K子の旅ログ 忍者ブログ
田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。念仏のように字が連なっていますが小さい写真はクリックすると大きくなりますヨ!とアピール。旅行記なので記事は古い順で表示されています。たまにフィクションを含みます。|2017-08移転済 |メール
   
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行って参りましたスペインはアンダルシア。ひとまず食ったモノに続き、買ったものなど。
例によって、スペイン関係無いじゃん!って言うモノも容赦なく載ります。あと前からそうですが、ジャンルなど関係なしで買った順番で紹介しております。


行きに羽田の免税店で。前にイブサンローランのルージュヴォリュプテシャインの真っ赤なの買ってすごいよかったので、もうちょい使い易い色を買い足すつもりで売り場に直行したら、使い勝手の悪い色しか残って無くて。人気みたいですな。
それで、ちぇーっと売り場を歩いていたら、ディオールのおねいさんに声を掛けられて、試してみたらこの秋の限定カラーというのがすごいかわいかったので買ってしまいました。
ルージュディオールのローズチュチュ(354)です。唇の地色が薄いひとは白っぽくなっちゃうかもだけれど、地色が濃いければピンクっぽくかわいい色になるのでよいと思いますぅー。おねいさんがつけてみます?って言わなければ買わなかった色だなあ。
真っ赤なの前に買ってなければルージュマサイ(869)もかなりいい色でした。
トイレ行って水買ったら搭乗開始時刻まで残り10分!みたいな状況でしたが買いました。
わたし元々化粧全般興味薄かったんだけれども、口紅ってこう乙女心をくすぐるものですなあ……と最近思うようになりました。

乗り継ぎのCDGで、時間あったのでついついいろいろ冷やかしてしまい買っちゃった。
14ユーロ前後(1,865円)で買ったのですが、日本で買うと2,500円くらいしちゃうKUSMI TEA。買った動機も「あ、これ通販とかで高く売ってるやつだ……どんなもんだか買ってみよう」と言うゲスいものです。なお、ちっちゃい缶が5個セットになったやつが18ユーロで売られていたので、バラしてお土産にするのもいいかなと思いました。
この小さい缶の5つセットも日本で買うと驚きの5,000-6,000円です。おかんが買いました。通販だとペーパーバッグすらも販売(商品買ってもくれない)されている恐ろしさです。
うちは空港で貰ったここのデカいペーパーバッグが、ロストバゲージで苦しむ我々のせめてもの助けとなりました。帰った頃にはボロボロになりました。

これからようやくスペインです。

でもいきなりスペイン関係ありません。
今回人生初のロストバゲージを体験しましてな。パンツよりも何よりもまっさきに買い求めたのがコレでした。荷物がないと分かってまっさきに心配になったのはカメラの充電!
充電器がスーツケースの中だったのです。しかし、RICOHのカメラの充電器など入手できるはずはなく、それならばせめて携帯の電池だけでももたさねば!!つーことで、マラガの鉄道駅の携帯ショップが集まっているところにグッズ屋もあったので、そこに行けばUSBケーブルのつなげるコンセントアダプタくらいあるだろうと。
見つけられなかったので英語の出来ないショップのおねいさんに「USBうぉーるたっぷ」とか「USBこんせんと」とか言ってみたものの通じず、バッグからライトニングケーブルを取りだしコレコレ!と見せたら、「ああ!」って感じでレジの後ろから持ってきてくれました。
3.95ユーロなりー。安くはないがこれで気兼ねなく写真が撮れると思えば!と。
つーか今考えると電話の電池切れて各方面と連絡取れなくなる方に危機意識を持てよと。

まあこっからが本当の意味でスペイン旅行のお買い物ですか。まずはコルドバ。

メスキータ横のジュエリーショップ、OSIRIS PLATA CORDOBAで。
銀メッキにエナメルですわん。伝統的なデザインとちょっとこのショップのオリジナルの要素が入っているのが特徴的で。銀細工が有名な土地なので何か買おうと思っていたのですが、ここで決めました。95ユーロだったかな?13,900円です。
アクセサリーやジュエリーは小さいし、よく身につけるので旅の思い出によいなと思う昨今。
何故かメッキだと思いこんでたけど、シルバー925であったことが発覚した後日。それならば超お買い得だったと思いますわん!

メスキータの周りはお土産物屋さんには事欠きません。
つーわけで定番のマグネットとピンバッジを購入、二つで4.5ユーロ。
メスキータの柱みたーいとこのマグネットにしたのですが、下に入れてある字が違うだけで、ネルハですらも似たようなものが売ってました。

コルドバのエルコルテイングレスのスーパーでお土産などまとめて38ユーロほど、5,206円。左端のいちじくのチョコレートは有名で、日本で買うとものすご高いですが、ここで買うと9個入りで8-9ユーロくらいでした。個包装になっているので分けやすい。
ドライのいちじくの中と外にチョコレートがついているというものですがリキュールもきいていてとてもおいしかったです。ちっちゃいオリーブオイルもお土産用。使い切りサイズなのでふだんオリーブオイルとか使わない人でもいいかなって。
会社に持って行ったVALORのタブレットチョコは40枚も入っていて嵩張らない箱なので有難かったです。スーツケースを失った身としては。お味も良かったですよ!
あとはチュッパチャップスの変なフレーバーとか(中にチョコレート入ってるみたい)。
一番上はスーツケースが手に入らなければ持っているポケットティッシュが尽きるので念のため購入したゴリゴリに硬い紙の入ったポケットティッシュですが使わずに済みました。
見てくれはかわいいのでお土産にしました。最初からペーパーナプキンが入っている程度に思えばいいかと。これは断じてティッシュじゃねえ!!

翌日、また周りのお土産物を売っているところなどをフラフラ。
ちょっとセンスよさげな雑貨やアクセサリーを置いているお店で。
版画のポストカード3.5ユーロ、銀細工風のブローチ7ユーロはばーさまへのお土産に。

コレは紅茶山盛り二袋で19.6ユーロ。量り売りで小さい袋があるよと言われたので二種類買ったのですが、小さい袋でも大きいという。100gで4ユーロくらいだったかな?
コルドバ・グラナダあたりでよく見る観光客向けにスパイスとか売ってるお店でしたが、フルーツやお花のたっぷり入ったいい香りのお茶だったので。ルピシアとかで買ったらもっとすると思う~。小分けもしてくれたらお土産にしやすいのに。

続きましてグラナダ。

カテドラルの売店で、何故かアルハンブラの図録とマグネットを買う。カテドラルは撮影禁止だったので記念に祭壇のポストカードも含めて9.75ユーロ。
図録がサイズが小さい割にカラー写真がたくさん載っていてお得でした。なんかセールってなってた!

