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ばーん!空とージャングルとー……以上!と言う光景です。
気持ちのよい風と見事な眺望がこれまでの疲れを忘れさせてくれます。てっぺんとその付近には幾つかお堂がありまして、仏様やナッの像などが置いてありました。お参りもいたします。
最早デフォルトとなった、五体投地でのお参り。
(この絨毯に落とし物を踏んだ足で乗ってその絨毯に……とか考えたら負け。)
厄除けの太鼓。
仏像も大小たくさんあります。だいたいカラフルだったり、電飾の後背背負ってる系が多かったのですが、シンプルな金塗りの仏様もいらっしゃいまして。
中でもおひとりやさしいお顔がすてきな方がありました。
あーっと1400年代とかのだったかな~?(電飾背負ってるけど。)
ガイドさん「竹で出来てて中が空洞なんですヨ~?ホラ、さわってみてください!」
…………エラく扱いがフレンドリーであります。(触ったけど。)
ホントのホントのてっぺんには金色の仏塔がありますが、なにぶん足場が狭いのでうまく写真が撮れん。金張りではなく金色に塗っているだけではありますが。
お堂の絨毯干してたり、生活感もあります。
ところで、上から見下ろしていると、下のジャングルの合間に、
このような施設が大小様々見えるのですが、これらはすべて出家はしなくてもなんか短期の修行?と言うか、そういうものをするための施設のようです。ガイドさんは「メディテーション(瞑想)をするための場所」と言っておりました。
運営とかどうなってんのか詳しいことは分かんないですけど、単純にお金を払って滞在するものでもないようです。スリランカとかにはお金を払って滞在する外国人も受け入れるような、てゆーかむしろそれなんか超ロハスなリゾートホテルって感じじゃね?みたいなメディテーション施設もありましたが。
女性は未婚の若い間にだいたいみんな短くても一週間くらいこういうところへ行くようです。
何故にそんな話になったかというと、まさにそういう最中の女の子ちゃんの一団に会ったからなのです。左肩にかけたスカーフがそういう期間中のしるしなのだそう。ラオスで托鉢のときに女性がかけるスカーフと似ています。
その女の子ちゃんたちを見ながらガイドさんに説明を受けていると、彼女らを引率している男性がガイドさんに声をかけました。
ガイドさん「いっしょに写真を撮って欲しいと言っているんですけどいいですか?」
……………………はい?外国人、珍しいんですかね……。
そんなワケで、ミャンマー人の少女たちの思い出の1頁に刻まれて参りました。
学校とか近所の同じ年頃のお友達同士で参加するようですし、彼女らはデジカメも持ってたり結構裕福そうだったし、雰囲気から見てもそうマジメくさったツマンナイ感じのものではなく、修学旅行ノリのような印象を受けました。
かと思いきや、こちらの女性。
どこから来たの?とかガイドさん経由で話しかけられたので、座ってお話などしたのですが。
若い頃はヤンゴンで小学校の先生をしていたそうなのですが、病気でご主人と小さい息子さんを一度に亡くされてしまい、ふさぎこんで立ち直れなくなったときに、友人から瞑想の施設を勧められて、取り敢えず一週間だけ……とやってきてもう三十年経ったそうです。うわお。
今は施設のお手伝いをしながらもうずっとそこに住むつもりだそうで。しかし出家者では無いと言うことだそうな。選択的にそういうものなのか、そもそも「尼さん」と言う制度というか考えがないからなのかはちょっと聞きそびれてしまったのですが。
悩んだり、気分が塞ぐときには、瞑想をするといいよ、と勧められました。
ガイドさんも仕事でストレスたまったときとかたまにしますよ!と言っていた。
そういう気分をリセットするための「瞑想の仕方」をオトナになるまでの間に、先ほどの少女たちのようにみなさん体験して学ぶものなのかもしれません。
でもこの方も写真を撮ったら、液晶を見せて見せて!とおっしゃったりお茶目な方でした。
さてタウン・カラッを後にして、ポッパ・マウンテンリゾートへ戻ります。
なんかもうたいがい疲労困憊なのですが、ガイドさんがしゃべり倒すので居眠りも出来ません。(話はおもしろいんだが。)
そして戻りましたら、予定通り「白檀の森」へ案内していただくことに。なんかタイミング悪くすげぇ雨降り出したんですけど、近いから大丈夫だって。そんなワケで、こんな出で立ち。
しかし、実は帰りに撮ったもので。行きはもうとんでもない雨でコレにホテルで借りたでっかい傘さしてました。……傘さしてトレッキングかよ!?
ガイドさんはビーサン・傘さしでしたけどね!
ホテルを出た直後は普通に車道をテクテク。もちろん日本的感覚できれいに舗装されているワケじゃないんですが、うちの近くのみかん山付近の農道もこんなもんですし?
