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自分で歩いてダラダラと入り口へ向かうワケなのですが、ものすごく自由です。
のんびり写真を撮っても急かされません。それどころか作業員の方が、率先してカメラのシャッターを切ってくれます。ザ・観光都市。それとあんまり離着陸多くない空港なんでしょうね。
お言葉に甘えておかんとツーショットも撮って貰いました。が、それはヒコーキバックだったので、おかんピンの写真を採用。空港の建物はこんな感じ。言われなければ日本の何か公営施設のように見えなくもないテイストです。
さっき、大きい飛行機が降りられないので海外からの直行便少ない言いましたが、韓国(たぶん仁川)からはあるのですよ~。だから韓国からの団体さんはよく見かけました。
さあ、あんまり飛行機詳しくないのでどのくらいの人数か分からないのですが、ほぼ満席に近い数の日本人が諸手続に押し寄せます。
まずは何か建物入り口付近の露天の長机に人だかりが出来ています。その中央でおじさんが何かを言っていますが、当然ながらサッパリ分かりません。よく見ていると、スルーした日本人がやっぱりって感じで戻ってくるので、ここに参戦するしかないようです。
しょうがないので、この人数に対処しきれなくなり明らかにテンパっているおじさんから紙切れを2枚受け取る。……健康状態の申告表でした。日本は新型インフルエンザ発症者いるからな。明らかにもう人数に対して記入用の机が足りていない感じで、あっつい露天で記入して先へ進む。
入ってすぐのところで数人がかりでとにかく回収してましたが、たぶん、渡さなくてもバレなかったと思う……と言うような混乱っぷりでした。
ちゃんと並ぶところとか作ってくれたら日本人は並ぶよ……?
続いて入国審査。カウンターは4つくらいあったかな?外国人用とそうでない用とがあったので、実質3つくらいか。当然、外国人用はめちゃめちゃ混み合う。少しでも効率よく処理しようという心意気からか、警備員風の恰幅のいいおっちゃんが、前列の人に何度か説明をしていたが、どうやら同じ過ちを繰り返している様子。そこで、最前列のおばちゃんのパスポートその他をかなぐりとり(おばちゃんびっくり)、居並ぶ日本人に向けて言い放つ。
ワン!(パスポートを示す)
ツー!(入国カードを示す)
で、税関申告のカードはのける。要するに税関申告のカードはここでは要らないから出すなと。それが言いたいらしい。これで分かったな?つーか分かれよ日本人!みたいな感じ満載。
……その言い方がなんか小馬鹿にした感じがしなくもなかったが気のせいかもしれない……と思っていたら。
おもむろに私たちの後ろに居たフランス人(フランス語しゃべってたから)とおぼしきご夫婦とその警備員のおっちゃんが何やら世間話を始める。カンボジアはフランス領だったのでそこそこの年齢の人はフランス語がしゃべれるらしい。
「まったく物知らずなヤポーネが多くてタイヘンだよ!」
「ああしょうがないねヤポーネは!」
言っておきますが私はフランス語は微塵も理解できません。しかししかしですよ、ヤポーネヤポーネ連呼しながら二人で肩すくめてたら概ね↑のような会話をしていると推測してもよいのではないでしょうか。しょーがねーじゃんよ、どうもこの便の日本人、平均年齢高めな上に自分らも含めて割と不慣れな人が多そうなんだもんよー。なんとなく無駄にフランスに対するイメージを悪くしつつ、自分の順番を待つ。覚えておけよフランス!←何を。
それにしてもせいぜい前には数人しかいないのに全然なかなか順番が回ってきません。
自分の順番が回ってきて原因が発覚しました。
ひとりさばいてはペットボトルのジュースを飲み、
ひとりさばいてはのびをして首をならしてみたり、
パスポートのページはのんびりめくり、
何を考えているのかしばらくためらってからはんこをペタリ。
南国クオリティ炸裂。
おっちゃんよ、早く仕事を終えて帰りたいならこのひとたちに声をかけたらどうだ……?
