案内されました。
席に着くと最初に何か聞かれたけど分からんので分からんような顔しとったらまあいいかみたいな感じで、今度は飲み物は何にするかと言われたので、ジャスミンティーの冷たいのにしました。他にコーラなどもあるようです。

ほぼほぼ待つことなく鶏飯1人前と冷たいお茶がやって参りました。
ここの鶏飯はごはんがおにぎりみたいになっているようです。シンガポールでは普通によそったごはんに鶏が乗ってました。あとで他のテーブルでオーダーをとっているのをきいていたら、さっき私が分からなかった質問はこのライスボールを何個にするか、と言う質問だったようです。見た目はB級感満載の鶏飯ですが、メチャウマー!
生姜のきいた鶏出汁のスープ、やわらかくジューシーな鶏、それらを絡めて食べるごはん。なんてしあわせの味。
うまいうまいとむさぼっていたら向かいのカップルの男性にどこから来たの~とか声を掛けられました。たいへん流暢な英語をお話しなさる……!
マレーシアには、中国系・マレー系(の中でもいろいろ)と多民族国家で、それぞれはそれぞれの言葉で話しているようなので、共通で話すのは英語みたいです。だから英語話せる人多いようで。マレーシアのひとはグローバルに活躍できる地力があるというわけです。
で、対してまったくグローバルでない英語の話せないわたくしはカタコトで日本からきたす的なことを返すと、料理はどう?ときかれたので、めちゃグッドっすみたいなことを返したら、すごくうれしそうでした。
そんでテーブルにあった、なんか辛そうな色のソースの瓶をこちらによこしてくれて、これをつけるともっとおいしいから!とな。
なんかつぶつぶ見えるけどそれ唐辛子の種じゃないですかね。
辛いの苦手なんだけどね~と思いながら、折角勧めてくれたので小皿にとってつけてみたら何コレめっちゃうまいんですけど!!
チリソースみたいな甘辛いソースで程よい酸味がさっぱりした鶏にとても合います。
辛くないかと言われればすごく辛いです。どのくらい辛いかと言うと、なんか食べた途端に全身の毛穴が開いた錯覚を覚えた程には辛かったですけど、辛いうまい辛いうまい辛いけどうまいですー!
小骨に手こずりつつも鶏飯をさらにうまうまと食べていたら、先に食事の終わったカップルは良い旅を~とか言いながら立ち去っていきました。
その席に次に通されたのは偶然にも日本人の若者二人でした。なんか気まずいな~と思いつつ、私は日本人じゃないですオーラを出しながらメシ食ってたんですが、その若者も私と同じくらいにはグローバルではないようでオーダーに来た人の言っていることがイマイチ理解できず苦戦しており、それでも私には彼らは冷たい飲み物を頼んでいるように聞こえたのですがおっちゃんには通じていなかったらしくあっつあつのお茶が運ばれてきて、困惑しているのを見て、吹き出すのを我慢するのに必死でした。
彼らは向かいの席の私が日本語での会話も含めて一部始終をきいていたとは夢にも思わなかったでしょう。

汗をかきかき鶏飯をおいしくいただいて外に出たらなんかこうさっぱりしたものでもいただこうかしらん、と言う気分になったので、先ほどのフルーツ屋台をのぞいていたら、屋台のおっちゃんは相変わらず黙々とフルーツをカットしまくっていましたが、客のおいちゃん数人がこれがうまいから食ってみろって言うので、素直にこれを買いました。

なんかちっさい洋なしみたいな形をしたりんごです。これなんてーの?
甘いのとそうでもないのに個体差がありますが、甘いやつはすごく甘くておいしいし、甘くないのもさっぱりして口当たりがよいのでおいしいです。氷を敷いたケースに袋ごとのっけてあったのでよく冷えてるし。RM2≒約70円ほど。
外にはまだ海南鶏飯団に入るための行列が続いており、腹が減った人々のすぐ脇で私がシャクシャクやっているのはかなり刺激的だったようで、何人かが果物を買いに走っていました。おっちゃんの商売に貢献したようです。
食って歩いてったらさっきのおっちゃんたちは客待ちタクシーのおっちゃんたちで、やっぱり数人でたむろしていたので、おいしかったすーと言っておきました。

その後は、昨日ナイトマーケットをやっていたジョンカーストリートが旅行者達の集うショッピングストリートだと言うのでブラブラしに行ってみました。
しかし、売っているのは似たようなお土産物か、マラッカ関係無いエスニック衣料とか、携帯グッズのお店とかそんなんだったので、あんまりはやる気が出ず。

