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さてネフスキー・プロスペクト駅まで戻ってまいりました。
少し時間があるので、近辺で気になっていたエリエーフスキーとパッサージュをのぞいてみることにします。前者は高級食料品店で、後者は高級めなショッピングモールですが、どちらも建物が古くうつくしいのだそうで。エリエーフスキーではお土産を買いたいと思っています。

エリエーフスキーにやってきました。

ウインドウからしてもうかわいいっ。
ちなみに中は写真・ビデオ撮影は有料と表示がありましたので(と言っても資料映像などプロ向けのような感じもしましたが)、撮っていません。
外周にぐるりとコールドケースなど量り売りをしているカウンターがあって、中心部には簡易なイートインスペース、地下にはレストランもあるようでした。いやに臨場感のあるBGMだなと思ったら、少人数編成ではありましたがなんとブラスバンドの生演奏。
吹き抜けになった中二階で演奏してましたよ。びっくり。
内装もレトロでかわいいし、売っているもののパッケージもうつくしいので、まあそれは確かに高級ですよネと言う印象。
カゴを手にウロウロしていると「マッダーム、お手伝いいたしましょうか(ちゃんと英語)」とか声を掛けてくるイケメン店員まで配置されています。決しておしつけがましくはなく、似たようなお菓子で迷っていると「こちらは○○でこちらは○○」とか説明してくれたり、「こちらは大変自信を持っておすすめできるお品です」とか言ってくるくらいで、押し売りはありませんでした。

お菓子を中心に幾らか買いましたが、乳製品とか加工肉製品も気になりました。

ぜんぶで1,690ルーブル。チョコレートとか今のルーブル安でひとつ250円なのでまあ高級品っちゃ高級品ですね。スーパーで売ってるのと同じようなお菓子もありましたが、ちょっとお値段高いだけできれいなパッケージに入っているので(スーパーだと袋かトレーにパッキング)、お土産には良いと思います。はちみつすごいおいしかったので、イケメン店員に勧められたもののはちみつ入りのバームクーヘンみたいなケーキを買わなかったことを少し後悔しました。

続いてパッサージュへ向かったのですが、入口が分からず何度か行き過ぎたりしてしまいました。
昔の建物は入口が分かりづらいですね。それとアーケード街だときいていたのでそれっぽい入口を想像していたのですが、どちらかと言うと普通の建物の入口のようでした。

しかし中は確かにアーケード、そしてきれい!
1階はジュエリーや高級なアクセサリーのお店が多かったです。2階にも上がってみましたが、2階は婦人服と言う感じです。でもターゲット層の年齢高そうな割に色鮮やかなんですよね、全体的に。日本の中高年の皆様ももっときれいな色の服を着ればいいのになあと思います。仕立ての良さそうなカラフルなウールやカシミヤのコートがたくさん並んでいました。
写真2枚目が2階ですが、ちょっと建物が古い故に天井が低く、やや閉塞感がありますね。
中にいかにもロシアっぽい帽子やロシアっぽいスカーフなどを売っているテナントを発見!毛皮のお帽子は高そうなのでスルーしましたが、スカーフはずっと気になっていたのです。
気になってはいたのですが、お土産物屋さんにあるのはやたら安いか(値段どおり安っぽい)、やたら高いか(高い割に扱いが雑でなんとなく信用できない)の二択で買う気がしませんでした。でもここは老舗高級ショッピングモールのテナントです。
見ていいかたずねると、おばさまの店員さんが親切に対応してくれました。ロシアでおばあちゃんなんかがすっぽりかぶってる典型的な大きいものと、扱いやすい少し小さめのものがあり、小さめのものを自分用と母のお土産に1枚ずつ買いました。

花柄が自分用!これたぶんド定番の柄だと思うので、現地の若者とかから見たらダッサいのかもしれない。でもかわいくて好き。おかんのは少し落ち着いたものを選びましたがこれも結構かわいい。それぞれRUB1,400なのでまあ普通にスカーフを買いましたと言う程良い価格帯で、タグにばっちりメイドインロシアの記載も有り、恐れていた中国製でもありません。
お会計のときにクレジットカードが使えず、取り置いてもらって1階のATMまでキャッシングしに行きました。おばちゃんのお店で何故カードが使えなかったかは不明。
やはりロシアではカードは複数枚携帯したほうが良さそうです。
しかしこれ大きい方にしておけばよかったかなと後で少し後悔しました。

外は雨、雨に煙るカザン聖堂です。トロリーバスがロシアー!って感じ。

近くには本屋のドーム・クヌーギもあるんですが、荷物増えたので今はパス。
女子どうしの相合い傘が多くてかわいい……。これくらい降ったら流石にみんな傘さすのね。

建物探訪及びショッピングを楽しみましたら、夕食はコンサートの後にするつもりなので、おやつを食べに行きます。おやつを食べる場所は旅行前に人様のブログで見かけてここ行きたい!と思った場所でして……

おかんの作ったドーナツ系!
ふわっふわでかるーくてしっとりした粉砂糖がたっぷりかかっています。
サンクトっ子が老いも若きも行列して買い求める老舗ドーナツ店、地図で見ると発音あってるのかどうだか分からんけど「プイシュキーヤ オン ジェリャボヴァ 25」と言うところ(*)。
メニューはドーナツとコーヒーで、一応他にも飲物あるみたいなんですが、ほぼほぼみんなコーヒーを頼むので、カウンターの奥の人は無言でコーヒーを注ぎ続けている始末。
コーヒーは作り置きのミルクと砂糖だっくだくのやつです。
普段はコーヒーに砂糖は入れないのですが、これはこれかと頼みました。
コーヒーとドーナツ2つで51ルーブル!安い!!
……とは言え、老いも若きもサンクトっ子の皆様は最低5つくらいは召し上がってましたけれどもね……!きっとそうしてスレンダーなロシア美人が肝っ玉ロシアかーちゃんにメタモルフォーゼするんですね……!

