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で、入りました。確かに一時間はちょいと忙しかったので、受付のおばちゃんがやたら凄んできたのも分からなくはなかったです。でも実際の手持ち時間以上に忙しく感じました。
と言うのも、各展示室に監視のおばちゃんがいるのですが、わたしが入ると立ち上がって後を付け回してくるわけですよ。八時半を回るころには自分の受け持ち箇所の鍵を手にして半分締めたドアを持ってまだかまだかとプレッシャーをかけてくるおばちゃんもいる始末。すごくお役所的ダネ!
みんな九時ダッシュで退勤する気満々です。

そんな中、さらさら〜っと見学したロシア美術館の感想です。
絵はまったくもって詳しくないので洋画だね〜割と黒っぽい絵が多いね〜くらいのぼんやりした感想しかなく、また特に心に残った絵もなかったのですが、もともとが教会の内装だったので木の板などに描かれたイコンは物珍しく見学しました。

年月を経て色褪せてはいますが、元はかなりきらびやかだったのだろうと言うものが多かったです。
ロシア正教会の内部がこういったもので飾られていると思うと、明日からの観光がますます楽しみになって来ました。

そうそういちまいだけあらあらと気になった小さい絵がありました。

近現代のコーナーだったと思うんですけど、日光東照宮の参道の絵があったのです。
ロシア人が描いた日光東照宮の絵を日光東照宮に行ったことのない日本人がロシアで見る、なんだか感慨深いものがありました。やっぱり黒っぽい彩色でしたが。緑が黒々としておりました。

あとは宮殿なので内装や家具なんかも凝ってる。
これが初めて見たロシアの宮殿だったわたしは素敵!ゴージャス!とときめきましたが、エルミタージュやエカテリーナ宮殿に比べればそれほどでもないので、見学の順番的には正解だったかと思っています。時間が限られている場合にロシア美術館は必見の場所と言うわけでもないかと……

って最初下書きしてたんですけど、改めて写真見るとやっぱ結構すごいよ……?

天井の模様とかかわいいし、調度もすごい。彫刻との組み合わせもいいし、シャンデリアもかわいい。淡い色の組み合わせすごいかわいい。エントランスの階段と吹き抜けからして立派じゃん。

そうか、エルミタージュが桁外れなだけか。

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おばちゃんのプレッシャーに耐えながら割とギリギリまで見学して外に出ると流石に外が暗くなり始めていました。ロシア美術館の有る一角には劇場などもあり、芸術広場と言われています。
それらしく真ん中にはサンクトペテルブルクの誇る詩人プーシキンの像が。

なんかわたしの泊まっているホテルもプーシキンに所縁の有る邸宅をホテルにしたものらしいですが、実はプーシキンの作品とか読んだこともないのですが、ロシアの人には作品だけでなくそのひととなりも人気の有る作家だそうです。
わたしがググって知った人気エピソードのひとつは「奥さんにちょっかい出す不届き者がいたのでめっちゃ腹立ってそいつに決闘申し込んだけど返り討ちに合って死んだと言う死に様エピソードでした。そういった短気で血の気の多い漢気溢れる性格がいかにもサンクトっ子ぽくていいそうです。なんですかサンクトっ子って江戸っ子ですか?
わたしが奥さんだったらちょっと待てぇぇぇ!と思いますが。
なお決闘に応じた男性は殺人罪で投獄されるも決闘申し込んできたの相手だしと言うことで後に釈放されたそうです。まあそれで殺人罪は理不尽だよネ!当時そもそも決闘自体禁止ではあったようですが。
でもこの男も法が許しても女性としては許しがたい男です。
プーシキンの奥さんが好きだったけど人妻になっちゃったので、その姉だか妹だかと結婚したけどやっぱ違うヨネ!となって人妻に粉かけてたらしいです。わたしが嫁だったら秒速で捨てますね!言っててなんですけどわたしも大概血の気が多い発言してますね。
そんなわけで、わたしの中でプーシキンは「死に様がツッコミどころ満載の作家」として取り敢えず記憶されてしまいました。イヤ偉大な作家なんですよ、マジに……。

大通りに出てライトアップされたカザン聖堂や遠目に血の上の救世主教会(やっぱりすてき!)を眺めながらホテルに戻りました。


美術館にいる間に少し雨が降ったようで濡れた道路に反射する街灯の明かりもいい感じ。
血の上の救世主教会を様々な角度から撮るわたくし。
(つまり遠回りして帰ったとも言う。)

レストランなんかもいろいろ調べていましたが、長時間移動の後めいっぱい観光もして疲れたので晩ごはんはホテルのレストランでいただきました。
海外に行くと緊張と歩き過ぎの疲れでやや小食になるわたしですが、今はものすごくお腹すいてる!今ならヘビーなものでも食べられる気がする!!と、キエフ風カツレツとおビールたんを頼みました。初めて飲んだロシアのおビールたんはとてもおいしかったです。

生はイイネ!ネフスコエと言うサンクトの地ビールのようです。
レストランも落ち着いたいい雰囲気。そのうちキエフ風カツレツも来ました。

フライドポテトとともにサーブされると言う説明書きに若干ビクビクしながら待ちましたが、こんな感じの繊細でお上品なフライドポテトで安心しました。
初めて食べたキエフ風カツレツはそれはもう幸せのお味でした。ナイフを入れるとハーブたっぷり熱々の溶けたバターがじゅわりと溢れ出ます。お肉もおいしいし、溢れたバターは下のお上品なフライドポテトに吸収され、ポテトもおいしさアップ。

計算しつくされた付け合せです。
合わせて800ルーブルと結構高級な値段設定ですが、料理もおいしくサービスも良く、宿泊者は割引があるのと午前四時まで通し営業してて便利が良かったです。日が落ちるのが遅い割にレストランが10時くらいまでしか営業してないとこが多くて。グルジア料理レストランとか気にはなったのですが。

あわあわカプチーノもいただいて満足の晩ごはんでした。

例のマジックミラー風呂でゆっくり温まり(落ち着かないので一応カーテンは閉めた)、明日のヴェリーキーノヴゴロド行きに備えて荷物をスーツケース(サンクト残置)・1泊お泊りバッグ(持っていく)・手回り品(貴重品含む)に分けて就寝です。

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2日目、本日はエルミタージュ美術館を見学した後、長距離バスでヴェリーキーノヴゴロドへ移動します。なお、バスステーションの場所は地球の歩き方の地図では見切れて載っていないと言うおまけ付き。なのでGoogleMapの該当箇所を印刷しておきました。
関係ないのですが、同じ場所でGoogleMapと地球の歩き方の地図を並べてみると案外道の大きさや交差点の角度などが微妙に違っていることが多いです。たぶんGoogleMapの方が道のカーブや大きさなど現実に忠実なのではないかと思うのですが、実際現地に行くと、細い道がごちゃごちゃ交わった場所なんかは地球の歩き方の方が分かりやすく思います。感覚的に分かりやすいアレンジを加えてあるのかなあと思うのですが、やっぱりそこは有料コンテンツなりの価値なんでしょうね。

爽やかそうな窓の外の風景。天気もいいしそんなに寒くないかな?

