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カテゴリー「マレーシア旅行」の記事一覧
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レイクガーデンをなんとなくこっちかな?っていう方向に歩いて、イスラム美術館を目指します。地図ではアップダウンが分からないとさっきも言いましたが、レイクガーデンは湖部分がくぼんだ大きなすり鉢みたいな形の公園です。
一度湖まで出てしまった私が縁のほうにあるイスラム美術館へ行くには激しい坂を登らなくてはなりません。うへぇー……。

しょうがないので、坂道を登っていたら向かいでなんか不審にウロウロしていた白人カップルに声を掛けられました。
「僕たち、プラネタリウムに行きたいんだけど、こっちで合ってるかな?
……知らねーよ。
殆ど手ぶらで出掛けて道に迷ったらひとに聞けばいいとか英語話せるやつはお気楽でいいな!しかし残念だったな!私もまだ完璧迷ったとは言わんがアンタに道教えられるほど分かっちゃいねえ!!
とりあえず、殆ど日本語しか書いてないけど地球の歩き方のコピー見せて、プラネタリウムは知らんが私はイスラムミュージアムに行こうとしていて、たぶんここはここらへんだと思うのねってことだけ伝えて、最後はよく分かんないわ~って言う例の首をすくめるジェスチャーで終わらせた。ジェスチャー便利である。
しかし、明らかな観光客の私に声を掛けるとか、彼らもたいがい迷ってたんだろうな。
それが証拠に地図を見て目的地が大体同じだと分かった彼らは先を歩き始めたものの、ちらりちらりとこちらをときどき振り返っているのであった。

しばらく歩いて、狭いながら車も通る道路に出ると、プラネタリウムこっち!って言う看板がありました。アレ?あいつらプラネタリム行くんじゃなかったの?
見落としたのかと思って、小走りに前へ行って「プラネタリウムあっちだったけど?」ってわざわざ声掛けたら「あーいーのいーの」みたいな事を言われました。
たぶん、プラネタリウムの近くのどっかに行きたかったんだとは思うんだけど、紛らわしいよ!
紛らわしい白人カップルとは道が別になってしばらくすると目的のイスラム美術館に到着しました。一見、近代的な建物ですがエントランスのモザイクタイルとかそれっぽくてすてきです。

とか言って、コレ実は帰りに撮った写真で、行きは裏口みたいなところから入ったですよ。
ここは「マレーシア」・イスラム美術館だけあって、総合的なイスラム教の歴史を踏まえつつ、多様な民族の暮らすマレーシアでのイスラム教のあり方を美術を通して紹介する、と言うようなコンセプトの場所でした。入場料はRM12。

まずは世界のイスラム文化……って事でモスクの紹介だったのですが、このミニチュアがすごくてね!もう早速テンションマックスですよ!!


見よこの精巧さを!!SUGEEEEEEEEEE!!!
イスラム教の伝播と時代に沿って、地域ごと年代ごとの代表的なモスクのミニチュアが広いフロアを使ってズラリと!いっこいっこケースにかじりついてハァハァしたい仕上がりです。

このように壁側に構造などについての細かい解説がありました。
ミナレットと祈りの場があること意外は特に様式に拘りがないせいか、地域色豊かで本当に見ていて楽しいです。中国のモスクとかふつうに寺だろ!みたいな感じだったし。

その後は、やはりまずはひとつのテーマに沿ってワールドワイドな紹介、その後マレーシアの地域ごとの紹介……みたいな感じで分かり易かったです。
館内、割と国内外問わず明らかにムスリムな人たちが多かったですけど、コレどっちかってーと「イスラム教ってなんぞや?」と言う初心者向けにすごくいい美術館だと思いました。
それに単純にうつくしいですし!!!!