が、母のコレクションするご当地マグネットを探すには最適なので、ちょこっと入ったお店でマグネットやら、どうせ中国製だろうと思いつつバティックで作ったリップスティックケースを買いました。しかし、これは後で入ったメイドインマラッカ製品を扱うお店にあったのと同じものだったので当たりだったかなと。

しかし、中で一店舗、ちょっとおしゃれげで色とりどりの布の山が見えるお店があったので入ってみたら、マラッカ製をアピールするバティック関連商品の専門店でした。
日本人のおばさまが「あらーコレ本に載ってたやつだわー」とかわいいバッグを持っていたので、歩き方には載ってなかったけど、他のガイドブックには載ってるのかも知れません。
パッチワークの小物とか、シルクの製品とかなかなかセンスが良くて、日本人の好みに合う感じでした。ちょこっとB級土産も扱っていて、そこに私が集めることにしているご当地ピンバッジがあったのでゲット。

そのままジョンカーストリートの賑やかなところを歩ききったので、通りを外れてチャイナタウンへ。ここはベーカリーと言うか餅屋と言うか中国菓子のお店が多く、通り中に卵と小麦粉の焼ける甘い匂いがしていました。

中の二つほどのお店でお土産買いました。上のは会社に持ってって自分は食べてないんだけど、下のは模様のない薄い月餅って感じですごくおいしかったです。
どちらのお店の人も中国語しか話さないようで、上のお菓子を買ったお店のおばちゃんは中国語ですごいセールストークをかましていたのですが、全然分かんないですから!
でも、箱でもバラでも買えるとかそういうのはなんとなく分かるもんですね。

途中で、このようなお店を発見。おおコレはかき氷のお店ですな!?
是非とも食べたかったので、店先のおじちゃんに看板を指さし、でぃすわんぷりーず!おいちゃんは、写真のドリアンをさし私の方を見たので、「ドリアンはいるかいらないか」ということだと理解し、首を振ったら、ドリアン抜きのが来ました。

私の盛り方がヘタクソでおいしそうに見えませんがおいしかったです。
ココナッツミルクのかかった氷に別添えされていた黒蜜と何かのゼリーをかけていただくのです。これはおいしい。RM5≒約180円。
外の席でうまいうまいでも頭キーンとするとか思いつつ食べ進んでいると、マレーシア在住では無さそうな観光している中国人っぽいおばちゃん数人が私の前にわらわらやってきて、私の食っている氷を指さし何事か話し、店の奥に一度引っ込んだおいちゃんを呼ばわり、同じものをオーダーしました。また営業協力してしまった。
ちんたら食べていたら、四人でふたつを頼んだおばちゃんたちは怒濤のごとくがーっと食べて先に満足げに立ち去っていきました。
このお店は奥で簡単なお食事なども出していたり、お菓子や乾物なんかも売っていました。

更に歩いていると、澳門式エッグタルトと言う看板を見つけ買い食い。

小さめサイズでお土産用の箱入りと買い食い用のバラ売りをしていたので、RM1.2≒約40円でひとつお買い上げ。食べながら歩いていると、後ろから別の中国人観光客のおばちゃんにすごい勢いで呼び止められて。何事かと思ったら「それおいしい?」って。
エッグタルトってそんな間違いようのない食べ物だと思うんですけど、グッドだって言ったら、数人で箱買いしてその場でシェアして食べてました。営業協力三回目ですよ。
たまーに日本でもなんかお土産とか買ってると、それ若い子に人気あるの?とか中高年の方にきかれることがあるんですけど(つーか私もう『若い子』じゃないから別の人にきいたほうが良いと思うんですけど)、「女子はうまいものとか流行りモノに敏感」というのは日本人だけの感覚じゃないっつーことなのかね。

いやー食った食った。
更にここから近くの別の通りは伝統的なショップハウスが並ぶ通りと言うことで、そのあたりもブラブラと。妙にこぎれいな感じではなく、普通に現役のお店とかで雑多な感じがよいです。ここにもドミトリーのお宿かありそうな感じでした。

その中でちょっと気になるアクセサリーショップがあったのでのぞいてみたら、なかなか良かったのでお買い上げしました。ジャスパーのペンダントヘッドです。

Joe's Disignってお店で、天然石とか珊瑚や貝の化石なんかを独特のワイヤーワークでアクセサリーに仕立てていてなかなか見応えがありました。お好きな方はぜひおすすめ。