外観の写真撮り忘れちゃったんだけど、お店もレトロで可愛いんですよこれが!

ちょっとひくくらい行列できてんですけど(写真奥)、意外と店内広いのとカウンターの客さばきもいいし、相席上等なのですぐに食べられます。
さてさて小腹も満たしましたし、一度ホテルに戻ってコンサート用におめかしです。

*て言うか、今ブログ書いてて調べてて分かったのですが、「プイシュキーヤ」と言うのが「ドーナツに似たロシアの伝統菓子」だそうで「ジェリャボヴァ 25」が店名のよう。イヤぜんぶ店名なんかもだけど、アレはドーナツに似てドーナツに非ざるものだったのか……!と言う2年越しの衝撃を受けています。

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ワンピースを着て頭を撫でつけなおして一応それなりおしゃれをしてコンサート会場へ。
ワンピースの背中のホックがなかなか留められなくてひとり旅の辛さを噛みしめました。
ちなみにコンサートのチケットはネットで買いました。
カードで決済してメールで送られてきたバーコード付きのチケットを持って行けば引き換えなどは特になくそのまま入れます。サイトはきちんと英語にできるのですが、チケットはぜんぶロシア語なのが玉に瑕。なんて書いてあるのかさっぱり分からないので一抹の不安はありますが大丈夫なはずです。

BalletAndOpera.com
なんかを見ながら、結局何が見たいかよりも行けるときにやってるやつってことで選んだと言う……。そんでサンクトペテルブルクフィルハーモニーの公式サイトから購入。
マリインスキー劇場とかはやってなくて。
やっぱ日曜夜ってのはなかなかやってるとこ少なかったです。
英語にしろ日本語にしろチケット代行でやってるとこで見るとどのチケットも目が出るくらい高かったですが、劇場の公式サイト経由だとそこまででもなかったです。マリインスキー劇場もミハイロフスキー劇場もそれぞれ公式サイトがあります。
わたし買ったとき、そこらへん全部の劇場のスケジュールまとめて見ながらそのままチケット予約できたような気がするのですが、今見るとそれぞれ個別だな……。どうやって行き着いたんだか。
手元に英語の情報が残ってないので、なんてグループなのかとかさっぱり分かんないんですが、弦楽カルテットかなんかのグループ(クラシックをやるわけではない、見に行く前にはいろいろ調べてほほうと思ったが、他のことがインパクトあり過ぎてまったく覚えていない)のコンサートと言うことで、まあいいんじゃない?くらいの感じで予約しました。なにか戦勝記念日のイベントの一環であるようなことは書かれていたのですが、さほど気にしてはおりませんでした。

で。劇場入ったらびっくりしましたよね。
そこら中に正装の軍人さんが。
…………あれ?これもしかしてわたし来る場所間違えましたか?
あわあわしていると軍服のおねいさんに何か普通のビラと三角の不思議な形に折ったビラを渡されました。えどしたらいいん……?と思っていたら、数人のボディーガードに付き添われたちょっと偉そうな軍人さんが表の扉から入ってきまして、皆様で拍手をしてお迎えをすることになりました。
意味も分からないまま混ざりました。
よく分からないんですが、三角に折ったビラを使って何かにぎやかな音をみなさま立てている感じだったのですが、やり方が分からず半端な混ざり方になってしまいました。
そういう雰囲気だったので、意外とこじんまりしていたロビーの写真は撮り損ねました。

そそくさと逃げるように劇場内へ。


マリインスキー劇場などの大きい劇場ほどじゃないにしろなかなか良さげな感じ。
写真を撮りながら時間を潰し、そしていよいよ開演。
スケジュールに大きく名前のあった弦楽カルテットはトリのような感じなのかすぐには出て来ず、軍服を来た少女数名による合唱や、更には何かよく分からない朗読のようなものまで間に挟まり、涙ぐむお年寄りなども出てきて、これは……
完全に来るとこ間違えた。
完全にアウェイです。これはロシア国民、厳しい冬のドイツ軍による包囲を耐え第二次世界大戦を乗り越えたサンクトペテルブルクの皆様のためのコンサートです。ぜんぜん言葉分からないけどたぶんそうです。ああああ居づらい!!
別に周りの人が変な目で見るとかそんなんぜんぜんないんですよ!
でもなんかおんなじ舞台見ててたぶんわたしと他の皆様の間の感じているものの差が大きすぎるんですよ!すごい混ざれてない感じするんですよ!!
で、それらの演目のインパクトが強過ぎて早々に弦楽カルテットがどんなだったかは忘れ去ってしまいました。ラストは弦楽カルテットを伴奏に今までの演者がみんな出てきて大合唱。
客席もオールスタンディングで大合唱。
つらい!居づらい!!でも正直言うとちょっと面白い!!!
(何も分からないのにいっしょに立ってました。)

思ってたのと違うことになりましたが、これはこれで貴重な経験だったと思います。戦勝国での終戦記念日の捉え方と言うか、そういうものをちょっと実感できた気がします。
この雰囲気見てると、戦争はいかんとかそういうの敗戦国でないと語れない気がするし(*)、でもそれって外から見たら傲慢にも見えるんじゃないかなとか(戦争起こした経緯とかにもよると思うけど実際どうだったかはともかくとりあえず日本は戦争しかけた国になってるし)、逆に戦勝国のひとから見た日本の終戦記念日とかどう見えるんだろうなと思ったりしました。
敗戦国なんだからもっと大人しく詫びろ!とかそう言う自国との関係性の話じゃなくて、ニュートラルに見たときにどう感じるかってことですが。