アルハンブラ宮殿のチケット受取に行ったLibrería de la Alhambraで。
ネットで予約したチケットはアルハンブラの入口での引き替えがメジャーなんだけれどもものすご並ぶときいたので、事前に引き替えできるこっちに来たのでした。
ポストカードと消しゴムとちっちゃいカレンダーで10ユーロ。カレンダーが月ごとに高さの違う台紙になっているのを重ねてあってかわいい!
アルハンブラのタイルの模様なんかをモチーフにしたなかなか高級なグッズなども置いてあっておもしろいお店でした。

テテリアでミントティーカップかわい、と思って、安物でいいからそこら中にあるアラブ風のお土産物屋でなんか買おうっとと入って、これでお茶は飲みたくないかな……というシロモノを買ってしまいました。完全に夜買い物をするとよくない(しかも酔っていると尚更)ということを証明しました。でもかわいんだけどね。ひとつ2ユーロ。

カルトゥハ修道院の出口の売店で。パンフレットとポストカードで1.6ユーロ。
中が撮影禁止だったので記念に買いました。ここ地球の歩き方とかにもちっちゃくしか載っていなかったのですが、クレアトラベラーで大きく扱われていてSUGEEEEEEE!と思ったので行きました。これはね!行くべき!カテドラルとか王室礼拝堂より必見だと思いますわん。
画像検索結果へのリンクを貼っておきます。

サンニコラス展望台に行ったら、セミプロっぽい感じのひとたちの手作りマーケットみたいなのをやっていまして。そこを冷やかして購入した指輪、10ユーロ。
樹皮を芯にしてアルミとかやわらかい金属で作ってるふう。見た目が気になってはめるとしっくりきたので買いました。
それに、おしゃれで高価でないものって海外旅行のときとか使えるのでよいです。

ヌエバ広場近くのちょっと小洒落たタイルやアートグッズ、絵画などを扱うお店で。
マグネットのタイルもひとつずつ手作りのようでかわいい。6.5ユーロ。
 
地元の人も利用する八百屋さんみたいなところで、ドライいちじくとナッツを。袋にたんまりで9.87ユーロ。英語が出来ないので、バックヤードの量りのところまでおいでおいでしてくれて、数字をみてお勘定(笑)。
エル・カラメロというお店で、これもクレアトラベラーに載ってたんだよね。泊まってたホテルから近かったので行ってみたら、ドライフルーツは勿論、ローストしたナッツとかもすごいおいしくてよかったです。最初は地元のひとしか居なかったんだけど、我々が買い物していると、一気にカメラ持った旅行者が近付いてきて面白かった。そんで、観光客向けにお店のおねいさんがすかさずサフランを勧め始めるのをみてやり手だなって思いました。
フルーツとかの向こうでふつうに野菜とか売っています。
ドライトマトも買って帰ればよかったな~とちょっと後悔しています。

王室礼拝堂も中は写真撮影不可なので記念にポストカードを買いました。0.55ユーロとお安いですが、なかなか選ぶのに迷っちゃったよ。全体が分かり易いのがなかなかなくてさー。

続いてネルハ・フリヒリアーナでのお買い物。

同じような雑貨やアクセサリーを売っているお店が続くネルハの目抜き通りでちょいと気になったので入ってみたDidier Borgeaudと言うお店。
おねいさんにはマテリアルはクリスタルとシルバーと言われたのですが、この場合のクリスタルはガラスのことですかな。特徴的なガラスで作られたビジューのアクセサリーがいっぱい。しかも大降りのペンダントとかでも100ユーロ台とかで買いやすかったです。
私が選んだピアスは31ユーロ。光に透けるととてもきれいです。
アクセサリー以外の物もなかなか心惹かれました。

自然派の食品などを扱うお店で、オリーブオイル由来のハンドクリームとせっけん7.2ユーロ。
ここで、私は買わなかったけどきれいな瓶に入ったヴァージンエクストラのオリーブオイル(350ml入り)がわずか1.9ユーロで。驚いた。まあ逆にもっとびっくりするくらい高いのも置いてはいたけれど。スーパーとかのデイリーユースなやつだったらもっと安いんだろうね!

弟の嫁さんにレアルグッズをお土産に頼まれていたので、サッカーグッズの豊富なお土産物屋を見つけて入りました。
おかんがレアルのグッズを見ていたらマラガはこっちよ!(レアルはマドリードのチーム、マラガはネルハに近い)とおねいさんが言ってきたので、なんとなくマラガCFのボールペン買いました。あとネルハのピンバッジで3.45ユーロ。

フリヒリアーナのflamenkAmeliaで。
オーナーの女性はアメリカでデザインとかを学んだそうな。小さいお店で手前はショップで奥はそのまま作業場になってた。
色とりどりの布やレースが広げてあってなんかコーフンしました。
置くの窓からの景色がきれいなので思わずすげえ!と見てたら、おいでおいでしてくれて写真も撮って良いよと言ってくださった。すごい気さくなひと。
ここがわたしのオフィスなのよ!つってにこにこしてた。
フラメンコの衣装とかも作ってるんだけれど、そのテイストを普段着に取り入れたこういう服なんかを作ってるのね。すんごいすんごいかわいい!
マーメイドラインのスカートにふりふりやレースがいっぱい対たのなんかもありましたが、スカート丈は控えめでも派手さは増すのでこちらを買いました。
フィガロボヤージュに載ってたんだよね。それで日本人のあしらいになれているのか、レギンスとか合わせれば!つってたけど、逆にこの歳になると潔く出したほうが良いかなって思う今日この頃です。ミニ丈+レギンスって何気に若くないと似合わない気がする……。
すんごいかわいいお店なんだけれど、日本人にはちょっとオーバーサイズかもしれない、私が手に取ったのがサイズとデザインとの兼ね合いでこれになったところはあるので。それでもちょっとゆるめ。生地はストレッチがきいていました。
85ユーロの札が着いていたけれど、セールだとかで51ユーロでした。
おお、Etsyで販売しているので日本からでも買えそうだ!すんごいかわいいですよ!
もう10年前ならフリフリの方のミニスカート欲しかったな~。たぶん10年前の私の好みドストライクですよ。エンジニアブーツとか合わせんの。

フリヒリアーナの入口のお酒屋さんで。
いろいろ有名っぽいのもあつかっているのですが、ホームメードのワインがあるというのでそれを買いました。赤ワインでドライ-デザートワインまで四種類ほど揃っていましたが、四カ国語くらいで説明が気が付いているのの日本国旗マークのところが明らかに中国語でちょっと笑えました。デザートワインのところが「甜」ってなってるのね。分かるけど普通日本人は「甘」って行ってくれた方が分かり易いかな。
4.5ユーロとバカ安。甘みが強いので炭酸で割って飲むとおいしかったです。
ただ甘いだけではなくてブランデーのようなよい香りがしました。
コーヒーや紅茶に入れてもよさそう。