特に装丁されたコーランと言ったらもうホントすごかったですね。
仏教でお経を装丁するのとはまた意味が違うと思うのですが気合いの半端なさには共通するものを感じました。お経の場合はそれを作る=徳を積むだけど、コーランの場合はなんか違うっぽいと思うんだけど、どうなんかね。
これでグッズとか作ったらバカ売れると思うけど、流石にそれはムスリム的には抵抗があるのか、コーランモチーフにしたグッズは売ってなかったっす。
それに陶器とか、金属細工とか、宝石とか……イヤまあともかく全部ですハイ。
 
あと、インドはムガール朝時代のお宝も結構いっぱい展示されてて鼻息荒くなりました。
(写真のが多分その一部だと思うんだけど違うかもしんない。)
どういう経緯でここにあるのか知らんですけど、マレーシアにお裾分けされてるやつだけでこんなにすごいんですから、イヤもうホントインドも絶対行くから待っててね!?とか思いました。

別に待っていませんと言いたげなタージマハル。

あと印象に残ったのは、調度品や小物を並べて、それにお衣装を着せたマネキンを並べて、世界各地・マレーシア各地のムスリムの暮らし(まあ超お金持ちクラスって事だろうが)を再現した展示でしたかね。紀元○○○年頃のどこそこ、みたいな感じで。
あと、メッカのまんなかのちっちゃい建物にかかってる布の引退させたやつとかも圧巻でしたね。非ムスリムは入れないところにあるもんですからね。イヤコレ今私大学生だったら、イスラム文化に関する講義とかマジ取るね。

しかしこの美術館は単純に収蔵品のレベルがめちゃくちゃ高いと思います。一般ウケもしそうな感じだし。 びっしりの幾何学模様にきらっきらの宝石とか好きな人いっぱいいると思うんだよねえ。イスラム教がこういうすばらしく高度な文化を持っているという事がもっと多くのひとに伝わると良いなあと思います。イスラム教=過激派みたいなイメージがなんかこうさ……。そういうことまで考えなくても、見てうわーきれーい!って思うだけでもさあ、私もまあそんなようなもんだし~。
展示品抜けてたり持ち出すために梱包してたりしたのを見かけたので、貸し出しとかもしているんじゃないかなあ。このご時世だからこそ、どっか日本の金持ち企業が借り出して企画展とかやってくれないだろうか。2012年に森美術館でアラブ・エクスプレスという「中東の現代美術」をテーマにした展示を見てずいぶん勉強になりましたが、それ以前にそもそもイスラム文化の伝統自体を知らない私のようなひとも多いのではないかと思うので。

この美術館は1999年に出来たそうですが、建物自体も美しく凝っています。

きれいなドーム天井や吹き抜けがありまして。ドーム天井はこれ以外にも模様の違うものが幾つかあります。すげえ気合い入れて作ってると思います。
本当に来て良かった!大満足であります。

あとミュージアムショップも超充実です。鼻息も荒く買いこんでしまいました。

しおりとかポストカードとかマグネットとかー!とかー!
特に中央上にあるグリーティングカードがすげくてですね!ぜんぶ柄違いの5枚入りで表はカードのデザインにあった写真で、裏に作品全体の写真と解説が載っているという、デザイン性と美術館らしさを両立した造りで。タイルのモザイク調のマグネットも良かったです。
あと、高そうだったから見てないけど、奥に本気っぽい民芸品とかもありました。
入ってないけど、カフェとかもなかなか良いので、いちにちがかりでゆっくり見ても良いかと思われます。私はちょっぴり時間がなかったので駆け足になってしまったのが残念。

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さて、わたくしがイスラム美術館にめちゃんこ感動したのに急いでいた理由はこの後国立モスクに行きたかったからなのです。16時から礼拝なので、それより前に入って出なければなりません。礼拝の時間はムスリムでないと入れません。
ところで、数は少ないものの日本人でもムスリムはいると思うのですが、そういうひとが海外旅行してこういうところで礼拝したいときって、自己申告したら信用して貰えるのかな?