開演が20時だったので終わったのは22時過ぎ。
遅くなるのでちょっと心配してしましたが、劇場出てすぐは同じく劇場出てきた人で溢れてましたし、すぐにネフスキー通りに出られたのでまったく問題ありませんでした。よかった〜。

ライトアップされた街並みがうつくしいです。

バスもまだ走っていますので、さすが都会だなあと。

で、プラプラしていたらお馴染みのあのマークが。

もうメシ食えばって時間なんですが、スターバックスには行くつもりだったので今のタイミングで入ることにしました。目的は……

マト子ちゃんタンブラー!
世界のご当地タンブラーの中でも群を抜くかわいらしさと言うことでぜひぜひ欲しかったのです。
他に青系でもう一回り大きいサンクトペテルブルク限定タンブラーもあったのですが、ロシアタンブラーの方がかわいかったので、こちらにしました。
キリッとしたイケメンスタッフさんが、流暢な英語で「旅行?どこから来たの?名前は?」ときいてきて、カップに「ユアネームインロシアン」ってことでキリル文字で名前を書いてくれました。
読めねえwwww(*)
楽しい旅行を!とか微笑んでくれるイケメンスタッフ。
スターバックスのスタッフってなんかこう雰囲気イケメン・美人ばかりですよね……。
タンブラーとカプチーノで775ルーブル。タンブラーが500くらいだったので、ラテが200弱とかかな。スターバックス結構空いてたんですがなんとなく納得。
ロシア系と思しきこういうコーヒーチェーンは100ルーブルくらいの看板出してたんで、スタバは結構高級なのかも。てーかルーブル安だからいいけど、ちょっと前みたいに1ルーブル=4円くらいしてたら日本人にとっても結構高級になってしまう……。ホントルーブル安で有難い。

帰りにこぎれいで目についた建物があったのでよく見たらカルティエのブティックのようでした。

結局、遅くなったので今晩もホテルのレストランで。
ビールとオリーブ盛り。

そんでボルシチ〜。ベッタベタにロシア料理を食べまくるぞ〜!
深夜なのであっさりめに。ボルシチもオリーブもおいしかったです。
であっさりにした結果、今ならこってりしたデザートも食せる!!と……

リベンジのアイスクリームちゃん!
チョコも濃厚だし王道バニラもミルクの風味たっぷりでめちゃんこおいしかったです。
これでエルミタージュで食べたモーベンピックの無念は晴らしました。

さてさて、丸1日遊べるのはもう明日で最後となってしまいました。

*まあでもロシアの場合は陸続きでドイツに攻め込まれてた経緯あるから、戦争の怖さとか虚しさとかそういうの特に包囲を受けたサンクトペテルブルクの人たちの中にはあるんじゃないかとは思います。

*今なんとなくググってたら「あなたのお名前をキリル文字に!」と言う何の役に立つのか分からないサイトを発見しましたのでご紹介しておこうと思います。(Your name in Cyrillic)

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さてまる1日遊べるのは本日が最終日となります。
ようやくロシアの空気感に自分なりに慣れてきたところでもう帰国です。今回はおなかも痛くならなかったし、誰にも意地悪されなかったし、ボッタクリもなかったので、本当におうちに帰りたいと言う気持ちになれません。
でもたまに母から送られてくる犬の写真を見ると、一瞬にして帰りたくなります。
宿から近いカザン聖堂や血の上の救世主教会は明日行くとして、本日はネバ川の対岸と言うか中洲にあるペトロハバロフスク要塞などを見に行こうと思います。
メトロ使おうかと思いましたが結局まあまあ駅から歩くのと、歩いてネバ川を渡るもまた一興かと思い、本日はすべて歩きで挑みます。
このペトロハバロフスク要塞のある中州はうさぎ島とも呼ばれるそうで。kawaii!
時間があったら、向こう側の新市街の方を無意味にブラついたりしたいところですが、そこまで時間ないような気もします。こっち側は観光地的できれいなんだけどいまいち生活観ないんで。行く前に見た「世界ふれあい街歩き」ではあっち側のふるーいサウナとかも出てて、いいなーと思ったのです。

しっかり歩けるように朝ごはんチャージです。

この朝食もあと一回しか食べられません。悲しい……。
ミルク粥にトライしてみましたが、まあまあ好きな感じの「味のない味」がしました。
ところでわたしは結構細々小遣帳などつけるのが好きです。

帰国も近いのでお金を使い切れるかあとどのくらいいるかなどざっと計算。
こんな写真を残しておくのも思い出になるかもなどと思い撮っていますが、結局撮る前にバランスを考えてモノを動かしてしまったりするので、完全に作為的な写真で思い出もへったくれもあったもんじゃありません。帰りのパッキング前の荒れた部屋の様子などは、そのまま写真に残したりしています。
お天気もよく日も長いので、ついついのんびりして12時前の出発。

ホテルを出てぶらぶらと。ホテルの建物も結構かわいいでしょう。
宮殿広場も今日はエルミタージュがお休みなので落ち着いた雰囲気です。




天気が良いとは言え結構寒いんですが、ロシア女子の皆様はミニスカートなどお召しになっています。若いってイイネ!

