K子の旅ログ ベトナム旅行 忍者ブログ
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2013年2月、例によって私がリフレッシュ休暇と言う名の自由公休を消化すると言う名目で海外旅行へ行くシーズン(旅費が比較的安いため)がやってきました。他は流動的だけれどこの時期は毎年恒例になりつつあるここ数年です。去年はこの時期にラオス行ってますね~。
11月にベルギー旅行をかました後なので資金的にあまり潤沢でもないし、休暇日数から言ってもまあ近場を選ぶべき場面です。最近もう行ったことのない場所なら大体どこでも取り敢えずおもしろいと言うことに気付いたので、資金・日程的に可能かつ行った事のない場所で、どーれーにーしーよーうーかーなーの世界です。でも年に1回くらいは「行きたい場所ありき」の旅もしたいものですが。
ミャンマーリゾート……と言うのも頭をよぎったのですが、やはり現地4日だと乗り継ぎ考えると忙しいしもうちょっとのんびりしたいやん……と言うので、なんとなく安いツアーとか出回ってるしと言う理由でベトナムへ行くことにしました。ハノイは寒いと聞いたので、折角この時期に海外行くならあったかい方がいんじゃね?と言う更に安直な理由でホーチミンへ行くことにしました。

いろいろ検討した結果、全日空のダイナミックパッケージで比較的安い宿に泊まると言うのがいちばん安く上がると言う。片道送迎つくし、同じホテルをバラで取るのと3,000円くらいしか変わらなかったし。地方⇒海外便発地の飛行機代が結構バカにならんので結局JLかNHと言うパターン。安いツアーもこれがためにあんまり安くなかったんだ!ちっ。夜行バスで大阪に出て関空発のツアーを利用すると言う手もあるにはあったんですけど、イヤそこまで頑張る気力もないかなって。(つーかそれはなんの苦行ですかと。
ホテルは安ツアーによくセットされているボンセンホテルと言うところ。ドンコイ通りに面しているので安い割に便利よ☆と言うのが売りのようでした。
口コミ見ても「窓がない」と言う事に対する文句以外は大した悪評もないし。つーかこれだけみんなが窓がない窓がないと書いているのに、それを読まないのだろうか?口コミ投稿するような人は事前に自分の泊まるホテルの口コミ見るような気がするんですけどそうでもないの?イヤ、窓がないですって言う純粋な報告なら分かるんですけど、「窓がなくてイヤ!」って言うそういう内容なんだよね。うーむ。

航空便は最初は、昼間の時間が勿体無いので、羽田夜行便で行ける場所から乗り継ぐ?と言うのも考えたのです。シンガポール航空利用すればツアーとかでもあったし。
でも結局、乗継があるから初日も到着は昼過ぎだし、最終日も昼くらいには現地出ないといけない。あんまりメリットないかな~。その割に航空券代は一気にアップするし。
全日空の成田便なら帰りは夜行便なので最終日はめいっぱい遊べるし、たまには成田から出発してみようかと。ホーチミンで出来ることを見ていて、洋服をオーダーすると言うのとメコンデルタへ行くツアーがまあ面白そうだったので予定に入れる。そんなワケでこんな日程に。

2/2(土)
午前:みかん王国⇒羽田
※羽田⇒成田へ移動
夕方:成田⇒ホーチミン
※深夜にホーチミン着

2/3(日)
午前:洋服をオーダーに行く
午後:カニ食べに行く
※後は適当

2/4(月)
メコンデルタツアーに参加する。

2/5(火)
2日間でできなかったことでやりたいことをする。
夜:ホーチミン⇒成田

2/6(水)
早朝:成田着
※成田⇒羽田へ移動
昼:羽田⇒みかん王国

特にホーチミン市内の観光スポットで何が何でも行きたい!と思えるような場所もなかったので、一応、統一会堂とベンタイン市場くらいは行くとして、後は雑貨ショッピングとかぁ、ホテルのバーで夜景とかぁ、エステとかぁ、なんか女子旅って感じでいきますぅ~?(嘘臭い)
でも出発数日前にホテルスパへ予約メール送ってみたけどぜんぜん返事が来ないので、一応この前予約メール送ったけどなんか返事来ないからもういいです~ってもう一回メール送ったりして、早速に女子旅挫折気味です。
そのへんに適当に安エステとかあるだろ、飛び込みオッケーなところが、それでいいしとか雑な感じになりました。まあ幾らでもこの凝り固まった身体がほぐれるのならばいいですわ。

出発1週間ほど前になって、急に全日空から電話が入りました。
何事?と思ったら、ボーイング787便が無期限運行停止になった(*)ので、機材繰りの関係で私が乗る予定の国内線がなくなっちゃってひとつ早いやつに乗ってくださいと。これで中途半端だな~と思っていた乗継時間が中途半端を通り越えてじゃあどっか行っちゃいます?ってくらいになりました。
検討の結果、初日に「成田山に参って鰻をいただく」と言う予定を入れました。最初はなんとなくだったのですが、ネットで評判など見ると結構楽しそうじゃん成田山!と割と期待大。

今回、「行くまで」が比較的コンパクトにまとまったかと思うのですがどうでしょう?
(飽くまで当社比)

*ボーイング787が運行停止……時間が経ったら何のことだか分からなくなりそうなので注釈を入れておこう。ボーイング社の新型機(当時)787を世界でも割と早めに全日空がまず取り入れ、それから日航も入れたわけなんだが、バッテリーか何かに問題があって熱を持ちすぎて発火したりする事が分かり運行停止に。しかし世界でもいろんなところで割と飛んでいた筈なのに、事故が起こったのは全日空機と日航機のみと言う。ボーイング社に嫌われてんですか日本。

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当初予定していた国内線の発時刻は11時台だったので余裕~とか思っていたのですが、一便早くなって9時台になりまして。8時には遅くとも空港いないといけないよね。てことは7時には家出ないといけないよね。
てことは割と早起きですね!!
前日は会社の飲み会でありましたのでヨボヨボと帰宅後深夜に荷造りをし、殆ど寝ずに朝を迎える。今回昼移動だからのんびりできるかも~とか思っていたのはなんだったのか……。
東京便や大阪便が続けて幾つか出るので割とごったがえす朝の空港。国際線が成田発なのでチェックインが別になるものだから、国際線乗継カウンターでチェックインできず結構並んで待つ。みかん王国の国際線乗継カウンターはだいたいすきすきなので、スルーでチェックインできるときは他が混んでてもすぐ手続きできるので便利です。
少し時間があったので、送ってくれた母とともにショボいレストランでホットケーキなどいただきました。

二便分の客を詰め込んだ私の乗る便は結構混み混みでありました。でしかも飛行機満員なのに羽田が混み合っているとかで、飛び立てずに地上で待機時間が……なんか飛んでない飛行機の中って息苦しく感じるのは私だけでしょうか。それと、成田山へ行けなくなるのでは……鰻が……とか思いつつ、仕方が無いのでウトウトしながら待ちました。
ようやく飛行機が飛んだらなんか爆睡してました。超満員なのに。神経質とは言われるのですが、割と「寝る」事に関してはどこでも寝られるようで。夜行バスでも夜行の飛行機でもまったく寝られないと言うことはないなあ。もちろんぐっすりとはいかないこともあるけれど。
羽田には予定より30分ほど遅れて到着しました。ウナギが食べられなくなる~とかあわあわしながら荷物を受け取って切符を買ってリムジンバス乗り場へ。
関東の寒さに恐れをなしていたのですが、バス乗り場の時点で、アレ?あんま寒くないなあ~とか。なんとこの日、気温が15度くらいまで上がりまして。わざわざコート持ってきて邪魔だから成田で預けたのに要らんかったわ!バスも結構いっぱいだわー。