で、最終マラガでのお買物+ちょこっとパリ。

これはぜんぶ同じお店で。ALFAJAR MALAGA
伝統工芸に現代のセンスを取り入れたアートショップ的な感じ。でも陶器とかバッグとかアクセサリーとか実用品も多数ありますし。
私は革のバッグがすっごい軽くてかわいかったので一目惚れしまして。
写真では分かり難いのですが、縦に金糸が入っていて角度によってきらきらするのがすごくかわいいのです。あとアンダルシアと言えば陶器なのですが、ひとつも買っていなかったので、これならお猪口にちょうどいいですわ……とお買い上げ。
そして、お勘定をするときにレジ横にあったアクセサリーもかわいらしく、思わず見せてください……とか言ってお買い上げ。もうやりたい放題。後悔は、したくないから!
ぜんぶで108ユーロ、15,900円ほどでした。このお店はなかなかおすすめです。
陶器のお皿やエッグスタンドなんかは数ユーロからあったのでお土産にも。陶器はお土産物屋さんには実はこれメイドインチャイナだったりしない?と疑いたくなるようなものしかなく、それでいてどこでも旧市街なんぞ歩いているとお土産物屋さん以外のお店探すの難しくて。

で、マラガの空港で。お菓子はそれぞれ3ユーロ・5ユーロくらい。
空港でこんなにお手軽にきちんとしたローカルのお菓子を買えるなんて感激です。
 左側のがマラガのお菓子。つづりからすると「タルト」って感じなんだけど、バターたっぷりのしっとりしたケーキとクッキーの中間のようなお菓子でおいしかったです。何かしらちょっぴり独特のハーブっぽさは感じます。右側のはまだ食べてないけど、たぶんあんまりアンダルシアは関係無かったと思う。
で、ネルハで買ったものも合わせてお土産に買ったレアルグッズ大集合。ちなみにデカい缶には成分表示からするにクッキーが入っていると思われます。
しかし、マラガの空港なのに置いてあるのはレアルとバルサのグッズばかりで驚きました。日本だったらたぶん売れなくてもマラガのグッズも置くと思うんだよね。

で、ここからはパリの思い出の品でございます。

シテ島で通りかかったRAPHAEL BEDOSと言うお店で。
アクセサリーをたくさん置いていてどれもすごくすてきでした。殆どショウウインドウに入っているので、お店に入って見せてぇ~と言わないといけないのが億劫でしたが、かわいいものをゲットするためには手間を惜しみません。
このリングはお値段も25ユーロとプチプラ~。もっと高いものもいっぱいありました。
カード使えなかったんだけど、お安いお品だからなのか全般的にカード受け付けていないのかはちょっと分からなかった。あとアンティークっぽい物も置いてるようだった……と思って、サイトを見たらそちらが専門のようでした。

そんでキオスクみたいな舗道の中のちっこいお土産物屋でゲット。
エッフェル塔のピンバッジ3ユーロ。
なんかこういうベタ土産までちょっとかわいいとかパリぱねえですわ~。

こんな感じで今回も割と満足のお買物ライフでありました。

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さてさて、お店も閉まりましたし、いよいよ初ベルギー飯にトライですよ!?
ブリュッセルの中心地でレストラン街と言うと、イロ・サクレ地区になるわけですが、これがね!歩き方とか読んでると怖くて!強引な客引き、そして強引な料理のお勧め、そしてボッタクリ、時に運ばれてきていない料理の値段まで上乗せしてくるもはや詐欺の域に達したボッタクリ、とにかくボッタクリと言う噂満載。魔窟か何かですかそこは!?(*)
でもレストランが集中している&観光客が多いのでお手軽で入りやすいのも事実。
あと、初ヨーロッパと言う事でなんかいろいろレストランのルール?みたいなのにビビッていたのもあって、是非とも観光客のあしらいに慣れていそうなところに入りたかったわけです。なんかカジュアルなでっかい鞄持ってないほうがいいとかさ?店によっては服装きちんとしてた方がいいとかさ?そういう店の区別が外観で分からんわけですよ。
と言う訳で並居る客引きをガン無視して、ブリュッセルを訪れた日本人のブログの8割くらい登場する(*)シェ・レオンに向かいました。いいじゃない、お約束でも!

お店の中は窓から見てもぎっしりひとひとひと!大きなリュックや鞄を持った人=観光客もたくさんいます。コレは!行ける!!
一転して強気で扉を開け、挨拶の後、意気揚々と遠山顕のトラベル英会話(*)で覚えた「どぅーゆーはぶあてーぼーふぉーとぅー?」を言い放つわたくし。いっぱいかに見えた店内ですがなんとか二人分くらいの席はあったようでほどなく案内される。
ここはWebサイトでメニューを見ることが出来たので、旅行の準備をしている段階からしてアレを食べようかなコレを食べようかなと妄想していたわけですが、ひとまずムール貝とフリッツは食べたい。だがまともに二人分頼むのはボリューム的な意味合いで無謀な気がする。
と言う訳で、ビールとムール貝500gとフリッツが添えられたセットと、別にビール、それからこれも名物料理らしいクロケットと、野菜も食べたいのでスモークサーモンのサラダの小さいほうを頼む事にして、ギャルソンに、コレとコレとコレをプリーズ的な頼み方でオーダー。
したら、スモークサーモンサラダの小さいほうはマジ小さいぜったい足りないと力説される。
えーでも小さいほうにするよ、と言うも、ぜったい足りないから!を繰り返すギャルソン。いいんだな?アンタの言う事を信じていいんだな!?じゃあふつうのにしますよと伝えると、なんか「よしよしいい子だ」的リアクションをされたのですが、たぶんわたしあんたより年上だと思うよ!?
 
まずはおビールたんで乾杯。チェリー味のビールなんかはふだんビールを飲まない女子にも飲みやすくておいしいと思います。私は嫌いじゃないけど普通のビールの方が好きですが。
あと日本では法律の関係で、このチェリー味のやつなんかは「ビール」と言う商品名では売れないようになっていますね。輸入ビールの、日本で貼られた後貼りのラベルとか見ているといろいろ面白いです。

さあ、料理もやってまいりました。

……やっぱデカいじゃねえかこのやろう!!
おいしいけど!スモークサーモンは正義だね!(香港でもわざわざ食べてたねこの人
そら大きいほうと小さいほうとお値段そんなに変わらなかったから大きいほうがお得なんだろうけどね、食べきれないとお得もへったくれもないですからね!
まあ食べきりましたけど、おかげでここでデザートをいただく余裕はなくなりました。