混むらしいし見学時間もゆっくりとりたかったので開館同時ダッシュくらいの気持ちでいましたが、いかんせん朝は全般的にやる気のないわたくしです。
どのくらいやる気がないかと言うと、目覚ましを止めながら「なんで旅行なんか来たんやろ……家で寝てたらよかった」とか思うくらいです。
遊びに来てこれなので、普段の仕事のときとかもう極限のやる気のなさです。毎日働きたくないと思っています。でも働かないと生きていけません。そもそも生きていることがしんどいのですが死ぬのは怖いです。人生ってツライネ!!そのツラさを紛らわすための道楽(=旅行)です。
7時頃に目を覚ましてはいたのですが、のたりくたりとレストランへ朝食に繰り出した頃には既に9時を回っていました。必要に差し迫られない限り(*)、朝は動きが緩慢です。
簡単なブッフェと頼めば卵料理を作ってもらえるみたいでしたが、気付かずに朝食を終えてしまいました。だいたい普通の朝ごはんかな?って感じでしたが、ちょこちょこロシア風なんだろうなってものがあったので、積極的にチョイスしていきました。
チーズやハムは普通にすごくおいしい。ピクルスや紅白なますみたいな和え物もおいしい。
もちもちのロシア風クレープはすごく気に入りました。なんですか、おいしそうに聞こえないと思うんですけどおいしいんですけど、生焼けのクレープのようなもちもち感が生焼けでなく味わえるんですよ。幸せのもちもち感。炭水化物過剰気味で朝食終了。

さてさて部屋に戻って身支度を〜と思ったらば……

コップを割ってしまいました。
つるっと洗面台に落としたらパリーンとあっけなく割れました。見たらお分かりと思いますが、これたぶん割れにくい感じのコップだと思うんですよね。それがあっけなく……。
何が憂鬱って、こんなの絶対にフロントで説明して謝らないといけないじゃないですか。
……英語で。
最大でも三語文くらいまでしか話さない英語力で!憂鬱極まりない!
脳内会議中、無言で割れたコップの中に金をつっこんでおく案も出ましたが、やっぱ感じ悪いだろうなと思って却下になりました。

昨晩仕分けた荷物のうち手回り品以外はホテルに預けてチェックアウト。
スーツケースは明日の夕方戻ってくるまで預かってもらう予定です。たぶん大丈夫だろうと思いつつ、事前にメールで問合せて確認しましたからバッチリです。
と言うか、前に一度某予約サイトで予約してホテルへ行ったら「予約がない」とか言われてフロントであたふたした挙句、パソコン見てわたしの出した紙見て徐に「大丈夫ですよ〜」とかなったんですけど、絶対「予約サイトの情報のチェック漏れてて部屋おさえてなかってけど結果的に空いてたからセーフ!だっただけ」と言うことがあって以来、予約サイトで予約した後、ホテルに割とどうでもよさそうなことを問合せたりしてリコンファームの代わりにしていると言う……。
スペインのB&Bなんかスケッチブックに物差しで表作って予約管理してましたしね!
もちろん予約サイト通して予約したんですけどありゃ完全に手作業でチェックしてますもんね!間違いが起こることだってあるでしょう。
コップの件?無事、三語文でやりきりましたよ!
「そーりー、あいぶろーくあぐらす」的なやつで!グラス?って言われたので、コップを身振りで作りながらあーばするーむと追加したら、ノープロブレム!とか言ってもらえましたよ。

エルミタージュ美術館までは激近!広場までなら歩いて数分です。
ここに何泊かしてエルミタージュ美術館に通い詰めるとかもいいなあと思います。
エルミタージュのチケットは、オンシーズンはネットで予約してもその引き換えに時間がかかる有様とかでもちろん通常の有人窓口は阿鼻叫喚の様相で、それを緩和すべく設置された自動販売機は使えなかったりするとかで、4月がそもそもオンシーズンかオフシーズンなのか判断がつかなかったのですが、安全策でネットでチケットを予約して行きました。
1日券にするか2日券にするか悩んだのですが、2日券は「続いた営業日の2日」でないと駄目だったので、「続けて2日エルミタージュ」と言う日程が組めなかったのでやめました。1日券を2枚買うことも考えましたが、とりあえず1回行ってから考えよう!と言うことで1枚にしました。

こっちは広場の旧参謀本部側。真ん中の門がカッコイイ!そしてそして……

冬宮、エルミタージュ美術館です!もうなんですかこのラブリーな配色!
写真で何度も見ていましたが、実物はめちゃんこかわいいです。ひとつひとつの柱の上に凝った彫像がついています。なんかすごすぎてもう良く分かりません。あとデカい。
「世界ふれあい街歩き」でサンクト生まれ・サンクト育ちの幼馴染のおばさまふたりがノルディック・ウォーキングをしていた広場に実際にやってきたのです。ここで遊び、恋を語り、そして年をとったと言うようなことを話していたと思います。観光地ってだけでなく、ランドマークとして地元の人に愛されて生活に根ざしてる感じがすごくいいなと思ったのです。ああ感無量。

広場中央にはアレクサンドルの円柱。逆光で格好良く撮ってみました。
戦勝記念の像と言うことで天使なんだけど勇しげな感じ。

近くでもう一枚エルミタージュの外観です。ひとがこんなにちっさいんですよ!

さて結局わたしがエルミタージュ宮殿の入口についたのは11時頃でした。

門の外まで人が溢れているとか言う恐ろしい状態ではなく、中庭をすいすい通り抜けて入口へ。入口はちょっと混雑していましたが、これも列が入口まではみでているというわけではなく、入口に辿り着いたもののどこへ行けばいいのさ!?と言う戸惑いのためでした。
パソコンで印刷したオンラインチケットを持っているわたしはひとまずインフォメーションへ。インフォメーションでパスポートをチェックされて、チケットに何事か書き付けた上で窓口の番号を指示されます。指示された窓口でチケットを引き換えてくれました。
オンシーズンはもっと混み合っていて大変だそうですが、オンラインチケットを引き換えなしでそのまま入れるようにしたらいいんじゃないですかね?と思いました。ドレスデンの宮殿なんかはそうでしたからすごく簡単でした。
ドイツ人とロシア人のやり方を比べたらいけない気もしますが。
当日券を買うひとの列が門まできてるようなときには、オンラインチケットはこちらと先に進めるようになっているそうですが、その表示がそもそも分かりにくいそうです。あとこの入口のチケットブースの辺りがすごく狭くてごちゃごちゃしてるのも効率悪い原因だと思う。

クロークにコートや荷物を預けて身軽に見学スタート。
展示室に入る前に身体検査と手荷物検査をするゲートがあります。ここでもチケットチェック。
過去に絵に薬品をぶっかけたアホがいたせいでペットボトルの飲料なども持ち込み禁止です。もちろん美術館での飲食がそもそも基本NGではあるのですが、広いし見学に時間もかかるので水分が持ち込めないのは結構キツいと思います。こう階段とかそういうところで軽く水を含むとかも出来ないわけで。夏場とか結構注意が必要と思います。カフェも1階にしかないしね。
もう最初から全部見るのは無理だと割り切っていたので、チケットブースの辺りでゲットした日本語の案内図を見て2階の宮殿装飾の立派な部分を中心に攻めることにします。
なお、この案内図はこんなに広いのに最初に見かけたところ以外では見掛けなかったので必ず最初にゲットしておく必要があります。
宮殿で建て増しも行われているので、ロの字型・コの字型の構造物がどんどん連なってだだっぴろくなった建物です。全体図がなんとなく頭に入っていて方向感覚に自信があればそんなに迷わないと思いますが、方向感覚に自信がなければたぶん同じところをぐるぐるしてしまう感じです。
全体図をそもそも見ていなければ迷います。
と言う訳で案内図は必ず必要です。

比較的質素な入ってすぐの空間を進むと2階へ続く階段が……ゴージャス!

さらに進むと……もうなんかヤバいくらいゴージャスです!