まっすぐペトロハバロフスク要塞に向かうつもりでしたが、気が変わってイサク聖堂に寄ってみることにしました。地図を見たら近いような気がしたんですよ。まあ実際は思ったより遠かったんですけど、気付いたときには半分くらい来てたんで引き返すの悔しくてそのまま行きました。

ここは少し車がつけやすいのか、観光バスなんかも止まっていてました。
さてさて、ついでのイサク聖堂どんなものなのでしょーか!

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さてカッサで250ルーブルを払いまして中へ入ります。

ウワァ、スゴイ。
いやもうすごいとしか言いようがございません。言葉と知識の貧困。
外観の質実剛健と言った雰囲気から一転しての豪華絢爛具合。
わたしがここで特に気に入ったのは天井の装飾です。

カメラでも撮るしスマホでも撮りますしスマホのおしゃれなフィルターも使いますよ。

フレスコ画に金の装飾に窓に透かしにもうなんですか!?大盛り特盛ですよ!
いちばん高いところにはtwitterの鳥……ではなく主もあらせられます。
(いやまあ主とか言っても、聖⭐︎おにいさんを愛読しているわたしの脳裏にあるのは……。)
いやあこれすてき、これは素晴らしい、気に入り過ぎて天井をバカみたいに見上げていたせいで首が痛くなりヘアバンドをどっかに落としてなくしてしまいました。そのくらいすてきです。

わたしがやたらに天井の写真を撮っているとおもむろにその場所が人気フォトスポットになってしまいました。さっきまで誰もいなかったのに後ろに待機列できちゃいましたよ。

中心に立つと、上はあの天井で正面には……

イコノスタスどーん!!
うわすっげ!わたしがエルミタージュ美術館やドレスデンの宮殿で得た数少ない知識で申しますと、あの緑や瑠璃色の柱は石を切り出して柱にしたように見せるため、細かく切った石を貼り込んでいるモザイクなのだそうです。
なんかモザイクって切り貼りだからこその美しさのものかと思ってたんで、「切り貼りしたように見えないようにする」って言うのが結構個人的には衝撃で覚えています。
そういう印象的なことでも無いとだいたい右から左へパススルーしてしまいます。
いいんです、自分が満足できれば……。

どこをどう見てももうすばらしいとしか言いようがありません。
そんででっかいんですよ。ホントでっかいんですよ。写真じゃわかりづらいと思うんですけど、人めっちゃちっちゃいでしょ?めっちゃ迫力あるんですよ!
 
いやもうねホントね、すごいんですよ。
もういちいち写真載せてたらキリないんですけど、そこらへんの手の届く高さの壁やドアにも凝りまくった彫刻なんかがされてて。いやはやいやはや。

名残惜しくなんども天井を見上げてしまいました。首めっちゃ痛い。

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イサク聖堂、十分に堪能させていただきました。
中の豪華絢爛さも良いですが、この外観の重厚な感じもまた良いですね。

もともとは来るつもりのなかったイサク聖堂ですが、来てしまったら来てしまったで欲も出るものです。塔……のぼっちゃおっかな!
今までいろいろなところで塔に登っては貴重な体力を奪われたことが教訓になっていません。バカは高いところが好きなのでしょうがありません。別途150ルーブル払って苦行に臨みます。

趣溢れるキツそうな階段ですね〜!こんな狭い階段ピーク時にはどうなるんでしょう。

階段の途中に何段目かを示す数字がところどころ書かれているのですが、そもそも何段あるのか把握していないので何の目安にもなっていません。ぐるぐるぐるぐる。
おっ、上が見えて来ましたよ!


出たらまた階段。


しかも高所恐怖症泣かせの下が見えるタイプの階段です。
そうなんですよ、わたし軽く高所恐怖症気味なんですよ。それなのに登りたがりなんですよ。
尚更強まるバカ感。

脇にある鐘楼をぐるぐる登って来て、そこから階段にて中央の丸天井部分の外側へ到達したわけです。写真では大したことないように見えてますが、ここの高低差もまあまあなものなので、と言うかちょうど現実味のある高さで結構怖いんですよ。

まあその甲斐あって、ぐるりと眺めはなかなかのものです。




旧市街のきれいな歴史を感じる建物も意外に屋根の上はとっちらかってる感じが面白かったです。
あと郊外のクレーンめっちゃすげえ!
空港から市街地に来る途中に作ってる途中のマンションみたいなのめっちゃ見ましたからね。ルーブル安になってても国内需要とかあってさほど景気悪くないんじゃないでしょうか。

あの階段の割に塔の周りの収容力はなかなかで、通路も広いので足が竦まずに歩けました。

しかし鐘楼からここへの階段は明らかな後付けなんですけど、この通路は昔からあったっぽいですよね。本来的にはどこから登るものだったんでしょう。ここのてっぺんにも鐘があるのでそこへ続く古い小さな螺旋階段もありましたが、そこは封鎖されており立ち入り禁止でした。

なかなか楽しく過ごしましたが……

またここから戻らないといけないのね。

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イサク聖堂の前はのどかな公園。子供用の遊具なんかもありましたがすごいベンチの数!
公園を抜けてネヴァ川沿いに出て戻れば宮殿橋に出る筈です。宮殿橋を渡って、証券取引所橋を渡って、ペトロハバロフスク要塞に行こうかと思います。
写真の左に見えているラブリーなクリーム色の建物は旧海軍省の建物です。

これはなんだろな〜後で地図をよく見たら分かるかと写真を撮ったのですが、分かりませんでした。地図で見てもアレクサンドロフスキー庭園の西側って何も書いてないんですよね〜。
こんな大きくてきれいな建物ならなんか載ってそうなのに(*)。
それとももうこれがニコライ宮殿なんか?距離感がよく分からない……。