ムール貝もおいしいし、クロケットもフリッツもおいしい。うまうま。
でもやっぱ全体的に、ベルギー人つーか欧州人?のボリュームは尋常でない事がよく分かったので、今後の食事のオーダーには気を付けようと思いました。ムール貝も言ったらコレたぶん日本の居酒屋でよくある「ちょい飲みセット」的感覚じゃないかと思うんだよね。でもひとりでコレ食いきれないよわたしだったら。
バスケットで出されたパンもおいしそうだったんだけれど、スモークサーモンサラダに添えられているカリカリトーストだけでじゅうぶんだったので、食べる事ができませんでした。
これで二人で50ユーロ程度でした。少しチップを置いて帰る。
いやあ、到着日にして早速、ベルギーに来た目的「ムール貝を食らう」・「ビールを飲む」をクリアしてしまいました。

夜も深まり外は寒い筈ですが、きっちり着込んでいるし、いっぱいひっかけておいしいものを食べてあったか気分なので、ライトアップされたグランプリュスでも見ようかとお散歩。
中途半端にクリスマスの仕込が始まっているグランプリュスはいまいち感もありましたがまあそれはそれできれいでした。

明日は来たばっかでなんですが早速ブリュッセルを離れる予定なので、お宿に戻って休むとしましょう。

*実際にはぼったくりだけではなく、先方に悪意はなく普通に間違えたとか、向こうは折角の旅行だしお金もありそうな人だからと高価な料理を勧めて値段も確認せずに勧められるままに頼んだとかの行き違いもあるような気がする。
*飽くまで個人の感想です。
*i-Tuneストアのオーディオブック800円也、旅行に必要なフレーズを場面別に解説を加えつつもひたすら日本語・英語(女性)・ポーズ・英語(男性)・ポーズの順で流してくれるので、通勤時の車の中など誰にも聞かれない密閉空間でおまじないのように繰り返していればそれなりに覚えられる。楽しく旅先でおしゃべりしたい人にはぬるい内容だが、私のような飛行機やホテルやお店で自分の要望を伝えるのすらままならないレベルの人間には重宝する内容で、丸暗記すればひとまずそういった場面には対応できる。こちらの要望を伝えきったら後は相手が何を言っているか分からずとも根性で乗り切ろう。ただ、わたしがこのオーディオブックで学んだ事は、たいがいの要望は「Can I~?」か「Do you have~?」か「Could you~?」で伝えられると言う事でぜんぶ暗記は出来ていない。しかし一部は暗記しているために、さっきまで片言でしゃべっていたくせに暗記しているフレーズになると突然すらすらと「チェックインをお願いできるかしら?」みたいなとりすました表現でしゃべり始める変な人になっているような気が。

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本日は列車でゲントへ行きゲントを観光、その後ブリュージュへ移動しクリスマスマーケットを堪能した後ブリュージュで宿泊、と言う予定です。
ネットでブリュージュにはぜひ宿泊したほうが良いと見かけて素直にそんな予定を組んでみた私でしたが、結果から言って大正解でした。どうも大都市よりこじんまりした街の方が好みであるようです。このときもブリュッセルに3泊もしなくてよかったかな~とちょっと後悔。
ホテルは欧州の大容量食事対策で朝食なしにして調整を加える算段でしたので、食事はせずにチェックアウト。スーツケースは預かっていただき、1泊分の荷物を持って出発です。
朝ごはんは普通に食べられそうだったので、のんびり行こうではないかとホテル近くのAUX GAUFRES DE BRUXELLESで朝食をいただいてから駅に向かう事にしました。
 
こんな感じのネオンサインがレトロかわいいお店です。

わっふるわっふるー!
本当は甘いものよりお食事の方が好きなわたくしですが、ベルギーに来たならば食べるべきかと。私が頼んだものはずいぶん控え目なほうで、他にアイスクリームやらフルーツやらなにやらてんこもりになっているものがたくさんありました。
更に言うと、他の席のやはり観光客風の欧州系の方の中には、クロワッサンとハムと卵と~みたいな朝食セットを平らげた挙句にこういうワッフルを頼んでいる方もいました。
今だけその消化器系をレンタルしたいです。
でも、さっくり軽めの生地感なので見た目のインパクトほどの重量感はなくおいしくいただけました。シンプルにバターだけでいただくのもよいと思う。あとおかず系のものをのっけたりとかも。日本でよくあるマネケンとかのどっしり系ワッフルとこういうさっくり系ワッフルと両方があるようですが、個人的にはこのさっくり系ワッフルのほうが気に入りました。うまうま。
この控えめワッフルとカプチーノで7.55ユーロでした。お昼や夜も食べられるお店で、山盛りフリッツと何かのワンプレートメシみたいなのがメニューにはたくさん載ってました。
腹も満たされたところで駅に向かいます。

チケットは予めベルギー国鉄のWebサイトで購入しておりましたので、電光掲示でホームを確かめて移動します。ただの時間も席も指定のない乗車券がネットで買えてしまうとかベルギー国鉄親切すぎです。予約しなくても、自分の指定した期間の時刻表とかPDFで作って印刷できたりと便利この上ない。(別のエントリーに詳細まとめています⇒こちら
しゃべれなくても切符は買えますが、結構駅とかだだっぴろいし、有人窓口での購入は混みあっていると時間もかかるので、短期旅行者には非常に便利だと思います。
ICとかならただの乗車券であって指定があるわけではないので、週末料金で購入した切符でウイークデーに乗るとかさえしなければよいので、きっちり何時の列車に乗る!って決めとかないといけないわけでもないですし。
ゲントはそう遠くはないので、何も考えず時刻表でいちばん最初に来た電車に乗りました。
 
天井が低いのは興味本位で二階建てになっている車両の二階部分に乗ったからです。景色は良いのではないでしょうか。電車が動き出しましたがここで困ったことが起こりました。

アナウンスがフランス語オンリーです。

何言ってっかぜんぜん分かんないんですけどぉぉぉぉぉ!!潔く次の駅だけ言ってくれりゃいいものを何か余分な事も言ってくれているのか単に地名すら聞き取れないのか、何にも分かんないんですけどぉぉぉぉぉ!!挙句に途中でまだ分からないなりに耳に馴染みのあるフランス語ですらなくなりました。
ああ、ベルギーって南北で文化圏が違うってそういや本に書いてあったよね、こういうことか、じゃあこれはオランダ語なのかなあ……。

じゃなくてほんっとに分かんないんですけどぉぉぉぉぉ!!