大まかな見所だけでも結構なもんなのでどうしたもんかねと思っていたら、2階に上がって本格的な展示が始まる前のところでいいものを見つけました。
オーディオガイドです。日本語もあります。
話を聴いてみると、おばちゃんがオーディオガイド用の案内図(どこの部屋で何番の解説を再生せよという指示が入っている)にこう回ると良いよとボールペンで効率の良い順路まで書いてくれました。なのでオーディオガイドを借りることにしました。450ルーブル也。
パスポートを預けないといけないことが多くて、持ち歩いていないことが多いのと預けるのに抵抗があってあんまりこういうの借りたことないのですが、ここは現金のデポジットでもokだったのでお気軽に借りることが出来ました。クリアファイルにオーディオガイドの管理番号書いたメモと紙幣をいっしょに突っ込んどくという非常にアナログ管理でしたが!おばちゃんには「お金がここにあるから必ずここで返すのよ!」と念押しされました。
500-800ルーブルくらいだったと思うんで、まあまあの金額ですもんね……(*)。

ところで、今の段階でまだ本格的な展示室には入っていないのですが、既にこの時点で「なんだかものすごいところに来てしまったぞ!?」感満載です。宮殿やべえ!

*必要に差し迫られたとき……旅行中なら帰国とか長距離移動日、普段なら仕事の日とか……でも毎朝「何で働いてるんだろ、会社やめたい」って思ってます。

*2016年夏現在、折からのルーブル安とイギリスのEU離脱騒ぎで円高となり空前のルーブル安ですが、わたしの旅行した2015年4月現在でもルーブル安と言われており、1ルーブル=2.5円前後でした。これでも安かったんですよ。だから今とかもう信じられないくらい安いんですよ。とりあえずまだテロもなくて他のヨーロッパ都市圏より安心できるし(飽くまで個人の感想です)、ロシア行くなら今じゃないですかね!?

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はい、そんなワケで見学開始です。頼りはフロアガイドと音声ガイド用の簡易な地図です。
入って最初の部屋はさっきの吹き抜けに比べればへえほーん?くらいだったのですが……

はい玉座いただきましたー!
ロシア皇帝の玉座ですってよ!小さな部屋ですがなんつー贅沢さ!
ドーム状の天井部分の飾りの細かいこと!ピョートル大帝の間、小玉座の間と言うそうな。

はい金ピカピーン!
ああもうなんか目眩が……これは紋章の間だったかな?
なお、部屋数が多くわたしの記憶力も乏しいため、ここから先、部屋の名前などは真っ赤な嘘かもしれないのでご注意ください。回った順番とガイドブックの見取り図を見比べて、多分そう?って名前を書いています。
しかしもうなんですか……入り口早々で立ち止まってしまいそうなすごさです。
ド金ピカピンなのに嫌らしくないしさ……。しかし進まなければ。
この横長の部屋の後ろには確か軍人さんの肖像画ばかりがあった小部屋があったような気がします。でも写真撮ってないので記憶があやふや。

ハイ玉座もういっちょー!(でもボケてるー!)
ここだけ見たらさっきの玉座の方がすごくね?って思うじゃん?でもね……

これでもかと双頭の鷲!!
ここがたぶん聖ゲオルギーの間、大玉座の間です。ここで外国の使節なんかがロシア皇帝と謁見したそうな。天井の柄と床の柄が基本一致してるんですが、ロシア帝国の紋章(双頭の鷲)だけは天井にしかありません。恐れ多くも皇帝のシンボルを踏みつけになどできないからだそうです。

この勢いで続けられたらなんかいろんな感情メーターが振り切れてしまいそうです。

待って……なんかそんな大仰な名前のついてない部屋の壁とか廊下の天井とかまでもうなんかすごいんですけど……。床に至ってはぜんぶこんな調子なんですけど……。
世界の富がここに集中してるんですか?そうなんですか?
廊下の写真を見ていただくとお分かりかと思いますが、部屋だけどーんと見世物にしているところ以外にはこうして細々といろんなものが展示されているのですが、そこを見ている余裕がもうありません。足を進めなければ、野宿(?)しながらじゃないと回れなくなります。

そしてそして……

わたし死ぬときここで死ぬ!!!!
パヴィリオンの間です。ここは間違いなくパヴィリオンの間です。
エルミタージュ宮殿通してここがいちばんいちばん気に入りました。溜息しか出ない美しさ。
こういうのって見るタイミングもあると思うんだけど、白を基調とした繊細な部屋に自然光がいっぱいに入ってそれはもう本当に本当にきれいだったのです。
残念ながらわたしの写真の腕ではその光の魅力は伝わらんがなァ!!

白とゴールドの配色がそりゃあもう乙女チックで。
ここの主人は主にエカテリーナ2世だったわけですが、やっぱり時と立場が違えど「女子の可愛いもの好き」にはそれを超える何かがあるんでね?と思ってしまいます。
もう溜息しか出ない(二度目)。ここにある「孔雀の時計」が大人気なのですがわたしがこの部屋でいちばん好きだったのは、やはり最初の写真のモザイクの床とシャンデリアの眺めでした。

エキゾチックなモザイク画ですわん……。
本当にねえ、部屋に入る太陽の光ときらめくシャンデリア、床に映る影も含めてすべてがすごく気に入ったですよ……ああロシアまで来てホントよかった。

じんわりと感動をかみしめたそのとき……音もなくしかし素早くヤツらはやってきました。
…………どうしよう、腹イタイ。

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広大なエルミタージュ、まだその魅力のほんの一端にしか触れていないと言うのに腹を下しました。イヤいいんです、ええ、わたしは腹が弱い。よくあることですとも。

しかしトイレは1階にしかない。

えーこれピンチですやーん!
階段が少ないとかも地球の歩き方でちらっと見た気がしますよ!?しかし、冷静に手元のフロアガイドを見ると、その数少ない階段が近くにありました。助かった助かった!

そして順路からは外れており、腹でも下さない限り通る必要のない階段ですらこの有様なのであった……エルミタージュすげえ。この階段のおかげで事なきを得ました。ふう。

さて、気を取り直して見学再開。お次はみんな大好き(?)イタリア絵画のコーナーです。
展示は一応、なんとなく「宮殿内装がメインです」ってところと「展示品がメインです」ってところとにふんわり分かれてる感じはするんですけど、後者でも十分内装すごいのでもう何が何だか。
そんで絵も「いい絵があったので買ってきました。」と言うゲージツ作品としての要素が高いやつと、「この部屋にこんな絵をこんなテーマで飾りたいので職人に描かせてみました(ダイレクトに壁にの場合もあり)」と言う内装の一部扱い的なのとがあって、同じ絵なのになんかこう扱いの違いが面白いなと。まあ描いた人のネームバリューとか、当時既に画家が故人で超高い絵だったとかいろいろあると思うけど。イタリア絵画のコーナーは「いい絵があったので買ってきました」コーナーです。
あと絵を見始めて気付いたんですが、絵の横にもオーディオガイドの番号表示があるものが結構あって。おばちゃんは部屋の解説のことしか説明してくんなかったけど。
試しに気に入った絵のところで再生してみたら日本語の解説が流れました。へえー。

全部聞いてたら日が暮れてまた昇りそうだけど。

従って絵の解説は「気に入ったものだけきく。長そうなら途中中断もやむなし。」と言うことにしました。だって、まだ1〜3階あるうちの2階の半分も見てないのに1時間経っちゃってるんですよ!?これいくら時間があっても足りない!!
あとこのペースで書いてるといつブログも終わるのか分からない!!でも書く!!!

