K子の旅ログ ベルギー旅行 忍者ブログ
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カテゴリー「ベルギー旅行」の記事一覧
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2012年、11月あたりにちょっと長めに休めそうなところを見つけたので、母親と旅行に行こうかという話になりました。いっちょフンパツしてお互いに人生発のヨーロッパに乗り込んでみようかと言うことになりました。冬のヨーロッパなんて寒いわ日は短いわどうなの?
でも航空券は安いです。
さあ、パリかロンドンかローマかフィレンツェか!?……なんか、最終的にブリュッセルとゲントとブリュージュへ行きますかってことになりました。 ベルギーです。
初ヨーロッパでベルギーチョイスです。

(意味もなく唐突な小便小僧。漫画カメラによる撮影と加工。)
なんか自分なりに理由はあった気がするんですが、計画段階にして既にその理由を見失ってしまい、最終的にビールとかムール貝とかビールとかチョコレートとかビールとかで頭がいっぱいになってしまい、本当に今となってもなぜ自分がベルギーをチョイスしたのか最初の理由がまったく分からなくなってしまいました。

ちなみに、ベルギーへ行くと言った場合の周囲の反応としては、
「アレ?K子さんもうフランスとかは行ったことあったんだっけ?」
イヤ、ないス。
「……なんで!?

「へぇーベルギーって何があるの~?」
「小便小僧です。ビールとかムール貝とかチョコレートとか食べます。」
「へぇ~」(リアクション薄い

「へぇ~、ベルギーってなんかヤバいことでもしたいの?」
え、なんすかソレ!?
「なんかおくすりとか簡単に手に入るイメージがある。」
え、なんすかソレ!?
特に最後の上司の反応が著しく気になり調べたら、ブリュッセルとかまあまあ治安が悪い(*)ようなことを書かれていてgkbr!

それでもいつかは通る道(?)、わたしはヨーロッパに行くのだぁぁぁ!と勢いで航空券などを手配し、宿や交通を確保しました。行き先にブリュージュを入れたのは、わたしの休みが取れる日程で唯一クリスマスマーケットの開催にかかっていた都市だったからです。
どちらにしろ直行便とかはないのですが、今回は「世界の車窓から」をやってみたいという阿呆な理由で、羽田からの深夜便でシャルルドゴールへ飛び、そこからTGVを使って移動することにしました。TGVはもちろんのこと、ベルギー国内の指定なしのICの切符やらコンサートのチケットまでネットで買えてしまうとか世の中の発展っぷりにとても驚いてしまいました。
(参考エントリー:「ベルギー旅行計画中」、「ベルギー国鉄の時刻表をゲットする方法」)

最終的に日程はこんな感じになりました。

11/21 仕事が終わったらみかん王国から羽田へ、羽田からシャルルドゴールへ
11/22 早朝パリ着、TGVでブリュッセルへ移動(ブリュッセル泊)
11/23 ICでゲントへ、その後ブリュージュへ(ブリュージュ泊)
11/24 ICでブリュッセルへ戻る(ブリュッセル泊)
11/25 ブリュッセル滞在(ブリュッセル泊)
11/26 TGVでシャルルドゴールへ移動(シャルルゴゴール泊)
11/27 午前便でシャルルドゴール発
11/28 羽田着、みかん王国へ

まあまあゆとりあるかな?と思うのですが。
さてさて初ヨーロッパ、母娘の道中はどうなるのでしょうか?食って飲んでのベルギー旅行記、始めます。

*治安が悪い……このときはいろいろ調べてやだヨーロッパ怖い!ヨーロッパ(HARD)/東南アジア(EASY)って感じじゃん!ヨーロッパ怖い!とひたすら出発まで怯えましたが、2年後の現在、トランジット観光でパリのことを調べヨーロッパの中でも特に治安が悪いような事を書かれていてまたgkbrしていたら「どのくらい治安が悪いかと言うとブリュッセルと張るくらい」と言う表現を見て、自分が初ヨーロッパでヨーロッパの中でも特に治安の悪そうな都市を訪れたことを知ったのであった。

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出発日は通常通り定時まで仕事……って言うかこういうときくらいしか定時に上がれないザ・社畜なわたくしですが……で、そっから母と合流して空港にGo!
だいたい今までこういう日に限ってトラブルがあったのですが今回は無事に仕事が終わり、さい先の良いスタートです。
みかん王国でのチェックインでは、国外の乗り継ぎもないので荷物預けもスムースにいったし、飛行機も混んでないし、まあ特に面白いようなことはなかったです。
強いて挙げるなら、飛行機に乗ってふっと見たら、前の席に鈴木宗男がいて、斜め後ろに大林素子がいたくらいでしょうか。ちょっとびっくりした。なんかやっぱ普通の人よりは目立ちますな。イヤまあ、大林さんは物理的な存在感の問題もありますが。デカかった……。

そんで羽田到着。チェックインはみかん王国でスルーで出来ています。
やっぱり羽田の深夜便を利用する人は多いみたいでどこも混み混み。シャワーなんか1時間待ちでした。待ちの間にごはん食べようと思ったら、安いお店はどこもいっぱいで。
しかし、これから旅行に出るのに国内で散財もしたくないしなぁ~って言う。
したら、一見お高そうな店構えなのにそうでもないお店がありまして。ゆっくりできそうなのでそこに入りました。シエル・エ・テールと言うお店。
お食事セットに、後で勧められてデザートも追加して2,000円ばかり。
お値段の割に、結構気を配ってくれて、飲み物やデザートをタイミング良く勧めてくれるところとかなかなかいいかんじなお店でした。これは次回からも立ち寄りたい!