まあ30分くらいの道のりだし、ビーサン・傘さしだし、ちょっとした散歩みたいなもんじゃね?とか。脇道にはいると道が土っぽくなって草とか生えだしたのであんまり車は通らないっぽい感じに。まあまあ、でもうちの近くの密柑山付近の農道も農地に入る私道になるとこんなもんですよ?更に脇道に入ると……
うん。獣道だ。
しばらくすると、ここらが白檀の森ですぅ~とな。あー確かにいい匂いする……。
鹿の群れを放し飼い(?)にしているそうで、番人のおいちゃんに案内して貰います。しかしこう雨が降っていると森の奥の方へ行ってしまうそうで。まあでもともかく行けるところまで行ってみようかと。ちなみに写真右奥に見える囲いではうさぎさんを飼っているそうだ。
しかし森の中は落ち葉が厚くつもっているか硬く踏みならされた土が露出しているかで6月だと言うのに青い下草がぜんぜん無いので、これは確かに鹿がいるのだろうなと思います。
(鹿がいると下草はぜんぶ食うんだ。奈良で暮らして知ったよ。)
おいちゃんは雨でぬかるんだ森の中の獣道を素足でどんどこどんどこ歩いていきます。トレッキングシューズを履いたわたくし必死で追いすがる。ビーサンのガイドさんにいたってはどんどん引き離されていく。ひぃ~!
おいちゃんはどんどんどんどん進んでいくので、姿を見失ったら森の中に取り残されてしまいそうです。雨も降っているので写真を撮る余裕などナッスィン!!
おいちゃんはたまに立ち止まって目を凝らしたり、鹿を呼んでみたりしますが気配すら有りません。雨脚も心なしか強くなっているような。
どのくらい歩き回ったか、あんまりにも雨がひどくなりこれはどうにもならんと言うことで、おいちゃんの小屋へ避難することになりました。雨水を溜める簡単な貯水槽があるようで、おいちゃんはそこで水をかぶって着替えをしておりました。
おいちゃんは週のうち何日かをここで過ごし、残りの何日かを徒歩で数時間かかる近くの村で家族と過ごしているそうな。この森は国営でおいちゃんはその管理人をしているそう。
息子さんがいて、ひとりは結婚していて、ひとりは大学生とかそんな話をきいたかな。
しかし電気もないようだし、この小屋で夜を過ごすと言うのは結構怖いかもしれん。ひとりだし。軒からしたたる雨を眺めながら、しばしお話などいたしました。
以前は鹿はおいちゃんが呼ぶとすぐに出てきたそうなのですが、一週間ほど前にお役人がやってきてネイピドーの動物園で展示するために無理矢理何頭か群れから引き離して連れて行ってしまい、それから人間が近付くと森の奥へ奥へと逃げてしまうようになった、と悔しそうにおっしゃっておりました。
しばらくして、雨が上がってきたので、引き上げることに。
またミャンマーへ必ずおいで、とおいちゃんは言ってくださいました。みんなに言うのかも知れないけど、なんかうれしいなあ~。
雨上がりの道をテクテク歩いて引き返します。
そのうちにすっかり天気は良くなり。雨上がりの夕陽はきらきらととてもきれいでした。
それではおうちに帰りましょ~と言うノスタルジックな気分になりますわ……。(うちの近くの山の農道もこんな感じだし。)
さて、戻りましたら着替えもそこそこに既に夕食の時間です。
思うに、私がもう少し寄り道推奨しない派だったら本来はもっとゆとりのある日程だったのかも知れん。ちょっと体調悪いしどうかな~と思いつつ、折角なのでおビール様をいただきました。
内容はサラダとスープとメイン(お肉系)とパンとデザートという洋食。でも脂っぽい~。
ガイドさんはなんかサテとか玉子焼きとか乗ったワンプレートメシを食べてます。そんなに脂っこくもなさそうなんですけど、むしろ私そっちでいい……と言う思念が半端に届いたのか、あ、コレもおいしいんですヨ~そっちないでしょ~食べてみてください~とか少食なガイドさんは自分のおかずをこっちにくれようとします。
イヤちょ待……結局なんか断れず申し訳ないのでそれも少し食べる。
取り敢えずぜんぶ少しずつはいただいたものの、結構な量を残してしまう。
結構身体動かしたからおなかきちんと空くかな~と思っていたのだが期待はずれで……。もう実はこの時点でほんっとカラダにきていたんだろうなと……。
もうなんか体調悪かったんだなと我ながら思うのが、デザートのフルーツ盛りとスープしか写真撮ってねぇぇぇぇ!!テラスに出るとライトアップしたタウン・カラッが見えたりして雰囲気はとてもよかったです。(ひとりで来るところじゃない感満載。)
食事の後は格安でエステが受けられると言うことで、全身スクラブとオイルマッサージで2時間40ドルのコースを予約しておりました。ガイドさんが後学のために見学したいと言うので、無碍に断るのもどうかいなと思ってokしたもののちと恥ずかしかった。あと、エステ中にガイドさんが携帯の着メロ入力(*)を何故か始めちゃってだな(飽きたのか?)……アレはちょっとよろしくないなあと思いつつ、何も言えなかったチキンなクライアント様です。
施術はおいちゃんが。男の人しか空いてないけどよいか?と事前に聞かれてはおりました。
おいちゃんって言うかもうおじいちゃんという感じすらして、何故かなんか申し訳ない気分になる。腕は……残念ながら悪くはないが良くもないという感じかな。まあ今後、外国のお客様がもっと増えればレベルはアップするかも知れない。お値段も高くなりそうだけど~。
ちと冷房がキツくて寒かった。施術中ウトウトしていたので言いそびれたが。
こんな感じのお部屋でやるので雰囲気はいいっす。
マッサージで疲れた身体もほぐしていい気分。しかしシャワーを浴びたらもうよろよろで髪もそこそにしか乾かさず、なんか半端にベッドに沈没して夜を過ごしてしまったのでした……。
*携帯の着メロ入力:30代以上の方であればご存じであろう。昔はネットで着メロをダウンロード!とかはなく、音階を自分で入力するとか言う今では信じられないことをやっていた。たぶん根性ある人は四和音くらいでも入力してたんじゃないか?着メロ入力用の楽譜がついた音楽雑誌とかあったんだぞ?