途中で改札に来た車掌さんが切符(ブリュッセル発ブリュージュ行き、ゲントで途中下車)を見て、ゲントはあと幾つ先だよ的な事を言ってくれるまで、結構ドキドキできました。
割とどこの駅もホームが長く青地に白の文字でデカデカと駅名の書かれた看板があるので、ホームに入るために電車が減速するたびに窓にかぶりつきでその看板を探す、と言う作業を繰り返していた我々です。車掌さんが教えてくれた後も念のため確認作業は怠りませんでしたが。日本の看板って次の駅・前の駅の表示も出てるじゃないですか。あれって非常に親切ですよねとしみじみしてしまいました。
そして果たして、車掌さんの教えてくれた通りの数の駅を通り過ぎた後、ゲントセントピーターズの看板が!降ります降ります降りますと出口に向かう我々。無事にゲント到着です。

(駅前で記念撮影をするどこからどう見ても間違いようのない観光客)

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さっきのエントリーの最後の写真は駅を出てから撮りました。駅のホームとホームから降りたところはこんな感じ。
 
まんなかの写真、分かりますか?自動車を運ぶ貨物列車が通ったので撮ってみたのです。いつ終わるとも知れんなっがあああああああい列車でした。
そうか陸続きだから列車で大量に車運んじゃうんだね~と思いました。

さて、観光を始める前にできればもう少し身軽になりたい。
ゲントの駅はブリュッセルに比べればもちろんこじんまりしており、程なくコインロッカーを発見できました。コインで自動販売機からトークンを購入し、トークンでロッカーを使います。
なんか直接コインが入れられるコインロッカーって高度なものなのかしらと言う気がしてきます。トークンは3ユーロでした。ちょっと忘れかけていますが、ロッカーはピカピカなのにトークンを買う機械はなんかボロかったような気がします。
鍵はなく、空いているところを選ぶ→荷物を入れて扉を閉める→操作盤でロッカーの場所を指定してトークンを入れる→鍵がかかってレシートが出てくる……と言う仕組みです。このレシートをなくすと命取りです。確か、レシートのバーコードかなんかを読ますと扉が開いたんじゃなかったかと。高度なんだかそうで無いんだかよく分かりません。
こんなもの作る前に札が入る販売機を作ってくれ。

ついでにおトイレも小銭がいるし、買物のときにも大きなお札は敬遠される事もあるし、おかげで「ともかくお金を細かく砕かねば」と言う脅迫概念のようなものに駆られてしまいます。
ロッカーにお泊り道具を預けて、おトイレ(0.5ユーロ)にも行って、身軽になって駅を出ます。

中心地には歩いても行けますが少々遠いのと、時間を節約したいのでトラムを使おうかと。タクシー使うのがいちばん早いしおかんと割り勘なら大した額にもならないのですが、まあ言うと、トラムに乗ってみたいだけです。
勤め先の前を路面電車が走っているロケーションなので特に珍しいわけでもないのですが、乗り物は全般的に嫌いではないです。
駅前のロータリーを越えたあたりに路面電車のホームが見えたのでそちらに行くと自動販売機があったのでまずは切符をゲットすることにして、自動販売機の前に立ったその瞬間。

なんちゃらかんちゃらなんちゃらイングリッシュ!イングリッシュ!

……見知らぬおっちゃんが話しかけてきました。
英語でもフランス語でもないので完全に何を言っているのか分からないのですが、画面の「English」と書かれたボタンをさしてくれているので、たぶん「英語ならここを押すんだ!」と教えてくれているのではないかと推測。素直に「English」ボタンを押すわたくし。
すると、何言ってるか分からないんですけど、なんとなく雰囲気でおっちゃんが「1回ならこっち!」「2人ならこっち!」てな感じでボタンを押してくれて、金額が出たらそれを指し示してくれたので、その金額を投入したら切符が出てきました。
ふむふむ、次は乗り場だなとか思う間もなく、おっちゃんが「どこに行くのか?」ときいてきた気がしたので地図を見せてKoren Marktを示すと、「こっちへ来い!」と言った気がしたので、のこのこついて行ったら、駅から見て左手の屋根のあるホームに連れて行ってくれて、「ここだから!」と言う感じで指し示すと、くるりと踵を返して去っていきました。取り敢えずせんきゅーせんきゅー繰り返しておく我々。
ぐわぁーっと来てぐわぁーっと去っていたおっちゃん。
ワーク風のパンツにジャンバーみたいなイメージ的に「おせっかいなおっちゃん」ふうのひとだったんですが、なんか新聞か雑誌をまるめたものを手に持ってました。
耳に赤鉛筆挟んだら完璧だな。
しかしだね!言葉が通じないのに手助けしようというガッツはなんかすごいよ!
おっちゃんのおかげで労せずして切符ゲット(1.2ユーロ)の上、乗り場到着。いやあ、昨日からなんだかラクをしてばかりです。トラムはきれいでアナウンスも分かり易く、無事にKoren Markt最寄りの停留所に到着です。

(トラムだけを撮った写真がねぇ……。)

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さて、Koren Marktでトラムを降りた我々ですが、ゲントの観光といえば外せない鐘楼と聖バーフ大聖堂はもひとつ東側の広場になりますので、しばしトラムの来た道を戻ります。
しかしね!旧市街とかどこもそうかもしれんですけど道が細い!

イヤ道が細いのはいいとして、その細い道にトラムを通す根性ですよ。
危険だからか道の細さの割に歩道はきっちりとってあるのですが、故に更に車道はぎっちぎちなワケですよ。しかも車もそこを通るのでなんかすごいです。トラムとか歩いてるとホントスレスレ横を通る感じでなかなかスリリングでした。
しかし、今改めて写真見て思ったけど、トラムの電気供給も地下埋設かなんかされてるの?ヨーロッパスゲエな……なんか景観維持にエライカネ掛けてますね~。

今回、ゲントでは鐘楼と聖バーフ大聖堂(神秘の子羊)のみをマスト条件として、後はまあ時間があればと、それから運河沿いの景色は見ておこうかとかそんな感じのゆるゆる予定です。最初から時間的にそう欲張れんだろうなあとの目算。
それにほら日本で寺を幾つも見てるとだんだんどうでもよくなってくるようなもので、教会やらなにやらたくさん見過ぎても有難味が薄れてきますし。
歩いてったら先にある鐘楼から訪れる事にしました。

遠目で見てもなかなか上のほうの時計のところとかいろいろビヨンビヨン突起物が出ていてそこがなんとなくうるわしい感じです。
(右の写真は振り返って聖ニコラウス教会の側面あたり。)

近付くと……でっかいなあ。これに登るんですよ?