成田は二回目です。以前スリランカへ行ったときに、行きはJLでみかん王国→羽田→バンコク、ULでバンコク→コロンボ、帰りだけULでコロンボ→成田と成田を利用しました。ULは毎日運行では無いので行きか帰りのどちらかだけ提携のNH・JLを利用してバンコク発の経由便に同一運賃で乗れるサービスがあるのです。ちょっとしんどいが羽田夜行便使うとコロンボ行きの乗継までまるいちにちあるのでバンコク1日観光も出来ちゃうと言う。(……直行便の本数増えたから今どうなってるのかは知らんが2011年当時は。)
なので成田空港二回目。地上から進入するのは初めてなので、検問とかあるのにびっくりしました。へぇ~!バスの車内で全員チェックするんだね!羽田も国際線あるけど成田は別格と言うことなのかしら。じゃあテロリスト的には羽田便の方がいいってこと?とかどうでもいいことを考える。
バスが予定時間より早く14時過ぎには成田へ着きました。出発ロビーがものすご人気がないのに驚く。イヤまあオフシーズンっちゃあオフシーズンですけど……なので手続きもあっという間に終了。
割と時間に余裕見ていたので、ここで飛行機が遅れた分くらいは一気に取り戻しました。


そんなワケで、鰻食いに成田山詣でに参りますよう!!
※国内旅行のカテゴリにエントリありますので興味のあります方はぽちっとどうぞ!成田で乗継時間あるならお勧めですよ成田山詣で。

さて、わたくし、予定通り成田山に詣でて買い食いなどしつつおいしい鰻をいただき、予定外においしいお酒までいただいてしまって、ホロ酔い加減できもちよーく成田空港に戻ってまいりました。
電車で来た場合にもパスポートチェックするんですねー。へぇー。
到着ロビーのクロークサービスでコートを預けて出発ロビーへ……人多ッ!!!
昼間と同じ場所とは思えない!さっきはたまたま出発便の少ない時間帯で人が少なかっただけだったのね!でもまだ搭乗開始時刻までいちじかん弱あるから大丈夫だよねっと思いつつも、焦りながら保安検査場へ並ぶ。多い!とっても人が多い!!全然進まない!!
ウネウネと幾重にもなった列をじりじり進んでようやく検査終了。
続いて出国審査へ……やだここも人多い!超多い!!搭乗開始時刻まで30分切ってる!ひぃぃぃぃ!!
特に変な人が前にいるとかトラブルがあったわけでもないですけど、結局、ダッシュで搭乗口へ着いたのは搭乗開始時刻ジャストくらいでした。あー……心臓に悪かった……。
次回から成田発のときはとても気を付けようと思いました。

まあ搭乗開始時刻つってもこの便満員だし、今まだスターアライアンスの上級会員とビジネスクラスの案内だから余裕だよね~とか思い、お手洗いへ行って、更に着いたら夜中でそのままホテルなので飲み物買っとくべーと近くの売店で水とスポーツドリンクを購入。過去の旅行でバテていたのは脱水気味だったのでは?と言うことに思い当たってから、さして喉が渇いているように思わなくても水ではなくてスポーツドリンクを飲むよう心がけています。そんな話はどうでもいいだろうが。
私はエコノミーのまんなかくらいの席で、まだアナウンスもないのに既にエコノミーの入り口から長蛇の列が出来ていたので諦めて人が少なくなってから立とうと椅子に腰掛けて、ペットボトルの栓を緩めたそのときでした。

17時25分発、ホーチミン行きNH931便にご搭乗の××様、K子様、…
お伝えしたいことがございます。最寄りの地上係員までお声掛け下さい。

…………今、私呼ばれました?

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わ、私は何かしでかしたのでしょうか…………?
ぞろぞろのエコノミー搭乗の長蛇の列に嫌気がさし、いちばん最後にでも取り敢えず乗せてもらえればそれでいいですぅ~と言う心構えで、待合いの椅子にどっかと腰を下ろしたまさにそのとき、なんか放送で呼び出されてしまいました。心当たりは、まったくない。
しかも何、「お伝えしたいことがあるので最寄の地上係員まで声を掛けてくれ」って言う、内容が一切不明なアナウンスは!?私何かしましたか?この飛行機に乗せてもらえるのでしょうか!?
とにかく大慌てで売店のビニール袋にペットボトルを戻して長蛇の列の先のカウンターへ。
同時に呼ばれた人が何人かいたのでなんだかカウンターもゴタついています。なんかたまたまなんですけど、周りが背の高い人ばっかりで捕まった宇宙人のような心境になりつつ、これまた背の高いカウンターのにーさんに「あの、さっき呼ばれたんですけど……」と取り敢えずおずおずとボーディングパスとパスポートを渡してみました。渡せば誰か分かるかと思い。ボーディングパスにさっと目を通したにーさん「少々お待ち下さい」とにっこりしてカウンターの端末の前へ移動。

イヤちょ、その前になんで呼んだか説明して!?

心の中で盛大にツッコミ。
端末たたいたりなんだかんだ結構かかって、にーさんがにこにこしながら戻ってきました。

お待たせいたしました!(ビリッ

ビリッ私の大事なボーディングパスを破いた音です。
……ボーディングパスを破きましたねアンタ!?何をなさるのですご無体な!!まさか満席だから乗せられないとか!?そんなひどいよ直営サイトのダイナミックパッケージで予約したのに!!とかいろいろなことが一瞬にして頭をよぎる。
そんな私にお構いなくおにーさんは続けて朗らかにおっしゃいました。

本日、生憎エコノミークラスが満席となりましたので
K子様のお席はビジネスクラスでご用意させていただきました。

おにーさんがにこにこ顔で返してくださったパスポートと新しいボーディングパスにはA1と言う見たことのない席番が。…………つーか今ビジネスクラスとおっしゃいましたか?
今私の身に起こっているのはもしかして何か幸運なことですか?
現状を正確に認識できないまま、お席のご用意が出来ておりますので……とか言われちゃって、そのままプライオリティな入口を通って、ボーディングブリッジの途中でまだ携帯の電源切ってないの思い出してあわあわする。そしてコンビニ袋をブラブラさせたまま搭乗。
こ、これがウワサにきく幸運なアップグレードなのかい?なんてこと。エコノミーが満席だからビジネスってどういうこと!?(*)ともかくひとつだけ確信をしました。
私の2013年の運はこれで尽きた……!(by後厄の女*)

*エコノミーが満席なのに……イヤ分かっちゃいるんです、でも家族とかにも何で?って聞かれたので、私の推測を書いておくと、この便エコノミー1席だけ空いてるよね~あと2人キャンセル待ちいるんだよね~あ、このひとりで旅行する奇特な女を空いてるビジネスに移動させてあと2人乗せればいんじゃね?……ってことだと思います極端に言うと。もちろん実際にはそういう調整が機械的に行われていると思いますが。乗せる人数増やした方が儲かりますでしょうそれは。

*運を使い切った……実際使い切ったようです。9月にスペイン旅行へ行く予定であと1ヶ月とワクワクしていたそのときに、半同居状態のじーさんが余命宣告(2ヶ月)を食らい海外旅行に出かけている場合ではなくなったと言う。航空券のキャンセル代と、次いつ海外に行けるか分からないと言う事実は私を打ちのめしましたね。もう2ヶ月くらいがんばってくれればよかったんだが!←鬼

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A1って……ここだよね……。
入ってドすぐの今まで座ったことのない広い座席を前になんとなく佇む。五回くらい席の番号を確認して着席。い、椅子が大きい……。そして前のモノいれポケットがすごく遠いよ……(足元が広い)。
ポケットに本とかメモ帳とか飲み物とかをつっこんでいると、CAさんがすすっとやってきました。

K子様、本日はご搭乗誠に有難うございます。
私、担当の○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

…………なんかよろしくされちゃいました。
以降、CAさんはどんな些細なことでも声を掛ける場合には必ず名前を呼んでくださいます。
そ、空の上はこんな格差社会だったのかァァァァァ!!!
愕然としているところにまたしてもCAさんがやってきておしぼりをくれました。まだ飛んでもいないのに!おしぼりを使ってひといきついていると、

K子様、お飲み物はいかがでしょうか。
冷たい緑茶とスパークリングワインがございます。

また飛んでもいないのにぃぃぃぃぃ!(2回目)
ワインをいただきたいところですが、いかんせんまださっきの長命泉が残っています。ビジネス乗るんだったら呑み(食い)控えたのにっ……!!イヤ鰻もお酒もおいしかったですけど、世の中にタダ酒ほどうまいものがあるだろうか!?←卑しい
がしかし、ここは堪えて緑茶をいただきます。お酒はお食事のときに……。緑茶は紙コップではなくきれいな形のちっちゃなプラスチックのコップでサーブされました。こじゃれとる……!!
しばらくすると、エコノミーの搭乗が始まりたくさんひとが通っていきました。私も本来ならば今ようやく搭乗できたと言うワケか。