再びオランダ広場に戻ってきて、マラッカ歴史博物館に入ろうとしたらなんか改装中とかで閉まってました。おのれ……!!なんだこの運の無さは。
数々のブルーシートに包まれた観光地を巡ってきた私の思い出に新たな1ページを加えてくれましたマラッカどうも有り難う。

階段のところに絵を描いて売っているおっちゃんがいました。
一度広場に戻ってどうすっかなとか思っていたら、雨が降ってきたので屋根のある歴史博物館入り口の階段にまた退避。

派手派手トライショーも続々と退避してきてなんだかすごいにぎにぎしい感じになりました。
       

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さて雨も降っているし、歴史博物館にでも入ろうかと思ったらなんか、秋くらいまで改装中とか書いてありました。くそう、なんか毎回こんなんあるんですけど、別にネタとか要らないんですけどね?
別に博物館とかどうせ解説(英語)がろくすっぽ読めないから興味ないからいいもんね!(*)
しかし雨はなかなか止む気配がなく退屈です。うーむー。


・・・・・・魔が差しました。

1時間50RMでにーちゃんに適当にいろいろ案内して貰う事になりました。
わたしは渋めのおっさんに声を掛けたんですけど(トライショーももうちょっと控えめコレ重要)、おっさんがあんまりやる気無かったかなんかの関係でにーちゃんが出しゃばってきてそういうことになりました。
まあ、以前シンガポールでこの手のものに乗ったときはこぎ手がおっさん通り越してじーさんでなんかすごい申し訳なくなったので、若者なら気兼ねなくこいで貰えるというものか。
予定外に3時間近く案内して貰って出費(150RM)が痛かった事と、奥さんと日本に新婚旅行に行った話とかお金貯めてまた来年あたり奥さんと日本に旅行に行く話とか結婚はすごくいいって話とかなのになんでアンタは結婚しないんだ信じられないね!とか言う話をそこそこしつこく聞かされた事以外はまあ楽しかったです。
まじめにトライショーこぎのにーさんが海外旅行に行けるくらいには冨の行き渡っている国なのねえ~とも思いましたが。そう考えると、LCCの存在は大きいですね。

以降、割とやる気無くまわっていたので、回った場所を紹介しますが、写真がにーちゃんが撮ってくれたおばはん(私)入りの写真しかないものがあることを先にお詫びしておきます。
しかもおばはんに何かおもしろい事をしようとか言う努力は一切見受けられない棒立ち記念写真です。それではばばっとまとめちゃいますよう。


まずは海の博物館。港としてのマラッカの歴史とかそんなんかな。昔の港の写真とかは面白かった。船の形をしているので子供などにもウケが良い模様。入場料RM2。


マレーシアの海軍博物館。武器とかあと制服とかありましたね。入場料は要らんかったと思う。冷房が効いていたのがとてもよかったです。


で、マラッカタワー。これは行くか?って言われたけど行かなかった。昨日の晩の写真が棒だけだったので、実際はこんな感じですよっと。

 
ムルデカ広場のあたり。マレー鉄道の車両とか置いてあった。
ここらを歩いてたときに、駐車違反を取り締まる警察官の姿を見てマレーシアすげぇなって思いました。駐車違反を取り締まるくらいだから他もきちんと取り締まってると思うんですよね。


マラッカ・スルタン・ハウス。RM2。
にーちゃんが「俺の家だ」って言ったので、リアクションに困っていたら英語が聴き取れなかったと思われて超絶悔しかったです。次の旅行までに「くだんねーこと言ってんじゃねーよ」って英語をマスターしようと心に誓った筈なのですが、今の今まで忘れてました。
今調べたら「Don't talk nonsense!」「Don't tark rot!」「Cat the crap.」などと言うようです。かなり強い言い回しですかね。
つまらないシャレくらいには返したらいけなさそうなので、万が一、今度、「君は日本にボーイフレンドがいるんだろ?ボクが○○(地名)のボーイフレンドになるからまた来年もバカンスにおいでよ」とか言うアホが現れたらこういうふうに言えばいいと言う事を学習しました。ちなみにそういうアホに今まで一度だけ会いました。
王宮を再現した建物の中に、当時の生活をうかがい知る調度品やファブリック、武器その他がいろいろと展示されていてなかなか良いですが、すべて蝋人形的なもので忠実にその場面を再現しようとしているところがちょっとイヤポイントだと思います。
マレーの各部族や朝貢や貿易に来ていたちょっと遠いところの民族のお衣装とかも展示されていたのが個人的にはよかったです。ファブリック好きぃ~。
 