入り口で入場料5ユーロを支払うと、綴じられた数枚の英語の案内を貸して貰えました。しかし英語が不自由なのに加えてやや順路を無視してしまったため、だんだんどこを見ればいいのか分からなくなり、解説を読む事は途中で断念しました。
鐘楼の地下、基礎部分(もっとも初期の鐘楼の遺構があるよ!とかそんな感じ……)から見学を始めて、改築を重ねた各時代の鐘楼の模型や、尖塔の飾り(実物かな?)、過去に使われていたカリヨンの鐘をバラしたものとか、カリヨンの自動演奏器と思われるもの(オルゴールみたい)、カリヨンの仕掛け部分などなどが各フロアに展示されています。登る途中に見たものもあれば降りる途中に見たものもあります。本来の順路は不明!
展示物の数々。うーん中世チック(一部)。

  
ドラゴンの尖塔の飾りがなんだかかわいらしくて気に入りました。でもきっとドラゴンって悪いものの象徴だよね欧州的には。
ここは塔が結構広いためか、ある程度の高さまでエレベーターが設置されているのですが、これら展示物を見ていこうと思うと、いちいちストップしなければならないのでなんか面倒です。
なので、階段で行くわけですが、フロアが広い割に階段は狭くてぐるぐるしていたり。足場も良くはないのでひとが多い時期は大変なのでは?と思いました。
逆に我々のように展示物の意味が分からなくなってしまった人は、割り切ってもうちょっとした展望台として上まで一気に上がってしまうのもいいかと思います。我々は意味が分からないなりに見て回りましたが。

階段の途中からガラス越しに聖ニコラス教会が見えたり。これはまだ結構低い場所。

さてさて、最後の細く急な階段を昇りますと……

聖ニコラウス教会に聖バーフ大聖堂。

街並みも生憎のお天気ながら結構遠くまで見渡せます。割と郊外の方に高層建築なんかもチラホラ見えますね。高いところで吹きさらしなので結構寒いです。が景色は最高!

塔の周囲がこういう細い通路になっていて、歩けば360℃ぐるりの景色が堪能できます。ひとひとりやっと通れるくらいのところなので、春~夏のピークなんかはどうするのでしょうか。
見上げると時計の様子が見られます。間近で見ると部品がでっかい……。
いやあ、なんか、ヨーロッパ来ちゃったね……と思える景色でございました。

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さて、バカと煙は何とやら……で、塔の上からの眺めをたっぷりと堪能した我々。
しかしですね、昇ったもんは降りんといけません。がくり。
 
ぴちぴちの若いもんには分からんでしょうけれどもね、真に我々の足腰にダメージを加えてくるのはむしろ下りなのです!これはその昔、学生時代にバリアフリーについて学んだときにも言われましたよ?登りよりも下りのケアが重要なのだと!
そんなワケでヨロヨロとくだっていきます。おかんの膝の遊離軟骨が心配されます。

この後も何度か「ヨーロッパの旧市街観光」を経験したわたしは思います。
それすなわち塔の上り下りなのだと!!
エストニアのキーク・イン・デショクで出会ったルックJTBバルト三国ツアー最終日のご婦人の言葉が忘れられません。塔はもういい……」。心の叫びだと思いました。
こういうとき個人旅行は良いですね!わたし、百塔の街との呼ばれも高いプラハでいっこも塔昇ってないもんね!!←疲れたため

なんやかやで登った分、下って鐘楼見学終了です。人が少ない時期の観光というのはマイペースに出来て良いですね。冬の曇り空というのも中世の街並みに合うもんです。
しかし、あの狭い通路や階段がピーク時にはどうなるのか考えただけで恐ろしいです。
ちょうど下に降りたあたりで、鐘楼のカリヨンが鳴り始めました。ああこの鐘の音も、なんと「いかにもヨーロッパ」な……。トラムの音など生活音とのハーモニーも耳に心地よい。

続いては聖バーフ大聖堂に向かいます。

ここは中は写真を撮ったらいけないので写真はありません。
聖堂の中自体はタダで見学できますが、神秘の子羊のある小部屋に入るには4ユーロの料金が必要です。まあここまで来て見ない手はありません。ぜんぶ聴くと50分あるという超大作オーディオガイドもついてくることを考えると、決して高い料金ではないでしょう。
神秘の子羊が展示してあるのは本当に小部屋でした。
祭壇画をガラスで覆ったその周囲をぐるりと回れるだけの広さしかありません。そう、そんなに大きな祭壇画ではないのです。しかしその存在感と言ったら!

これはきちんとオーディオガイドを聴こうと、オーディオガイドが山積みしてあるカウンターにあわあわと近付いたら……
「君は日本人かい?日本語もあるよ!」
カウンターに「近付いただけ」で、あまりにナチュラルに声を掛けられたので最初ここの職員さんか何かかと思いましたが違います。
夫婦で見学に来ているおじさんです。
そうです日本人ですと返事をすると、おいちゃんはにこにこしながらオーディオガイドを手に取って、言語選択を開始。あ、じゃぱにーずだ!と思うも通り過ぎたり、何故か画面が最初に戻ってしまったり……おっちゃんの顔に焦りがにじみます。
わたし、思わず横から手を出して、こうだと思うな~とか自分で結局日本語を選んでしまいました。でも親切にして貰ったので、ありがとうと言っておきました。
しかし、よく見るとそもそもおっちゃんは奥様が手に取っている自分たちのオーディオガイドの設定もまだ出来ていないようでした。おいおいおいおい。
わたし分かったから教えたげようか?
昨日といい、今日といい、これはもう偶然でも気のせいでもない。

どうやらわたしはこの国に来てから日本にいるよりすごい親切にされています。

立ち止まっただけでお困りですかと尋ねられ、切符の自販の前に立っただけで切符を買う手伝いをして貰い、オーディオガイドを取りに行っただけでこれ。
……もしかしてこれがれでーふぁーすと的なアレなんですか!?

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ここらで薄々と気が付いてきた事があるので、流れをぶったぎってエントリーを変えました。
まるまるこのエントリーを使って「わたしの体感したレディーファースト」について勝手に語ろうと思いますので、お好みによって飛ばしてください。

親切にしてくれたのは昨日の青年と駅前のおっちゃんと神秘の子羊の小部屋のおっちゃんだけではないのです。いちいち細かい事は書いていませんが他にもいろいろあって、ここでは女だと言うだけでなんつーか道が開けるのですよ、これがレディーファーストというやつなんですか!?

例えば、お店や何かの出口の扉。我々もすぐ後ろからひとが来ていれば閉まらないようにちょっと支えたりはしますよね。しかしね、コレ前に男性がいて後ろが我々だったとしましょう。5メートル間が空いてても、我々がちょっと立ち止まってても扉を持って待ってくれます
そしてこの扉に関してもうひとつあります。人の多い場所で自分が先に出口に向かって歩いていたとしましょう。あなたが女性なら自分で扉を開ける必要はありません。後ろか横あたりを歩いていた男性が何気なく同じくらいの速さで扉に到達し、開けてくれるからです。
例えば雑踏の中。目上を敬う姿勢が染み付いている日本人な我々、中高年の男性が横や正面にいるとなんとなく無意識に進路を譲っていたようなのですが(これも今回逆説的に初めて気付いたのですが)、だいたい雑踏の中でも人をよけることなくまっすぐ歩けるんですよ。何故ならごく自然に男性がちょっとずつ道を譲っていてくれるからなのです。エスカレーターの乗り口、出入り口、狭くなっているところなどは特にそうです。
そしてこれは母が気付いたのですが、信号のない交差点で横断歩道を渡ろうとしたとき、車がある程度流れていても、ドライバーが男性ならほぼ100%に近い確率で止まってくれるのです。イヤイヤ単に歩行者優先ってだけでは?と思われるかもしれません。しかしコレ、逆にドライバーが女性だとほぼほぼ止まってくれません。
それに加えて、駅やレストランや何かではちょっと困った様子を見せれば、誰かがたすけてくれるときています。これはもう人として駄目になれそうなレベルです。

