K子の旅ログ エルミタージュ美術館へ行こう!・その6 忍者ブログ
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そして最早麻痺してきた感覚で、ここだったらまだ住めるかも?と思える部屋を幾らか通りまして。

次は黄金の客間ですよ!


…………うおおおおお金色!!!
(撮影禁止と言う事なので部屋に入る前に外から撮ってみたですよ。)

隣の部屋からのぞいただけでもうあからさまな金ピカピンですよ!
今までも金色のお部屋はありましたが、このお部屋は本当に金を使っています。すげえ!まあ我が極東ニッポンには屋外建築物に金貼っちゃってるものもありますけれどもそれはそれこれはこれで、やっぱりすごいもんはすごい。色がなんか違うやね……。
で、部屋の中央には金を使った宝飾品なども展示されています。金尽くし!
このためか、ここの監視のおばちゃんは他の部屋のおばちゃんと違い、きちっと立って周囲に目を光らせていました。光らせてはいたのですが、写真を撮る人に注意はしない。
この部屋は撮影禁止で、立て札も幾つもあるのですが。しかしおばちゃんスルーです。
試しに目の前でこれみよがしにカメラを出しておばちゃんを見つめてみたら、なんか「うむ」と頷き返されてしまいました。

…………撮ってええのん?

そんなワケで撮りました。黄金の客間です。

部屋の保護の目的ではなく混雑防止の為の撮影禁止なのかもしれませんね。
わたしが訪れたときにはゆっくりウロウロできるくらいには人がいませんでした。小さい金の宝飾品もゆっくり見られました。部屋が眩し過ぎて小さいとか言ってますけど十分大きいんですけど。

しかし、エルミタージュには恐るべき事にこれとは別に宝物庫が幾つかあるんですよね。
何あんの?何隠してんの?もう想像が及びつきません。
当日予約制で見学できる時間は決まっています。
定員もあるし前もって予約は出来ないので繁忙期とかなかなか見られないと思います。わたしとか結構いい時期に行ったと思うんですけど、もう通常展示でいっぱいいっぱいで……。
でも見たかったな宝石とか。そらすごいんでしょうなあ。

でここを抜けるとしばらくロシア美術ですが、ロシア系はロシア美術館で見たしね!!とめっちゃ早足で行き過ぎました。肖像画とかが多かった気がするので、ロシア史に詳しいと面白いのかも?
で、最初のヨルダン階段付近でまだ宮殿内装を主に見るお部屋が少々。

明かり取りのあるドーム天井とシャンデリアのきれいな部屋。

この部屋は小さいけどかわいかったのと、中に「世界のいろんな場所を勝手にイメージして描いてみました」と言う絵が飾ってあって面白かったので印象に残っている。「アジア」とか「アフリカ」とかそんな区切り。しかも勝手なイメージなのでちょいちょい面白い。

天井の模様細かいっ!シャンデリアかわいいっ!!

床の細工とかもすごいし。絵も飾ってあってもうお腹いっぱいですわ……。
だんだん地味な色使いの部屋とかは、はーんほーんすごいねえくらいの感想しか出てこなくなってしまいます。もう完全に感覚が飽和してきています。
そのくらいすごいものがありすぎたと言うことです。
デカい石の柱とか杯とか大概凄い筈なんですけどもね!

結局、昼も抜いて歩き回りましたが、広い!ぜんぜん見切れない!!
しかしあと少しあと少しと当初の予定を延長し、最早これ以上いてはヴェリーキーノヴゴロドに辿り着けなくなってしまいます。現時点でたぶん順調に着いても10時くらいになっちゃうし!あわよくば夕方くらいには着いて日も長いしちょっと散歩して〜とか思ってたのですが。前ノリ意味ないやん!まあ朝から向こうで活動できるのでよしとしましょう。
しかし結局、近現代美術とあとグランドフロアのエジプトとか古代ローマ関連の展示はまったく見られませんでした。今地球の歩き方先生を見ていても、絵画などの評判に隠れているが貴重なものも多く見る価値は大いにあると書かれているではありませんか。
まあ海外旅行好きならこういうひと多いと思うんですけど、わたしとりあえず「エジプト」ってきいただけで心拍数が多少上昇するようなひとなので、非常に残念ですがいたしかたない。(*)

仮に時間があったとしても今日はもう無理(疲労)

これは一度に回ろうとするほうが間違っている。
広いし人多いしそんな休憩する場所とかないし疲れますわ〜。つーかこれで人少ないほうみたいなんでわたしオンシーズンに来てたら入口でくじけたかもしれない。(*)
気になる部屋に行ったり戻ったりとかも好きに出来るし、黄金の間とか場所によってすごく空いてる見所もありましたし、まあまだ見易い状態だったと思います。
わたしは結局6時間くらいいたと思うのですが、展示物はあまりにも多いのでひとつひとつきちんとは見ていません。ささ〜っと見て気になったものの前で足を留める感じ。たまにオーディオガイド聴いたり。あ、部屋の解説は殆どぜんぶ聴きましたよ!部屋そのものに見所が多く、更にそこに美術品や工芸品が展示してあるのでもう目が忙しいです。
展示品までじっくり見ようと思ったら何日あっても足りないでしょう。展示品をじっくり見るなら最低2セット(宮殿内装を見るのと作品をさっくり見る)×2(2回目で作品中心に見る)は必要です。宝物庫も制覇しようと思ったらもっといるかも。