イタリア絵画のコーナーですが、絵の写真はあんま撮るの好きでないので撮っていません。
記念にするにしてもへっぽこ写真じゃアレですし。

しかし、名前のない小部屋でもなんかこんな感じでしてね……いやはやもう……。
そんでここの目玉のひとつはやっぱここでしょう。

通称、ダ・ヴィンチの間。
宮殿内装コーナーで見た大きな部屋に比べれば小ぶりに見えますが、まあこの豪華さですよ。

今ブログ書くのにガイドブック見直してたら、ここ元は書斎だったらしいですけどね。
ロシア皇帝一族的には、うんこのくらいならちょっと落ち着いて考え事とかできるよね……と言う感覚だったのでしょうか。
華やかな天井画やシャンデリアに目が行きますが、床の細工や扉の細工もすごいしなんかもう。
そんで現在はと言うと、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの絵があるのでダ・ヴィンチの間。

流石にわたしでも知ってるぜ!と言う絵があるだけあって、なんか人垣が……。
そこそこ人が多いようでも人がここまで1箇所に滞留している場所は今まで見た中ではありませんでした。ここには「リッタのマドンナ」があります。ググって見てみてください。わたしでも見た事あったんで、たぶん美術の図版とかに出てくる絵なんじゃないかと。
でもまあ言うてこのくらいのひとだったので、ちょっと待ったらかぶりつきで見られました。
ミーハー心に影響された可能性は捨て切れませんが、小さな絵なのにものすごい存在感でした。他の絵もきっとロシア皇帝が買い集めたくらいだからすごいと思うんだけど、別格な印象。
なんか来てよかったなあって思いました。マリア様の表情とかすてきでした。

で、この裏あたりの小部屋にもそらもういろいろいっぱい絵があるんですよ。
 
なんかシャンデリアとかもかわいいですしね!
右っ側の部屋の右の絵も見たことあるやつでした。ギリシア神話のダナエ。
こういう絵は、ちょっと前にPENか何かの美術とかってそんなに難しくないんだぜ!みたいな特集号を見て、要は「昔の人もやっぱりエロいのは大好きでした。でもポルノだと規制されるので神話とかからエロいシーンをよりすぐってこれそういうんじゃないから!芸術だから!って描かせて寝室とかに飾りました。」と言う話を見て、そうだよね!?やっぱエロいよね!?それでよかったんだよね!!!と言う納得をしてから、素直にエロいはエロい上ですごいねえと見られるようになりました。あと昔の人に親近感がもてるようになりました。
ダナエはそういう目線で言うとモチーフにしたくなるのも仕方のないようなエピソードだと思うわ〜。いろんなひとが描いています。

で、まあこのあたりを抜けると今度はラファエロの間とかあったりするんですよ。

目が忙しい!!!!
内装と一体化した絵がズバーンとあり、内装として造られた彫刻があり、なんか床や天井がものすごく、そして窓際にはラファエロの絵が2つ。
この時点で既におなかいっぱいすぎて、ちょこちょこケースに入っている陶磁器や細々したものの印象はほとんどありません。この部屋も割と好み。
天井の細工も好きだし、ずばーんと広くて奥になんかドーム状の小部屋っぽいのあるのもいいし(イヤ小さくないけど)、色合わせとか、あと壁とかのライン状の飾り模様がすごいカワイイ……。ここ住めっていわれたらちょっと考えるけどでも好き。
そしてラファエロはやっぱりすごいなと思いました。もう感覚がだいぶ麻痺してきてます。

そしてこの部屋の外側(窓の反対)はどうなっているかと言うと、

ラファエロの回廊です。ロシア行ったことないのにあれこれ見たことあるってひとはたぶんイタリア行ったことあると思います。

エカテリーナ2世:ちょっとちょっとぉー、ヴァチカンの回廊マジヤバくない?
うちにもあんなの欲しいんだけど!

建築家を派遣しめっちゃ測量してそのままどーんとコピーしちゃったそうです。
バッカじゃないの!?
ロシア皇帝やりたい放題やな!!わたしもロシア皇帝だったらやったかもしれんけど!
この部屋もめっちゃ好きです!!
パヴィリオンの間がいちばんなのは変わらんので2番目かな!!!
なんだもうこのびっしり感……。そんで元々道とか通路とか好きなんですよ……。
なお、本家は屋外にある回廊だそうですが、ロシアの厳しい環境でそれやると折角作った装飾が痛むのでそこは窓をつけて作ったそうです。以上、オーディオガイドが役に立っています。

そんで金の縁取りに淡い色使いとかも可愛いしさ〜。
ただ絵はよく見ると結構エグいのもあります。なんかこういう、え?ちょっと不気味じゃない?て言うかなんの生き物これ?みたいな絵を飾りにするのが、本家ができたときに流行っていたそうです。オーディオガイドでそう言うので細々あホントだ〜とか見てたらもうこれだけびっしりいろいろあるのに、ひとつたりとも同じ絵とかなくていくら見ても見終わるということがないです。

ここだけで何枚写真を撮ったことか……。
しかもこここんなにすごいのに、奥の別の部屋に続く扉が閉鎖中だったからか、途中で他の部屋に入っちゃう人が多くて、割とこの通り独り占め状態で。

独り占め状態はいいけど、はや見学開始より2時間弱。
進捗としては2階の半分くらいは見たかなと言う状態です。
もう見るの諦めましたけど、写真の窓際にびっちり陳列ケースがあるのがお分かりでしょうか?なんか細かいファブリック系のものやら勲章みたいなのとかいろいろ入ってましたよ?ぜんぶいっぺんに見られる人いるのコレ?

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まだまだ続くよイタリア絵画コーナー。でもここは絵以外もゴーカだぞ!

天井の模様がめちゃんこカワイイッ!白と水色とゴールドが乙女!!
ラファエロの間→この部屋→ラファエロの回廊の順番で通ったのですが、扉からラファエロの回廊を見て思わず先に回廊に出てしまい、そして回廊の先は閉鎖中だったのでこの部屋に戻ってきました。
基本『順路→』とか言う看板はないので好きに見れますが、コレ方向音痴の人にはなかなか難易度高いんじゃないですかね。同じとこぐるぐる回ったり、いろいろな部屋を見損ねたりとかしちゃうのでは。
一筆書きでは回れなくて行ったり来たりになっちゃうところも結構多いし。
他にも、中にオーディオガイドのおばちゃんが「ここを通ったらいい」とボールペンで書いてくれたところでも閉鎖されているところがあって、ちょっと混乱しました。
地球の歩き方にも「しょっちゅう改装などが行われていて閉鎖されている場所がある」と書いてはあるのですが、職員すら把握していないとかどうなんでしょうか。

壁がわたしの好きなピンクだったのもあって、やたらめったらこの部屋の写真がありました。
石を巧みなモザイク細工で組み合わせてまるで一枚岩から作ったかのように見せているやたらデカい盃やら燭台やら、そんで彫刻にでっかい絵に、そんで天井とかもうなにをどう見ればいいのやら。部屋の中はもちろん、別の部屋の扉からのぞいてもなんだか絵になるし。
この近辺はラファエロの回廊あたりといっしょに結構しつこくウロウロしました。

で、この隣が古代絵画史の画廊と言って、美術史を圧縮して紹介する壁画や彫刻のあるところ。
このあたりはエルミタージュが美術館として公開される早い段階で、美術館のエントランスとして作られたそうです。古い時代の絵や彫刻を真似して作ってるんだって。もうなんかすごい。
収蔵品を見学する前にもう度肝を抜かれてしまいますね。今もそうですけど。