ハイ、川沿いに出ました。

水は良き哉。
このタイプのボートは隅田川の遊覧船とかでもあるよね〜。確かセーヌ川クルーズのこういう船はゴーカなディナークルーズもあった気がする。(いずれも乗ったことはない。)
快適で景色いいんだろうけど普通にデッキに乗れるやつの方が好きです。
と言うか、ガイドブックやオプショナルツアーサイトによると遊覧船の営業は5月からとのことだったんですが、暖かくなったからか既に営業しているようです。フーン、いいな〜。でもなんのツテもないし、ホテルででもきいてみるかな〜。でもめんどいな〜。
対岸にはクンストカメラとロストラの灯台が見えます。ペトロハバロフスク聖堂も小さく。
地図でなんとなく見た限りだと、ペテロハバロフスク要塞までの道のりは3km程では?と思ってたんですけど、なんか遠くないですかコレ……。
既に現在14時ですがペトロハバロフスク聖堂は19時までやっているのでまあいっか……。

川沿いをぼちぼち歩きますが、宮殿橋ですらすごく遠くに見えるんですが!
建物や道がやたら大きい上に見通しが利くのでもう距離感がよく分からないです。
川沿いにはまだシャッターの降りている小さなキオスクのような建物がたくさんあり、その近くではウッドデッキのようなものを組み立てている人がたくさんいました。夏の観光シーズンに向けて屋外カフェの開店準備などをしているようです。
景色もいいし、もし既に営業してたらここで足止めされてたな……。

ブラブラしていたら、オレンジ色のやたら目立つ上着を着た青年に呼び止められました。

ボートはいかがですか?
えっ、何怖い、心を読まれてる!?
(観光客っぽい人を片っ端から捕まえているだけだと思います。)

ボートの客引きと言うとバンコクを思い出して相当な警戒心を抱きましたが、お船で川遊びの魅力には勝てず、ついつい足を止めてしまいました。すごく怖い顔で立ち止まったと思いますが、青年はきれいなカラーのパンフレットを見せてきました。
あれっ、これもしかして大丈夫なやつ?
カラーの地図にクルーズのルートが描かれており、出発時刻と料金の表などもあります。
予めガイドブックやネットなどで見ていた情報によると、市内の運河などを回るコースは小さい橋の下をくぐったりなかなか楽しくておすすめだそうですが、街中もう結構歩いちゃったしな〜。
見てると19時ごろ出発するディナークルーズ(オーダーができると言うだけでインクルーディブではない)がなんだか良さそうです。2時間ほどあるようなのでちょうどサンセットも見られるのでは?夜ならそれまで観光する時間もありますし。
しかし300ルーブルという値段にまだ警戒心を緩めないわたくし。
出発前に見た英語の予約サイトとかもっと高かったんだよな〜。ホントに1,000円くらいで2時間近く遊覧船乗せてくれんの〜?しかし川遊びの誘惑には勝てず、おにいさんにコレがいいですと指し示す。これは今からじゃなくてしちじからだけどいいの?とおにいさん。しちじからのがいいですとわたくし。じゃあこっちへ来て!とおにいさん。
あれっ、おにいさんから買うんじゃないの?

辿り着いたのは宮殿橋のたもとにあるこぎれいな船着場でした。
カッサまで連れて行かれて、おにいさんがカッサのおばさまにパンフレットを見せてこれねって伝えてくれました。そしておにいさんはバイバイ!ってまた客引きに戻っていきました。300ルーブルを払うときれいな印刷されたチケットを渡され、出発の10分前までにはここに来てね!的なことをロシア語で言われました。(たぶん。チケットの余白に18:50と書いてくれたので。
……すごく普通に真っ当な遊覧船の会社でした。
おにいさんとおばさまのやり取りからするに、ひとり連れて来たら幾ら!みたいなインセンティヴが発生するようなこともないようですし、おにいさんは普通に固定給で客引きをしているようです。イヤ日本でだったらそういうこともありましょう。でもなんだ海外旅行でのこのこ客引きについて行ってまともなサービスが受けられるとかそんな!落ち着かない!!
多くはない東南アジア方面の経験からすっかり心の汚れた旅人です。
ロシア……すごいいいとこじゃん……。安心してのんびり歩けるとこじゃん……。
なんかもう繰り返し繰り返し書きまくっていますが、東南アジア方面が海外旅行先として癒しのイメージを前面に出してくることが本当に詐欺行為に等しいとわたしは思っています。絶対疲れてるときに癒しを求めていく場所じゃないー!(決して嫌いというわけではないです。)

わたしが利用したのはASTRA MARINEと言うところで、宮殿橋のすぐ西側に船着場がありますので、エルミタージュなんかに徒歩で行ける範囲に宿を取っている方なら徒歩で自力で簡単に行ける場所でした。行く前に調べてたときは船会社の直営のウエブサイトとかぜんぜん見つけられなかったんですけど、ちゃんとウエブサイトもあります。サイトから予約すると割引もあるみたい。
日本語のオプショナルツアーサイトは言わずもがな、英語のオプショナルツアーサイトですら、この手の遊覧船予約するとすごく高かったんでちょっと……と思ってたんですけど、普通に直接チケット買えたらすごく安かったです。のでみんな遊覧船乗るといいと思います。
オプショナルツアーサイト経由だとまあ送迎ついてたりはするみたいなんですが。
今見たらハイシーズンなんで、ジャズクルーズなんかもあるみたいです。いいねいいね〜。

別にASTRA MARINEから金を握らされたりはしていないのでご安心ください。

夜の予定も決まってゴキゲンで散策再開。クンストカメラ正面。
貴重な資料と言えば資料だしそう言ったものも必要ではあると思いますが、人権的な見地から難しいものが多々展示されているようですよ〜。(敢えて自分のスタンスは書かないスタイル。