美術館からモスクの敷地は地図を見ると近いんだけど、デカいので入口がどこなのかよう分からん。急いで歩いていたら近くに日本人母娘がやっぱり何事か話ながら急いでいたのですが、やはり行き先は同じでした。
モスクの入口っぽい階段に着いたけどなんか違うな~と佇んでいたら、履き物を脱いでいたおねーさんがツーリストはあっちって教えてくれたので、まわりこんだらすごい行列でした。な、なんだと……!?(ちょっと予想外)
しかし、よくよく行列を見ていると別に中が混んでいるというわけではなく、身につけるもののレンタル品が足りていないようです。

この写真の下に映っている全身すっぽり覆うてるてるぼーずのようなお衣装です。
(コレは中の写真でお衣装ではなくモスクWiFiの貼り紙を撮りたかった。)
女性は頭まで覆わなければ入れて貰えないし、男性でもノースリ・短パンとかは礼を失しているとみなされるので、これを身につけなければ入れて貰えません。
異教は宗教と思っていない(としか思えないよやつらまあ教義的にはその解釈で仕方ないんだろうが)キリシタンな皆様は当然のごとく男女問わず半パン・半袖だし、ここに来て幾らか見かけた日本人の女子たちも割とアウトな感じでした。おまえら、短パンに暑苦しいタイツ履くくらいなら最初っから足隠せよ……。
貸出品は他に頭だけ覆えるずきんのようなものもありそれはたくさん余っているのですが、なにぶん全身すっかりアウトの奴らが多過ぎて列は全然進まない。
わたし!わたしたぶんそのずきんだけ借りたらいける!!
(本当はスカーフも持参しようとしていたが忘れてしまった。)
しかし、ガイドブックとかに寺とかモスクとか露出が激しいと入れない場合もあるとか書いてあるのこういうひとたちは読まずにやってくるんだろうか?
そんなところで、わたしより後にやってきたひとり旅らしきやはり日本人の女の子がロンスカに長袖Tシャツで、係員のところに回ってスカーフを見せたらどーぞって入れて貰えてた。
ので、私もバカ正直に並ぶのはやめて列の頭まで回って、自分の服と机の上のスカーフを交互に指さしたら、入れて貰えました。やった!これで1時間近く見て回れます。

と言うわけで、無事モスクに入れる仕様となり、モスク見学スタートです。
(でもホントは七分袖より長袖が望ましいかと思われます。)

国立モスクは1965年に出来たものなのですが、割と斬新な感じのデザインでもっと最近作られたもののように感じられます。

こんな感じできれい~。モザイクとかゴチャゴチャ系でなくモダンな感じっすね。
こういう規則正しくずぅーっと並んだものってなんか写真に撮るとハァハァしてしまいます。あと床に映る影だの光だのそういうのも。

水面の向こうにミナレット。これもきれい。
そんでモスクって言うとドーム天井とかタマネギ屋根とかを思い浮かべがちですが、8,000人収容できちゃうとか言うここのお祈り場所の屋根はこんな多角形になっています。なんでもマレーシアの13の行政区とイスラム五行の象徴として十八角形のデザインなのだそうな。

ぐるぐる歩いていたら、時間があったら行こうかな~と思っていたクアラルンプール駅あたりの建物っぽいものがちらっと見えたので、まあこれでいいかと満足してしまう。
伝統的な建物なので、時間のある人は中とかも入ってみるといいのではないかな。

さっきの十八角形の建物の中。ツーリストは入れません。
ただ祈るための場所って感じで中はいたってシンプルですなあ。熱心に中をフムフムしていたように見えたのか、入口にいたおねーさんに日本語の「イスラム教とは」みたいなリーフレット渡されちゃったが、すぐに日本人と見抜く当たり流石こういうところの方だなと。