ここ抜けてさっきのピンクの壁の部屋どーん!と言うのがもともとの美術館としての構造らしいです。

さっきのところに戻らないと結構絵画コーナーの小部屋を見逃してしまうのでまた戻り。
ところでわたしは美術史にも明るくないし、英語にも明るくないので、手元の案内図で、フランドル美術・ダッチ美術と見たときに、どちらもオランダ……としか思えずたいへん混乱しました。
バカ丸出しです。
なので、帰ったらきちんと調べようと思ったのに案の定調べずに今に至っているわけです。
イタリア絵画コーナーを抜けると、そのフランドル美術とオランダ美術とあとスペイン美術とか。
わたしも知ってるルーベンスとかレンブラントとかゴヤとかエル・グレコがあるわけです。

そしてまた、もうみんな好きなんだから〜のダナエの絵です。
が、これはレンブラントでダナエだと言うだけでも有名度抜群なのに、1985年に客のひとりが硫酸をかけたと言う非常に悲しいエピソードがあって有名です。そしてそのバカのおかげで面倒な手荷物検査が始まり、液体物持込禁止となったわけです。
可能な限り修復をしたけれども、元の輝きは取り戻せていないと地球の歩き方先生。
在りし日の姿の写真が横にそっと置かれています。

しかしこのあたりは、レンブラント20枚とか素晴らしい絵を用意したのでじっくり堪能するがよいウフフフフと言う部屋なのに、それでもこの天井の模様ですよ。それとかちょっとスペース余ってるからツボでも置いとくかみたいなノリでなんかすごいツボあるし。
そして絵も大して分かんないやつが見てもなんかオーラが違うよね!的絵ばかりですし。
そんであの真面目にレンブラントをレンブラントだねえと思いながら見たのは初めてなのですが、暗い背景の中に窓辺の光とかで人物が浮かび上がってる感じの絵が多くてなんだか好きだなあと思いました。遠目にちょこちょこ記念に絵の写真を撮ってしまった……。
ルーベンスも前にベルギーで見たな〜とかうっすら思い出したりしつつ。

で、このあたりから時間に追われ始めたのと1日に摂取する芸術成分の限界を超えたためか、悔しいことに展示物(特に絵)のことを殆ど覚えていません。

だってもうなんか空間だけですごいんだもん!
なんですかこの天井、ラヴリーすぎる……。あとお寺の天井とかに似ている……。
でもさ、うっすら神話を題材にした絵とかでなんか気に入ったのあったのだけどなあと言う非常に曖昧な記憶だけが残っていてなんだかもう……。
ホントこれすごく好きな人とかは2回くらいは行った方がいいと思う……。 

このへんは宗教絵画多めだった気がするけどよく覚えていない……。
そしてやはりかわいさの際立つ天井。

この部屋の絵は割と覚えている。部屋も好きだったけどね!
なんか肉屋とか果物屋とか、市場の絵があって。ほーんこういう庶民さんを描いた絵もあるんだねえなんか活き活きしてていいねえと思ったのでした。どこの誰がいつ描いた絵とかは残念ながらまったく覚えていませんけど。ええ、残念な頭で申し訳ありません。

宮殿内装をお楽しみしただけでよい部屋が現れるとホッとしてしまいます。
イヤもうそらここだけでもぜんぜん凄いんですけれども!!
で、またしても通ろうと思っていたところが閉鎖されているので、結構遠回りになるけどいったんんこの大したことなさそうな通路通り抜けてパヴィリオンの間に戻ってぇ〜

…………うーんここも絵がいっぱいだね!!
これ真面目に全部見ようと思ったらどれだけかかるの!?申し訳ないけれども、まだわたしの中でメインだった「宮殿の内装」をお楽しみできる部屋が結構残っているので足早に通り過ぎてしまいました。

で、パヴィリオンの間。さっきひとだかりで見られなかった孔雀の時計も見られました。

この時点で既に2時を過ぎています。
まだ2階を全部見ていません。まだ3階と1階もあるぞ!どうする!?

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流石に時間的に焦りを覚えてきたわたくし、一気に足を速める。
何せ夜までにヴェリーキーノヴゴロドへ行くつもりなわけで!(バスで3−4時間。
通路の閉鎖により行きたい場所へ行くためにはもう一度、最初に通った紋章の間などを通り抜ける必要ができ、一度見たからといって飽きるものでもないのですが、時間がない時間がないと言い聞かせつつ、なんとか早足で抜け切る。サクサクとね!サクサクと見ないとね!

サクサク見られるかァァァァァ!!!
なんですかコレ!礼拝堂ですか!皇帝一家専用とか!?分からんけど!
ぜったいこんなんボスが出ますね!天使っぽい羽とか生えてるやつ!!堕天使的な!
またタイミングが良かったようで、このひとのいなさ加減。ほぼ貸切り状態。
宮殿内装の立派なあたりでも、この奥の方は時間の短いツアー客とかはあんまり来ないみたいで、ぐぐっとひとが減りました。来てよかったね!こりゃあ好きだね!ものすげえ!

もう少し近づいてイコノスタスだけ。はぁ……好き。
イコノスタスは人々の祈る空間と神の空間を分ける境なんだとか。

で、アレクサンドルの間。水色と白でこれまたラヴリーな……。
あとなんか工芸品的なやつとかがいっぱい。

ここでフロアガイドを見てわたくし、フランス美術(15-18世紀)コーナーを捨てることに。
すまんフランス!いつか行くからルーブル!!
(別にフランス的にはどうでもいいと思うよK子さん……。)
でもフランス美術の部屋だかそこに続く通路が閉鎖されてるせいで行ったり戻ったりになったわけだから、実際見ようと思って見られたかは不明なんだけれども。
近くの階段から3階へ上がって近代美術を見て別の階段から2階へ戻ることにしようと。降りたあたりがまた宮殿内装が立派な筈なのです。

そしてここから3階に上がると、上からアレクサンドルの間を見ることもできました。
ラヴリーな天井もより間近で堪能することができます。

で、3階は主に近代美術があります。
わたしも知ってるルノワールとかセザンヌとかゴッホとかゴーギャンとかマチスとか……

…………ん?
これはこれで何か凄いものかもしれないけれどなんか思ってたのと違うぞ?
ん?と思いつつも見まわした結果、これはなにかすごく新しいものであるようです。そのうちなんか前衛的なファブリックとかも出てきたり。写真作品とかも。あっれ〜?
そして更に進むと閉鎖された部屋が続くように。

これは近代美術はどこかにごっそり行ってしまった……?

貸し出し?なんだろう?しかしないもんはしょうがない!!
このときはそんなふうに思ったのですが、帰国してから真実を知る。
最近になって新館にゴッソリ移動
でした。ちょっと時期は分かんないんですけど、5月くらいに行ったひとが言ってた。
そらあまあ2014年発行の地球の歩き方には書いてませんわな!!
でもなんでわたしが貸し出しとか思ったかと言うと、フロアマップにはあたかもまだそこに近代美術があるように書いてあったんだな!!
オフィシャルが!!オフィシャルがこれって!!
移動真っ最中だった可能性も捨てきれないけどそうだったらそのことを何処かで知らせてほしいな!と言うわけで、エルミタージュ美術館ではフロアガイドすらも信じてはいけないようです。(*)