その後、雑誌や新聞はいかがかと問われ、思わず普段読みもしない週刊文春とか手にとってしまう。男性向けのラインナップですね。ファッション誌置けとは言わんが、そうだな、日経ウーマンとかあってもいいんじゃないだろうか。プレジデントファミリーとかも女性が見てもそこそこ面白いと思うけど。あと文芸系とか?新聞と男性向け週刊誌とかでした。
一応、コラムとかそういうのをざかざか読みました。イスラム諸国に対する偏向報道に関するコラムとか割と面白かったよ!あーやっぱり別に私が行って何か世の中の足しになるわけでもないけど、行ってみてぇな中東~。もちろん危険なところには行きたくないけど~。命が一番大事ですわ~。
とか割と没頭して記事を読んでいるうちに、ようやく飛行機が動き出しました。停まっている飛行機の感じが私すごく苦手なんですけど座席が広いと息苦しさとか全然感じませんわ……すごいな。

安定飛行に入ると、飲物と食事のメニューをいただきました。
(「配られました」って感じでなく「いただきました」って感じ。)
 
…………なんだこれは!?
空の上は(以下略)。ちょっとしたレストランのドリンクメニューのようです。うわー。うわー。ワインの銘柄が複数種類あるー!日本酒も大吟醸とかだー!着いたら寝るだけなのでもちろん飲むー!折角なのでシャンパンもらっちゃおー!食事はお魚にしよー!ちなみに食事メニューはこんな感じでした。
   
頼むものを決めたら、程なくしてCAさんが、

K子様、お食事の準備をさせていただいてよろしいでしょうか?

よろしいのでハイと答えると、

…………なんか敷かれたァァァァ!!

テーブルクロスだ!テーブルクロスが敷かれました!なお、当方の方言では一部、この敷物を敷くことなどを「ひく」と発音します。なので私の頭の中では「テーブルクロスがひかれました!」。(どうでもいい。)
そして、まずシャンパン登場。
 
…………おつまみのアラレまで高級仕様ですよ!?
コップがプラコップじゃなくてグラスだし!しかも注ぐときにはボトルのラベルを見せてくれて何やら説明しながら注いでくれるし!!すみません、何も分かりません。
そして食事もやって来ました。

…………なんかまともなゴハンっぽいの来た!!
おシャレなカフェのゴハンみたいなのが来ました。うわーうわー。しかもおいしいわー。パンもサラダもお魚もおいしいわー。うはー。ちなみに周囲でいちいちこんなもん写真に撮っているのは私だけでした。まあエコノミーでも撮ってますけどね!いちいち撮りますけどねわたしは!
鰻重の余韻がまだあり、パンをひとつお残ししてしまいました。勿体無いわぁ~。
おいしくいただきました後には、デザートをご用意しておりますがいかがいたしましょうかと、一緒にお飲物はいかがでしょうかと。もちろん、デザート(別腹)もお飲物もいただきます。
 
…………なんかカップとソーサーでコーヒー出てきた!!
デザートもおいしいです……。デザートとは別にプチフルール的にチョコレートをいただいてしまいました。これは通常仕様なのか、それともバレンタインが近いからなのか、今日初めてビジネスクラスに乗ったわたくしには分かりません。周囲は男性が多くデザートを食べない人も結構居ました。余ったものはどうなるのだろうか。こんなにおいしいのに勿体無いわぁ~。コーヒーもなんかまともなコーヒーでした。
こうして空の上の格差にクラクラしながらお食事終了。
さて、私は考えました。この降って沸いた幸運を最大限に活かすにはどうすべきか。

……寝よう!!

なんかいろんなとこ動くみたいだし!(シート)
 
毛布もペラペラじゃなくて薄い羽毛の入った布団だし。この広く快適なシートを活かす行動、それは寝ることに他ない。こうして到着まで安らかに眠ることにしたのでありました。そんなに新しい機材じゃなくてもこんなに快適ですよあらびっくり。これ新しい機材だったらもっとすごいんじゃね?
あ、あとビジネスクラス、トイレが混まないのもよいですな!

みんながしれっと書いているビジネスクラス体験記をアホテンションでお送りしました。わたしも大概人様の旅行記とか読みますが、名前呼ばれるとかテーブルクロス敷かれるとかそらもういちいち驚いてしまいましたがな!!誰もそんな細かい事触れないしネ☆

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ビジネスクラスの快適シートで安眠していたらば、ベトナム到着などあっという間でした。
お尻も痛くなりませんでしたし。
上空から見たホーチミンはそこそこ灯りが多い。2009年にカンボジアへのトランジットで空港内だけ歩きましたがなんだかちょっと寂しい空港だなあやはり社会主義ってこういう感じなのかなあ(?)とか思いましたが、その感じとはちょっと違う賑やかさが伺われます。
私が2009年当時「生まれて初めて肉眼で見た外国の光景」として非常に印象に残っている「CANON」とネオンのついたこぎれいなビルもまだありました。これショッピングモールなんかね。
やがてみるみる灯りが近付き、無事着陸。ビジネスクラスのしかもA1なんて座っているとめっちゃ早く降りられますな。しかしビジネスクラスの客って床にものを撒き散らしている方が多いような気は以前からしていたのですが改めて周囲を見るとやはり……。何故なんだろうか。
普通に考えて裕福な方は心にもゆとりがあるのでマナーは良いのではと思うんだけど、それとも、使ったものは使いっぱなしで片付けさすのがデフォルトなのか?
到着便は結構多いようでしたが窓口の数が多かったので入国審査もそんなに時間はかからず。仕事振りは相変わらずの南国クオリティでしたが。
テクテク歩いて受託荷物の受取へ。
便名を確認せず、出発地と航空会社だけで歩いていったらターンテーブルを軽く間違えると言うトラブルなんぞありつつ。なんか妙に人が少ないと思ったら便名が違いました。成田から同じ時間帯に全日空が2便も飛ばしているのか?コードシェアかもしれないな~とか思いつつ、ほぼ逆の端の正しいターンテーブルへ。
しかし、狭い場所に無理矢理詰め込まれているなら分かるのですが、荷物待つのにみんなすごい殺到っぷりで距離近ッ!!おかげで自分の荷物が来ても取りに行けなかったり取っても離脱できなかったりする人が多くてものすごく効率悪そうでした。ごたごたや~。
別の便の荷物も一緒に回っていたのか、日本人よりもご当地の方と思しき方がたくさんでした。
男性はスペース開けてくれたり親切でしたがおばはんはなんか最強!って感じのひとが多かったです。サンダルの足にカートでぐいぐい迫ってこないで(怖)!!しかしまあ……
人はビジネスだったが荷物はエコノミー扱いなので遅い遅い
待てど待てど出てこないし後ろの人はひたすらぐいぐい迫ってくるしもう疲れたよ……やっと荷物引き上げてもびっしり過ぎて出られないしさ……しょうがないので私もぐいぐい押して出ましたよ。郷に入りては郷に従えか。(そういう意味ではない。)
税関を通り過ぎて到着ロビーへ……一瞬、足が止まりました。お迎えの人が鈴なり過ぎます。かおかおかおかおかおかおかおかおかおかお!!といった風情で。その大勢のかおかおかおかおかおかおかおかおかおがじっとこちらを見ているのです。うはー……。
写真撮っときゃよかった!と思うほどのひとっぷり。このひとの中からお迎えの人をどうやって捜すのですか!?と軽くテンパリながら到着ロビーに出たら……蒸暑ッ!!エアコン効いてないんだ!?と思ったら、ロビーじゃなくてもう外でした。
到着ロビーがないんですな。手荷物受取所出たらもう外で。建物の庇がえらいでっかくて建物と道路の間の空間を到着ロビーのようにしてあるような。
外に出てもびっしりやぁ~!!この人の多さはいつものことなのか、それとも旧正月前だからなのか……。ガイドさんの方が目敏かったのか、ウロウロしてたらなんか奇跡的に全日空の札を持ったおじさんに出会いました。まだ来てない人が居るのでその先で待ってくれと雑な指示を受けて歩き出す。
その先ってどこやねん……
なんか全日空の札持った人がいたのでそっと後ろで話を聞いてみましたが、明日の朝の集合は~とか言っているので違うようです。その先ってどこやねーん!!

