スペイン旅行、波乱の出発までの事

リベンジのスペイン旅行を間近に控え、何度もカード認証を弾かれたアルハンブラ宮殿の予約もなんとか完了し、宿泊の手配やだいたいの見所の下調べなども終えて、後は帰りのパリのトランジット観光の予定を立てるのと、それからスペイン国内移動を予約しとくかどうしようかな〜なんて思いつつ、荷造りをしていた出発3日前。

ちなみに行程はこんな感じでした。

1日目:夜、羽田発

2日目:早朝、パリ着。午前パリ発、午後マラガ着。コルドバ移動、コルドバ泊。

3日目:コルドバ観光後、グラナダ移動。グラナダ泊。

4日目:グラナダ観光、グラナダ泊。

5日目:ネルハ移動、ネルハ泊。

6日目:マラガ移動、マラガ泊。

7日目:早朝マラガ発、午前パリ着。パリ観光後、夜パリ発。

8日目:夕刻、羽田着。

忙しそうに見えますが、移動はバスか電車で最長でも2時間程度なのでシエスタ時間とかを使えば効率よく移動できるかと。そんな感じ。

マラガインマドリードアウトも考えたんだけど、今回はアンダルシアに的を絞ってみました。後でこのときの自分グッジョブ！！てすごく思いました。

しかし会社で、

「スペイン行くの？サッカー？サグラダファミリア？」

ときかれすぎて、最終的には「スペイン行くんだ！」って言われただけで、

「リーガエスパニョーラも見ないしプラド美術館にもサグラダファミリアにも行かないんですけどね」

って先手を打つようになってしまいました。わたしの今回の第一の目的はアルハンブラ宮殿なのです！そのあたりの話しは別のエントリーで……。

そんなワケでうきうき荷造りをして出発前で最後の休日の夜を迎えました。

今回私はJLでみかん王国パリ間の往復、AFでパリマラガ間の往復を取っていました。通しでJLで予約出来たらよかったんだけど、まずネットではこの旅程は予約できないと謎のメッセージが出て、電話してみたらJLだとeチケで出せなくて昔ながらの紙の航空券になっちゃうけどAFのチェックインが公式には紙の航空券でもオケってなってるのにカウンターで断られた実績があるとかでJLでの予約はオススメできないと言われてこんな事に。

通しで取らないと乗り継げなかったときが怖いんだけど致し方なし。

そんなワケでの予約だけれど、実際の運行は行きの羽田パリがAFで、パリマラガがエアヨーロッパとかいうLCCです。LCCなら直接予約した方が安くね？って思ってみてみたらなぜかむしろ高かったのでAF便として予約しました。

AFなら通しでも予約出来たんだけど、JLのマイル貯めたかったのと、みかん王国羽田間の便が都合のいいやつ取れなかったのでやめました。後でこのときの自分グッジョブ！！とすごく思いました。

まあ、エールフランスが15日からストに入るってのは知ってたんですよ。でも長距離国際線はとまらないんじゃないかな？って話きいてて、なんかあんまり気にしてなかったんですよね。

でも念のためって、15日の夜をもう一度情報を確認したら、

バッチリとまっとるやんけぇぇぇぇ！！！

って事で激しく焦る。なにぶん初めてのことなので最初どうしていいか分からなかったのですが、エールフランスのウエブサイトには欠航の場合は振替か返金かクーポン配布って書いてある。つーことはJLでも同じ事してくれんじゃ？とようやく思い立ち、運賃規定をもう一度みたら、天候や機材都合の欠航の場合は振替や返金が出来ると書いてある。

返金してもらったところで、パリマラガ間は他社運航でストの影響を受けていないので、航空券代が無駄になってしまうし、何より会社がもう休めないよ！つーことで振替しかない。

同じ日の羽田発午前便と成田発午後便にはまだ現時点では空きがある、接続できる国内線も。しかし電話窓口の営業時間が過ぎてるぅぅぅぅ！

じりじりしながら朝を迎え、朝一番で電話、羽田発の午前便に振り替えて貰える事になりました。結構ギリギリだったみたいで、並び席が窓からしか取れないと言われた。危なかった……。でも、