デザートは別にひとりでにこ食べたわけではありません。

無事、シャワーも浴びて待合いへ。満席に近い便だったので待合いも混んでました。
修学旅行か何かなのか若い子の団体も。修学旅行でヨーロッパか……ええなあ……イヤよくないだろうか、まあわたしの暗黒に近い学生時代(友達少ない)と比べても仕方ないか。
優先席を占拠して寝そべっている外国人の一団もいて、そこはかとなく殺伐とした雰囲気が漂っていました。

搭乗してみたら、適当に選んだ席だったんだけどエコノミーの最前列で足下ひろびろ~。けど、通路側のわたしの席の前はプレミアムエコノミーへ続く通路に向かって素通しで、安定飛行に入って前のカーテンが閉まるまではちょっと落ち着かなかったっす。
そんで知ったのですが、プレミアムエコノミーでは前方の共用モニターまでがエコノミーよりも高画質でした。さすが高い金取るだけはあるや……。
あと、ベルトサイン消えるまでは手荷物一切合切ぜんぶ荷物棚に入れとかんとあかんのがちょっと面倒だったくらいで、広いと言うことはホントいいですな!
空の上では床面積がもっとも高価なわけですよ。
ただ、テーブルとか使っていいよ☆ってアナウンス流れたときに、ベルトサイン消えたと勘違いして荷物取ろうとして注意されてしまった。恥ずかしい……。そして、それにつられて他にも立ち上がった人が出てきてしまったのが申し訳なかった。

初めてのヨーロッパ行きなので、フライトマップを出してみたら、あんまり見たことのない地名(ハバロフスクとか)が画面に出てきてなんだか新鮮です。
それから、搭乗時間が長いのでいろいろと食べ物が振る舞われると聞いてワクワクしていました。機内食で楽しめる貧乏ツーリストであります。

まずはお夜食パート1。お焼きにワインをいただく。おいしい。

その直後に、夜中におなか空いたとき用にボトルウォーターと蒸しパンが配られる。ボトルウォーター配ってくれるところは好きだ~。
3-4時間寝たところで目が覚めたので、映画を一本見始めて、それから途中でトイレ行きついでに飲み物でも貰うか~と思ってギャレーのあたりをのぞいたら、なんかおっちゃんがCAさんと長話してて邪魔だったので諦めた。まあ声かければ良かったんだけどさ~。

映画終わった頃に丁度、朝食のメニューが配られました。
和食と洋食と二択ですが、なんだか高級そうなイメージになってました。洋食はフランスのなにがしかをイメージ、和食は日本のなにがしかをイメージしているとかなんとか。
折角、二人いるので違うものを頼んでみました。
   
わたしの頼んだ洋食があんまりおいしくなさそうに写ってますが、おいしかったです。やたらにデカいだけのパンみたいなやつは間にちゃんとチーズとかハムとか挟まってましたし。 

たっぷり食っちゃ寝したところでパリに到着です!

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パリ到着ぅぅぅぅ!
長かった!辛かった!具体的に言うとケツが痛かった!!!
もうね、最後のほう、尾てい骨のあたりがどんな座り方しても痛くてね!これが10時間のフライトの威力なんですね!(この後、通販で空気で膨らむ座布団のいいやつを購入し、ますます旅の荷物を増やしたわたくしです。)
まあ、逆にそれ以外は特に問題なかったです。うまいもん食わせてくれて映画も見られるし好きなだけ寝られるし上々じゃないですか~。今回は足元広かったのも大きいとは思いますが。

そして到着したパリはなんか空港からしてオサレっぽいなというのが第一印象でした。

だってトイレがこんなんだし。なにこのシャレオツなタイル模様。
でもやっぱり、床のビタビタ具合とかはアジアの空港と変わらんなと思いました。お掃除おばさんが常駐しているのも同じですが。やはり、清潔さで日本に適う国はなかなかないのか。
トイレの便座もオレンジでしたが、イミグレを整理している空港職員さんの制服もオレンジ基調のレトロかわいい感じでした。イミグレ付近なので写真は控えましたが、レトロかわいい制服ではあるのですが、なかなか着る人を選ぶ感じの服で、まあ分かりやすく言うと、私が着るときっとかわいく見えないだろうなと思いました。無事、フランス入国。入国審査官は笑顔できびきび仕事していて、最後にアリガトーって言ってくれた。
なんだフランス人まじめじゃん?(どういうイメージだったのか。)

CDG着が6:20で、ブリュッセル行きの乗換なしのTGVは10:37発を予約していました。その前が7時台だったのでちょっと不安で。結果的に荷物ピックした時点で7時くらいだったので正解だったようです。お手洗いで顔とか洗って、荷物を整理して。
TGVのホームのあるターミナルまで移動してホームの場所を確認し、ATMを探してユーロをゲットするのを目標にウロウロ。
TGVのインフォメーション探してる途中で、エレベーターでどっかのホームに直接降りてしまって。うーんここ違うな~どうするかな~とか思っていたら、スーツケースを引きずった白人中年夫婦(孫連れ?)に話しかけられる。

ディズニーランド行きはここのホームかしら?

イヤ、知らねえよ!

あからさまにスーツケース引きずった東洋人にそんなこときくとか、この人たちは無事に孫をディズニーランドに連れて行くことが出来たのでしょうか。
もちろんわたしには教えることが出来ないので、分からんがあっぷすてあーにいんふぉめーしょんがあるように書いてるって、エレベーターの表示を指さしておきました。
むしろわたしにTGVのホームの場所を教えてくれ。
まあ、TGVのインフォメーションはすぐに見つかりホームも分かり易かったのですが、ATMが意外となかなか見つけられませんでした。でっけぇシェパード連れたこれまたでっけぇ警察の方がウロウロしていて、ここで不審な動きをしたら殺されちゃうな……と思ったりしました。

無事ユーロもゲットし、なんかコーヒースタンドみたいので軽く何か食べることに。
パンを指さしでたのんで飲み物もいることを身振りで伝えたら、別の注文口に回るよう言われたのでそこで後はカプチーノかカフェラテか何かを……

ペラペラペラペラペラペラ?(仏語)
とぅーかふぇーうぃずみるくー!
ペラペラペラペラペラペラ?(仏語)
(ええとじゃあ)とぅーかぷちーのー!
ペラペラペラペラペラペラ?(仏語)

わ、わっかんないっ……(涙)!!

途方に暮れていると、横の列にいた品の良さそうな白髪のマダムが、「エスプレッソにするかカプチーノにするかってきいてるのよ」って教えてくれる。
だ、だからカプチーノって……!!
マダムにはわたしがカプチーノって言ってたのが分かっていたらしく、「カプチーノで良いのよね?」って。いえすいえすいえす!!
結局その親切なマダムが、売店のねーちゃんにペラペラ言ってくれて無事、カプチーノにありつくことができました。マダムにせんきゅーせんきゅー言った後で、あ、めるしー!とも言っておきました。売店のねーちゃんがイジワルだったのかマジに私の言っていることが聴き取れなかったのかは今もって分かりませんが、マダムは親切でした。
しかし、これから行くベルギーもフランス語/オランダ語圏です。
ああもう不安がいっぱいですね……!!