もうぜんぜん分かんない!なんだこれ!暑いし!!

近くになんとなく日本人が溜まっていてスーツケースに同じ便名の荷札ついてたのでこれかもしれん、もういいやこれで見捨てられたらタクシーでもなんでも乗るわとか思いつつ、ボケッと立っていると、そこで話をしていた日本人のおっちゃんが「JAL?」と声を掛けてきたので、「いいえ、全日空のダイナミックパッケージなんですけどね」と言うと、そのおっちゃんと話している別のおっちゃんは全日空のダイナミックパッケージでした。どうやらあんまりにも遅いので一緒に話していたみたい。
ガイドさんは?ときかれたので、まだひとりいるみたいですーと答えると、どうやら「その先」はここらで合っていたらしく、他にもおっちゃんたち2名が名乗り出る。
見ると三人ともビジネスで見た方でありました。本来エコノミーで預け荷物もあった私がひとり遅かったわけですね。遅いね~とか言いながら、しばらく雑談しつつ待ってたんですけど、ぜんぜんガイドさん来ない。

NH便より後で到着したJL便のダイナミックパッケージの一団がいなくなってしまう始末。空港のはしっこのはしっこまで来てもこんな有様でろくに座れる場所もないのでほとほと疲れ果ててきてしまいましたよ。
結局、飛行機が地面に着いてから2時間弱経過。これはもう待てないよ!つーワケで、おいちゃんのうちのひとりが、ガイドさんを捜してきて交渉。
まだひとりいない……とガイドさんは粘るわけだが、我々ももう疲れたしこれ以上待てない十分待っただろうと。
で、結局、私除いてそこそこ旅行慣れした人ばかりだったので別にホテルのチェックインの手伝いとか要らないし~と言うことで、ガイドさんが空港に残り、ドライバーさんのみで我々をホテルへお届けすることになりました。なんやかやでガイド氏のお名前すら聞かずにお別れ。
今思うと、この扱いにはモノ申してもよかったのではあるまいか……。
私が諦めて立ち止まったところがたまたま「その先」だから良かったようなものの、もっと積極的な人だったら探し回ってかえって行方不明になってたぞ!?
あのガイド氏も「全日空ダイナミックパッケージ」の看板きちんと掲げてなかったし、出口のどまんまえでもなく人ごみの中でホントたまたま行き会ったって感じだったのですよ私。もしかしたらその他の人を「その先」まで連れてって戻ってる途中だったのかも分かりませんけど。
だからあとのひとりもはぐれたか、はぐれて早々に自分でタクシー乗っちゃうかした可能性あると思うんだよね。まあともかくすごい人の多さでした。
ちなみに私以外のおっちゃんたちはみんなもう少しだけ安かったボンセン・アネックスでした。
私もそっちでも良かったか……でも1,000円くらいの差だったんだよね。
お仕事っぽいおっちゃんたちはどっかの社長&ベトナムでなんか商売するときのコーディネーターって感じの組み合わせで、なんでそんな安ホテルなのかと言うと、ビジネスを航空券だけで取るよりビジネス+安ホテルのダイナミックパッケージの方が断トツ安いのだそうで。なので、ホテルは一応チェックインだけして推定・コーディネーター氏だけ泊まって、社長用は別でいいホテルを予約してあるそうだ。へぇ~。
帰ってから試しにビジネスとエコノミーのダイナミックパッケージ比較したら、ホーチミン3泊だと+5万円前後でした。確かにこれは航空券だけで取るときの差額より少ないのでは?

11時を回ったホーチミンの街は流石に暗かったです。事前情報でクラブとかもあるけど基本的には営業時間が決められていて、午前様営業しているお店は結構ヤバいとかきいてはいたんですが、その推定・コーディネーター氏も同じ事をシャチョーに話していた。
ひとり?ホーチミンとか若い(……若くないですけど)女の子来て楽しい?とか社長に聞かれましたが、自分で答える前に推定・コーディネーター氏が、雑貨とかカワイイのがあるんですよ~ねえ?とか全部答えてくれました。もうひとりのおいちゃんともぽつりぽつり話しましたが、最終的に車内は推定・コーディネーター氏の声ばかりが響いておりました。
ちなみに、スーツの上着は要らないとか明日のアポの話とかすごいしてたので、普通にちゃんと仕事の人だと思われます。後でホテルのバーとかでついついよからぬ遊びをしているんじゃないかと想像をしてしまう日本人のおいちゃんの団体とかも見ましたが。
考えたら、老若問わず女性がグループで旅行していても、それが国内でも海外でも違和感ないですが、男性のみのグループは東南アジアとかだと実際そうでなくともなにか良からぬ目的があるのではと誤解されそうになったり、国内でも全員甘党でかわいいケーキ屋さんに入っても浮きそうだし、なんだか大変だなあと思いました。そう社会的に不利益は被らないだろうが、男性にも男女平等!と言いたい事はあるだろうな。
と言うわけで、ホテルに到着したらばもうくたくたです。
大して良いホテルじゃないけど荷物は運んでくれました。ありがたや。お部屋は噂に反して窓がありますが、すぐそこ外階段ですのですぐにカーテン閉めました。そいではお部屋チェック!

ベッドもきれいで大きいし、お部屋もバスルームも広くてよいではないですか~。
エアコンはなんかものすご強力な上に、おにーちゃんが21度とかエコってなんですか?と言う設定にしてくださったので、すぐに快適温度になりました。と言うかすぐに寒くなったし。
早速、お風呂をいただきましたがお湯もたっぷり出ました。よいよい。
ところで、別に今何か買い物する予定も無いのですが、異国の地でその国の通貨を一切持たずに夜を越すと言うのは少々不安です……。
しかしながらもう既に夜中ですので、今日はこのまま休みます。おやすみなさーい。

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そして朝。昨日も遅かったので割とゆっくり寝て……と言いたいところですが、手加減を知らないエアコンのおかげで何度も目を覚ます羽目になりました。アラスカとか言う冷やす気満々のメーカーのエアコンでしたが、どんなに温度調整をしようともつけたらキンキン!消すとムシムシ!
最終的に、もう寒くて死んだらそれはそれで仕方がないですとエアコンをつけて寝ました。冷え冷え。

取り敢えず起きて身支度して朝飯を食いに……行こうとして迷いました。
昨日フロントで4階ってきいてたので、4階って事は日本人的に5階だよネと思いつつ、ひとつ上のフロアへ行くもなんかスパがありました。……あり?
廊下でしばし考えて、アネックスつったか?アネックスの5階つったか?と言う結論に達す。
どうやら自分のいる客室のフロアからアネックスへは行けそうもない感じなので、もういいや、フロントできいちゃえとフロントへ。したら、あっちをまわってアップステアでぇ〜とか言われたので、アップステア?5階じゃなく?とか思いつつ、あっちをまわったらレストランがあったのでここ?と思って、レストランのおねーさんにきいたら、朝食は5階だって。
5階……と佇んでいたら、フロントとレストランの間の通路の先に部屋に上がるのに使ったのとは別のエレベーターがあるのをそのおねーさんが教えてくれました。まったく手間のかかる客だよ!通路の途中に2、3段の階段がありました。あーはいはいアップステアーだねアップステアー。
アネックスつってもほぼひとつの建物みたいな感じっぽいですね。ただロビーフロアまで行かないと行き来はできないと。

そうして辿り着いた朝食のレストランですが、お味はまずまずってところでした。
食べ過ぎるとお昼とか食べにいけないので控えめで。フォーとかヌードル系のものならもっとおいしかったのかもしれん。
外は太陽がさんさーん。涼しい屋内から眺める分にはサワヤカこの上ない感じですが、午前中にして既に暑そうです。げんなり。でも出かけるよ〜。
げんなりも何もわざわざ自分で暑いとこに来たんやん!!
ひとまずは両替を。結局、特に相場を見比べるとかしないで、手近にあった両替屋がベトナムナビか何かで平均的に相場は悪くないと書いてあったところなのでそこで換えました。
簡易で出入り口が複数あって人の出入りも多いので、お金の扱いとか気を付けた方がいい感じでした。積極的にとられるとかは流石に少ないかもしれないけど、雰囲気に流されてバタバタしちゃうとモノの置忘れとかはしてしまいそうですね。で、一度ホテルに戻って持ち歩くお金を減らして再出発。

予定としては、市民劇場⇒人民委員会と外観を見て歩きつつ、今回の目玉のお洋服のオーダーに向かいますよう。
市民劇場は歩いてすぐでした。地図で見て想像していたよりも実感としてはかなりコンパクトな印象ですドンコイ通り。市民劇場の前で通りはロータリーのように広くなっており、車やバイクがびゅんびゅん通っていました。劇場前の階段で記念撮影などしている人もいました。
わたしもそうしたいなってちょっとは思いました。でも三秒で諦めました。
道路を渡れる気がしねぇ!!