あとなんか小学校低学年くらいの一団が先生に引率されてやってきてました。女子がかわいい……。なんかいいとこの学校の子だったりするのであろうかという雰囲気。

ここいらでそろそろお祈りの時間となったので、我々ツーリストは追い出されました。靴を脱いだところまで戻ったら、結局入れなかった方々もいらっしゃったようでご愁傷様~。
しかし、わたしもひとのこと言ってる場合じゃなくてね。

すんげえ雨なんですけど……。
昨日の具合から言って、今動くことは非常に良くないと思う。傘はあるけどそれどころじゃない感じだし。でもね。私今晩飛行機に乗って日本に帰らなければなんですって。

もう来た道を戻る気はサラサラないのでタクシー乗る来満々ではあるのですが、モスクの敷地から道路までがまず遠い。それでもなんとか横殴りの暴風に耐えながら道路まで出たんですけど、タクシー通らない~!!!通っても人乗ってるぅぅぅぅ!!!
ビショビショになりながら通りに立ち続けてようやく一台タクシーを止めるも、もう半分乗りかかってホテルの名前伝えると分かんないからって乗車拒否。おまっ今カード見せるから見るだけ見てみろよ、そんな理由で乗車拒否とか日本のタクシーの運転手さんが聴いたら泣いて怒るぞ!?
しかもなんか後ろの車に邪魔だ!と激しくクラクション鳴らされるしぃぃぃぃぃ。
もう傘とか意味あるの?と言うレベルに達した頃、ようやく再びタクシーつかまる。ホテル名を告げてカードを見せたら15でどうかって。メーター使わんのか。
でも昨日のKLタワーからファーレンハイトとかRM25だったし、むしろこの雨の中もっとぼったくられても不思議はないので即決。   
無事、タクシーにて20分ほどでホテルまで戻ることが出来ました。ホテル前まではつけてくれずホテルのある通りの入口だったけどまあいい。すげえカード見て一生懸命道探してくれてたし。その前に乗車拒否されてるし。

行きもタクシーで来れば良かった。

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今5時前、8時半くらいにここ出て9時くらいにKLセントラルについて9時半~10時くらいに空港に着けば大丈夫。よし、マッサージとメシだ!
メシ代とあとKLセントラルまで行くタクシーは現金でないと支払えなさそうだから財布の残り具合がそろそろ気になります。この時点で所持金はRM100を切っていました。
旅行の最後ってこれがやなんだよね~。現払いじゃないとあかんものって絶対あるけど、またいつ行くとも知れない国の端金を余らせたくもないからそう余分にも持てないし。
まあともかくはマッサージとメシです。

一度ホテルに戻るつもりだったけど、ホテルよりも昨日のマッサージ屋のが近いのでそのままマッサージ屋へ。今度は全身オイルマッサージとフェイシャルで2時間半くらいのコースを頼みました。これでRM158。
オイルマッサージにしたのはだいたいこれしたら最後にホットタオル貸して貰えるのでシャワーは浴びられなくてもすっきりできるかなってのと、フェイシャルも化粧落として貰えるだろうと踏んで。結果的にマッサージはすごい気持ちよくてホント当たりの店でした。
しかしだね!眉毛とアイメイクだけ残してくれなくても良かったの!
気を遣ったんだろうけど、わたしスッピンになりたかったの!!

予定外の要素はあったものの気を取り直して、今度はメシを食いにゴゥ!
  
悩んだけど店選ぶのも面倒だったし、昨日のおばちゃんがまた居て、あって感じで声を掛けてくれたので昨日と同じ店にしました。メニューをパラパラめくっていたら、土鍋に入った「Tofu pot」て書いてあるものが気になってじっと見てたら、おばちゃんが「店でいちばんのオールドなコックが腕によりを掛けてつくる超お勧め料理」とか言ってきたので、それの小さいのにしました。それとスイカジュース。暑いときに飲むとおいしいので妙にはハマって。