マダムの手助けによりゲットしたカプチーノとパンはおいしかったです。ベンチの向こうには駅のホームが見えています。


直前までどのホームに列車が入るか分からないのがなかなか緊張もの。
赤を基調にした感じのインフォメーション付近。
TGVのチケットは日本で予めネットで予約していました。改札とかもないし、プリントしたチケットを持っていればよいのでお気楽です。
電光掲示を見守りつつ待ちます。到着の5分前くらいにようやくホームの表示出るのな。アナウンスがあるわけでもないし。日本の駅はうるさくていかんみたいなご意見もあるけど、わたしは親切アナウンスな日本の駅は素晴らしいと思います。外国人とか旅行者とか慣れてない人にはほんと有り難いものだと思うよ。

ホームはこんな感じ。係員の方とかもいます。
列車の到着位置やら客車の場所が分かる電光掲示も。
結局、ぜんぜん違う場所に止まったがな!!
そのせいで、最初違う列車?とか思って乗りそびれるところだった。このあたりで、電車の駅ではアレ?って思ったら、ひとまず周囲の人間に聞きまくったほうがいいと学習しました。

母と二人で旅行に出ると、こういう感じで油断した隙に写真を撮られています。
 
ホームの写真なんか撮っていたらすぐにTGVがやってまいりました。これで一路、ブリュッセルに向かいますです。

二等の席はそんな広くもなかったので、出入り口付近の荷物棚にスーツケースは押し込みました。下段が空いてなかったら自力で上げられ無さそうだ……。
大荷物で電車乗るのってあんまり想定されていない感じです。そういう場合は本当は一等を取るのが正解なのかも知れん。

駅を出ると郊外の田園風景が広がります。おおっ、これは……

とりあえず世界の車窓からを聴いておきました。
今回の目的ひとつクリアです。(何その目的?)

あとはぐうぐう寝たり、日記を書いたりしながら到着を待ちます。

        

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TGVはブリュッセル南駅に着きます。
ホテルはMIDI駅の近くにしていますので、移動しなくてはなりません。
TGVの切符があれば南駅からMIDIまでの切符は買わなくてもいいとか、イヤ買わなくてはならないとかネット上には相反する意見が散見され、結局どっちが正解なのか分からないままここまで来てしまいました。
 
ホームから長い段差のないエスカレーターのようなもので下って駅のフロアへ。
まあ取り敢えずもう切符買っといたら間違いないだろうと言うことで、じゃあインフォメーションはどこかな~って思ったら、カジュアルながら身なりの良い学生風のおにいさんが声を掛けてきました。「何かお困りですか?」(英語)
まだ地図も広げてないまだキョロキョロもしていない立ち止まったその瞬間に!
だいたい、海外で向こうから声を掛けてくるやつは取り敢えず疑っといた方が間違いないと言う考えのチキンなわたくしですが、相手のあまりにあやしくなさそうな風貌に思わず、「わたしはブリュッセルMIDI駅へ行きたい」とカタコト英語で伝えてしまいました。
おにいさんはこちらへおいで、と切符売り場まで案内してくれ、窓口でいっしょに切符を買って(2ユーロ)、ホームはあちらだよと教えてくださり、礼を言いそびれそうになるくらいさくっと立ち去っていきました。
困る前にすぐに手助けされるとかってどういうこと……!?
後に、わたしはこれが偶然などではないことに気付くのであった。

数分でMIDI駅に到着。ホテルは歩いて数分の「Hotel le Dixseptieme」へ。
今日1泊して、飛び泊であと2泊します。
付近に便利な近代的なホテルも同じくらいの価格帯でありましたが、折角なので中世の建物をそのまま使っているというこのホテルをチョイス。部屋数も多過ぎないので、そう広くない方が出入りも面倒でないかなと思って。
結果、ホテルの人もすごい親切だし、部屋もかわいいし、大正解でした!
まあ強いて難を挙げるなら、ホテル名をなんと発音して良いか分からない事ぐらいですかね……まあホテルカードを持っていれば問題なし。イヤでもホント分かんないアルファベット眺めていると舌噛み切りそうなんですけど、なんて言うのが正解なのか。
あと、ロビーから宿泊棟に中庭を通るのですが段差があるので重たいスーツケースがあると大変だということと、それから気を利かしてかどうか知らんが最初の日は最上階の部屋をあてがってくれていたのですが、建物の構造上、この最上階の部屋というのが、ワンフロアしたまでしかエレベーターが来ておらず、一階分スーツケースをやはりまた階段であげなければならないのが大変だったくらいですが、まあそれは我々が個人的に大荷物だったからなワケで。
なお、後日チェックインし直したときには、移動の少ない一階のお部屋にしてくれていました。窓がなかったけどこっちは広かった。
なお、最初の日に泊まった部屋の写真は撮っていない模様です。
なお、ホテルの外観は写真撮ろうとしたら、子供を抱いた若ぇにーちゃんに「ミルクを買うお金もないわたしにお恵みを」(仏語……なのにこういうことだけは単語とニュアンスで分かっちゃうのは何故なんだ!)とかたかられて撮り損ねました。物乞いする暇あったらハローワークに行け!!(ベルギーにハローワークあんの?)