なので、道路の向こう側の市民劇場をカメラにおさめて立ち去ろうとすると……

写真、撮ろうか!?

陽気なバイクのあんちゃんが声を掛けてきました。あーバイタクかー。
乗る気は微塵もなかったけど、まあ撮ってくれると言うなら撮って貰いましょうかとカメラを渡しつつ、これでカメラかっぱらわれたら笑うしかないなーと一瞬思いましたが、そういうことにはなりませんでした。
でもやっといてなんだけどやっぱりこういうのやめたほうがいいと思う一般的には。
しかし、わたしが一度断念した「道路を渡って市民劇場の階段のところで写真を撮る」も実現しました。すごい手馴れた感じでシャッター押して自分でナイスナイス言ってましたが、後で確認したら超へっぽこでした。オイオイオイ。
なんですかこのオシャレな斜め具合は!
そして、なんとなく予想はしてたんですが、写真一枚撮ってありがとばいばーいとはいきません。
バイクどう?と言われたので、スカートだからバイクは乗らないよ〜と身振りで断る。
ボッタクリとか交通事故とか怖いのも勿論あるんですけど、わたし積極的に自分でこうしようとか決めるんじゃなくて、こういう予定外にひとに誘われて行動を決めるのなんかイヤなんですよね〜。だから、ガイドさんとかもいろいろ提示してくれてどうする?とこっちに決断委ねてくれるタイプはいいんですけど、お土産物屋とかじゃなくても強引にここ行こう!とか言ってくる人はちょっとと言うかだいぶん苦手です。だいたい後者のタイプって、ボッタクリ屋とか連れて行くというのもありますが。
しかし、このあんちゃんはこのくらいでは諦めなかった。じゃあちょっとこのへん案内するよ!とか言って、バイク降りて押しながら勝手についてきた。案内も何も勝手についてきて話すだけなんですけど。

フレンドフレンド!とか言って握手を求められる。うっさんくせぇ〜。
ちょっと前なら一気に走って逃げ出す勢いですが、今回はそんなに予定も詰まってないし、わたしの「うぜぇ勧誘野郎のあしらいレベル」が上がっているかどうか試すにいい機会ではないかと、しばらくそのまま歩いてみました。
まあおかげで人民委員会の前で写真も撮ってもらえましたが。あと、やたらに道路に豪華な鉢植え(人の背丈くらいある)がたくさんあるのは旧正月の飾りだと言うのも、この時期におめかししてそういう街のきれいな場所でプロの人に写真を撮ってもらう人が多いと言うのも、教えて貰いました。実際若い女子たちがきゃっきゃ言いながらきれいなアオザイを着てポーズを決めているのを見かけました。ベトナムの皆さんは結構写真好きのようです。
なんかその写真は撮ってなかったですが、この写真のバイクのひとが運んでるのもそういう旧正月の飾りだと思います。しかし、無茶な運び方をなさる……。
あ、ついでに右下に写っているにーちゃんがうさんくせえフレンド野郎です。

人民委員会。ここにもお花の鉢植えがありますね。これも旧正月だからなのでしょうか。

しかし、人民委員会の前で写真を撮ったあたりで、ベトナムのフレンドは再度バイタクの勧誘に入りました。フレンドフレンドと言ったわずか15分後くらいです。
実に短い友人関係でした。
さっき不審に思ってバイタク乗車を拒否した人間を信用させるにも足りない時間だと思います。このにーちゃんは何がしたかったんでしょうか。
当然、再度タクシー利用はお断り。そうすると今度は今のガイド料を寄越せときたもんだ。
まあわたしもフレンドフレンドとか毛頭信じてなかったにも関わらずついてこさせたわけで、ちょいちょい面白い話もきいたし、何枚か写真も撮ってもらったので、小銭くらいは渡してもよいかと思い、50,000ドン紙幣を渡しました。妥当よりちょい上くらいのつもりで。
したら、にーちゃん顔をしかめて、

こんなんじゃあめちゃんも買えないよ!?

と更に手を出してくる。

アンタ図々しいな、日本でも時給700円くらいで働いてる人いるんだぞ無理矢理ついてきて15分ほどちんたら歩いてうさんくせえことしゃべって250円とか上等だろ!?ふっざけんな!!

……と思ったけど、それを英語で言えなかったので、肩をすくめて背を向けました。ベトナムでは外国人に怪我を負わせると大変らしいときいていたのでまあそうこんな往来の激しいところで何かされることはないだろうと思いつつも、内心ちょっとびくびくしていましたが、特に何も言われませんでした。ホッ。
ただもっとタチの悪いあんちゃんもいないとは限らないのでなんとも。
ふざけんなとか馬鹿なこと言ってんじゃねーよ的英語のレパートリーをマスターしたいのですが、いつも調べては、程度問題と使用場面のバランスがつかめず断念しています。
まあ良いお嬢さんは、この手の勧誘野郎は完ムシしといたほうがいいと思いますというお話でした。

でもこのにーちゃんは希に見るしつこさで、だいたいのバイタクのにーちゃんおっちゃんは歩いていると、少しスピード緩めて「タクシー?」ときいてくるだけで、手を振ったり首を振ったりすると去っていきました。最初はそれもウザかったですけど慣れました。まあ向こうだって仕事だし。中には「バイバイ!」とか「ハバナイスデー!」とか「ハバナイストリップ!」とか声を掛けていく、断っても愛想のいい方々もいて、そこまで悪い印象ではなかったです。
実際問題、このクソ暑い中、個人で歩いて観光してる人って少ないので、バイタクとかみんな利用してるのかもしれないけど、短い滞在中にざっと3−4回は交通事故見かけてて、いずれにしてもバイクはちょっとな〜と思いますわ。ぼったくられない器量があれば便利なんだろうけど。おばはんになるとちょっとこけてすりむいただけでもなかなか治らないし傷跡になっちゃうしね……。
かと言って、タクシーになると割高だし小回りきかないので、クソ暑い中ぼてぼて歩く羽目になるわけです。あっち〜。

とりあえず予定のものは見たので、お目当ての洋服のオーダーのお店に向かうことにします。

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さて、今回の旅の第一目的と言っても過言ではない洋服のオーダーです。
え!?そんなことが目的でいいの!?……とわたしも思うのですが、なにぶん予算と距離で決めた旅先なので、無理矢理目標設定した感は否めません。何か目標がないとしまらんと言うかなんと言うか。


ベトナムではお手軽なお値段で、身体にぴったりのお洋服をオーダーメイドしてもらえるお店がたくさんあるということで、ガイドブックなんかにもわんさかそういう情報が載っています。もちろんそういうところに載っている情報は、生地とか縫製とかセンスとか対応の面で外国人向けではあるのですが、それでもまあ既製服のお値段でオーダーメイドができてしまう感覚ではあります。
もともとベトナムの人は、一般の人でも「洋服はオーダー」が基本のようですね。もしくは既製品買ってもお直し入れたりとか。だから英語でコミュニケーション取れなくてもokだったり、縫製とか細かいこと気にならないなら、現地の人が行くようなお店だともっとお安いのかも。ただセンスはいかんともしがたいか……。自分である程度知識があって、細かくデザインや縫製の指示を出せるならありかも。いやしかし英語が通じなければ無理か。とかまあそんなん。
しかしベトナムに限らず東南アジアだと「着るものは原則オーダー」ての多い気がする。ミャンマーもだったし(若者向けの既製服も最近は増えたみたいなんでどうか分からんけど少なくとも2011年当時は既製服も直しを入れる人が多いとのことだった)、香港もフルオーダーじゃないにしろ市場で売ってるやっすいTシャツとかでもミシンのある露店で丈や身幅のお直し入れてる人多かった。身体に合ってるとすごくよく見えるからね、この習慣はいいと思うのね。日本だと安い服にお直し入れるとお直し代の方が高くなっちゃうからなあ。
その点でベトナム旅行ついでに洋服のオーダーメイドはおすすめです。
生地もたくさんあってセンスも良くて英語が(時に日本語も)通じて……と言うお店だとやたら安くはありません。感覚的には「日本で同じくらいの品質の既製服を購入する値段」で、オーダーの服が買える感じです。そんなお店の中でも多少値段に幅があるようですが、それはそのまま仕上がりの品質に反映されるのではないかな、と思います。