注2:どのスポットもここ来たら取り敢えず行っとくっしょ!?って言う場所です。
2009年9月カンボジア
ブルーシートならぬグリーンシートで覆われるアンコールワット(ド正面)
2010年2月韓国
東京駅と双子建築と言われるソウル駅舎、全面改装中
(※写真無し、ブルーシートではなく駅舎のイラストの描かれたシートで覆われる気遣い)
2010年7月シンガポール
独立記念日の祭典を前に全面クリーニング中につきブルーシートで覆われたマーライオン
(※マーライオンはシャワー中だよ!とかユーモアによる気遣い)
2011年2月台湾
天井の改修開始日で中に入れなかった中正記念堂
(※雨の中ものすご歩いてものすご階段昇った観光客が居た為か唐突に細く扉が開く気遣い)
2012年2月ラオス
シートで覆われることすらなくがっつり改修中のワットシェントーン
(※内側に入ると天井から光が漏れまくってましたが雨降ったらどうなるの?)
2013年4月マレーシア
全面的に改装中で作業員が忙しく立ち回る様子が伺われるマスジット・ジャメー
(※ところどころブルーシートが見えます、もちろん一歩たりとも入れませんでした。)
このエントリーの第2弾を作成しなくて良いことを心から願いつつ旅立ちます。
おはようございます……今日は天気は良さそうです。
ベッドに縦に寝ずに横に寝そべってそのまま寝ていました。なんかこう……満足感に乏しい!
足がとても張っているので、ガイドさんに初日に転んでぶつけた場所に塗るといいといただいていた打ち身用の薬がスーッとして腫れや痛みに効きそうなので、塗ってみたり。
疲労感と足の筋肉痛などが半端なく残っています。
たぶん、アメリカンブレックファスト的なものを昨夜と同じレストランで食した筈なのですが、相当ヨボヨボしていたらしく写真を撮っていない!その上、なんにも思い出せない!!なんかすんげぇ雲が出ててなんにも見えなかったのはうっすら覚えている。
この旅行中、もうかなりバテていたのでメモもろくに取れておらず。
普通は細かにメモを取っていなくても「簡単なメモ(何食べたか、何に幾らお金を使ったか)+写真」で記憶が蘇るのですが、写真すら撮れてねーよ……と言う疲労っぷりです。
本日、遂にK子がぶっ倒れます!お楽しみに!!(予告)
部屋に戻って荷物を片付けて、少し時間があったのでテラスからタウン・カラッを眺めてみたり。(ちょっとだけ雲が切れました。)
よい景色ですな~。もうちょっとゴハンとか口に合ってエステの腕も良くて日程に余裕があれば、半日くらいここでのんびりするのもよいかも知れません。
ここ拠点にバガン観光してまた戻ると言うのは効率悪いし、かと言って近くにタウン・カラッ以外に他にコレ!と言う見所はないんですよね。
その後、バゲージ・ダウンを頼んだはいいが、普通、頼んだら荷物外に出して自分は先に行っちゃってもいいんですね!なんかよく分かんなくて部屋で待ってしまい、ふと気が付くと係の方がまだかな~って外で待ってて迷惑をかけてしまいました。
もうなんかグダグダであります。でも今日は今回の一番の目的であったバガンの仏教遺跡(と言うかだいたいが寺として現役利用中)の観光なんだよ~。気合入れるぞ~。←ぜんぜん気合入らなさそう
本日の予定は、バガンへ向かう途中の村に立ち寄り伝統的なつくりの民家などを見せていただく→バガンの伝統工芸品である漆器の工場の見学→イラワジ川を眺めながら昼食→ホテルで休憩→バガンの遺跡などの観光(サンセット鑑賞含む)→伝統的な操り人形の劇を鑑賞しながら夕食、となんだか盛りだくさんの予定です。
そいでは本日のドライブへ出発です。
そうそう、今日はヤンゴンで買ったロンジー着用であります。(あまり違和感ない……。)
立ち寄ることになっている村はバガンの平野の中なので、本来であればまっすぐ2時間ばかりドライブする筈なのですが、そうはいかないのがわたくしたち御一行様であります。
ホテルを出て程なく、昨日行きに立ち寄った村の近くで袈裟懸けのお坊様の列が……。
ガイドさん「あ!ラッキーですね!遅い時間なのに托鉢やってますヨ!?」
……もちろん停まる。
ガイドさんが「わたしがお菓子を渡すのでその間に写真撮っていいですよ!」と言ってくださるので写真をば。この後ラオスでも托鉢を見ましたが、ミャンマーの場合はラオスよりはユル~いムードが漂ってました。
道々の家の方もみんながみんながっつり準備しているワケでもないようでしたし、立ったまま食べ物とか渡していましたね。それからラオスでは基本もち米オンリーでしたが、ミャンマーのお坊さんの托鉢のお皿は細々と分かれており、主におかずのほうをお渡しするようです。