ホテルに荷物を置いてお出掛けです。14時前ですので、本日はこれから王立美術館と時間があれば隣のマグリット美術館を見てみようかと。

ああもうホテルのすぐそばの小径からして、期待通りのヨーロッパ街角歩き感でくらくらしてしまいます。ちなみにこの細い通りの中に2軒も当たりなマッサージ屋があり、その点からもまたブリュッセルに行く事があれば同じホテルに泊まりたいと思っています。

美術館の前に腹ごしらえ……と言うわけで、ベルギー名物フリッツだ!
フライドポテトですがフレンチフライとか言われたりもするのに、なんと発祥はベルギーなのであった。三角カップに山盛りで3ユーロ。芋の種類が違うのでしょうか。ねっとりとした重めの食感でおいしいです。酸味のきいたマヨネーズが良く合ってるし。
母と二人で分け合って、広場のベンチでうまうましていたのですが、ふと母が、
……ん?アンタ、頭になんかついてない??
とか言うので、は?と思いつつ、頭に手をやると何か白っぽい液体が……。
…………臭ッ!!!!
こここここここれは鳩さんの落とし物じゃねえかァァァァ!!!
な、なんという手ひどい歓迎であるか……幸い、まだ相当レアな状態を保っていたのでウエットティッシュで拭いきることに成功、コレ気付くの遅かったらさ、もうどうなっていたことか。
そら着替えは何枚か持ってるけどコートの替えとか持ってないですからね!?
ヨーロッパではスリと強盗に加え、広場の鳩にも注意が必要なようです。

気を取り直して、美術館を目指してロワイヤル広場方面へ向かいます。

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そんなワケで、王立美術館へ。
しかしロワイヤル広場のあたりで思ったのですが、石畳の道路には矢印も車線もないのにあんな広いところみんなどうやって車走らせてんの?謎です。私だったらとりあえず前の車についていくしかないので、曲がりたい方向に曲がれず一方通行にハマって迷子になること請け合いです。

王立美術館、観覧料は8ユーロ。隣のマグリッド美術館とセットの券もありお得ですが、行けるかどうか分からないので単独のものにしました。
コートや大きなバッグはクロークやコインロッカー(小銭は戻ってくるが1ユーロか2ユーロのコインしか使えない)に預けるよう言われました。
コートの下は薄着だったので途中で寒くなっちゃった。冬は注意が必要です。
コインロッカーが最初ちょっと使い方がわかんなかったんだけど、扉の裏を見たら英語と簡単な絵で使い方が書いてあってほうほうと。そんでいそいそ荷物を詰め込んでいたら、横にいたヨーロッパ系っぽいねーさんに身振り手振りでおそらくコインロッカーの使い方を教えて欲しいと言われる。イヤちょっと待って……

英語を読めない君が何故英語すら話せない東洋人にそういうこときくんだ!?

他にもわんさかひといるんですけどね?
とりあえず扉の裏の説明に気付いてないんじゃないかという可能性も考慮して、扉の裏を見せて指さすも理解して貰えず、じゃあとりあえず実践したらいんじゃね?と思ってやりかけたあたりで、職員の人が気付いてねーさんに声掛けてくれました。
まあ、考えたらコインロッカー、英語でしか説明書いてなかったから英語分からんと分からんのだろうが、うーむ、きく相手間違ってんじゃね感は拭えない。

宗教画やフランドル絵画が有名って言うのが、ガイドブックの定石句なのでまあその辺は省略するとして、それ以外でももっと古い時代の彫刻とか、あと建物自体も、古い部分、モダンな部分両方ともなかなかきれいでした。数は少ないけど、近現代の絵画もあり、私でも名の分かるような画家のものもちらほら。


しかし、ひとつ誤算だったのが、絵画の紹介や解説がオランダ語とフランス語しかなかったことですね。英語ならあると思ってた!そりゃ英語でも理解できるのは10%くらいだけどそれでもアテにしてた!英語話せないけど英語分かったらどうにかなるって心のどこかでは思ってた!ホントすみません!!!
地味にまあまあまいったので、せめて今後訪れる人が何かで間違ってここを見たら役に立つようにと思い、このエントリーのタイトルにしてみました。
(つっても2012年当時の話なので、もしかしたら観光客誘致に力を入れたベルギー政府がいつか英語の表示を付け加えるかもしれません。)
おかげであんま事前にきちんといろいろ読んでなかったので、学生時代の勉学の遺産のカケラで「これは聖書のこういう場面と言う気がしなくもなくはない」とかぼんやりした事を母にきかれたら答えてました。まあ受胎告知とキリスト降下くらいしか分かんねwwwwですけど。
宗教画とかそんなに興味はないほうだったのですが、これだけ数がいろいろ揃うと同じ場面を描いても共通点はもちろん、きっと時代やら人やらで違うところもあるようで、分からんなりに見ていると面白かったです。
じっくり見る場合には、ガイドブックみたいのは英語版をきちんと売っているので、それを先に購入してまわるとよいんではないかと思います。

思った通り、見ている途中から「あーこれはマグリット美術館は無理やな~」と思ったので、清々しく諦めて見たいように時間ギリギリまで王立美術館で楽しみました。
以前はこういうとき、早く切り上げて次!だったのですが、最近はその場のフィーリングにまかせて、ここ楽しいからもっといようって思ったらそうしてます。結果的にそれであんまり後悔はないので、いいかなって。だってまあ、行けないところ数えたらキリないですし。
ただ、ここは絶対!って言うポイントは見つけて、そこは押さえるようにしています。
関係無いけど、美術館で絵画そっちのけで、絵の前のスペースを占拠してイチャコラちゅっちゅしているバカップルは国境を越えてどこにでも存在すると言うことを知りました。

帰りがけにミュージアムショップものぞく。内容は残念ながらあんまり充実して無くて、アートグッズとかは割とセンスの良いものがいっぱい置いてあったけど、ここの収蔵品のポストカードなんかはあんまり揃えが良くない感じでした。結構好きかなって絵を覚えておいてあったら買おうと思ったのですが無かったので、鳥ほどにしか賢さのない私は最早そのときに気に入った絵を覚えていません。
よく覚えてないけど、ルーベンスとかブリューゲルとか有名どころはあった気がする。
ちょっとよかったのは、時期柄クリスマスカードがすごいたくさん置いてあったこと!
年賀状ノリで友人や親戚に出す習慣でもあるのか、大量パックがたくさん置かれていました。同じ柄のものがたくさんのもあれば、アソートで柄違いが入ったものも。中にはきれいな紙箱に何十枚と収まっていて箱を見るだけで心ときめくようなものもありました。宗教モチーフが多いのは新鮮でした。当たり前と言えば当たり前だけれども。
わたしはお土産代わりに幾らか購入。正方形のちっちゃいやつがかわいかったんだけど、ひとつしかなかった……。これにお菓子を添えて会社の人へのお土産にしてみたり。プリンテッドインユーケーとなっているのはご愛敬だ!
写真全部で21.45ユーロ。小さいカードは15枚入りです。