事前にいろんなひとのブログや口コミを見て、わたしはホテルからは少し離れるのですが、「chi chi tailor(チチテイラー)」に目星をつけていました。日本語スタッフがいると言うのももちろん少なからず選択に影響しています。やっぱり身に着けるものだから、細々コミュニケーション取れた方がいいし。それとお値段が口コミを比較すると他より少し高かったのですが、縫製が残念だったとかのコメントがなかったので。

近くまでやってきました。このあたりガイドブックに載っているような雑貨屋が他にもあるので、どこからどう見てもザ・ツーリストでございのわたしが歩いていると、バイタクのおいちゃんが「ザッカ!ザッカ!」(雑貨ではなく店名/ZAKKA)など、探していなくても指差して教えてくれます。
それでいて、こぎれいな雑貨屋のすぐ近くで天秤でものを売る女性とか座り込んで井戸端会議するおじさんおばさんとかおよそツーリスティックではない風景もいっしょに展開されていて、いいねいいねこういうごちゃごちゃ感〜とか思うわたしです。

目指すチチテイラーは、建物と建物の間のほっそい路地そ少し入ったところにありました。ホントにこっち?とちょっと不安になれましたよ。店に入るとすぐに日本語を話せるおねいさんが接客についてくれました。がっつり何を作るの?と言う感じで、冷やかしは通じそうにありません。
今回、わたしはユニクロで買ってお気に入りながらそこはユニクロ故耐久性に難があってボロボロになっているシャツのコピーと、ワンピースを1−2着作るつもりで来ました。
それを伝えて、持参したユニクロシャツを見せる。生地はコットンがよかったのですが、地模様のコットンは少なくてあまり選択肢がなく、すぐに決まる。サイズも折角なので合わせることにしました。
ワンピースは自分で雑誌の切抜きなども用意していたのですが、カタログがある!と言うので見せてもらったら、なんと驚きそれは「日本のファッション雑誌のスクラップブック」でした。うわお。
そしてよく見ると、裏側に細かく縫製の注意点などがメモってあるようで、これは持参したものよりこの中から選ぶほうが安全だなと判断しました。しばらくどうしようかな〜とページを繰っていたのですが、ハッと天啓がひらめきました。


「胸の開いた服」を作ろう!!


わたしは胸がありません。イヤ首の下で腹の上辺りにあるにはあるんですけど、厚みと弾力に欠ける仕様に生まれついてしまいました。コーヒーを飲むと胸が小さくなるなんて話を先日ネットで見かけましたが、そうするとわたしの場合、今後胸がえぐれる心配をしなければなりません。故に首周りの開きが合わない服が多くて、一歩間違えるとガバッと誰もうれしくないサービス全開状態になってしまうのです。
と言うわけで、普段着れないちょっぴりセクシー路線☆のワンピースを作ることにしました。体型的に似合わない服って好まなくなってしまうと思うのですが、そもそもそれは似合わないからであって身体にちゃんと合えば気に入るんじゃないでしょうか、と言う目論見です。
カタログと言う名のスクラップブックから、カシュクールのサテン生地のワンピースと、それからストラップのついたミニワンピースを選びました。それとどうしても気になったので、胸の開いてないやつもひとつ。これだけ雑誌の切抜きではなく、誰かがオーダーした完成品を写真に収めたものでした。
生地選びもおねいさんが的確にアドバイスしてくれて、シルクも勧めてくれたんだけど扱いが面倒そうなので化繊とコットンで。生地選びが終わるとてきぱきと採寸。洋服のデザインにあわせて細々といろんなところを測ってくれました。それからやや不安はあったものの、時間がないと言うことで帰国日に仕上がり品をホテルに届けてもらうということになりました。
わたしの場合、デザインと生地選び以外はおねいさんに任せて1−2時間ってとこだったので、オーダーに行く場合は時間はゆっくりみておいたほうがいいと思います。


作ったものの写真とか、細かいところは別のエントリー(「ホーチミンでオーダーメイド(2013/02)」)にまとめてありますので、よろしければそちらでどうぞ。
生地選びとかうまくいって結構いい感じに出来たと思うのね〜。カシュクールのワンピースは今まで絶対着なかったデザインなんだけど、ジャケットとか合わせると仕事にも使えて非常に便利。


で、その後折角ここまできたので、近くの雑貨屋にも入りました。刺繍のお店。
ここは日本人の方が経営されているそうで、そういう感じのセンスの良さでした。巾着袋をお買い上げ。色あわせがすんごくかわいいけど刺繍の面積が狭いのでそんなに高くなかったです。
ここのものは全部手刺繍だそうで。そういうこだわりも日本人っぽいですな。
このへんで1台の車に乗り合わせてお買物を楽しんでいる日本人のおばさま方を見掛けました。雑誌に載っているお店とか意外とバラバラしているので、必ずそういうところに行きたい人は便利かもしれんです。距離は近くても暑いので歩くとホントしんどい(経験談)。
雑誌に載ってるお店にこだわらないのであれば、ドンコイ通り沿いに雑貨屋はひしめいています。


お次は、ベトナムのデパートに行ってみようと思います。

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暑い中トボトボと歩いて国営百貨店へ。そうこちらのデパート国営なのです。
ホテルに向かって引き返す方向になります。こんなことになっていたのですぐに分かりました。
 
このオメデタイ感じは平常営業ではなく旧正月仕様なのだと思います。


こちらのデパート、ご当地的に高級な日用品の他に、民芸品なども扱っておりまたテナントとしてスーパーも入っているので旅行者にも人気の場所です。わたしもそれ目当てでやってまいりました。また、民芸品などのお土産品は定価販売ではないものの、店員さんにそこまでガッツがなくボッタくられることもなく相場の確認や品数が多いのでどんなものがあるのかゆるゆる見ることが出来るときいてやってきました。そしてセンスを問わなければ同じようなものがおしゃれ雑貨店よりお得に購入できるとも。まあそこはデザイン分仕方がないかと。ともかくボッタくられないときいてやってきました。大事な事なので2回言いました。


1階はやや田舎くさい感じを出しながらも、化粧品やジュエリーのカウンターがありデパート感がありました。しかし、民芸品コーナーを目指してエスカレーターを上がるごとにフロアの混沌感は増していき、デパートと言うより田舎の中心地にある古いSCみたいな雰囲気を醸し出してきました(*)。
さて目指す民芸小物っぽいものが集合しているフロアに辿り着きましたので、まずはだらだらっと……


何をお探しですか!?


オイオイオイオイなんか熱心そうなアオザイねーちゃん来ちゃったんだけど!
じゃすとるっきんぐとかヘラヘラかわそうとするも、もうおまえはわたしのおともだちか!と言う距離感でびっちりマークされています。えええええなんか思ってたのと違う……。
この状態で何かを手に取ったらそれはもう即買うとみなされます。
おいそれと品物を手に取ることもできません。その間にもあれはこれはそれはといろいろなものを勧めまくるねーちゃん。特に水牛の角で出来たという小さなスプーンをやたら熱心に勧める。ライターで炙って見せて曲がらない!溶けない!本物!!と力説。ちょっと欲しいかなと思ったので試しに値段を聞いてみたら、200,000ドン。ひとつ500円しちゃいます。小さじなのに。有り得なくもないかもしれないけど、もう今までのねーちゃんの態度でわたしの危機感はMAXです。


このままではボラれる!!!


ちょっと高いよと主張したら150,000ドンだってさ。取り敢えず試しに100,000ドンでは?と言ってみたらokだってさ。


……ほほう、倍の値段をふっかけましたか?