で、ここで意図せずして時間短縮できてしまったので、見れたら見ようと思ってた極東〜中央アジア〜中近東あたりをだかだか〜っと回りました。極東はスルー気味にしつつ。

明らかに建築物の一部のモザイクとかあって、どっから盗って持ってきたの?パネエな!と思いましたが、そんなこと言ったら大英博物館とかはもっとひどいすごいですね。
この僅かな展示でもわくわくしてしまい、ああやっぱ行きてえなあ中近東も中央アジアも!と思いました。写真も撮ってみたけど、全体に小さい薄暗い部屋が多くてあまりきれいに撮れず。
なんか壁画みたいのあるな〜すげえ〜ってうっすら思ったやつは、どうやら今ガイドブックを見たところ、なんと敦煌の壁画を持ってきたやつだったみたいです。
予習大事だね!知ってたらもっとゆっくり……見る時間なかったけど!!
しかしふと思ったのですが、ここの収蔵品で比較して東洋美術はこんなもん・やっぱヨーロッパの文化のがすごいよね!とか思われたらちょっと悔しいですね。ここの収蔵品がアジア系貧弱なだけだからね?故宮博物院とかすんげえのいっぱいあるよ?工芸品とかすごいよ?こんなもんじゃないからね?なんならド金ピカピンの金箔使った日本画とかもあるんだよ?と言いたくなりますね。
置いてある場所も薄暗くて狭くてめっちゃ不利だし。
日本のものは絵とか書もあったけど、印籠が結構な数あったのが印象的でした。

で、だかだかっと回って戻って目当ての階段から再び2階へ。宮殿内装ですよ。

ブドゥワールですって!何語?日本語にしたらどういう意味?(*)
なんだか知らんがめちゃんこかわいいー!ああもうどうしましょう!?


*もしかして、英語版とか読めるならロシア語版なら内容が最新だったのかも……と今ふと思いました。わたしは英語は苦手なので日本語版を握りしめておりました故……。オーディオガイド用のフロアマップは2階のみしかありませんでした。

*「婦人の私室」となるらしい。やはりロシア皇帝一家的にはああうんこれくらいならちょっとこじんまりして落ち着くし私室っぽくてイイネ!って感じだったんですかね……。

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そして最早麻痺してきた感覚で、ここだったらまだ住めるかも?と思える部屋を幾らか通りまして。

次は黄金の客間ですよ!


…………うおおおおお金色!!!
(撮影禁止と言う事なので部屋に入る前に外から撮ってみたですよ。)

隣の部屋からのぞいただけでもうあからさまな金ピカピンですよ!
今までも金色のお部屋はありましたが、このお部屋は本当に金を使っています。すげえ!まあ我が極東ニッポンには屋外建築物に金貼っちゃってるものもありますけれどもそれはそれこれはこれで、やっぱりすごいもんはすごい。色がなんか違うやね……。
で、部屋の中央には金を使った宝飾品なども展示されています。金尽くし!
このためか、ここの監視のおばちゃんは他の部屋のおばちゃんと違い、きちっと立って周囲に目を光らせていました。光らせてはいたのですが、写真を撮る人に注意はしない。
この部屋は撮影禁止で、立て札も幾つもあるのですが。しかしおばちゃんスルーです。
試しに目の前でこれみよがしにカメラを出しておばちゃんを見つめてみたら、なんか「うむ」と頷き返されてしまいました。

…………撮ってええのん?

そんなワケで撮りました。黄金の客間です。

部屋の保護の目的ではなく混雑防止の為の撮影禁止なのかもしれませんね。
わたしが訪れたときにはゆっくりウロウロできるくらいには人がいませんでした。小さい金の宝飾品もゆっくり見られました。部屋が眩し過ぎて小さいとか言ってますけど十分大きいんですけど。

しかし、エルミタージュには恐るべき事にこれとは別に宝物庫が幾つかあるんですよね。
何あんの?何隠してんの?もう想像が及びつきません。
当日予約制で見学できる時間は決まっています。
定員もあるし前もって予約は出来ないので繁忙期とかなかなか見られないと思います。わたしとか結構いい時期に行ったと思うんですけど、もう通常展示でいっぱいいっぱいで……。
でも見たかったな宝石とか。そらすごいんでしょうなあ。

でここを抜けるとしばらくロシア美術ですが、ロシア系はロシア美術館で見たしね!!とめっちゃ早足で行き過ぎました。肖像画とかが多かった気がするので、ロシア史に詳しいと面白いのかも?
で、最初のヨルダン階段付近でまだ宮殿内装を主に見るお部屋が少々。

明かり取りのあるドーム天井とシャンデリアのきれいな部屋。

この部屋は小さいけどかわいかったのと、中に「世界のいろんな場所を勝手にイメージして描いてみました」と言う絵が飾ってあって面白かったので印象に残っている。「アジア」とか「アフリカ」とかそんな区切り。しかも勝手なイメージなのでちょいちょい面白い。

天井の模様細かいっ!シャンデリアかわいいっ!!

床の細工とかもすごいし。絵も飾ってあってもうお腹いっぱいですわ……。
だんだん地味な色使いの部屋とかは、はーんほーんすごいねえくらいの感想しか出てこなくなってしまいます。もう完全に感覚が飽和してきています。
そのくらいすごいものがありすぎたと言うことです。
デカい石の柱とか杯とか大概凄い筈なんですけどもね!

結局、昼も抜いて歩き回りましたが、広い!ぜんぜん見切れない!!
しかしあと少しあと少しと当初の予定を延長し、最早これ以上いてはヴェリーキーノヴゴロドに辿り着けなくなってしまいます。現時点でたぶん順調に着いても10時くらいになっちゃうし!あわよくば夕方くらいには着いて日も長いしちょっと散歩して〜とか思ってたのですが。前ノリ意味ないやん!まあ朝から向こうで活動できるのでよしとしましょう。
しかし結局、近現代美術とあとグランドフロアのエジプトとか古代ローマ関連の展示はまったく見られませんでした。今地球の歩き方先生を見ていても、絵画などの評判に隠れているが貴重なものも多く見る価値は大いにあると書かれているではありませんか。
まあ海外旅行好きならこういうひと多いと思うんですけど、わたしとりあえず「エジプト」ってきいただけで心拍数が多少上昇するようなひとなので、非常に残念ですがいたしかたない。(*)

仮に時間があったとしても今日はもう無理(疲労)

これは一度に回ろうとするほうが間違っている。
広いし人多いしそんな休憩する場所とかないし疲れますわ〜。つーかこれで人少ないほうみたいなんでわたしオンシーズンに来てたら入口でくじけたかもしれない。(*)
気になる部屋に行ったり戻ったりとかも好きに出来るし、黄金の間とか場所によってすごく空いてる見所もありましたし、まあまだ見易い状態だったと思います。
わたしは結局6時間くらいいたと思うのですが、展示物はあまりにも多いのでひとつひとつきちんとは見ていません。ささ〜っと見て気になったものの前で足を留める感じ。たまにオーディオガイド聴いたり。あ、部屋の解説は殆どぜんぶ聴きましたよ!部屋そのものに見所が多く、更にそこに美術品や工芸品が展示してあるのでもう目が忙しいです。
展示品までじっくり見ようと思ったら何日あっても足りないでしょう。展示品をじっくり見るなら最低2セット(宮殿内装を見るのと作品をさっくり見る)×2(2回目で作品中心に見る)は必要です。宝物庫も制覇しようと思ったらもっといるかも。

あと新館もあるしな!!近代美術は新館ね!!!(しつこい。)

ゆっくり滞在して美術館詣でも楽しそうですけど。
朝は散歩してそれからブランチして、昼前から夕方まで美術館に入り浸り。ホテルで少し休憩してきちんとおいしいディナーを食べておやすみなさーいって言うのを何日かやるとか。
ところでエルミタージュにはオフィシャルホテルがあるので通うならここ滞在じゃね?って普通思うのですが、なぜか美術館からものすごく遠いです。

とか言いながら、どうせ通り道&オーディオガイド返しにヨルダン階段付近に行かねばならないので、もう一度近くのパヴィリオンの間とか特に気に入ったところはさかさか見ました。

収蔵品は出張してくることもあるかもしれないけど、

宮殿は絶対出張してこないから!