でも、出国カードをホッチキスでパスポートに留めてくれたのは親切だと思いましたー。とフォローしてみる。
ホテルで会った旅慣れてそうなおっちゃん(さっき屋台にメシ食いに行ったらテントにたまった雨水で食器洗ってたとか話してた)が、アレ見たら日本の公務員はたいしたもんよとしきりに言っていた。まあ、こんな感じなので、「ビザは現地で取った方が安いしよい」と言う話もよく見かけますが、ビザの手続きも似たようなものだろうから、ピーク時の短期旅行者は日本で取っておいた方がよいかと思います。数少ないお役立ちコメント!
で、その後は税関……の前に両替所がありました。殆ど立ち寄る人はいません。
我々も日本で米ドルに換えており、殆ど米ドルで通用すると言うことだったので、まあいっかと思ったんですが、折角見つけたので、ちょっとだけリエルにかえといてみる?と言うことで。
しかし、窓口2つ+ブース内に係員3人で1人しか働いていない理由が私には分かりかねます。ひとりの韓国人が両替をしていたので、私たちは待つことに。
が、もともと仕事が早くない上に、なんだかもめ倒している韓国人。どうやら、もっと細かいのに換えてくれ!駄目!換えてくれ!駄目!のエンドレス問答をやらかしているようです。いい加減、どっちか諦めろよ。……最終的に韓国人が勝ちました。我々はおとなしく少額をリエルに交換して貰う。ちなみに結果的にリエルは要りませんでした。歩き方にはチップとかにはいいかも?って感じで書いてましたが、チップの相場も最低1ドル~って感じでしたし。
税関を抜けて、ガイドさんを探します。お名前ボードがあったのですぐに発見!
どうやら他に2組居て、我々が最後だったらしく申し訳ない感じに。さっき両替でねー……(さらっと書いたけどホントに長いこともめ倒していた)。
駐車場をみんなでバンに向かって移動。他の2組というのは大学生くらいの女の子2人×2で、何だか我々が来るまでの間に自己紹介などもしたらしく和気藹々。
……ビミョーに疎外感……。
そのまま車に乗り込んで、早速ガイドさんからこれからそれぞれのホテルへ回ることや、簡単な市内の情報など聞く。ツアー特典らしいクロマーなどもいただく。相変わらず和気藹々の大学生さんたち。年齢上でしかも中年母親連れの私はなんとなく混じりづらい……と言うか、なんだろうな、初対面の人とやたら和気藹々してる感じとか全体的な雰囲気とか、たぶん、私が彼女らと同じ年頃で同じゼミとかに居たとしてもあんまりお互いに友人にはならないだろうなと言う感じの方々で、もしかしてこの6人でずっと一緒に回るとかだったらちょっとイヤかも(たぶん向こうもそう思ってる)とか思ってたら、ホテルも日程も我々とその4人では違うようで。安心してしまった。大勢のツアーなら別にどんなひとが居てもいいんだけど、少人数だとなんか気まずい場合にはすごく気まずいと思います。
で、その学生さんたちは本日はホテルチェックインで特に予定無し。
学生さんたちのホテルは、よく大手のツアーなんかで標準設定されているホテルでした。
私の泊まるホテルはダムナック・アンコールビレッジと言うところ。ホテルはもともとツアーにセットになっていて、一応、安手ではあるもののリゾートホテルの部類らしい。
我々はホテルチェックイン→夕食、となっています。今回、初めての海外の上、場所が場所だけに、全食事付きを条件にツアーを探していたのです。
しかし夕食っていつなんだろう。大概食べ尽くめなんですが。(機内食2回。)
学生さんたちをホテルに送り届けた後、我々もホテルかと思いきや、おもむろにガイドさん、このあとカフェでお菓子を食べて、お土産のお買い物します、とな?お菓子はサービスらしいです。
……また食うのか!