ぜんぜんボッタくってんじゃん!それでいいのか国営百貨店!!
ちなみに後でおしゃれ雑貨店で似たようなものがひとつ50,000ドンくらいで売られていたので半額くらいで適正価格だったみたいです。完全に市場並のボッタクリ度合いです。ひどいです。
その後、うっかりノンラー型のマグネットを手にとってしまい、まだ買うと決めていなかったのにねーちゃんが台紙からバリバリとひきはがしてしまいました。まあマグネットは母の土産にいつも買うのでいいんですけどね。
で、これまた半額まで値切って、さっきのスプーンと合わせて精算したんですが……


マグネット2つで100,000ドンって高いから!!


ひとつ250円のマグネットとかどうよ!?ねーちゃんにしてやられてしまいました。と言うよりわたしがバカなのか。機械的に半額まで値切ったからok!とか思ってしまいました。
なお、同じものがこちらも国営と思われる中央郵便局の土産物売り場にあるのを後日発見しましたが、なんとおひとつ15,000ドンととってもお買い得でした。
  
モノはふたつとも割と気に入っているのですが、ボラれたかと思うとたいへん悔いが残ります。
国営百貨店の民芸品売り場は、市場とかの値切り交渉がお好きな方にはおすすめですが、そうでない場合にはボッタクられるし、普通に値切ったのではお洒落雑貨屋価格止まりなので、それだったら最初からお洒落雑貨屋で買物すればいいと思います……。


とか言いつつ、別のテナント?で追加購入。

エスカレーター脇で刺繍の小物ばかりを売っていたところで買いました。
すんごい安っぽいんだけどなんかかわいくて。お値段を尋ねたら12,000ドンだって。60円!?ならいっかと値切らずに、しかも珍しく大量購入。職場の○○さんと、おばあちゃんと、お母さんと……みたいな。この袋に小物を少し入れてお土産にしたりしてみました。
ここのおばちゃんは押し売りしなくて、それでいてわたしがひとつひとつ色柄違うので、低い棚の前でしゃがんで品定めをしていたら椅子を勧めてくれたりとかなり親切でした。こういうひとのいるお店なら気負わず買物できるかも。
奥にファブリックばかり集めたコーナーなどもありましたが、やり手ババアが出現しそうな雰囲気たっぷりだったので、断念してスーパーのあるフロアへ移動。


スーパーは入口にしょっぼい簡単に扉を破壊できそうなロッカーがあるので、大きな荷物はここに預けなければなりません。最初から大きなバッグは持ってこないか、貴重品だけ別にできる小さい袋なんかを持っておくといいと思います。
食品のお土産なんかは種類もたくさんあってよかったです。そんなに高くなかったし。

きれいな箱に入った焼き菓子でも100円〜200円くらいでした。ドリアン味を買ってウケ狙いで会社に持っていきましたが……すごかったです。意外と食べたそのときは臭くないよ?むしろおいしいんじゃない?って感じでしたが、向こう半日腹のそこから湧き上がる腐臭に悩まされました。
緑豆で作ったらくがんみたいなお菓子はもさもさしてましたが、箱がかわいいしきなこみたいな素朴な味で意外と好評でした。個包装になっていて分けやすかったし。
あと、いいにおいのするウエットティッシュなんかもお土産に。さっきの袋に入れて渡してみたりして。化粧品もちょこちょこ買ってみました。スキンフードを意識しまくったスキンフードと言うメーカーのフェイスパックとかあるし……(またそれを買っちゃうし)。


これらに滞在中に飲もうと思って買ったパックのジュースなんかを合わせて984,400ドンでした。
客層はどうだろうな、観光客が多いけど、地元の裕福っぽい人も結構いました。買ってるものが日用品オンリーだったので地元の方と判断しただけなんですが。
今回普通の買い物してないから果たしてここが高いのか安いのか、正確には分からないんだけどたぶん高いんだろうな。と言うか高いものを置いてるんだろうな。


荷物も増えちゃったし、疲れたので一度ホテルへ戻って休憩です。


*田舎の郊外には今やだいたいピカピカの大型のSCがある今日この頃なので「田舎の中心地の古いSC」と表現してみました。そりゃあこのデパートがデパートとして受け入れられている場所にイオンなんか出来た日には阿鼻叫喚でしょうなあと2015年イオン進出のニュースを見ながら思ったものです。イオンは少し郊外みたいですね。わたしが訪れたときにも、中心地に新しいSCがいくつか工事中ではありました。

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街歩き午前の部、終了していったんホテルへ。と言ってももう2時過ぎちゃってますけどね!
でもこれで予定通りなのです。ホーチミンへ行ってブログを書いている日本人の3−4割くらいが行っている(注:K子の独断と偏見による数字です)クアン94へごはんを食べに行こうと言う予定なのですが、なにせ人気のお店だそうなので、ひとりもののわたしはピーク時間帯を外して食べに行こうという作戦なのです。相席とか苦手だし。
さてこのクアン94ですが、少しドンコイ通りからは外れるのでタクシーを使う必要があります。そしてタクシーで行くほどの何があるかと言うとみんな大好きカニさんを扱う食堂なのです。カニさんがお得にたらふく食べられると言うことで、ガイドブックや口コミサイトやブログに紹介されているのです。これは行かねば(力いっぱい)!

しかし、ボラれることもあると言うホーチミンのタクシー、一応この会社だとボラれない・この会社は評判悪いなどネットで調べてはいましたが、ここは用心に越したことはありません。折角ホテルから乗るので、ホテルでタクシーを呼んで貰いましょう。
ロビーでボサッとしてるベルのにーちゃんに、クアン94の写真を見せてここに行きたいのでタクシーを呼んでくださいなとお願いしたら、外に出て行ってなんかそこで車停めて昼寝しているおっちゃんに声掛けました。

……サイゴンツーリストではありませんか。
めっちゃ評判悪い

おいおいコレ大丈夫なの?

コレが悪名高き銀色のボディだ!
ものすごく不安になったのですが、呼んでもらったわけだし乗らないわけにもと言うところもあり、ホテルの人が呼んだんだから大丈夫なんじゃね?と自分に言い聞かせて乗り込みました。

結果から言うと、おもくそボッタくられました。

あらついお下品な言葉がオホホホホ。
タクシーが走り出すなり、メーターと窓の外を交互にガン見していましたが、取り敢えず変な回り道をしたりメーターが異常な回り方をしている様子はありません。だだだだ大丈夫かな!?10分弱でクアン94と書かれた看板のあるお店に到着。

うん。でもコレネットで偽物って言われてたお店だ。(*)

まあいい。本物は偽物のすぐ近くらしいし。なんかお店の人がドアを開けてくれる勢いで出迎えてくれているけど知らん。85,000ドンとな。
10万ドンを渡しておつりを待っていると、おっちゃん更に手を出す。細かいのがないのか?と思って、5,000ドン紙幣を追加で渡すと、

お金が足りない


と言い出した。……ハァ!?意味が分からないのでどういうことだか問いただすと、

10,000ドンしか受け取っていない

と言い出しやがった。そうきたか。そうきましたか。フハハハハ……くそう油断した!
そこからはもう片言英語VS超訛り英語で、100,000ドン渡した!イヤ10,000ドンだ!の不毛な言い争いですよ。おっちゃんはわたしが殊の外粘るので、車を店の前から移動させました。そしてバトル再開!

つってもわんはんどれっど!てん!しか言ってないですけど!

一瞬本当にわたしの勘違いか……?と思ったけど、途中でそれアンタ今持ってたのわたしが渡した100,000ドンじゃん!的なことをなんとか言ったら、これは最初から持ってたやつ!とか言いつつこそこそ隠してたので、やっぱボッタくりだ!と確信して更に粘る。ねば……

ったけど最終的に私が根負けしました。

なんかふと気が付いたら30分くらい経っててさ……あれっ100,000ドンって幾らだっけ……500円?わたしの残業時給って1,200円くらいはあったよな……

ああコレ無駄な時間だ。

そんなワケで無言で残り70,000ドン払って降りました。おっちゃんがすごい満足げなツラをしていたのが激しくイラッときたわ〜。悔しかったのでわざとらしくこれ見よがしに車の写真を撮ってみました。面倒なので別にどこにもチクらないんですけど。
最初の方に載せてたのはこのとき撮った写真です。ボッタくりだし個人用途ではないのでナンバープレートはマスキングしておりません。
念のため、ホテルに戻ったときに収支を合わせてみましたが、やっぱりわたしの勘違いではなくただのボッタクリでした。ベトナムでは高額紙幣には名前を書いておかないといけないようです。

ホテルで頼んでコレとかあああああ!もうなんかタクシーに乗って食堂に行くだけで一悶着起きるとか、なんてしんどい国なんだ……。疲れてるときにくるところじゃねーぞここ。
東南アジアに対する漠然とした癒しのイメージは全力で否定します。

なんかこういう風景は好きですけどね……。でもこれも癒しではないと思う。
降りたところは、ものすごい大通り沿いだったのですが、こんなちっちゃい椅子並べて道端カフェやってるおばちゃんがいました。ものすごく暑そうです。車ビュンビュン通るし。午前中とかはマシだったのかもしれないけど、まあ案の定客はゼロでした。 

さてさてでは気を取り直してカニ食堂へ……アレ?シャッター閉まってる!