なので、ガイドさんは個包装のお菓子だったのでお椀に入れずお碗が並んでいるお盆の上に置いてました。お坊さんも貰ったものを自分でちょいちょい整理しながら歩いている模様。
ごはんはお寺で炊いて、お坊さんが食べる以外に野良のわんこさんたちとかに喜捨したりもするようです。何故ごはんは炊くけどおかずは作らないのか?料理などをすると味にうるさくなって「おいしいものを食べたい」と言う煩悩が出来てしまうからだそうな。
ラオスで朝の托鉢を見てみたいな~とかは以前から思っていたので、なんと言うか、なんだろうこの不意打ち感……。(結局、翌年の2月にラオスにも行きましたけれども。)
托鉢ひとつとってもお隣同士の国でもいろいろと違うものです。
続いて、これから予定として立ち寄るバガンの村の話など少ししたところで、車窓を指差しながら「ですが、このあたりの家はまたつくりとかが違うんですね。見てみたいですか?」
見てみたいデース!
と言うワケで寄り道。
バガンの平野部と比べて村の中も緑が多く、畑も青々としております。
木の皮を編んだり木で家を作るそうで二階建てのものもあるとか。そんな説明を聞きながら比較的大きめの集落へ。
入り口近くに早速、二階建ての大きめのおうちがありまして、庭とまた別の小屋に人々が集っておりましたので、ガイドさんが何事か声を掛け、写真を撮らせていただいたり、お話を聞けることになりました。
そのときに集っていたのはこんな感じの面子。……ウーン、家族構成が分からない。
(ちなみにみんな写真大好きー。)
二階建てと言っても大きいわけではないし、風通しがよい部分もあるので、なんかこう……昔のコント番組のセットを髣髴とさせる。もしくはアスレチックのような。あまり現金を所持していないのでこういうつくりで防犯上もほぼ問題ないそうです。
割と閉鎖的な部分もあるのは夜間や秋冬の寒さへの対策をとっているからなのだそう。裕福そうなコンクリートのおうち(ただし空調とかはなさげ)も道すがらちらほら見かけたしね。コンクリートで暑くないのだろうかとガイドさんに尋ねたらば、夜は結構冷えるのだそうな。
バガンの乾燥地帯などは砂漠みたいなものなので季節によってはかなり冷えるそう。まあそれに暑けりゃ外で過ごせば良いわけで。
で、皆様にお話をきくと言うより、私が皆様から質問を受けることになる。
どこから来たのか、年は幾つか、結婚しているのか、などなど。
やはりここでも地震は大丈夫だったかと皆様心配してくださりホロリとくる。
私、地震の直後にどこの民放つけてももう同じことしかやっていないし、かと言って何も情報入れないのもアレなので、CNN見てたんですよ。たぶん、ミャンマーの人とかもそういうので日本の映像見てるんだと思うんですが、海外版のニュースで見てるともう『日本全体が終了のお知らせ』みたいに見えましたもんね……。
日本はこう縦に長くて、今回地震の被害があったのはこっちのほうで、私はこっちのほうから来たんだ、みたいな話をガイドさん経由で。知り合いとかも被害にあった人はいなかったと伝えるとよかったね、と。安易にそれをよかったねつーのはどないやねん言う意見もあろうかと思いますが、見ず知らずの外国人観光客を気遣ってこう言ってくださる気持ちが私はうれしかったですよ。
食え食えとそこらにあったバナナをすすめてくださったので、モサモサいただいたり。
一瞬ガイドさんの目に不安が見えたのですが、私、何にも考えずに食いましたね。別に私こんなの平気~と思ったわけでも、ちょっと気になるけど折角勧めてくださったのだから食べねばなるまいと思ったわけでもなーんでもなく、お気遣いどうも~いただきます~って感じで普通にいただいちゃいましたね。
衛生問題とか脳裏をカスリもしなかったっすね。
東南アジアで見かけるちっちゃいバナナはうまいっす。←考えたことはこのくらい
そのうち、ガイドさんが私抜きにしてお話し始めてしまったので、私はこの子の写真を撮ったりして遊んでいました。
かんわいいっしょ!!ツケマ要らず!!将来の夢はアイドルだそうです。
いや~んかわい~!←日本から来た犯罪者予備軍がここに!!
それと、こんなちっちゃい子が「将来はテレビに出てお歌を歌う人になる~」と夢見る程度にはこんな田舎にもテレビを見る習慣があるようです。
ちなみにこの子の隣にいるのはてっきりおばあちゃんだと思ってたんだが違ったそうだ。最初の写真の端にいるおばさんとは何らかの血縁関係はありそうだが。
その上、衝撃の事実!!