閉館の17時に外に出ると、日の短い冬のこと、あたりはもう夜が迫っています。
近くの楽器美術館が宵闇にきれいに浮かび上がっていました。アールヌーヴォー建築ってやつです。今でこそ他の古いものと馴染んでいるけれど、当時は斬新だったのかもなー。そんで反対する人も居たりしたのかもね。とかすべて妄想です。

そのまま、なんとか18-19時くらいまではお店が開いているはずなので、ギャルリーサンチュベールを冷やかしに行く。

こんな感じ。ツーリストが多い感じでした。
ときどき、まんなかにでっかいストーブが置いてあって、周囲の小さいテーブルで立ち飲みを楽しんでいるような場所もありました。
 このクソ寒いのにそういうところで飲食を楽しんでいる方々は大概喫煙者のようでしたが。ポイ捨ても多いみたいで、石畳の隙間によく煙草の吸い殻挟まってました。他のゴミは殆ど無いのに煙草の吸い殻だけたくさんあると言う。こういうのあるから喫煙者は肩身が狭くなると思います。私は喫煙しませんが、当人が健康を害そうがマナーさえ守って貰えれば問題はないと思うんだが……。
日本人OLらしく、ガイドブックで見かけたアクセサリー屋さんに行きたくてウロウロ探していたら、別のアクセサリー屋さんに心惹かれてフラフラと入店してしまって、ソッコーで「これを見せていただけるかしら?」をやってしまいました。
買い物をするときだけはなけなしの英語力をフルに発揮することが出来ます。

そこはスワロっぽいきらきらゴージャススイートなものと、程よくエスニックな感じのものを扱っていて、エスニックなのに心惹かれて購入しました。70ユーロ。結構おおぶりのやつです。気に入りすぎて翌日から早速使ってしまった!
一方、目をつけていたアクセサリー屋さんは期待通りかわいかったんだけど、童話モチーフとかニッポンのkawaii!系なポップなお店で、見るだけで満足してしまったのでした。
 
何故かそのお店の本分ではないであろうシンプルなブレスレットを購入する。15ユーロ。
このあたりで殆どのお店が閉まってしまったので、晩ごはんにするとします。

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さてさて、お店も閉まりましたし、いよいよ初ベルギー飯にトライですよ!?
ブリュッセルの中心地でレストラン街と言うと、イロ・サクレ地区になるわけですが、これがね!歩き方とか読んでると怖くて!強引な客引き、そして強引な料理のお勧め、そしてボッタクリ、時に運ばれてきていない料理の値段まで上乗せしてくるもはや詐欺の域に達したボッタクリ、とにかくボッタクリと言う噂満載。魔窟か何かですかそこは!?(*)
でもレストランが集中している&観光客が多いのでお手軽で入りやすいのも事実。
あと、初ヨーロッパと言う事でなんかいろいろレストランのルール?みたいなのにビビッていたのもあって、是非とも観光客のあしらいに慣れていそうなところに入りたかったわけです。なんかカジュアルなでっかい鞄持ってないほうがいいとかさ?店によっては服装きちんとしてた方がいいとかさ?そういう店の区別が外観で分からんわけですよ。
と言う訳で並居る客引きをガン無視して、ブリュッセルを訪れた日本人のブログの8割くらい登場する(*)シェ・レオンに向かいました。いいじゃない、お約束でも!

お店の中は窓から見てもぎっしりひとひとひと!大きなリュックや鞄を持った人=観光客もたくさんいます。コレは!行ける!!
一転して強気で扉を開け、挨拶の後、意気揚々と遠山顕のトラベル英会話(*)で覚えた「どぅーゆーはぶあてーぼーふぉーとぅー?」を言い放つわたくし。いっぱいかに見えた店内ですがなんとか二人分くらいの席はあったようでほどなく案内される。
ここはWebサイトでメニューを見ることが出来たので、旅行の準備をしている段階からしてアレを食べようかなコレを食べようかなと妄想していたわけですが、ひとまずムール貝とフリッツは食べたい。だがまともに二人分頼むのはボリューム的な意味合いで無謀な気がする。
と言う訳で、ビールとムール貝500gとフリッツが添えられたセットと、別にビール、それからこれも名物料理らしいクロケットと、野菜も食べたいのでスモークサーモンのサラダの小さいほうを頼む事にして、ギャルソンに、コレとコレとコレをプリーズ的な頼み方でオーダー。
したら、スモークサーモンサラダの小さいほうはマジ小さいぜったい足りないと力説される。
えーでも小さいほうにするよ、と言うも、ぜったい足りないから!を繰り返すギャルソン。いいんだな?アンタの言う事を信じていいんだな!?じゃあふつうのにしますよと伝えると、なんか「よしよしいい子だ」的リアクションをされたのですが、たぶんわたしあんたより年上だと思うよ!?
 
まずはおビールたんで乾杯。チェリー味のビールなんかはふだんビールを飲まない女子にも飲みやすくておいしいと思います。私は嫌いじゃないけど普通のビールの方が好きですが。
あと日本では法律の関係で、このチェリー味のやつなんかは「ビール」と言う商品名では売れないようになっていますね。輸入ビールの、日本で貼られた後貼りのラベルとか見ているといろいろ面白いです。

さあ、料理もやってまいりました。

……やっぱデカいじゃねえかこのやろう!!
おいしいけど!スモークサーモンは正義だね!(香港でもわざわざ食べてたねこの人
そら大きいほうと小さいほうとお値段そんなに変わらなかったから大きいほうがお得なんだろうけどね、食べきれないとお得もへったくれもないですからね!
まあ食べきりましたけど、おかげでここでデザートをいただく余裕はなくなりました。

ムール貝もおいしいし、クロケットもフリッツもおいしい。うまうま。
でもやっぱ全体的に、ベルギー人つーか欧州人?のボリュームは尋常でない事がよく分かったので、今後の食事のオーダーには気を付けようと思いました。ムール貝も言ったらコレたぶん日本の居酒屋でよくある「ちょい飲みセット」的感覚じゃないかと思うんだよね。でもひとりでコレ食いきれないよわたしだったら。
バスケットで出されたパンもおいしそうだったんだけれど、スモークサーモンサラダに添えられているカリカリトーストだけでじゅうぶんだったので、食べる事ができませんでした。
これで二人で50ユーロ程度でした。少しチップを置いて帰る。
いやあ、到着日にして早速、ベルギーに来た目的「ムール貝を食らう」・「ビールを飲む」をクリアしてしまいました。