・1日目午後にはパリに着いてしまうがマラガ行きは翌日便

・有休と代休と公休と自由公休を組み合わせて7.5日(有休は0.5日だけだよ！)という弊社的にはお前休みすぎだろという感じだったのに、すんませんもう半日休みます☆て言わんといかんなった

と言う問題が。出発日、半休扱いにしてギリギリまで働く気だったんですよね当初……でもまあ計画時点から後で異動になって仕事が変わったので休めないことはなくなった。ただいかんせん弊社でこんな長い休みを取る人は……出社するなり上司に「すんません◯日午後休お願いしてましたが朝から休みます！」と高らかに宣言。後者の問題をクリアしました。

一応、予定の便が飛ばなくなって振り替えになったのでと理由は言っておいたが。

さて前者をどうするか。不慣れな場所で早朝出発となるので、空港内ホテルに泊まるとして、IBIS(一度利用した。高いのにせまい。)かシェラトン(もちろんものすごく高い。)しか選択肢がない。うーん……やだなあこの無駄な宿泊。

そこで思い出しました。私の持っているパリマラガ間のチケットは払い戻しは一切NGであるものの、手数料と運賃差額を支払えば変更が出来たはず。確か夜マラガへ飛ぶ便があったはず。

結果、パリマラガ間のチケットを1日目夜の便に変更し、マラガに宿を取り、深夜着なので送迎も手配しました。CDGで泊まるより一人頭15000円くらい高くついちゃったけど、当日中にスペインに到着出来ることになりました。

事の顛末をきいた会社の後輩の一人には「やったじゃないスか！エールフランスのおかげで半日長く遊べるじゃないですか！」。ああそうね、前向きでいいね、それ……。

がしかし、直前で手配変えたので、行くまでに読もうと思ってた本を読む時間も、予約しておこうかなと思ってたスペインの長距離バスを予定決めて時間考えて予約する時間も気力もなくなりました。じつは出発前夜の昨日、諦め悪くやっぱ予約しようかなとバス会社のウエブサイト見ようとしたら、サイトが落ちてたので清々しく諦める事が出来ました。

そうそう、パリでどうするかも決めてません。パリ初めてだし、夕方確実に空港に戻らなきゃだから行き当たりばったりは危険だと思うんですけどね。おかげで荷物増えました。予定が決まっていればパリのガイドブックとか置いて行くつもりだったのに。

そして何よりかなり疲れました。気疲れしたし実際夜帰ってからいろいろやったものだから寝不足にはなるし……。

ともかく今回の件で改めて思いました。

・個人旅行では自分の乗る飛行機の情報には油断なく目を光らせること

・特に他社運行便についての案内は分かりづらい

(AFがストしてます、運航情報に注意してねくらいしか書いておらず振替や払い戻しの案内は皆無だった)

・振替とかはいちはやく自分で調べて動かなければいけない

・やっぱ航空券はなるべく一社で通し予約にした方がめんどくない

・エールフランス便には二度とのらねぇぞ！

ホント今回は運良く都合の付く便に振り返られてラッキーでした。コレもしAF予約だったらJLとのコードシェアもあるだろうが割当少なかったら振り替えられなかったかもしれないし、マドリードインかアウトにしてたらAF運行便だったのでそっちもとまってたかもだし。

偶然とはいえ、この旅程と予約にしてたじぶんグッジョブでした。

やっぱね、自国のキャリアがいいですわ、CAさんみんな日本語しゃべれるし、アイスクリームはハーゲンダッツだし、それに新機材のJAL777SKYSUITEとやらはマジ広い。ホント広いです。空の上の10センチ増はデカい。ラクに足が組めちゃう。

でもガイドブックのコピー読んでちょっと寝てメシ食ってちょっと寝て映画一本見てブログの下書きしてもまだごじかんはんもフライト時間が残っているそうです。うっはー……このあとCDGで4時間待って2時間半のフライトでようやくスペインですよ。…………遠ッ！！

午前5時半に家出て現地時間で24時くらいにようやくマラガのホテルですよ。26時間くらいか。……もうホントマジ遠いよ！！

しかし、幾多の困難に阻まれ続けたスペインまであと少しと思って耐えようと思います。