これが当たり前なのだとしたら、こういう国から来た女性が日本に来てイライラしちゃうのも当然だし、日本からこういう国に来た女性が舞い上がってしまうのも当然だと思います。
わたしはおばはんだしもっとおばはん(母)もいっしょだったので、特別に扱われているのではなくこういう文化なのね?むしろ男と生まれたからには老若美醜問わず女性ときたら丁寧に扱えなければ駄目と判断されるのね?と理解しましたが、勘違いする人も出てくるんじゃないですか?!
それと、欧米の若い女性がサービス業のひとでもどことなーくなんかツンツンしているように感じるのもこういう文化の影響かしら~と思ったりもします。
子供の頃から当たり前のようにこういう扱いを受けていたら、そこはかとなく女王様感が出てきても不思議ではないと思います。なんか若い男性に比べて愛想が悪い人がたまたまかもしんないけど、我々があたった中では多くて。

こういう文化圏で育つ男性ってなんか大変そうだわ~と思います。
我々は自分の期待する以上に親切にされているのでいちいちサンキューだのメルシーだの連発していましたが、ご当地の女性方はそんな感じでもなかったので、それで特段感謝されるでもなし当たり前って感じだし。それにシャイな人とか要領悪い人もいると思うしさ、そういうひとにとってはこういう行動するの大変じゃない?現に我々に親切にしてくれた人々も人生経験豊富なおじ様方はスマートでしたが、若い男性の中にはぎこちないひともいたし、でもやんなきゃ!みたいな意気込みは感じたりとか。
関係ないんだけど、そういや今まで他の国とかでもホテルで欧州のおじさんやおじいさんとエレベーターとかでいっしょになったときに、習慣でお先にどうぞとかやっちゃって、いやいやお先にとか言われた事が何度もあるのですが(コミカルに大袈裟な恭しい仕草でお先にどうぞとやられた事も何度かある)、もしかしておっちゃんたちにしたら自分より若い女性にこういうの譲られるの良くないって言うか、ものすごく年寄り扱いしていることになってかえって失礼だったりするかな?と思ったりして、以来慎重になっています。なんか面倒だな、習慣の違いって。でも日本人含めてアジア系のおっちゃんたちがエレベーター開けて待っててあげたりしてもお礼も言ってくれない人が多いのは不満ですブーブー。

そして女性の側も、対等にやんなきゃいけない職場とかではやりづらいかな~と思います。
悪い対応されてるわけでもないんだけれど、これだけ「女性は庇護の対象」ってのが染み付いてたらやっぱやりづらいんじゃないかなあと。
日本の亭主関白の概念はこうビシーっと見るからに女性を縛っている感じで、このレディーファースト的な概念は庇護の対象だから大事大事にしている感じで、どっちも「対等」には遠いので、まあなんか、いろいろ考えると、単純に「やだうらやまし~」とかとは言えないですけど。
北風と太陽みたいなもんで、かえって日本的な縛りの方が反発しやすい気すらしてくる(笑)。

まあね、でもね、我々はお気楽な観光客ですからそういうことはいいのです。
取り敢えず「女性だけでベルギー的な国に来るといい気分になれるようである」と言う情報としてここに残そうと思います。女性であればにっこり笑って「ありがとう!」と言う事さえ出来ればだいたいのことは解決できてしまうところのようです。我々はそんな感じでした。何ひとつ困りませんでした。
……なんて恐ろしい!
女性だけでと言うのは、周囲のサンプル情報からやはりカップルの場合は、幾ら困っていても周囲もカップルの男性を立てているのだと思いますが、あまり自発的に手を貸す傾向にはないようだからです。
ただ、悪い人もいるかもしれないので、誰を信用するかしないかはご自分で判断を!
余談ながら早速、帰ってすぐの羽田の雑踏で、エスカレーターの入り口でむしろやや後から来たビジネスマンのおっちゃんに当然のように前に入られてイライラしたわたくしです。
そんで更に余談なのですが、うちでは家族の悩み相談よりも自分の睡眠時間やテレビ視聴を優先するものの職場では異動で部署が別になった女性の部下から悩み相談をされるほどTHE・外面好夫である父にこの話をしたら外面好夫ぶりに更に磨きがかかってしまいました。現場を目撃した母親によると、誰だこの人?と言うくらい自然な紳士っぷりだったそうです。元々は紳士ではないので、なけなしの紳士成分を外で使い果たして家ではあんなんなのだという事が逆によく分かりました。

若い女性の皆様、ベルギーに行かれても勘違いはしないように、でもたっぷりいい気分になってくるのはいいと思います。お礼と笑顔は忘れずに~。

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さて、オーディオガイドをゲットし、解説を聴きながら神秘の子羊の鑑賞です。もともと、こういうリアルテイストな絵画にはそんなに興味のないわたくしですが(だったら写真でいいじゃんという安直な……)、これはもうすごいですね。人物の表情や衣類の動きなど事細かに描かれているのですが、その舞台は現実ではありえない組合せなんですよね。ファンタジーをリアルに描くってなんかこう、すごいなあって思いました。
それにねえ、衣類とかその飾りとかめっちゃかわいくて見ているとときめきます。
……是非、見に来てください!
(鑑賞コメントを放棄した旅行ブログです。)

しかし、先ほども書きましたがここ本当小部屋って感じで。我々がいたときはたぶん十数人くらい人がいたでしょうか。しかし、オーディオガイドは全体を解説した後、各部分について解説していくので、みんな聴いている部分によってちょっとずつ動いたりしていますが、終わったらささっとのいて次の人を招き寄せたり背の高い人は後ろに回ったり、前に近付く人はちょっとかがんだり……と節度を持って譲り合いながら気持ちよく鑑賞いたしました。
……某アジアの国の学生さん(推定)を除いて。
某アジアの国のそこそこ身なりが良いのでグループ旅行の大学生あたりではないかと推測される若者がもう激しく邪魔で。祭壇画のド正面の壁際の床に集団でベタベタ座りこんでオーディオガイドに聴き入ってやがるワケですよ。
おまえらはジベタリアンか!(死語)
座っちゃってるから前に立つと彼らが絵を見れなくなってしまう。だから他の皆様は彼らを避けてすみっこから眺めたり、前を通るときは急ぎ足で通ったりしていました。しかし彼ら彼女らは微動だにしませんでした。座り込むならせめて絵のかぶりつき目の前にするとかつかそもそも土足の場所で座り込むか!?
こんなんだからこんなやつがいるからヨーロッパでアジア人種がなんか冷たくされるとかあるんじゃないのー!?いっしょにされたら激しくイヤです。
大きい括りで見ると同じグループに属すると言うのがなんかね……そうでなければ非常識なやつ~プリプリ!で済むんですけど、なんかイヤだなあ~と思いました。