夜も深まり外は寒い筈ですが、きっちり着込んでいるし、いっぱいひっかけておいしいものを食べてあったか気分なので、ライトアップされたグランプリュスでも見ようかとお散歩。
中途半端にクリスマスの仕込が始まっているグランプリュスはいまいち感もありましたがまあそれはそれできれいでした。

明日は来たばっかでなんですが早速ブリュッセルを離れる予定なので、お宿に戻って休むとしましょう。

*実際にはぼったくりだけではなく、先方に悪意はなく普通に間違えたとか、向こうは折角の旅行だしお金もありそうな人だからと高価な料理を勧めて値段も確認せずに勧められるままに頼んだとかの行き違いもあるような気がする。
*飽くまで個人の感想です。
*i-Tuneストアのオーディオブック800円也、旅行に必要なフレーズを場面別に解説を加えつつもひたすら日本語・英語(女性)・ポーズ・英語(男性)・ポーズの順で流してくれるので、通勤時の車の中など誰にも聞かれない密閉空間でおまじないのように繰り返していればそれなりに覚えられる。楽しく旅先でおしゃべりしたい人にはぬるい内容だが、私のような飛行機やホテルやお店で自分の要望を伝えるのすらままならないレベルの人間には重宝する内容で、丸暗記すればひとまずそういった場面には対応できる。こちらの要望を伝えきったら後は相手が何を言っているか分からずとも根性で乗り切ろう。ただ、わたしがこのオーディオブックで学んだ事は、たいがいの要望は「Can I~?」か「Do you have~?」か「Could you~?」で伝えられると言う事でぜんぶ暗記は出来ていない。しかし一部は暗記しているために、さっきまで片言でしゃべっていたくせに暗記しているフレーズになると突然すらすらと「チェックインをお願いできるかしら?」みたいなとりすました表現でしゃべり始める変な人になっているような気が。

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本日は列車でゲントへ行きゲントを観光、その後ブリュージュへ移動しクリスマスマーケットを堪能した後ブリュージュで宿泊、と言う予定です。
ネットでブリュージュにはぜひ宿泊したほうが良いと見かけて素直にそんな予定を組んでみた私でしたが、結果から言って大正解でした。どうも大都市よりこじんまりした街の方が好みであるようです。このときもブリュッセルに3泊もしなくてよかったかな~とちょっと後悔。
ホテルは欧州の大容量食事対策で朝食なしにして調整を加える算段でしたので、食事はせずにチェックアウト。スーツケースは預かっていただき、1泊分の荷物を持って出発です。
朝ごはんは普通に食べられそうだったので、のんびり行こうではないかとホテル近くのAUX GAUFRES DE BRUXELLESで朝食をいただいてから駅に向かう事にしました。
 
こんな感じのネオンサインがレトロかわいいお店です。

わっふるわっふるー!
本当は甘いものよりお食事の方が好きなわたくしですが、ベルギーに来たならば食べるべきかと。私が頼んだものはずいぶん控え目なほうで、他にアイスクリームやらフルーツやらなにやらてんこもりになっているものがたくさんありました。
更に言うと、他の席のやはり観光客風の欧州系の方の中には、クロワッサンとハムと卵と~みたいな朝食セットを平らげた挙句にこういうワッフルを頼んでいる方もいました。
今だけその消化器系をレンタルしたいです。
でも、さっくり軽めの生地感なので見た目のインパクトほどの重量感はなくおいしくいただけました。シンプルにバターだけでいただくのもよいと思う。あとおかず系のものをのっけたりとかも。日本でよくあるマネケンとかのどっしり系ワッフルとこういうさっくり系ワッフルと両方があるようですが、個人的にはこのさっくり系ワッフルのほうが気に入りました。うまうま。
この控えめワッフルとカプチーノで7.55ユーロでした。お昼や夜も食べられるお店で、山盛りフリッツと何かのワンプレートメシみたいなのがメニューにはたくさん載ってました。
腹も満たされたところで駅に向かいます。

チケットは予めベルギー国鉄のWebサイトで購入しておりましたので、電光掲示でホームを確かめて移動します。ただの時間も席も指定のない乗車券がネットで買えてしまうとかベルギー国鉄親切すぎです。予約しなくても、自分の指定した期間の時刻表とかPDFで作って印刷できたりと便利この上ない。(別のエントリーに詳細まとめています⇒こちら
しゃべれなくても切符は買えますが、結構駅とかだだっぴろいし、有人窓口での購入は混みあっていると時間もかかるので、短期旅行者には非常に便利だと思います。
ICとかならただの乗車券であって指定があるわけではないので、週末料金で購入した切符でウイークデーに乗るとかさえしなければよいので、きっちり何時の列車に乗る!って決めとかないといけないわけでもないですし。
ゲントはそう遠くはないので、何も考えず時刻表でいちばん最初に来た電車に乗りました。
 
天井が低いのは興味本位で二階建てになっている車両の二階部分に乗ったからです。景色は良いのではないでしょうか。電車が動き出しましたがここで困ったことが起こりました。

アナウンスがフランス語オンリーです。

何言ってっかぜんぜん分かんないんですけどぉぉぉぉぉ!!潔く次の駅だけ言ってくれりゃいいものを何か余分な事も言ってくれているのか単に地名すら聞き取れないのか、何にも分かんないんですけどぉぉぉぉぉ!!挙句に途中でまだ分からないなりに耳に馴染みのあるフランス語ですらなくなりました。
ああ、ベルギーって南北で文化圏が違うってそういや本に書いてあったよね、こういうことか、じゃあこれはオランダ語なのかなあ……。

じゃなくてほんっとに分かんないんですけどぉぉぉぉぉ!!