あと、池とか東屋とかきれいな植物のある庭園がありました。
ここでノロケ話を聞かされた挙げ句なんで結婚しないんだって言われました。


続いて、サンチャゴ砦からセント・ポール教会へ登る。にーちゃんは下で待ってるって言いました。すぐにその意味は分かりました。しんどい。

しかしまあ登るとマラッカの街が一望できるのでなかなか気持ちがよいです。

正確には教会「跡」。天井がないですがどういう壊れ方したらこうなるのか地球の歩き方読んでも分かりませんでした。人がものすごく多いのでアレですがなかなか良い雰囲気。
こんな状態なので中はものすごく声が良く響くのですが、ギターを抱えたおいちゃんがカントリー・ロードをものすごく渋い良い声で歌っていて、みんな足を留めていました。

まあこういう場所なので、お土産物の屋台はたくさんありましたが、特に私はあまり声かけられなかったっす。かわいいにゃんこがいたので写真を撮ろうとしたら逃げられて、店のおいちゃんにハッハー、キャットなんたらかんたら言われて笑われました。
      

独立記念館。タダで入れて空いてて超冷房が効いていると言う天国のような場所です。セント・ポール教会下りたらすぐなので、疲れたらぜひどうぞ。
あんまりマレーシアの成り立ちとか知らなかったですけど、英語がぼんやり分かれば一通りなんとなくは分かる感じです。そう大きな場所で時間も取らないので、折角マレーシアに来たならちょこっと立ち寄ってみるのも良いのではないかと。涼しいし。
独立宣言の紙?(現物かレプリカか知らんが)とかもあった。書類とかの装丁がなんかいちいち美しいです。 


セント・フランシス・ザビエル教会。わりとかわいらしい感じ。みんなの知ってるあのザビエルさんの名を冠した教会です。表に日本人・ヤジロウさんの像があると言って写真を撮ってくれましたが、ヤジロウ見切れてるやん!


これは更にぐるりと北に行って、セント・ピーター教会……だと思う。残念ながら中には入れず。ここに行く前か後か、どこかインド系のところかな、法事かお祭りみたいな行列をしていました。トライショーのにーちゃんに何やってんのかきいてみたけど分からんつってた。
小さな街なのに住んでいる人で雰囲気がぜんぜん違うというのもまた面白い。


伝統的な街並みを見ながら南へ下って、再びチャイナタウンへ。

 
ショップハウスを改装したホテル・プリ。家具とかインテリアもすてきでしたわーん。
便利だしきれいだからまたマラッカに来るならおすすめだそうで。
ホテルの人ににーちゃんが声を掛けていろいろ見せていただいた。中庭の出入り口のところに燕の巣があった。中国系の人は燕の巣は縁起がよいって言うって言ってたから、日本でも言うよって言っておいた。

で、その後はもともと私が午前中に行こうと思っていた、異教の寺院が隣接している場所へ。

まずは中国寺。二階からの眺めがよい。うん、中国だ中国。台湾とかこんな感じだった。

そんでヒンズー教寺院。ここは見てきて良いけど自分は入らんつってにーちゃんは来なかった。中がなんかこういろいろとラヴリーです。時間のせいかどうか知らんが人気がなかった。
シンガポールでちょこっとヒンズー教寺院行った事ありますけど、やっぱ基本的な造りは同じ感じかなと思いました。ただ外観はヒンズー教寺院の割にはシンプルなんじゃないかと……あの、屋根にこうちっちゃい神様がぐわっといっぱいついてるのヒンズー教寺院だよね?

残念ながらモスクは閉まっており入れず。
や、でもこんな小さな街のしかも半径50m以内くらいにこれだけ異教の寺院が集まってるっていうことは(しかも少し離れればキリスト教教会もある)、人間宗教だけが理由で対立する事はないワケですよ。やっぱ豊かさだろうな。みんなそこそこ豊かだから宗教を理由に争う必要はないんですよ。問題を宗教にすり替えているだけで本質は違うっつーことでしょうな。
そんなことを実感できる場所だと思います。
 
  
で、このあと割と離れてるホテルまで送って貰いフィニーッシュ!
三時間を30分くらい過ぎてたけど三時間分で勘弁してくれました。夜もどうかと言われましたが、強制英会話が疲れてきたのでご遠慮した次第です。
やーそれとやっぱお金払ってこっちが客でもずっと他人といっしょっつーのは気疲れするわ……。それが平気だったらひとり旅してないし。
 
*歴史博物館……展示物に興味が無くとも、実はここのテラスからだと前の広場の全景がきれいに写真に撮れるそうなので入れるときは入った方がなんかいいかなって思います。

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