来ましたトーフ鍋。ぐつぐつしておいしそうです。
にんにくの効いた醤油風味のとろみのあるスープにお野菜や魚介と、あとテンプラ(*)、そしてトーフとは言い難いがお餅でもないもちふわっとした何かが入っています。
これが超うま~!流石おばちゃんのおススメ!!
食欲がなかったのでコレだけにしたけど、おばちゃんの言う通り「ごはん」を頼んで、スープに絡めて食べたらうまかったろうな~。
よくよく見ると、奥のお店の中とかにもこのトーフ鍋をアピールする貼り紙があったり、地元民っぽいご家族が大きい鍋を囲んでいたりして、確かにこのお店の名物なのだと思われます。
おばちゃんも私がもう一回来たのがうれしかったのか、昨日にも増して忙しいのに通りかかる度に何くれと話しかけてくれて。今日もう日本に帰るの~とか話すと残念だって言ってくれてうれしかったので、いっしょに写真を撮りたいって言ったら快く応じてくれるも、自分撮りってトライしたけどなかなかうまくいかなかったので、ぐるっと後ろの席を振り返って、
すみません、写真撮ってくれませんか」(日本語
いきなり声掛けられた日本人男性グループ、ものすご驚いていて申し訳なかった。
こっちはひとりだからしゃべんないから分かんないだろうけど、こっちからすると会話が丸聞こえだからすぐ分かるという。そして何故、人は外国では周りに自分の国の人間はいないと思ってしまうのか(会話内容と声の大きさでそう思っているのがなんとなく分かる)……。

まあともかく、おにーちゃんたちのおかげで無事思い出の一枚が撮れました。
マレーシアにいる間、まともに食ったのカレーと中華だけになったけど、今回食事はもうすごい満足でした。さてさて急いでホテルに戻って荷物をピックしてタクシーを捕まえねば!!

*テンプラ……衣のついた揚げ料理ではない。魚のすり身をつなぎを用いてまとめて素揚げしたものを中四国九州当たりではテンプラと言う。東南アジア全般に似たような料理が広く分布していると思われる。東南アジアでは川魚も使われるようだ。

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酒も飲んでいないのに名残惜しくてギリギリの時間まで屋台のテーブルに座ってボケッとしていました。ひともお店もごちゃごちゃしていてその中をたまにタクシーとか通っちゃう細かいこと気にしてない感じが、ずっと住んでたら分からないけど、ひとまず旅行で訪れる分にはなんだか良いな~とか思っちゃうわけで。
まあそもそも旅行したときって遊んでしかないですからね!遊んでばかりの場所にはそら良い思い出しかありませんわな!しょーがねー!帰るか!!
……と席を立ち、おばちゃんと慌ただしく写真を撮ってホテルへ荷物を拾いに。
余談ながら、わたしは海外旅行好きだけど海外に移住する気は微塵もないタイプです。言葉が苦手だから、仕事が難しいからとかそんな真面目なこと考えなくても、やっぱり住むなら日本って思う。こんな田舎でも、ちょっと繁華街に行けばおいしい各国料理が味わえるところとかさ。あと意外と日本は多様な価値観にやさしいほうなんじゃね?と個人的には思うし。

車どうするべ~と思ってたら、ちょうどホテル近くでダラダラ流してたタクシーが見つかったので、KLセントラルオッケー?って聴いたらオッケーと。はうまっち言うたら(ホントはいくない。国によってはボラれる。)、メーター指さされました。
いたってまともな運転手さんの対応だと思うんだけど、財布に現金の乏しいわたしとしてはもう決め打ちで行きたかったワケよ!!
ただいまの所持金RM70ばかし。
あとのKILIAエクスプレスの料金はカード決済も出来るし、どう考えたって70で足りないことはないと思うんだけど、不安じゃん!?
がまあ、真面目にメーター使う言うてる運転手さんに交渉するのも変な話だし、お財布事情が乏しいので目安を教えて欲しいとかもうまく話せなかったのでまあなるようになれよと。
ホテルで荷物を受け取ったら、車は?ってきかれたけどいいよって。ホテルが分不相応にちょっといいので、ホテルで車呼ぶと高かったんだよね。KLセントラルまでで100とかさ。
そんで、昼間のタクシーより高級そうな黒塗りタクシーに乗車。スーツケースはきちんと運転手さんが降りてきてトランクに積んでくれた。
このタクシーのおいちゃんはフロントガラスにおっきい「I(ハートマーク)KL」とか言うステッカー貼っちゃって、パリッとしたワイシャツにスラックスなんだけどなんか今にもチェケラッとか言いそうな感じのノリのひとで、ものすごく流暢なのはともかくとしてアンタメリケン人じゃね?って感じの発音の英語で話す人でした。
まあメリケン人の発音まともに聴いたの中学高校のときのアシスタントランゲッジティーチャーからだから大概に遠い記憶だけれども。よく会話の途中でHA-HA!って笑ってた。
そうか、ホントに英語圏の方はHA-HA!って笑うのか。