実はこの家の人はひとりもいなかったのだ!!
(後から聞いた。)
おいおい、バナナ食っちゃったよ!集まってる人もポットからお茶とか飲んでたしね
……うーんおおらか。
ちなみに真昼間に農作業すると暑過ぎて死ぬかもしれないので早朝から働き、日の高い間は休み、少し日が傾いたらまた日暮れまで働く、と言うスタイルが一般的だそう。なのでこの時間帯はまったりしている方が多いようだ。(特に男性!)
村の出口でマンゴーを売っていたので、ガイドさんがまた見繕って買ってくれました。うわーい!どんだけマンゴー好きな人かと思われてるんだというのもありますがまあ好きだし。
あと、雨上がりなんで結構サンダルがどろどろになっちゃって。
私はまあ気にしてなかったんですけど、ガイドさんが気付いてくださって、村の入り口にあったちっちゃい雑貨屋さんに声かけて、ここで洗って良いですよ!と雨水をためた甕のところに連れて行ってくださり。
しかしサンダルごとき洗うのにこんな水を使わせていただいてよろしいのだろうかと思いつつも、でも泥だらけのサンダルで車に上がって欲しくないのかも知れんなと思い、ご厚意に甘える。雑貨屋さんでなんか買った方が良いのかなとか思ったのですが、ガイドさんがずんずん行っちゃうし、雑貨屋さんのご主人も笑顔でバイバーイとかしてるし……みなさま本当に他意がなく親切であります。
バンコクやホーチミンだとまあ都会だからってのもあろうが他意や下心の塊のような人が多くて私荒れたんですけどね。イヤそれも味だといえばそうなんだけど、疲れているときには行きたくない場所ですわ。タイが癒しの国……みたいなアピールなのがとても納得いかない。
そういや、寄り道の前後に日本人観光客を乗せたマイクロバスと行き違いました。
私のガイドさんと同じ会社のツアーだそうで、これからポッパ山へ行くようです。昨日見かけたヨーロピアンのサイクリングツアー以外ではそこそこの人数の団体初めて見ました。
たまにガイドさんといっしょの観光客を見かけましたが大体2~5人程度だったのです。団体ツアー出るほどにはメジャーでなかったのかもね。
そしてしばらく走り、辺りは緑の少ない赤茶けた景色に。もともとの予定にあった、バガンの村の見学をさせていただきます。
車を降りるとあっつい!!けど乾燥しているのか思ったより気になりません。
まずは何故か村のお水事情など紹介される。(後で理由は判明。)
駐車場っぽい広場(タイヤ痕が多かったので駐車場的な何かと判断、もしかしたらそこそこの人数のバスとかも受け入れるのかもね)から、村外れへテクテク。溜池でございます。
つってもこれ、近くにパゴダがあるようでそれと一緒の頃に作られたものだそうで、遺跡レベル!が、現役の溜池であります。雨季なのでお水たっぷり。
ここででかい缶で作った天秤で水汲みに来てたおいちゃんにガイドさんが写真を撮っていいかききましたが拒否されてしまいました。
写真断られたのはこのおいちゃんだけでしたが、まあ、やはり、生活してるところに観光客がずいずいやってくるのは嫌な方もおりましょう。或いは単に写真嫌いか。
ちなみに他の人はみんな写真大好きでしたが、ぜひ現像したものを日本から送ってくれと……いろんなひとに頼まれたから結構バカにならなかったよ!現像代!(ガイドさんが同じところを回っているのでガイドさんに預けてくれってことでまとめて送りました。)
雨季にはこの溜池から水を汲んで、家で甕に入れて使うのだとか。
では乾季にはどうするのか!?