そして連れて行かれたお店は、なんとなく行く前に気にしていたものの、自由時間少ないしホテルから遠いから行けないわ~と思っていた、アンコール・クッキーのお店でした。
会社にもお土産で買って帰り、「日本人のマダム・サチコが、今一歩カンボジアには日本人好みするお土産がないということに目を付け、現地の材料を使って現地の人を雇いすてきなお土産をつくって地域に貢献」と言うお土産だ、と紹介したところ、後輩が、「かつマダム・サチコもウハウハと言うワケですね!」と言っていたので、商売とはそう言うものだと答えておきました。
お菓子って試食程度かと思ったら、普通にカフェメニューで好きな物頼んでいいって。あらあらとっても気前よい。良いけど、おなかが…………というわけでマンゴーシェイクをいただく。
実はこの辺写真撮ってません。荷物も車に置いておいて大丈夫とか言われてたし、窓の外から何から珍しくて興奮しすぎて写真を撮ることすら忘れていたと言う……。
マンゴーシェイクは普通においしかったです。すてきでおしゃれな内装の店内でこじゃれた器でいただきました。マダム・サチコのお店については事前にネットでいろいろ見てましたが、見事に日本人好み。お土産も、アンコールクッキーとかお菓子は上品なお味で、まあお値段は普通に国内旅行でお菓子のお土産買うくらいするんですが、無難でいいんじゃないかと思います。パッケージのデザインなんかもこじゃれてるし。
雑貨も高いのか安いのかよく分かんなかったけど、後で市場や空港で見た感じと比較すると、
・市場より高く空港より安い
・市場の最初に言われるボッタクリ価格くらい
・がモノは市場のモノよりだいぶいい(デザイン、品質)
って感じなので、市場で長々値切り交渉するのがしんどいひととかちょっといいもの買いたい人には悪くないと思います。我々は会社用や親戚用にお菓子を数箱購入するに留まる。センスのいい雑貨は空港とここくらいでしか買うチャンス無かったので、気になったものは買っておいてもよかったかも。
しかし、ツアーと言っても我々二人だけなので、特に何時まで!とか言われることもなく非常に自由に放っておいてくれます。お買い物終わったら外で待ってますね~みたいな。あんまり買わなかったのですぐ出てきちゃったけど。
そしたら今度は夕食に向かいます、とな!?てっきり夕食はチェックインの後と思っていた我ら。このまま夕食ですか!おなかパンパンなんですけど!
しかし、徐々に日も落ちていき、確かに夕食と言われれば夕食の時間ですよネ……と言うことで。ツアーのお食事なのであまり期待していなかったのだけれど、バーストリートあたりのなんかこじゃれたこじんまりしたレストランのオープン席に連れて行かれました。うわーい。
辺りが暗かったので写真はあんまりきれいに撮れていません。それとなんとなくこのときはまだ食べながらバリバリ写真撮るの恥ずかしくて(後にそんな恥は消し飛ぶが)、iPhone使ってたのでもう全然見るに堪えないので、雰囲気だけ……。料理はツアーに込みになっているので、飲み物だけ自分で頼むようにとのことで、ビールをいただきました。ガイドさんが頼んでくれたけど、銘柄は?と聞かれて、おススメのでいいス、と言ったらハイネケンを頼んでくれました。もう少し空気読んで欲しかった。
しかし、ホテルでテレビのCM見たり、町の雑貨屋の広告見てると、なんかタイガーを飲んでホンダを貰おう!とか○○○を飲んで○十万円当てよう!みたいなキャンペーンがかなり展開されていて、ハイネケンだのバドワイザーだの外国ビールのが人気なのですがそこをもっと巻き返したい……みたいな雰囲気なのかなと勝手に思いました。そういや日本でも○年前には若かりし頃の叔父とかカッコつけてバドワイザーとか飲んでたな。
ご飯は、最初にパパイヤとかはいった南国テイストなサラダたっぷり、次にプレートにごはんとカンボジア料理の定番アモックと薄くのばしただし巻き卵みたいなのにソースのついたものがのってきて、のりみたいな海草っぽいのが入ったスープ(これはこの後も何度か食ったがうまい)、それからフルーツにカスタードクリームをかけたデザート。
まあまあおいしかったッス。
がー!朝からほぼ動かず食べ物だけを供され続けてきた我々。
私も結構ヤバめかも、と思いつつ、出されたものは(勿体ない&失礼なので)力の限り食います、と言う主義なのでがんばって食べました。(自分の頼んだモノを食べられるのに故意にひとくちだけとか残すダイエット法がありますがふざけんなボケェェェェ!と思います。だったら外食すんな!)