途中で改札に来た車掌さんが切符(ブリュッセル発ブリュージュ行き、ゲントで途中下車)を見て、ゲントはあと幾つ先だよ的な事を言ってくれるまで、結構ドキドキできました。
割とどこの駅もホームが長く青地に白の文字でデカデカと駅名の書かれた看板があるので、ホームに入るために電車が減速するたびに窓にかぶりつきでその看板を探す、と言う作業を繰り返していた我々です。車掌さんが教えてくれた後も念のため確認作業は怠りませんでしたが。日本の看板って次の駅・前の駅の表示も出てるじゃないですか。あれって非常に親切ですよねとしみじみしてしまいました。
そして果たして、車掌さんの教えてくれた通りの数の駅を通り過ぎた後、ゲントセントピーターズの看板が!降ります降ります降りますと出口に向かう我々。無事にゲント到着です。

(駅前で記念撮影をするどこからどう見ても間違いようのない観光客)

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さっきのエントリーの最後の写真は駅を出てから撮りました。駅のホームとホームから降りたところはこんな感じ。
 
まんなかの写真、分かりますか?自動車を運ぶ貨物列車が通ったので撮ってみたのです。いつ終わるとも知れんなっがあああああああい列車でした。
そうか陸続きだから列車で大量に車運んじゃうんだね~と思いました。

さて、観光を始める前にできればもう少し身軽になりたい。
ゲントの駅はブリュッセルに比べればもちろんこじんまりしており、程なくコインロッカーを発見できました。コインで自動販売機からトークンを購入し、トークンでロッカーを使います。
なんか直接コインが入れられるコインロッカーって高度なものなのかしらと言う気がしてきます。トークンは3ユーロでした。ちょっと忘れかけていますが、ロッカーはピカピカなのにトークンを買う機械はなんかボロかったような気がします。
鍵はなく、空いているところを選ぶ→荷物を入れて扉を閉める→操作盤でロッカーの場所を指定してトークンを入れる→鍵がかかってレシートが出てくる……と言う仕組みです。このレシートをなくすと命取りです。確か、レシートのバーコードかなんかを読ますと扉が開いたんじゃなかったかと。高度なんだかそうで無いんだかよく分かりません。
こんなもの作る前に札が入る販売機を作ってくれ。

ついでにおトイレも小銭がいるし、買物のときにも大きなお札は敬遠される事もあるし、おかげで「ともかくお金を細かく砕かねば」と言う脅迫概念のようなものに駆られてしまいます。
ロッカーにお泊り道具を預けて、おトイレ(0.5ユーロ)にも行って、身軽になって駅を出ます。

中心地には歩いても行けますが少々遠いのと、時間を節約したいのでトラムを使おうかと。タクシー使うのがいちばん早いしおかんと割り勘なら大した額にもならないのですが、まあ言うと、トラムに乗ってみたいだけです。
勤め先の前を路面電車が走っているロケーションなので特に珍しいわけでもないのですが、乗り物は全般的に嫌いではないです。
駅前のロータリーを越えたあたりに路面電車のホームが見えたのでそちらに行くと自動販売機があったのでまずは切符をゲットすることにして、自動販売機の前に立ったその瞬間。

なんちゃらかんちゃらなんちゃらイングリッシュ!イングリッシュ!

……見知らぬおっちゃんが話しかけてきました。
英語でもフランス語でもないので完全に何を言っているのか分からないのですが、画面の「English」と書かれたボタンをさしてくれているので、たぶん「英語ならここを押すんだ!」と教えてくれているのではないかと推測。素直に「English」ボタンを押すわたくし。
すると、何言ってるか分からないんですけど、なんとなく雰囲気でおっちゃんが「1回ならこっち!」「2人ならこっち!」てな感じでボタンを押してくれて、金額が出たらそれを指し示してくれたので、その金額を投入したら切符が出てきました。
ふむふむ、次は乗り場だなとか思う間もなく、おっちゃんが「どこに行くのか?」ときいてきた気がしたので地図を見せてKoren Marktを示すと、「こっちへ来い!」と言った気がしたので、のこのこついて行ったら、駅から見て左手の屋根のあるホームに連れて行ってくれて、「ここだから!」と言う感じで指し示すと、くるりと踵を返して去っていきました。取り敢えずせんきゅーせんきゅー繰り返しておく我々。
ぐわぁーっと来てぐわぁーっと去っていたおっちゃん。
ワーク風のパンツにジャンバーみたいなイメージ的に「おせっかいなおっちゃん」ふうのひとだったんですが、なんか新聞か雑誌をまるめたものを手に持ってました。
耳に赤鉛筆挟んだら完璧だな。
しかしだね!言葉が通じないのに手助けしようというガッツはなんかすごいよ!
おっちゃんのおかげで労せずして切符ゲット(1.2ユーロ)の上、乗り場到着。いやあ、昨日からなんだかラクをしてばかりです。トラムはきれいでアナウンスも分かり易く、無事にKoren Markt最寄りの停留所に到着です。

(トラムだけを撮った写真がねぇ……。)

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さて、Koren Marktでトラムを降りた我々ですが、ゲントの観光といえば外せない鐘楼と聖バーフ大聖堂はもひとつ東側の広場になりますので、しばしトラムの来た道を戻ります。
しかしね!旧市街とかどこもそうかもしれんですけど道が細い!

イヤ道が細いのはいいとして、その細い道にトラムを通す根性ですよ。
危険だからか道の細さの割に歩道はきっちりとってあるのですが、故に更に車道はぎっちぎちなワケですよ。しかも車もそこを通るのでなんかすごいです。トラムとか歩いてるとホントスレスレ横を通る感じでなかなかスリリングでした。
しかし、今改めて写真見て思ったけど、トラムの電気供給も地下埋設かなんかされてるの?ヨーロッパスゲエな……なんか景観維持にエライカネ掛けてますね~。

今回、ゲントでは鐘楼と聖バーフ大聖堂(神秘の子羊)のみをマスト条件として、後はまあ時間があればと、それから運河沿いの景色は見ておこうかとかそんな感じのゆるゆる予定です。最初から時間的にそう欲張れんだろうなあとの目算。
それにほら日本で寺を幾つも見てるとだんだんどうでもよくなってくるようなもので、教会やらなにやらたくさん見過ぎても有難味が薄れてきますし。
歩いてったら先にある鐘楼から訪れる事にしました。

遠目で見てもなかなか上のほうの時計のところとかいろいろビヨンビヨン突起物が出ていてそこがなんとなくうるわしい感じです。
(右の写真は振り返って聖ニコラウス教会の側面あたり。)

近付くと……でっかいなあ。これに登るんですよ?