そしてオーディオガイドを返却し、無事デポジットの返却を受け、またヨルダン階段を眺めてため息をつき、時間と体力切れで美術館見学終了しました。

階段を下った、お手洗い近くの休憩スペースまでなんだか美しい。

で、急いではいるのですがあんまりにもしんどいし腹減ったしでももう出たらバスステーションに直行しなければならない時間なので、売店でアイスクリームを買って英気を養います。
ロシアのアイスクリームはおいしいと先達のみなさまがネットで……


てコレ、モーベンピック(スイス産)やん!

小さいくせに130ルーブルと高かっただけあっておいしかったですけどね。カフェで買いました。いいんだもん、モーベンピック、みかん王国では少なくとも食べられないし……。
美術館の中はきちんとしたレストランは見当たらず。カフェは簡単なのとちょっとちゃんとしたのと二つありました。お値段はちょっと高めの雰囲気。
時間がないと言いつつミュージアムショップには寄る。館内いたるところにミニショップみたいなのがあって見たかったのを後で後でと自分に言い聞かせてきたのですから。
グランドフロアの大きめのショップは文具や書籍を集めたショップ、それ以外いろいろ集めたショップ、ちょっと高そうな工芸品とかを集めたショップの三つに分かれていました。
家族や職場へのお土産、自分土産など買う。

このネコちゃんのメモ帳めっちゃかわいくて!
実はオンラインチケットを買うときにこのネコちゃんたちのグッズはオンラインショップで見かけていて買う気満々でした。メモ用紙部分はエルミタージュ250周年と入っていてとってもメモリアル。地味に「I live in Helmetage.」って書いてあるところが特にお気に入り。
エジプトネコちゃんの現物も見たかったなあ。日本ネコちゃんの方は通りすがりにあっあのネコだ!くらいには見ました。マグネットが着いていて冷蔵庫とかにくっつけることができます。
比較的数の少ない東洋美術のコーナーからマスコットキャラに収まったこのネコちゃんはすごいと思います。イヤそこに着目した美術館の人がすごいのか。
絵の中ではやっぱり名作だけあって印象に残ったリッタのマドンナのポストカードとか。
メモ帳をやたらに配り歩きたくなって大量購入してしまい全部で1,530ルーブル。

そして見るだけ!見るだけね!!とか言いつつ、高いほうのお店も入っちゃった〜。琥珀は昨年エストニアで買ったからここはやっぱりファベルジェ(エナメル細工)かな〜と。←買う気じゃねえか
最初、わたしの英語力では「なにか金属」としか分からなかった材質の安いものを買おうとしていたのですが、レジ近くであらこれはきれいと目を留めたら「シルバーに金メッキでたいへんよいお品ですマダム」とか説明されまんまとそっちを買ってしまいました。

2,900ルーブルです。古典的なイースターエッグを象ったペンダントだよ〜。
いろんな色が入ったのもきれいだけれど、シンプルにネイビー系で揃えたものにしてみました。
かわいいおねいさんが丁寧に包んで、英語しかありませんがと言いながらエナメル細工についての説明書きを入れてくれてなんだか幸せ気分。

ではでは急いでホテルへ荷物を取りに行きます。(と言いつつ、街の写真などはしっかり撮る。)

空が青いので騙されそうですが、もう5時前なんですよ〜。
これは日没後に知らない街に着くと言うあんまりやらないほうがいいパターンになってしまう!

*「マチュピチュ」、「アンコールワット」、「ペトラ」などのキーワードでも同様の効果が得られます。

*東南アジアなら雨季、ヨーロッパなら秋〜春先などだいたい人ゴミを嫌ってベストシーズンを外して旅行することが多い。この前テレビで夏のカレル橋(プラハ)の様子を見て「ここに行ったら死ねる」と思いました。わたしはプラハは1月に訪れています。いいですよ、オフシーズン。あと雨季の東南アジアも景色が潤ってていいです。果物おいしいし。

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ホテルへ預けた荷物のうち、1泊分のお泊りセットだけをピックしてまずはメトロの駅へ。
荷物はわたしにしてはかなり厳選しましたので軽いです。どのくらい厳選したかと言うと、迷った末、部屋暖かいから平気だよネってパジャマは上だけにしました。
ひとりだから問題ない問題ない!(パンツ丸見えでも。
5号線のアブヴォードヌイ・カナール駅がバスステーションの最寄駅なので、ホテルからだとアドミラルチェーイスカヤ駅がいちばん近い駅。そこへ向かいます。

中には入ってませんが途中でストロガノフ宮殿の前を通る。ピンクで可愛い。
名前から察しだと思いますが、ビーフストロガノフを考えた人の家です。普通に立派な宮殿なので中を見学できて、ビーフストロガノフが食べられるレストランもあるそうです。
もう5時を回っているのに真昼間のような青空です。気持ちいい。

どうもついつい地下鉄の入口と言うと、日本とかアジアの都市の地下鉄の入口(地下道の入口みたいなの)を無意識に想像してしまって、海外では割とよく行き過ぎてしまったり見失ったりしてしまいます。だいたい、地上に駅舎があって建物から中へ入って降りるようになってますよね。
ましてやこういう古い街だと駅舎が街並みに完全に一体化しているのでますます見失いやすい。ああいうのって古そうに見えてそう古くない建物なの?それとも上モノは古いんだけどそこから床抜いて地下鉄につなげてるの?どうなんでしょうか。

今回も危うく通り過ぎそうになりましたが、イヤに人の出入りの多い建物だなと見上げたらメトロのマークがあり事なきを得ました。

有人窓口は結構な行列になっていましたが、液晶表示のあるきれいな自動販売機はガラガラ。英語にも出来たので見てみたら1回のジェトンも買えました。
1回乗車で31ルーブル、これを改札に入れると中に入れます。

前評判通り、サンクトの地下鉄はとても深かったです。大江戸線とどっちが深いかな?
エスカレーターが切れ目なく一直線なのでサンクトの方が深く感じますが、大江戸線も大概だと思うんだよね……。東京行くとよくお世話になりますが。
エスカレーター通路内ではラジオのような、宣伝のような音声がかかっていました。
写真はそこそこ堂々と撮って注意されたら消そうと思っていましたが、何も言われませんでした。あんまり警察官とかは見かけなかったです。
構内やホームはピカピカに明るいわけではないですが、そんなに不気味な感じもなく。でもホームに「非常ボタン」みたいなのがあって、雰囲気「ホームから人が落っこちたら押す」とかではなさそうだったので、夜中とかは注意した方がいいかもしれんですね。
地上の改札以外にもエスカレーターの終わり、ホームの入口に小さいブースがあって、強面のおばちゃんが何やら睨みをきかせておりましたが。

乗車駅ではホームに降りてすぐに電車が来たので写真は撮らずに乗ってしまいましたが、ホームはそれぞれにこれからの行き先が分かる表示があって分かり易い。日本と同じ感じ。
これなら乗り間違える心配はなさそうです。

車両も明るくてきれい。阪急っぽい高級感あるカラーリングじゃないですか?
アナウンスが繰り返し流れるけどこのときは良く分かりませんでした。
分かりませんでしたので、路線図を握り締めて停車駅の数を数え……

てたら、隣の席のおっちゃんがものすご話しかけてきました。
ロシア語で。

分かるかい!!別に怒られてるとかそういうのじゃないのは分かるんですけど、何言ってっかさっぱり分からないんですけど!どうしたらいい!?
『分からない』と顔に書いて一応聴いていたら、おっちゃんの方が諦めました。向かいの席のおっちゃんに二言三言話しかけて、二人でアハハと笑ってました。(別に馬鹿にしてる笑いでもない。)
イヤ……すんませんね……あとわたし、停まった駅数えるのに忙しいもんで……。

無事、数え損なうことなく目的の駅で降車。
ホームにきちんと現在の駅名表示もあるので、確認できました。

路線の全体図なんかもありました。点線の部分は新しくできる線なのかな?