しかし、私の英語力が乏しいのでそう会話は続かず、しばし無言。
車はごちゃごちゃした道路を抜けて、高架の自動車専用道に入る。KLセントラルまではそんなに遠くはないはずなのだが、えらいことこの専用道をブッ飛ばす。
しまいに、行き先表示を見ていたら「KLIA」の文字が見え始めた。
いやちょ……もう詐欺で空港まで連れてってくれても別に良いけど、わたし払えるお金持ってないからね!?(空港までの相場はRM100以上)
おそるおそる切り出すわたくし。

あー……のっとえあぽーと、KLセントラル、おっけー?
HA-HA!
ノットエアポート、KLセントラル、オッケー!?
オーケーオーケー!

大事なことなので二回言いました。
しばらくしてKLセントラルの前に着きました。着いたのは昼間私が途方に暮れた出口の当たりでした。あんな高速道路みたいな道路沿いか!そら鋪道はないわな!!
おっちゃんは着いた頃になって、KLセントラルはこういうところだから周り道になるのさHAHA~とか言っていた。先に言え。
疑って申し訳なかったし荷物の上げ下ろしもしてくれたので、メーターより多めのRM30を渡してお釣りは要らんしときました。でも、アンタ、そら高速道路みたいなところ走って、何回も空港って言う看板出てそっちに入っていったら心配にもなるよね!?
着く少し前にKLセントラルの表示が出たとき、ホラ出てるっしょ?って感じで教えてくれるおっちゃんなのでありました。
もし万が一、車で空港に連れて行かれていたら払えるお金もないし、時間的にも間に合わないので本当にドキドキ出来てしまった……。

KLセントラル着いた時点で、次のKLIAエクスプレスまで5分くらいしかなかったので乗れないかな~と思ったけど、案内も親切だったし、切符(片道RM35)も簡単に買えたので、なんと違うフロアにホームがあったのに乗れてしまいました。

進行方向向きのきれいなシートもあったんだけど、そこは大きな荷物が収まらないし、かといって荷物入れも下段は埋まっていたので、広い通路に面した簡単なシートに座って過ごしました。車だと1時間くらいかかる道程を20分くらいでばびっと行ってくれます。
同じ路線を複数の駅に泊まるKLIAトランジットも走っています。KLIAエクスプレスはKLセントラルからKLIAまでノンストップ。

空港でも滞りなくチェックイン。JALで帰るからカウンターからもう日本語通じて超安心。
 空港で少しお買い物も出来ました。

国営の民芸品店カリヤネカの支店で。割とこじんまりとした店舗だけれど、布ものなんかはまるめたものをカゴにいっぱいいれていたので、種類はたくさんある感じでした。
ボイルコットンのパレオサイズを二枚だけ買うつもりだったのですが(丸めた写真で左の二つ)、店員さんがハリのある生地のもののほうがプリントはよい品だ、もう在庫限りしかない、とやたらにお勧めするのでそれも買いました。三つでRM213。
ボイルコットンのうちひとつは母のお土産にしたらよろこばれました。確かにプリントは店員さんがお勧めしてくれたもののほうが、細かいし、テキスタイルミュージアムで見かけたようなトラディショナルな感じ。なんかこうインテリアとかに使うと良いかもしんない。
なんかすごい良いシルクに手書きの大判のものなんかもありましたよ。日本円にして万単位だったけれども。上等な着物のような手触りでした。