*クアン94のどちらが本物かという話題については諸説あるようです。わたしはベトナムナビの「交差点に近くてオレンジ色の看板の店」を本物だとする説を支持してそちらへ行くことにしていましたが、わたしが偽物だと思った「角から遠い方のお店」を本物とする説もあるようです。実際のところ、高級なレストランでもないのにタクシーから降りた客を手ぐすね引いて待ってた「角から遠い方のお店」がなんか偽物っぽいと思ってしまうわたしの心はちょっともう汚れきってしまっているようですが、実際どうなんですか?

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あれっ、なんだかカニ屋(わたしが本物だと信じている方)はシャッターがはんぶんくらい閉まってします。……観光名所に留まらずカニ屋にまで裏切られるのでしょうか?(*)
ボラれながらやってきたと言うのにあまりにひどい仕打ちです。一瞬荒れようかと思いましたが、表に人が出てきたのでちょっときいてみたら、5時くらいに開けるらしいです。どうやら昼夜通し営業ではない様子。そんなの書いてなかったー!偽物(仮)は昼夜通し営業だったのでそのへん情報が混ざっているのか、或いはまあ、東南アジアなんてバス会社のWebサイトに記載されてるバスがなかったりするわけで、突然営業時間が変わることもありましょう。

現在、3時過ぎ。二時間かあ……。またタクシーで行ったり来たりするのもアホくさいし、まださっきのボッタクリから立ち直ってないし、歩いて戻るのはしんどい距離だし、そこらをウロウロしてみるしかないようです。

とは言え……

夕方が近づいて交通量が増してきておりこんな状態なので、実質ホーチミン初日のわたしには道路を横断するのはハードルが高そうです。でも結果的に渡りましたけど。あーうん意外となんとかなるって言うか、噂通りバイクが避けてくれる感じです。この写真で言うと、このバイクが停まっている通りはまだ細い方で、横の通りの方がもっと交通量多いです。

ホーチミンの場合は少ないながらも信号があるらしいので、まだ渡りやすいようです。と言うのは信号のリズムで、信号のない場所でも多少交通量が減るタイミングがあるみたいなんですね。でも完全に車やバイクが途切れることはないので、渡り初め数メートルの安全が確保されたら取り敢えず渡り始めます。このとき大事なのは、決して走ったりしてはならないと言うことです。緩急なく渡り始めたのと同じ速度で渡り切りましょう。そうすると、歩く方向と速度からバイクが横断者の進路を予測し避けたり避けられない場合はスピードを緩めてくれます。どんなにバイクが迫ろうと焦ってはいけません。急に走ると、更に先にいるバイクに轢かれます。
……以上、ホーチミンの歩き方(誰かの聞きかじり)でした。
二・三度実践するとコツが分かり、割とすごい大きい道路でも渡れるようになりました。(*)

ケンタッキーでもマクドナルドでもサブウェイでもなくロッテリアがあるのが意外でした。食べ物屋も洋服屋もこういうこぎれいなお店と昔ながらのお店が混在していて、適度に道路なんかも大きいのにゴミゴミしていて、ドンコイ通り周辺とはちょっと違うローカル感があります。

これ、ロッテリアの向かいの角ですからね。
ロッテリアとの価格差は分からんですけれども。あとは価格問題だけではないかもしれないし。なんかロッテリアとかご当地的におしゃれスポットの香りがしたので、パジャマ?普段着?みたいなおっちゃんやおばちゃんがあそこに入っていくのは、他所者のわたしにも想像がつきません。

写真を撮りながらブラブラと。
   
日が当たると暑いのですが、意外に日陰は爽やかでいい風があります。ので、こんな感じでみなさま井戸端会議など。この写真のところなんて路上カフェもないし、どっからその椅子出してきた。おっちゃんたち仕事は……。

路上カフェといえば、この暇な時間こそ路上カフェにトライするいい機会ではないですか?わたしもああいうプラスチックの椅子に座って茶ァしばいてみたいです!台北とヤンゴンでは憧れを持ちつつもやらずじまいだったので今日こそ!
さっきの路上カフェは日当たり的にあまりに無謀なロケーションだったのですが、少し歩いたらすぐに別の路上カフェが見つかりました。

早速、おばちゃんにコーヒーを要求!
……したけど、おばちゃんは英語が分からずわたしはベトナム語が分からず一瞬気まずい沈黙が流れたのですが、おばちゃんが近くの椅子とテーブルに陣取っていた家族連れから小学校中学年くらいの女の子に声を掛け、その女の子が英語を話したため無事コーヒーを買うことに成功しました。
女の子は妙に大人びた顔で、旅行なの?そう、楽しんでね〜とか話してました。この年頃の女子がこまっしゃくれているのは万国共通なのでしょうか。
一方おばちゃんは、女の子を通して写真を撮ってもいいか?と尋ねると許可してくれたのですが、すごくはにかんでてとてもかわいかったです。あんまりにもかわいかったのでいっしょに写真も撮ってもらいました。

パフォーマンスつきで収まってくれました。しかしわたしのコーヒーには練乳入ってねえぞ!さっき女の子になんかきかれてたのテキトーに答えてたんだけど、それで練乳なしになっちゃったんだろうな!
お代は7,000ドンでした。やっす!(=50円以下
あっつい濃いめのベトナムコーヒーを入れてくれて、それを氷の入った容器にイン、あとは溶かして飲んでねってことらしいです。そして既にこの写真でお気づきかもしれませんが……

持ち帰り仕様にされてしまいました。
イヤこれはこれでなんかちょっと面白いんですけど(ピカ●ュウだー!200%ノンライセンスだー!)わたしはそこのプラスチックの椅子に腰掛けたかったんですけど!しかもなんかはばないすでー!とか言われてるし!コレなんか立ち去る流れですね!?

しょうがないのでコーヒーの容器をモミモミしながら(氷がなかなか溶けない)、更にブラブラします。しかし「Oishi」(=おいしい)と言う日本語はなにかメジャーなのでしょうか。これは商品名?企業名?マカオや台北では日本語で「おいしい」って書かれた皿(*)とかあったし。

向かいの細い通りなんかが気になるので、道路を渡ってみます。
 
この本屋さんは新刊屋なのかなあ古雑誌屋なのかなあ。ELLEとかおしゃれ雑誌もありますよアピールしてます。そういやこれはどっか別の国なのかELLEベトナム的なものがあるのか……よく見ておけばよかったな。

だいぶブラブラした気がしますが、カニ屋を中心に半径数百メートル範囲でしか動いていないので、まだ4時半くらいです。はっきり5時と言われたわけではないのでちょっと行ってみましょうか。

*わたしの運が悪いため、今まで数々の観光名所の残念なところに遭遇しています。(「ブルーシートのかかった世界の名所シリーズ」)
*後の話ですが、圧倒的に交通量の少ないホイアンの方が渡りにくかったです。待っててもなかなか道路渡りきれるほど車やバイクが途切れることがないし、ホーチミンみたいに避けてくんなかったので。
*おいしいって書かれた皿はこちらでご覧いただけます。台北とマカオ、近いとは言え異なる国で同じ模様の謎の皿に遭遇したのはなかなか不思議な感じでした。

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ミステリーハンターに憧れること○十年。ミステリーハンターにはほど遠いもののぼちぼち海外旅行をたしなむようになりました。長い休みが取れないことが悩みの種。
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