橋のたもとの広場には対になったライオンの像。(写真はそのうちのひとつ。)
日本人なら思い出すことはひとつ、三越だと思います。
信号があったので先に東側に道路を横断してようやくひとつめの橋。ロストラの灯台の異様な姿が見えておりますが、あそこも対岸ではなくヴァシリエフスキー島と言う島なのです。
ロストラの灯台がでっかいので近く見えますが遠いです。
地図で見たら500mくらいしかないように見えるんだけどなあ。
 
少し進んで振り返ると、エルミタージュ宮殿がきれいに見えます。
ちょうどさっき見た船が通ったのでいっしょに写真に収めてみました。やっぱデッキ席のが人気じゃ〜ん!そんでエルミタージュやっぱカワイイ……!
そんで……

これが橋の真ん中でしょうか!?
ネヴァ川は交通の要所ともなっているため大型船舶の通行に備えて殆どの橋が可動橋でってそれはもう最初の方に書いた気がしますが、ここからぱっかーんと橋が上がるんですかね?がんばったら身を投げられそうなくらいには隙間が空いているのでちょっとドキドキしてしまう高所恐怖症。
しかし半分まで来てもまったく近付いた感じのしないペトロハバロフスク要塞です。

ようやくひとつめの橋を渡りきり、ヴァシリエフスキー島の岬に到着。
折角なのでそこにあるロストラの灯台もじっくり見ていきますか〜。

*今改めてGoogleMapとストリートビューを使って調べたら分かりました。公立の図書館だそうです。歩き方せんせいの地図には載ってないわけですが、いちいちガイドブックに載っていない建物でこのレベルなのがサンクトペテルブルク旧市街です。なので何もしなくて歩いて回るだけでもすごく楽しいよ!

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ハイ、着きましたロストラの灯台。

船首が柱からつきだしたようになっていますが、古代ローマで敵軍の船首を切り落とし柱の飾りにした習慣になぞらえて作ったものだそうで、なかなか不穏ですね!歩き方先生の解説だと、このナリで昔は本当に灯台として機能していたようです。てっぺんにそれらしきものが見えますね。

……しかしまだまだ遠いぞペトロハバロフスク要塞。
あ〜なんか川っぺりに下りて行けるようになってますね〜。
あと景色がいいので貴族が出稼ぎしてました。

たぶん幾らか払ったらいっしょに写真を撮ってくれるような類の商売だと思うんですけど、あんまり積極的に営業をしている風ではありませんでした。大丈夫なん、貴族……。

そんでやっぱり水辺には近づきたくなるのが人の性、さっき見えてたスロープをくだってきてしまいました。ちょっと座って休憩休憩。
低い目線から見る景色はまた少し違って新鮮です。
上から見てた時も思ってましたが、水がなんか赤黒い感じ。土の問題でしょうか。

そしてノブゴロドに続きここでも結婚式の写真を撮っているカップル&一族郎党ご友人が。新婦だけでなく新郎もノリノリで恥ずいポーズを決めたりして、友人が軽くそれをからかったり、みんな本当にいい笑顔をしています。ここまで付き合っても嫌な気持ちにならない、むしろ楽しめるくらいの友人だけを結婚式や披露宴には招待したらいいと思います。
「明るいカツアゲ」とかそこまで疎遠なひとを呼ぶ方も呼ぶ方やし、カツアゲ呼ばわりしながら行く方も行く方やと思います。そもそも祝いの席に人を呼んでおいて祝儀でその席の代金を賄おうと言う根性が間違っていると思いますけど。殺伐とした世の中ですね。お金がないなら別に披露宴やらなくていいし、どうしてもやりたいならお金貯めてからやんなよ。
 
このおっちゃんは、新郎が一気に飲み干したシャンパンのグラスをかっこよく投げ捨て割れたものを回収していました。その一連の動きの中のどこが写真に収まったのか知りませんが、グラスが飛んでるところが収まっていなければおっちゃんの苦労が報われないと思います。

写真を何枚も撮りながら進んでいるので、やたらに時間がかかっています。
イサク聖堂を2時前には出たはずなんですがもう3時前ではないですか。うさぎ島、ペトロハバロフスク要塞に向けてお散歩再開。今度はあの証券取引所橋を渡ってレニングラード地区へ。


宮殿橋に比べれば小ぶりなように思いますが、これが渡ってみるとやっぱりそこそこ長い。
中程から見たペトロハバロフスク要塞と振り返ってロストラの灯台。おかしくない?
ロストラの灯台が遠くなったのにペトロハバロフスク要塞が近づいた気がしないんですけど!なんですか、時空が歪んでるんですかサンクトペテルブルク!?

そんなこんなでモタモタモタモタ進んで来ているので、お腹がすいたしトイレに行きたくなって来てしまいました。ここはそろそろランチにすべきでしょう。さんじなんですけどね!