立派なポンプ小屋(井戸)がございます。かなり深く掘らないと出ないんだと思われる。
そしてこれは日本の寄付で作ったそうで。(なのでこの村に私を案内するのだろう。)
勿体無いので溜池が使える雨季には使わないそう。んで、乾季にはお年寄りとかが井戸番に座って一回水を汲むごとに少しずつお金を集めて、修繕費として積み立てているそうな。
どことは言わないが、幾ら寄付をしてもぜんぜん駄目などこかの大陸とは意識が違うと言うか……。お金やモノをあげても学校作っても豊かにならない国とかどうしたらいいのかすごく考えさせられます。ちなみにそのどこかの大陸では、外国人の寄付で立派な井戸が出来たよ!ありがとう!と言う舌の根も乾かないうちにその井戸を部品にバラして売ってしまったりと言うことも珍しくないそうな。そして、またきれいな水も飲めないかわいそうな私たちにどなたか寄付を……(エンドレス)。
それはたぶん、水道もなくて現金もないような農村の子弟でも無償で大学とか通えちゃうこととすごく関係があるような気がする。教養って大事ですことね。
そして思うに情報や思想がある程度制限されているとは言え、そこまで豊かでないこともなかったので(気候的な要因もあると思うけど)、軍事政権でも大規模なデモだのなんだの長らく起こらなかったのではないかとか。庶民は思想だ大儀だは二の次、日々が平和で食えればそれでええですけん……。うちの父親が「独裁だろうが軍事政権だろうが国民をきちんと食わせることができればいい国だ」と言っておりましたがまあそのような。(が、結果的に近代で独裁や軍事政権でうまく国民を食わせることが出来た国はないか……。)
反体制運動とかしていたのも一部の「教養(とお金)のある」方々だったのでしょう。まあそういうひといないと世の中は変わりませんけれどもね。スーチーさんとかも立派な人ですけれども、日本人だって庶民じゃ四十も過ぎて外国で留学して勉強なんて出来ませんもの。(スーチーさんが日本に留学していたのは確かそのくらいのとき。)
結局、スーチーさんとかの働きもあったのだろうけれど、このままじゃ行き詰まりだわね~って言う軍事政権自体の判断もあったんじゃないかと私は思うんですが、ソフトに民主化が進む現状でそれが遅いだ不十分だと言う話も聞きますが、急激な変化は代償を伴うことが多いので、それでもいいんじゃないかなと思うわたくしです。でも少数民族問題は大変ですね(2013年現在)。2011年当時の軍事政権もミャンマーは多民族国家です!みんな仲良く!みたいなプロパガンダは結構やってましたが。
で、村の入り口まで引き返す。そこに大きなタマリンドの木が。
昨日のエステで使ってたのコレですよ~とガイドさんが拾ってくださる。昨日のスクラブがタマリンドのスクラブだったのだな。ガイドさんが「木に生るマメ」と教えてくださったが、確かにマメだ!!マメだが柑橘っぽい匂いがする!!
「ちょっとだけ食べてみてください、あ、ちょっとだけですよ!!」とちょっとだけをすごく念押しされながら齧ったらマメだけどオレンジみたいな味がすると言う。なんか不思議な感じ。
そんなタマリンドの木がたくさん。葉っぱは確かにマメ科っぽい葉っぱなのですよ。
ちなみにタマリンドの木の下にいるねーさん(臨月、後でどうぞ触ってみてと言われたので触らせていただきました。何故か妊婦さんの腹に触るとありがたい気持ちになりませんか?)が、村を案内してくださるそうで。
村の端までたどり着くと、カメラを下げた観光客が来たと見るや早速写真を撮ってくれと集まる人々。それではこれから村の中を案内していただきます。
見学って言うか……適当に人の居るお宅に突撃して話を聞くの繰り返しなんですけどね!
働く牛さんもいらっしゃいます。青い空と赤い土の地面のコントラストがなんだかきれいです。身重のねーさんについてテクテクと村の中を歩く。
ちなみにここの村のおうちは大体こんな感じ(↓)です。
これは家畜小屋も兼ねてたんだが、分かり易かったのでこの写真で。
屋根は椰子の葉っぱで葺いてあります。だいたい5-6年に1回くらい葺き替えるものと思われるが、ガイドさんもはっきりは知らないみたいだった。特に専門の業者などは居なくて、村の中であっちが葺き替えると言えばみんなで手伝い、こっちで葺き替えると言えばみんなで手伝い……と言った感じだそうな。
菜っ葉を切るじーさん。(家畜の餌だそうです。)
他のみんなもものすごく映りこみたいので、カメラを構えるとすかさず寄ってくる。みんなどんだけ写真好きやねん!どこからどこまでがそのうちのひとか分からなくなってきます。
この子はずっとつかず離れずついてきていたのだけれど、ここが自宅だったよう。ちょっと恥ずかしがり。よく似た妹さんがいる。かわいい。つーかお母さんもかわいい。
内職で観光客向けに写真立てとか作ってるんだよ~とかお母さんと思しき女性が話してくれるが、売り込みは一切無い。……いいの?イヤ、私はいいんだけどさ……。
この方はご病気だそう。子供の小さい頃の写真とか、なんか飲んでる薬とかまで見せてくれる。漢方薬なんだろうな。
ガイドさんが言葉を選びながら言うには、ある程度の年齢になった女性がだいたいみんな罹って体がだるくなったりするビョーキ、治らないことはない、とのことなので、更年期障害か……?更年期障害って日本語あるんだけどそれかな?とかしばし二人で話し、たぶんそうなのだろうと。これでガイドさんは「更年期障害」って言うすごく使用頻度の少なそうな日本語をひとつマスターしたぜ!?
この方はゼヒ撮ってくれ!と積極的に。台所とか見せてくれた。結構、竃とか低めなのでしんどそう。つか座って作業するのかもしれない。
そしてお礼にと炒ったピーナツをくれる。なんだかとてもうれしい。
工房のようなところにきて、案内のねーさんが機織を実演してくれる。
ちょっとだけ見せるね~て感じで座ってちゃっちゃと織っちゃうんですものすげえや。
このばーさんは糸紡ぎにトライさせてくれたり、キセルを見せてくれたり、子孫自慢など。糸紡ぎでは絶望的に不器用な様を露呈してきました。つ、つむげないよ……!均等に力をかけないとボコボコの糸になるかブツッと切れるかするんですけどむ、難しい!