入り口で入場料5ユーロを支払うと、綴じられた数枚の英語の案内を貸して貰えました。しかし英語が不自由なのに加えてやや順路を無視してしまったため、だんだんどこを見ればいいのか分からなくなり、解説を読む事は途中で断念しました。
鐘楼の地下、基礎部分(もっとも初期の鐘楼の遺構があるよ!とかそんな感じ……)から見学を始めて、改築を重ねた各時代の鐘楼の模型や、尖塔の飾り(実物かな?)、過去に使われていたカリヨンの鐘をバラしたものとか、カリヨンの自動演奏器と思われるもの(オルゴールみたい)、カリヨンの仕掛け部分などなどが各フロアに展示されています。登る途中に見たものもあれば降りる途中に見たものもあります。本来の順路は不明!
展示物の数々。うーん中世チック(一部)。

  
ドラゴンの尖塔の飾りがなんだかかわいらしくて気に入りました。でもきっとドラゴンって悪いものの象徴だよね欧州的には。
ここは塔が結構広いためか、ある程度の高さまでエレベーターが設置されているのですが、これら展示物を見ていこうと思うと、いちいちストップしなければならないのでなんか面倒です。
なので、階段で行くわけですが、フロアが広い割に階段は狭くてぐるぐるしていたり。足場も良くはないのでひとが多い時期は大変なのでは?と思いました。
逆に我々のように展示物の意味が分からなくなってしまった人は、割り切ってもうちょっとした展望台として上まで一気に上がってしまうのもいいかと思います。我々は意味が分からないなりに見て回りましたが。

階段の途中からガラス越しに聖ニコラス教会が見えたり。これはまだ結構低い場所。

さてさて、最後の細く急な階段を昇りますと……

聖ニコラウス教会に聖バーフ大聖堂。

街並みも生憎のお天気ながら結構遠くまで見渡せます。割と郊外の方に高層建築なんかもチラホラ見えますね。高いところで吹きさらしなので結構寒いです。が景色は最高!

塔の周囲がこういう細い通路になっていて、歩けば360℃ぐるりの景色が堪能できます。ひとひとりやっと通れるくらいのところなので、春~夏のピークなんかはどうするのでしょうか。
見上げると時計の様子が見られます。間近で見ると部品がでっかい……。
いやあ、なんか、ヨーロッパ来ちゃったね……と思える景色でございました。

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さて、バカと煙は何とやら……で、塔の上からの眺めをたっぷりと堪能した我々。
しかしですね、昇ったもんは降りんといけません。がくり。
 
ぴちぴちの若いもんには分からんでしょうけれどもね、真に我々の足腰にダメージを加えてくるのはむしろ下りなのです!これはその昔、学生時代にバリアフリーについて学んだときにも言われましたよ?登りよりも下りのケアが重要なのだと!
そんなワケでヨロヨロとくだっていきます。おかんの膝の遊離軟骨が心配されます。

この後も何度か「ヨーロッパの旧市街観光」を経験したわたしは思います。
それすなわち塔の上り下りなのだと!!
エストニアのキーク・イン・デショクで出会ったルックJTBバルト三国ツアー最終日のご婦人の言葉が忘れられません。塔はもういい……」。心の叫びだと思いました。
こういうとき個人旅行は良いですね!わたし、百塔の街との呼ばれも高いプラハでいっこも塔昇ってないもんね!!←疲れたため

なんやかやで登った分、下って鐘楼見学終了です。人が少ない時期の観光というのはマイペースに出来て良いですね。冬の曇り空というのも中世の街並みに合うもんです。
しかし、あの狭い通路や階段がピーク時にはどうなるのか考えただけで恐ろしいです。
ちょうど下に降りたあたりで、鐘楼のカリヨンが鳴り始めました。ああこの鐘の音も、なんと「いかにもヨーロッパ」な……。トラムの音など生活音とのハーモニーも耳に心地よい。

続いては聖バーフ大聖堂に向かいます。

ここは中は写真を撮ったらいけないので写真はありません。
聖堂の中自体はタダで見学できますが、神秘の子羊のある小部屋に入るには4ユーロの料金が必要です。まあここまで来て見ない手はありません。ぜんぶ聴くと50分あるという超大作オーディオガイドもついてくることを考えると、決して高い料金ではないでしょう。
神秘の子羊が展示してあるのは本当に小部屋でした。
祭壇画をガラスで覆ったその周囲をぐるりと回れるだけの広さしかありません。そう、そんなに大きな祭壇画ではないのです。しかしその存在感と言ったら!

これはきちんとオーディオガイドを聴こうと、オーディオガイドが山積みしてあるカウンターにあわあわと近付いたら……
「君は日本人かい?日本語もあるよ!」
カウンターに「近付いただけ」で、あまりにナチュラルに声を掛けられたので最初ここの職員さんか何かかと思いましたが違います。
夫婦で見学に来ているおじさんです。
そうです日本人ですと返事をすると、おいちゃんはにこにこしながらオーディオガイドを手に取って、言語選択を開始。あ、じゃぱにーずだ!と思うも通り過ぎたり、何故か画面が最初に戻ってしまったり……おっちゃんの顔に焦りがにじみます。
わたし、思わず横から手を出して、こうだと思うな~とか自分で結局日本語を選んでしまいました。でも親切にして貰ったので、ありがとうと言っておきました。
しかし、よく見るとそもそもおっちゃんは奥様が手に取っている自分たちのオーディオガイドの設定もまだ出来ていないようでした。おいおいおいおい。
わたし分かったから教えたげようか?
昨日といい、今日といい、これはもう偶然でも気のせいでもない。

どうやらわたしはこの国に来てから日本にいるよりすごい親切にされています。

立ち止まっただけでお困りですかと尋ねられ、切符の自販の前に立っただけで切符を買う手伝いをして貰い、オーディオガイドを取りに行っただけでこれ。
……もしかしてこれがれでーふぁーすと的なアレなんですか!?

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