橋の向こう側は賑やかそうだし、なんかカフェとかあるんじゃないって大きな通りをそれてみたんですが……あっれぇ〜?(*)

*あとから地図で見たら、ヴァシリエフスキー島の方がまだ観光客向けのレストランとかありそげな感じで完全に選択を誤りました。

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サブタイトルをつけるなら「カフェ(トイレ)を求めて」と言ったところです。
なんかカフェとかそこらにあるだろって道を入りこんでみたんですが、学校帰りの子供がウロついてたりしてこう完全に住宅街の趣……。

いちおうコーヒーって看板あるけど、まったく中の様子が窺い知れない……うーん……。
ランチ場所を求めて気さくなサンクトペテルブルクの住宅街を徘徊。
途中で小汚いケバブ屋があって心惹かれたんですが、店内店員客共に男性ばかりで更に小汚かったもんで、今はちょっとちゃんとしたトイレに行きたいんですと言う理由でパス。

なんかちょっと落書きとか結構あるんですけど、車がばんばん路駐されてるくらいだし、おじいさんやおばあさんや小学生が歩いてるので大丈夫かなって言う。
おっ、ミニマートがあります。トイレ問題がなければここで何か買って公園で食べても全然いいんですけど、どちらかと言うとトイレ問題がだんだん深刻になって来ております。
  
わたしが気に入ったところばかり写真に撮っているので、なんかエラく荒れてるように見えますけど、そじゃないとこもありましたから!ほら小学生いるでしょ!!
あと写真撮ってないけど、途中で北側の方の大きな通りに抜けて、ファーストフードとかこぎれいなカフェとかあるんじゃないあるんじゃないって少し歩きましたけど、大きくてきれいなインテリアショップや照明屋、オフィスなんかばかりで食べ物屋が見当たらず、また細い道に戻りました。
あんまりうさぎ島から離れたくなかったし。

で、結局うさぎ島へ続くアレクサンドロフスキー公園沿いのトラムも走ってる通りに戻って来ましたが、この通り沿いもあまり賑やかではない……。観光客はどこでメシを食っているのだ……。
赤い服の女性がかわいくてちょっと遠目にカメラを向ける。
あそこもミニマートで中でお菓子やハムやチーズを量り売りしていて、本当にトイレ問題がなければここで手を打つところなんですが。

途中で何故か歴代(?)iMacを並べているお店を発見。
でも暗いし看板ないし何屋なのか開いてるのか閉まっているのかも分かりません。
しかしハリウッドアクション映画のどでかい看板を見たときにも思いましたが、もう世界に東や西やは関係ない(部分もある)のだなとしみじみしちゃう。

遠いですが「SUSHI CITY」と書かれたお店です。
いったんスルーしましたが、最悪ここで食べようと思ったり。

おっ、これは「ランチ12-16時250ルーブル」なのでは!?(推定)
でもここも中が全く窺い知れずしかも既に15:30だったため、勇気を出して中に入ったのに嫌ぁな顔とかされたら立ち直るのに時間がかかりそうだったのでやめる。
日本とかでもあるじゃないですか、居酒屋でまだ看板出てるから大丈夫だろって入ったら「もうラストオーダーなんですけど(帰れ)」みたいな態度取られること。じゃあ看板しまえよ!
それをロシアでやられたら残り1日半立ち直れません。

SUCHI CITYに戻るしかないのか!?と歩くことしばし。

おおっ、ガラスが大きくきれいで中が見えますよ?
カップルに家族連れにいろいろな組み合わせや世代が見えますよ?ここならイケそう!

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いやぁ〜生き返りました!
すごくきれいで新しそうなお店で、かわいいおねいさんの店員さんが何人もいて入った途端にものすごく笑顔で出迎えてくれました。天国はここにあった……!(大袈裟)
トイレも広くてものすごくきれかったです!
おねいちゃんたちはわたしよりはちょっと分かるくらいは英語も分かる感じでした。
ペリメニヤ?って読めるお店で、食べ物はペリメニとかラビオリとかこう単発勝負のものを、S/M/Lのポーションから選んで好きなトッピングを選ぶみたいな感じで、紙のランチマットがそのままメニューになってて、英語も書いてありました。
飲物のメニューは何故かロシア語オンリーだったんですが、ビールのところはラベルの写真付きだったのでビールであることは分かりました。おねいさんに「ろしあんびあーを教えておくれ」と頼んだら、これとこれとこれかなって言われてヴァルチカを頼みました。
フリーのWiFiもあったのでビールを飲みながらだらだら待ってたら割とすぐ料理も来ました。


もちろんペリメニを頼んでみました。



……まんま水ギョーザ!!

これでSサイズなのでひとりではこれ一皿で限界です。
見た感じ通りおいしかったです。サワークリームはあってもおいしかったけど個人的にはない方が好きでした。チキンスープなどのオプションもあったのでそれを頼むとスープギョーザ状態で運ばれ来ると思われます。
周囲の様子からすると、大勢で来ていろんなものを頼みシェアするのが正しい楽しみ方のようですが、別にひとりでも問題なく迎え入れてくれました。おねいさんに写真撮ってって頼んだら、ちょっと待ってねって言いながら何枚かアングルを変えて撮ってくれたり、撮った写真をみんなでのぞきこんだりホントかわいくて……かわいくて……!
おねいさんの写真を撮らせてもらえば良かった……!
おいしくビールとギョーザペリメニをいただいて、時刻は四時前。
いい加減、観光を再開した方が良いのですが、まだ三時間あるしぃ〜と……。

これはなんとなく読めるぞ!!
コーヒー、エスプレッソ、アメリカーノ、カプチーノだろ?そうだろ?