地上に上がるとちょっと郊外に来た雰囲気。と言うか街並みが少し新しいと言いましょうか。旧市街とは違い、背の高いショッピングセンターのような建物などがあります。あと1階テナント、上階マンションみたいな建物とか。それでも古いデザインですが。
そんで駅名のカナールはカナルなので、大きな川が近くにありました。これが運河とかすごいな。サンクトが湿地を切り拓いて造られた街なのだなあと改めて実感。

川の向こうにロシア教会の屋根が見えます。夕陽に照らされてノスタルジックな風景。水辺と夕陽の親和性の高さはなんなんでしょうか。さてでは地図を……。

…………地図がないですね。

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あろうことか、中心地を離れた場所で地図もなくひとり佇むことになってしまいました。
わたしのいつも持ち歩くA5のクリアフォルダには、パスポートのコピーと海外旅行保険の申込内容控えと緊急時の連絡先一覧とメトロの路線図とヴェリーキーノヴゴロドの地図しか入っていませんでした。
そういや手荷物も軽くしようと思って要らない地図とかは置いていこうって整理したんだった。

バスステーションの周辺図は必要だったけどネ!

必死で地図を思い出そうとするのですがうすらぼんやりとしか。
尋ねるにしても「バスステーション」すら通じない可能性が非常に高いし。万が一、通じてロシア語で教えてくれてもわたしそれ理解できないですしね!
今正面に川、左手に見える橋にはトラムが走っている。うーん、右だな。右だった気がする。
川沿いを数分歩いたら到着するような感じだったと思うんですよ。そんでトラムの通ってるような大きな道路を横断はしなかった気がする。それに右に行く人が多い気がするし。
そんなワケで、駅を出て右へ歩いていくことに。
一度大きめの道路を横断して、少し行くと右手にバスステーションの建物が現れました。
ちゃんと「バスステーション」のロシア語綴りもメモっといたから間違いないです。

わたしグッジョブ!!(地図を忘れたのはグッジョブじゃない。

入口では手荷物検査があります。ささっと簡単な検査機に通して、ひとも金属探知機なのかな?ゲートを通ります。万能ナイフも置いてきていたので、刃物等の持込み可不可は不明。

他に保安面では、わんこさんが常駐していました。
かわいい〜とか思いますけど、常駐となると薬物ではなくこれはバクダンを警戒してのこと……?ラブラドールレトリバーとトイプードルで、ハンドラーさんがお客さんの荷物を重点的に調べさせていたので、そうなのかと思っただけなのですが。
バクダンを警戒する必要があるって時点で怖くはありますね。
トイプーちゃんはちょっと暴走気味で荷物ではなく旅客に興味を示して普通のひとなつっこい犬みたいになってて、ハンドラーさんにかなり引っ張られてました。

構内は広くはないながらも、大きな時計と電光掲示があって分かりやすいです。
バス乗り場に番号があってその番号が電光掲示に出ています。行き先の地名のロシア語表記さえ分かっていれば問題ないと思います。

切符を買う窓口にはそこそこ長い列が出来ていましたが、噂に聞いたような横入りなどはなくみなさま気長に淡々と待たれている様子。思うにロシアの皆様は別にマナーよいのでは?あと激しく勝手なイメージで並ぶのむしろ得意なんじゃないかとか思いますし(*)?
確かにエルミタージュの窓口とかは混沌としていて横入りもありましたけれど、それってむしろ外国人観光客なのでは?とか思いましたですよ。
ただ待ち時間が長いのは否定できず。日本の窓口ならたぶん三倍くらいの速さで捌くね!
窓口では英語なんか通じそうになかったのですが、ロシア語で「ヴェリーキーノヴゴロド」と書いたメモを財布に入れていたので、それに日付とさっきチェックした時刻表の時間を書き加えました。
自分の番が来たらカウンターの仕切りのガラスにビタァッ!とそいつをむこう向きに貼り付けてハローとにっこり。おばさまは眉間にしわを寄せてメモを凝視していましたが(たぶん字がヘタクソで読み難い)、パスポート(パスポルトと聞こえた)と言うのでパスポートを渡したらチェックして、切符を作ってくれました。お値段は電卓で見せてくれました。370ルーブル。
4時間半ばかりかかるはずなので、そう考えると安いですね。
ロシア語でではありましたが、恐らく時間と乗り場の番号を示して教えてくれました。レシート状の切符はロシア語表記なので、確かに教えてくれないと分からない。
英語はしゃべらないし、すごいにこにこしてるわけじゃないけど、不親切なわけではない、ロシアの窓口のおばちゃんたちの印象は概ねそんな感じでした。

少し時間がありましたが待合の椅子はいっぱいだったので、2階のカフェテリアでコーク1本、55ルーブル。WiFiも使えました。さっきの構内の写真もここから撮ったもの。

他に駅の中には小さい雑貨屋やお土産物やがありました。ATMもあったと思う。
こういうときコークを飲むのはこれなら100%通じるからです。
飲み物はすべてボトルでしたが、カウンターの後ろの冷蔵庫にあり何が欲しいかおにいさんに言わなければなりませんでした。他の飲み物の商品名は分からなかったのです。
もちろん食事も摂れましたし、おなかも空いていましたが、わたしはホテルできちんとおいしいご飯を食べようと決意していましたので、ぐっと我慢。
切符は眺めてみましたが、本当に何が書いてあるかさっぱり分からないです。
2階はまんなかが吹き抜けになっていて、電光掲示を見ることが出来るのでバスが着けばすぐに分かります。ここからはロシア国内だけでなく、国際バスも出ています。タリン(エストニア)とか。考えたらもともとは国内線ですな(*)。

時間が近付いたので乗り場へ移動。

なかなかきれいなバスが来ました。入口で切符を見せて乗り……

こんだはいいけど、自分の席が分からない。

コレ指定席だよね!(切符の)どこに席番号書いてあるのかな!!じっと切符を見る。
さっきおばちゃんが説明はしてくれたんだと思うんだけどいかんせんロシア語なので意味はさっぱり分かってなかったんだよね!
察してくれた近くの席のおじさまが切符を貸してごらんと言うので(身振りで)、見せたら、席番号と思われる数字を指で示してくれました。スパシーバスパシーバ言いながら席番号確かめて席の前でここ?って首を傾げたらにこりとしてくれました。
なんだロシアの人、やさしいじゃん!
さっきの地下鉄のおじちゃんもどこで降りるのかとかきいてくれてたのかもしれない。
このあたりでだんだん「ロシア」に対する緊張がほぐれてきた気がします。

18:30、時間通りに出発です。

*並ぶの得意……配給のイメージです。

*2016年のシベリア鉄道旅行、次いでウズベキスタン旅行の計画中に地図を見ながら、ここからここも鉄道通ってるよ!とかここからここに飛行機飛んでる!そんな大きい都市じゃないのに!とか言ってたら、母親にすべて「まあもともとおんなじ国だしね」(=ソビエト連邦)ってつっこまれました。そういう目で見てみたらサマルカンド国際空港なんかそれ結果的に国際空港になっただけだろ!ってラインナップでした。

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