しかし、しかし……中年の母は限界を迎えてしまいました。
ただでさえ料理を残すことに抵抗がある上に、ちょっと前まで食うや食わずやどころか生きるか死ぬかみたいなお国柄だった場所(ひとによっては今も食うや食わずやだろうし)と言うことは母も大概理解しているので、ああもうどうしよう!みたいな。その上、ウイエトレスの若い女性が母に話しかける。
母「何?なんて言ってんの?!」
私「……よくは分かんないけど、口に合わなかった?的なことをきいている……。」
おいしくないわけじゃ!おなかがいっぱいで!と断片的に日本語で告げる母。無論通じない。
私ももちろん、その程度のことすら英語はしゃべれません!←断言。
母はウロたえまくった挙げ句、不味かったわけではない!と言うせいいっぱいの意思表示としてテーブルにチップを残していったのでした……。バブリーな日本人がメシを残しまくって去っていったとか思われてんでしょうかね……。やや後味悪く、レストランを後にする。
今度はホテルに向かいます。地図で中心部から少し離れてたのは確認してたけど、なかなか出歩きにくそうな場所ではありました。
到着したダムナック・アンコールビレッジは、熱帯植物のふんだんにうわった敷地内にフロント棟と4室くらいずつの客室棟が複数、と言う確かにリゾートホテルっぽい感じ。チェックインとかはぜんぶガイドさんがしてくれました。らくちん~♪
しかしどうやら従業員は英語しか通じないようだ。何かあったらイヤだわ~。
お部屋はいちばん手前の棟の二階のお部屋。たぶん入り口近くてあんまりリゾートっぽくないから安いお部屋なのでは。でっかいトランクをポーターさんが苦労しながら階段で上げてくれました。あんまりにもタイヘンそうだったので(荷物デカくてすまん)、早速全然スマートじゃない感じにオタオタしながらチップを用意して渡したところ(アレはどうやったらスマートに渡せるものなのですか?)、早速、英語で、
シェムリアップは初めてか?→これはイエス。
プノンペンは行くのか?それとももう帰るのか?→言われてることは分かるんだけど……!
とかなんとかいろいろ言われたのだけれど、全然会話成立せず。
テレビもNHKに合わせてつけてくれましたとさ。
英語は多少聞ければ話せなくても旅行できるけど、きっと話せた方が楽しい……。
で、お部屋は豪華と言えば豪華、無駄に広いとも言う。ペットボトルのお水が毎日ついてきます。クローゼットとか収納が立派そうな木で出来ている割に立て付けはいまいちな感じでした。
特に入り口のドアの鍵を開けるのにかなり要領がいって、結局私は一度も自力で開けられませんでした。どうなんだそれは。
母がコツをつかんだので、部屋に帰ってくる度に、
「先生、お願いします。」
「うむ。」
とかやるのが少しだけ流行りました。
あとこれ、右のベッドが狭いのではなく左のベッドが相当デカイんですよ。私(全長156cm)が横の幅で寝れましたから。それと、洗面台の排水溝がいっさいひっかかりのないただの穴状態だったのが衝撃的でした。一度、歯磨きセットの歯磨き粉まるまる落としてしまいました。そう下水管事情は良くないだろうに何故こんな危険な構造に……。が、ここはトイレットペーパーは流して良いようだったので、何かちょっと違うのかも。それにしたってまるまる物を落っことしてしまう恐れがあるのはどうか……。
この時点で、八時くらい。無論、海外初心者の我々が出歩こう筈もありません。お風呂に入って明日からの観光に備えて寝ます。
てゆーかなし崩しに、ベッドの横の幅で寝てしまっていました。
エアコンの効きが悪くてよかったネ!!(風呂上がりは暑い。)
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