無事、あわあわカプチーノゲット〜!え?真ん中のやつ?
これこう見えてキャロットケーキなんですよ。
高いけど頼んじゃえ〜って頼んだら大きさはそう大きくないんだけど、シロップだくだくの生地にチョコソースたっぷりかかったキャロットケーキ出て来ました。
もう甘さだくだくでしたけど、疲れていたのか甘さが身体に浸みておいしかったです。
ビールとペリメニSサイズとケーキとカプチーノで600ルーブルでした。
カプチーノが150ルーブルしたしケーキもそのくらいしたので、食事とビールだけだったら割と安かったと思います。WiFiもあったんで酔い覚ましついでに結構長居してしまった。

店を出たのは結局17時前。二時間あれば余裕余裕〜とか。
レニングラード地区からうさぎ島に向かっては公園になっていて、動物園だの映画館だのがあり市民の憩いの場になっているようです。平日夕方なのでそこまで人はいませんでしたが。

動物園の前でポニーが営業してました。
動物園は今改めて写真を見るとすごくしろくま推しですね。ロシアだからか?
公園を抜けると川を挟んでうさぎ島。ちいさい橋を渡ります。

なんとなく水辺に惹かれるサガで、島の外周沿いに歩いてしまう。
ここらでケンピンスキーホテルの車から降りて来る人を見ました。ケンピンスキーで車チャーターして市内観光なんかしちゃったらどのくらいお金かかるんだろうなあ。
犬の散歩をする人、ジョギングをする人、鳩に餌をやる人、走り回る子供……観光地でありながら市民の憩いの場と言う感じも強くすごくいいですね。午後の日差しを映して輝く水辺、ああものすごくいいです、ここで酒飲みたい。
証券取引所橋のたもとに見える帆船はレストランです。今までも何度か写真に写ってます。
実は一瞬入ろうかと思ったんですが、海鮮屋ですごくツーリスティックですごくお値段が良さそうだったのでやめました。ひとりで食べきれるものを置いてなさそうで。
 
ここでも結婚式の写真を撮っていました。
今まさに新郎が新婦を抱え上げんとしているところです。結構頑張ってましたが、新婦が結構背が高くて大変そうでした。がんばれ〜!
ちなみにこのへんに感じの良さそうな海鮮レストランがあったので、船の予約をしていなかったら観光後に舞い戻って来た可能性がかなり高いです。すごく景色いい。
しかしここはここで行き止まりになっていて、要塞の中には入れなかったので引き返す羽目になりました。なんてこったい。
まあどこからでも入れたら要塞じゃないか……。

気の滅入るような城壁沿いをトボトボ歩いて……

ようやくペトロハバロフスク要塞の中に入ります。

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ようやく目の前に来たぜペトロハバロフスク聖堂!

ずっと遠くからこのとんがりが見えていたのですが、長い道のりでした。
半分以上ただの寄り道のせい。
ペトロハバロフスク要塞にはこの聖堂始め、要塞の建物を利用したさまざまな博物館や、要塞の外周をぐるっと歩けるパノラマ遊歩道などがあります。当初の予定ではホテルを出てまっすぐここに来ていろいろ楽しもうかと思っていたのですが、寄り道のせいですっかり時間がなくなってしまいました。

なので親玉的存在であるペトロハバロフスク聖堂に的を絞ってお楽しみしようと思います。
入場料は250ルーブル。じっくりお楽しみできる方向けに2日間有効の共通券もあるようです。

さーてさてどんなもんでしょうかねえ……

うわこりゃすげえ!
なんか緑色でかわいくてきれいでものすごいです。(語彙がない。
もう入り口ド正面なんではいってすぐこれなんでホントすごいですよこれは。

イコノスタスもなんなんこれなんなんこれ!すっごい!
すごいすごい連呼しててもバカみたいなんで書きますけど、この教会は歴代ロシア皇帝の墓所になっており、棺のような大きな墓石がばんばん並んでいます。
イコノスタスの近くには、ピョートル大帝とエカテリーナ二世の墓が同じ区画にあり、尊敬するピュートル大帝と同じ区画でよかったね……!とうるっと出来ます。
池田理代子の「女帝エカテリーナ」読後効果は偉大です。
シャンデリアもとてもきれいです。来てよかった……。


これはひときわきれいだなと思って何気に撮った墓石ですが、今歩き方を読んでいると「ひときわ目立つのは、緑の碧玉と赤の薔薇輝石を使ったアレクサンドル2世と皇后マリアの暮石だ。」とあるのでそれかな?あとあれですよね、棺っぽいけど棺じゃなくて墓石だから、埋葬されてるのは聖堂の地下とかなんですよね?違う?

写真は撮っていませんが、入り口すぐ右手に小部屋があって、そこは帝政ロシア最後の皇帝・ニコライ2世とその家族が埋葬されているそうです。わたしは当時のロシアに生まれていたら間違いなく農奴だと思うんで間違いなく貴族ぶっ殺せとか言ってる側だったと思うんですが、やはり1998年になってようやくここに埋葬されたと言うのはなかなか切ないなあと思います。

そんなこんなで、しんみりと聖堂の見学を終えて外に出たら、きゃっきゃとすごく仲の良さそうなドイツ人のおっさん2人組に写真撮って写真撮ってとお願いされ、画角の狭いコンデジだったんですが一生懸命聖堂をてっぺんまで入れて写真を撮りました。すごい微笑ましかったです。
なぜドイツ人と分かったかと言うと、ピクチャー!ピクチャー!と片言で話しかけられ、写真を撮り終えた後ダンケダンケ言われたからです。
そうでもなければわたしには欧米人の区別なぞつきません。
しかしこうなかなかサンクト観光してるといろんなところで第二次世界大戦のレニングラード包囲のことがちょいちょい出て来るし、しかも戦勝記念日近いし、なんか複雑な気分にならねえかなドイツ人……と思いました。
まあ日本人だってハワイに行くし、アメリカ人だって原爆ドーム見に来るか。

しばらく無為にこんな細い道を歩いたりして見たんですが、船の時間もあるんで素直に来た道戻ることにしました。まだ18時前だし少しなら時間あるよね!と……。

さっきの水辺に戻って来ました。エルミタージュとイサク聖堂が一望。

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