みなさん、家族の写真をすごく飾っています。日本の七五三的節目があるようで(男児は形だけ一定の年齢で一時出家するとかそんなんだったはず)、そのときに写真を撮るのが一般的な模様。あとは結婚式とかかな。
なんか近くで仕上がり品である織物を売っているようだったが売り込みは一切無い。これ以降、買い物とかできなかったので少し見せて貰っても良かったかも知れん。
自転車とわんこせんせー。バイクと自転車はそこそこ見た。
ヤギさんが畑から帰ってくる。
青い空にカラコロと鈴の音が響いてとても牧歌的です。
外国人観光客にとって何がツボかとかあんまり分かんないか考えてないかどっちかで、結構、普通な感じをいろいろ説明してくれたり、なんか適当に話したいこと話したりして面白かったです。すごいナチュラルな感じだったのですが、コレ、もっと観光客がバンバン行くようになると、ルアンパバーン近郊の観光的モン族の村みたいな押し売りロードになっちゃうのかな~。
アレはすごくひどいので現地ツアーの『モン族の村訪問』は覚悟したほうがいいです。3つくらいの女の子とかがずっとずっとついてくるぜ!別段そこまで貧困そうでもないんだけどやっぱココロが傷むよね!
そうそう、車乗る前にひとりバイクに乗った物売りの青年に呼び止められました。
お品はバガン名物の漆器。
すまん青年よ、次の私の予定はその漆器の工房へ行くことになっているのだ……。
(買いませんでした。)
続いてはバガンの伝統工芸品である漆器の工場の見学と言うことで、またしばしドライブ。
車は一度オールドバガンに入ったのでなんかもうそこら中にパゴダだらけです。すげー。なんか普通に畑の中に唐突にパゴダがあるー。どっちが先か分からんけどー。
大きい立派なパゴダも当然目を引きますが、なんか小さいのになると物置小屋くらいのやつとかもね、とにかくすごくたくさん。
しかも最初はすげーとか思ってたのにだんだん慣れてきます。
徳島では石を投げたら医者に当たり(これは一般に言うらしい)、愛媛では石を投げたら美容師に当たるんですが(これは徳島の友人に医者の話を聞いた私の創作)、きっとバガンでは石を投げたらパゴダに当たるとか思ってたら、やっぱり似たようなことを考えるらしく、こっちでは「指をさしたらパゴダがある」と言うそうな。
昔はオールドバガンの中にも村があったのですが、観光化して史跡保護するにあたり中に人が住めないように決まって追い出しちゃったみたいです。(ここらへんはザッツ軍事政権。)
でも畑は潰さなかったので、みなさま、外の村から農作業に通うのだそうですよ。なので、オールドバガンの中は畑の薄い緑と赤茶けたパゴダと……と言うような景色です。作ってるのは牧草とかお豆さんとかですね。
このとき私は何故かさっきもらったピーナッツを無意識に貪っておりました。
それに気付いたガイドさんが、私が食欲ないのはさんざ見ているので、
「無理に食べなくて良いですよ……?」
「なんかおなかすいてるのかな?食べたいんで大丈夫です~。」
「おなかすきますか?それはよかったです!」
「体調良くなってきたのかもしれんです~。」
などと暢気な会話をしていたんですがね……後で思うにこれは無意識にピーナッツ=塩辛いと言う前提条件で塩分を欲した身体がピーナッツを食え!と言う指令を発していたのだろうと……実際にはまったく塩の効いていないピーナッツだったんですがね……。
そうこうしているうちに漆器工場へ到着。工場と言うよりは工房って感じか。
まずは外の作業場を見学させていただきます。外って言うか、大きい庇の下と言うか。漆とか染料の匂いがすごいので、通常の屋内では作業が出来ないものと思われます。
こうやって曲げ木みたいな感じで土台を作って……
漆を塗って……(何回もやる)
彫りを入れて染料を入れる。
と言うような感じ。
赤や黄色や緑、青といった鮮やかな色で模様が入るのでとても新鮮!かわいいっす。
高価なものは金箔を貼ったりもするので、そういう作業も見せていただきました。土台を作るのと高価な家具などの掘りや絵入れは男性が、細かな食器などの掘りや絵入れは女性がやっていました。やはりまだまだ職人さんの世界は男性の世界なのでしょう。
(大物は柄の数も半端無い。みっちり。)
若い方は政府の伝統工芸を守るためのプログラムで養成されて、こういうところに来られるそうな。軍事政権、結構文化保護もやっているようです。へぇ~。
こういう社会化見学のようなことは好きなのでテンション上がる。
屏風の模様を彫ってたおいちゃんが、あなたは何曜日生まれか?と聞いてきて日曜日ですぅーとか答えるとガルーダを描いてあげるよと言うので、思い出に航空券にガルーダを描いていただく。
もうこういうトラディショナルな柄は描き方が決まっているようで早い!
まあ、家具とかになったらこういうのみっちり描くわけだから遅くちゃ話にならんでしょうが。
続いて、箪笥の模様を彫っていたおいちゃんは、俺は前に外国人の観光客のカメラキャップに絵を彫ったんだ!と言っていて、ほぅ!とか話を聞いているとあなたにも彫ってあげようと。
慌てて車に置いてたカメラキャップを取ってきて、何がよい?と聞かれたので、ちょうど箪笥に彫っていた象さんがキュートだったので、象さんをリクエスト。
これまた手早い!!