あと新館もあるしな!!近代美術は新館ね!!!(しつこい。)

ゆっくり滞在して美術館詣でも楽しそうですけど。
朝は散歩してそれからブランチして、昼前から夕方まで美術館に入り浸り。ホテルで少し休憩してきちんとおいしいディナーを食べておやすみなさーいって言うのを何日かやるとか。
ところでエルミタージュにはオフィシャルホテルがあるので通うならここ滞在じゃね?って普通思うのですが、なぜか美術館からものすごく遠いです。

とか言いながら、どうせ通り道&オーディオガイド返しにヨルダン階段付近に行かねばならないので、もう一度近くのパヴィリオンの間とか特に気に入ったところはさかさか見ました。

収蔵品は出張してくることもあるかもしれないけど、

宮殿は絶対出張してこないから!

そしてオーディオガイドを返却し、無事デポジットの返却を受け、またヨルダン階段を眺めてため息をつき、時間と体力切れで美術館見学終了しました。

階段を下った、お手洗い近くの休憩スペースまでなんだか美しい。

で、急いではいるのですがあんまりにもしんどいし腹減ったしでももう出たらバスステーションに直行しなければならない時間なので、売店でアイスクリームを買って英気を養います。
ロシアのアイスクリームはおいしいと先達のみなさまがネットで……


てコレ、モーベンピック(スイス産)やん!

小さいくせに130ルーブルと高かっただけあっておいしかったですけどね。カフェで買いました。いいんだもん、モーベンピック、みかん王国では少なくとも食べられないし……。
美術館の中はきちんとしたレストランは見当たらず。カフェは簡単なのとちょっとちゃんとしたのと二つありました。お値段はちょっと高めの雰囲気。
時間がないと言いつつミュージアムショップには寄る。館内いたるところにミニショップみたいなのがあって見たかったのを後で後でと自分に言い聞かせてきたのですから。
グランドフロアの大きめのショップは文具や書籍を集めたショップ、それ以外いろいろ集めたショップ、ちょっと高そうな工芸品とかを集めたショップの三つに分かれていました。
家族や職場へのお土産、自分土産など買う。

このネコちゃんのメモ帳めっちゃかわいくて!
実はオンラインチケットを買うときにこのネコちゃんたちのグッズはオンラインショップで見かけていて買う気満々でした。メモ用紙部分はエルミタージュ250周年と入っていてとってもメモリアル。地味に「I live in Helmetage.」って書いてあるところが特にお気に入り。
エジプトネコちゃんの現物も見たかったなあ。日本ネコちゃんの方は通りすがりにあっあのネコだ!くらいには見ました。マグネットが着いていて冷蔵庫とかにくっつけることができます。
比較的数の少ない東洋美術のコーナーからマスコットキャラに収まったこのネコちゃんはすごいと思います。イヤそこに着目した美術館の人がすごいのか。
絵の中ではやっぱり名作だけあって印象に残ったリッタのマドンナのポストカードとか。
メモ帳をやたらに配り歩きたくなって大量購入してしまい全部で1,530ルーブル。

そして見るだけ!見るだけね!!とか言いつつ、高いほうのお店も入っちゃった〜。琥珀は昨年エストニアで買ったからここはやっぱりファベルジェ(エナメル細工)かな〜と。←買う気じゃねえか
最初、わたしの英語力では「なにか金属」としか分からなかった材質の安いものを買おうとしていたのですが、レジ近くであらこれはきれいと目を留めたら「シルバーに金メッキでたいへんよいお品ですマダム」とか説明されまんまとそっちを買ってしまいました。

2,900ルーブルです。古典的なイースターエッグを象ったペンダントだよ〜。
いろんな色が入ったのもきれいだけれど、シンプルにネイビー系で揃えたものにしてみました。
かわいいおねいさんが丁寧に包んで、英語しかありませんがと言いながらエナメル細工についての説明書きを入れてくれてなんだか幸せ気分。

ではでは急いでホテルへ荷物を取りに行きます。(と言いつつ、街の写真などはしっかり撮る。)

空が青いので騙されそうですが、もう5時前なんですよ〜。
これは日没後に知らない街に着くと言うあんまりやらないほうがいいパターンになってしまう!

*「マチュピチュ」、「アンコールワット」、「ペトラ」などのキーワードでも同様の効果が得られます。

*東南アジアなら雨季、ヨーロッパなら秋〜春先などだいたい人ゴミを嫌ってベストシーズンを外して旅行することが多い。この前テレビで夏のカレル橋(プラハ)の様子を見て「ここに行ったら死ねる」と思いました。わたしはプラハは1月に訪れています。いいですよ、オフシーズン。あと雨季の東南アジアも景色が潤ってていいです。果物おいしいし。

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ミステリーハンターに憧れること○十年。ミステリーハンターにはほど遠いもののぼちぼち海外旅行をたしなむようになりました。長い休みが取れないことが悩みの種。
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