関係無いけど、ここは保安検査して出国審査して、そんでゲート前でもう一回搭乗手続きと簡単な保安検査してその後狭い待合室に入れられるタイプだったんですけど、こういうタイプの空港って最後の狭い待合室にお手洗いがないことが多くて、それがなんか落ち着かない。
わたしはマッサージ屋が気を利かして残してくれた眉毛とアイメイクをトイレで落としてから機内に入りたかったので、搭乗手続き開始を気にしながら急いでトイレで用紙を済ませまました。飛行機って乗ってもすぐにはトイレ行け無いじゃない。なるべく乗る直前にトイレ行きたいんだよね。ハラが弱いのでトイレ関係の不安は尽きない。

搭乗したら夜食出た。

さっきゴハン食べたときは食欲無いとか思っていたのに、もう日本に帰れると思うと既に腹が減ってきており何かを挟んだパンを軽く完食。やっぱりひとり旅、多少気負いはあるのです。

朝食はこんな感じ。JALなんだけど「いかにもマレーシアで調達した機内食メニュー」感が漂っているように思えるのは私だけか……。
ベークドトマトがなんかエグそうに見えるけどまあまあおいしかったです。

  
今回は成田到着。みかん王国→羽田→シンガポール→クアラルンプール→成田/羽田→みかん王国……と言う旅程だったのです。
前回ベトナム行ったときは気付かなかったけど、成田の到着フロアのコンビニはハワイ土産を買い忘れた人のために大量にマカダミアナッツチョコが売られていることを知りました。弟ヨメちゃんがスヌーピーとチョコレートが好きなので(ムック本とか保存用と使用用を買う)、これは見かけたい上買わねばならんだろうと何故かマカダミアナッツチョコいっこ買いました。ハワイ行ったことすらないのに。羽田ではなんか大福買いました。食べたくて。
こうして、マカダミアナッツチョコと大福を持って無事におうちに帰り着いたK子なのでした。

初めて訪れたマレーシアは良い意味でいろいろ予想外でした。
国全体がこれから!と言う期待感に溢れている感じとか。
気分みたいなことだけじゃなくて、実際の車の多さや宅地造成のこと、それに旅行が身近なこととか、裏付けになる要素もたくさんある。
それと車!マレーシアには国産車のメーカーがあるのです。
車を自分で作れる国は力のある国だとわたしが勝手に思っています。これは非常に衝撃的でした。東南アジアで他に国産車作ってる国とかあんの?
それと、たくさんの民族と異なる宗教で、数の大小あってもそれなりにまとまっていること。これは「それなりに平等といえなくもない経済の発展」があるからなのかな~とか思いました。
なんかまとまりないけど、マレーシアやるじゃん?(何その上から目線)って言うのが、ひとことでまとめた今回の感想になるかもしれません。
もしくはすみません侮ってましたマレーシアでもいいかも。

こんなふうに思ってるのでもわたしだけかも?と思って、会社でマレーシアどうだった?って聞かれたら、国産車のこととか海外旅行のこととかマレーシアの豊かさアピールしてみたらみんな意外だっつってたので、やっぱそんなもんみたいです。
と言うわけでマレーシア先輩を侮っていたわたしと同じようなみんなはマレーシア先輩にゴメンして今度はランカウイ島とか行ってみると良いと思います!
そんなところでマレーシア旅行記、おしまい!

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ミステリーハンターに憧れること○十年。ミステリーハンターにはほど遠いもののぼちぼち海外旅行をたしなむようになりました。長い休みが取れないことが悩みの種。
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