この二例とも一瞬チップを要求されるのか?と身構えたのですが、おいちゃんたち二人とも描き(彫り)終わると、どう?どう?と言ってきて、すごーい!ありがとう!!(お世辞ではない)と言うと、それだけでした。私が喜んでいるだけですごい満足気でした。
……勘繰った自分がなんか情けないッ……!!
で一応、そのあと、商品の売り場に案内される。
お茶なんか出されて、適当に見て良いですよ~とか。うん、それだけだね……。
商品には値札もついているので値段を尋ねる必要もなく、なので誰もついてまわったりうるさく説明してまわったりとかしません。誰も何も売り込んできません。
い、いいのかな……!!
金箔を貼ったものや高価な家具なんかもありましたが、普通の小物はだいたい10ドル以下(まあ大きい物入れなんかはそれなりだが)で色柄形たくさんあったので、迷いながらお土産と自分用にちょこちょこ購入。空港にも似たようなものがありましたが、やはり直売だったこちらの方が少し安かったです。
小さいカップと楊枝入れと小物入れ。特に象さんの模様の小物入れはお気に入り~。
ただ、食器はなかなか独特の臭いが取れないのでお勧めしないです。うーむ。もしかしたら食器でも高価なものは違うかもしれんですが。薬剤の種類とかが。或いは私がモノを知らんだけで、使う前に何やらすると臭いが取れるとかあるのかも。
続いては昼食ですよ~。しかし!ぜんぜんおなかが空かない……あ~でもあるじゃん?そうは言いながら涼しいところに座ったらアレ?結構お腹空いてるよ?ってやつ~。そんなんじゃね~?ちょっとは食べられるさ~?とか、なんだかボケッとした頭で思いました。
イエ、散ってませんけどね?←いきなり否定か
しばし車は走って昼食を摂るレストランへ到着。
なんと、駐車場に朝私が見た日本人観光客のマイクロバスがありました。
どうやら、私がポッパ山からバガンまでやってくる間にこの人たちはバガンからポッパ山へいってタウン・カラッを見学して先にバガンまで戻ってきていたようです。
……私の恐るべき寄り道っぷりが改めて明らかに……!
たぶん、と言うことは、本来の私の日程は昨日も今日ももうちょっとホテルで休憩を取るものだったんだな。楽しいけど強行軍です。
ちなみに、このグループのガイドさんは、私のガイドさんの会社の先輩だそうですが、まるっきり関西のおいちゃんのようなしゃべり方でした。訛りもまったくなく。いや関西訛りだけど。
でレストランは、200%観光客向けですけど、きれいな民族衣装を着たウエイトレスさんが居たり、オープンになった席からはイワラジ川が見渡せるすてきな雰囲気。
……そう、オープン席です。
そういやそんな日程になってたわ。イワラジ川を眺めながら食事とか楽しみ~とか思ってました。そうでした。しかし、今私がいちばん求めているのはギンギンにクーラーの利いた部屋ァァァァ!!と思い、気付きました。そうか、私暑いんだ!?
まったく食事を摂れる気がしないんですが、取り敢えず、フレッシュフルーツジュースを注文。あ~食欲ね~なんかクラクラする~あつい~なんか内側からあつい~てーかもう気持ちわるい……。頭も重いしつかもうすげぇ気持ち悪くなってきたんですけど……。
ここに来てふと思いました。
…………もしかしてコレ熱中症なんじゃね?
今の今まで暑くてちょっとダルくて食欲ないくらいにしか思ってなかったんですけど。なんかみるみる頭が重くなってきて貧血のようになってきて。これが噂に聞く熱中症!?
と、とりあえず水分!水分補給!!
お守りのように持っていた粉ポカリの存在を思い出し、冷たい方がいい気がすると思い、追加でミネラルウォーターを注文。この頃にはガイドさんも私の異常に気付く。
「顔色が悪いですヨ~!?」
どうやら顔がまっしろになったようです。真夏とか個人旅行者で真面目に暑くて死ぬ人もいるらしいので、ガイドさんたぶんそれこそ死ぬほど焦ったと思います。
熱中症かもしれんです……ポカリ飲んで休んだら大丈夫じゃないかと……とか言いながら、白い顔でグラスに移した水にポカリを溶かす。飲む。スポーツドリンク大事や~。染み渡る~。
が、たちまち元気になると言うワケにもいかず、死んだような顔で出された料理を一口ずつつついて昼食終了。今までと違い、残しまくってもウエイトレスさんにも何にも言われませんでした。やっぱりてんこ盛りの油モノだし……。
あまつさえ、飲み物の代金を払おうとしたところ伝票にジュースの値段しか無いので確認したら、ミネラルウォーター(1L、よく冷えてて、しかもグラスも別に出してくれた)はサービスですって。体調大丈夫ですかって。ううううう、ありがたや……。ガイドさんを通して折角用意していただいたのにたくさん残してしまって申し訳ないと伝えていただく。
あー……しかしヤバい。これはヤバい。
(根性で撮ってもらった写真。イワラジ川は雄大であります。)
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