まあそんなワケで、オフシーズンに訪れた我々はほぼほぼ大人らしく皆が譲り合って気持ちよくそれぞれに納得するまで鑑賞ができたわけですが、ピーク時にはどうなるの!?とちょっと思いました。入場制限とかしないと大変な事になると思うのですが、実際にされているのかなあ。されていても大変だし、されていなかったらいなかったでそれも大変だと思います。
オーディオガイドは絵画のそれぞれの部分の説明だけだと20-30分だったかと思います。更に詳しい絵画の描かれた背景とかの説明まで全部聴くと50分くらいかかるみたいですね。
そこのところは別に絵を目の前にして聴かなくても良いかなと、ここで私たちはオーディオガイドを返却して小部屋を後にしました。何故かと言うと寒くて!
石造りの部屋でただでさえ冷え込むと言うのに、身体も動かさず絵を眺めてつったっているからもう本当に冷え冷えとしてくるのです。ある意味、そんな中で石の床に座り込んでいた某アジアの国の方々はすごいなとは思います。
ゆっくり絵を眺められるオフシーズンはお勧めですが、なかなかに冷えますので注意が必要です。外で歩いてると身体あったまるから気にならなかったし、お店とかは暖房効いてるしだったので、ここでいちばん寒い思いをいたしました……。

物販でちょこちょこ買物をして。
わずか2ユーロで祭壇の両面を再現したカードは記念品としてはなかなか良いと思います。それと私は、日本語の解説冊子といちばんきれいだなあと思ったマリア様の部分とかのポストカードを買いました。冊子はオーディオガイドの日本語を文字おこししたような内容でライトなものなので、専門的な解説とか読みたい人には物足りないと思います。わたしはこれでじゅうぶん。聴かなかった部分と思われるものも入ってたしね~。ぜんぶで12.9ユーロ。

もう二時を回ってしまいましたし、ごはんも食べていませんので、あとの入場観光的なものは放やめて、ブラブラ街歩き及び変な時間だけどどこかで何か食べようということになりました。
ファストフード的なものでガッと済ませて、他もガガッと見て回ると言う方法もありますが、中途半端に行くとかえって後悔しそうかな~って思うので。一度来られたのだから本当にどうしても来たければまた来る事もできましょう。最近よく思う事です。要は優先順位の問題だけで。
それに最終的によく記憶に留まっているのは何気ない街の風景だったりするので、のんびり行けるペースで行けるところへ、移動の過程も食事も楽しみつつってのがいいかなと。
最近はそんなこんなでやっとります。

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やはり運河のほうへ行くべきであろうと、Koren Markt方面へ。
結構、ヨーロッパの旧市街って電線は地下埋設が多いと思いますが、私は電線のない風景ってなんかこうきれいっちゃきれいなんですけど、生活感ないっちゅうか味気ないので、トラムがあるといろいろ線があって楽しいです。ここもなんだかわくわくします。

メルヘンな風景とこう現代的というかむしろより現代的なすっきり地下埋設的風景に比べるとレトロすら感じる生活観あふれる風景の融合みたいなの、好きです。
なんかこう何かがたぎってきます。フォトジェニックぅ~!

(こんな感じで撮っているところを更に背後から撮られる。)
つーか地下埋設は新規敷設にお金がかかるので、だからヨーロッパって通信事業者の参入が少なくなってブロードバンド料金がアジアに比べて高いんじゃないの?と思ったりするのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
まあ全て私の勝手な印象(ネット料金高い)と推測(その理由)ですが。
地下埋設は最初にものすごくお金がかかるのと、トラブル起こりにくいけど一度トラブル起こると直すの大変だし、地中にケーブル通す管を埋めてあるので、後から新たに別事業者が何らかのインフラ事業で参入するのはもうものすごく難しくなります。管路に余裕があっても入線するのにお金かかるし、導入する建物の前に引き上げ管作らなきゃだし、管路に余裕がなかったらもう事実上無理ですわ~。地下埋設って本当にいいのかしら~と個人的には思いますぅ。
……地下埋設って6回も出てくる旅行ブログとか結構レアですね!

旅行ブログらしい話に戻ろうと思います。(もともとそうらしくもないけど。
聖ミヒエル橋を通って、聖ミヒエル教会のタマネギ屋根を見ます。このタマネギはなんでこんなところにあるかと言うと忘れてしまったので今ググッたところによると……ちょっとやそっとでは理由が出てこないのは何故か……行く前にはへぇ~と何かを見て思った筈なのにッ……!

これがそのタマネギ屋根かぁ~とうれしげに写真に収まるわたくしですが、今それを見るわたくしはどのタマネギ屋根なの?と言う体たらくです。なお、この写真を撮っていた母は「この子はなにおかしなポーズをとっているの?」と思っていたそうで、タマネギ屋根には気付いていませんでした。

コーレンレイ側の運河沿いをとぼとぼ歩いてみて、途中でレストランを一軒除いてみましたが、まだ食事している人はいたけれど、ランチは終わりだ的な事を言われた気がしたので出ました。でもなんか呼び止められたような気もしたんだけど、よく分からなかったので出てしまった駄目な人です。
ところで、運河の景色はゲントの観光において通常結構なウエイトを占めるものの筈なのですが、曇り空でどうせきれいに撮れないし~とか思っていたようで、景色だけ撮った写真があまりありません。ですが字ばかり連なっているのもアレなので、記念撮影を載せておきます。

運河の両岸、コーンレイ・グラスレイがそれぞれ中世から残る建物などがありいい景色だね~と言うゾーンなのですがそんなに長くはありません。まあここ離れても川沿いは景色は良いですが。ああやっぱりここでも何か直している風景に遭遇する私です。ブルーシートシリーズがまた作れそうじゃないですか。
逆の終わりの橋の上から写真を撮るといい感じに両岸が収まります。


通行人にシャッターを頼んだところ、もっとくっついて!とリテイクを食らいました。

これでオッケーが出ました。無駄にすごく楽しそうにしてしまったのですが、単に景色がきれいに入らないのでもっとくっつけって言われただけなのかもしれないと今思いました。
でもオッケェェェェェェ!って言われたから、ノリが悪いと言う意味もあったと思っておきます。そうでなかったら恥ずかしいやつになりますから。
グラスレイからちょっと入り込んで、大肉市場の建物などもちょろりと入ってはみたのですが、なんと驚き写真を一枚も撮っていません。レストランとかになってて楽しそうでしたよ。
あとなんか入り口の広場にあった小屋みたいなアクセサリー屋さん(我ながら語彙の貧困そうな表現)がなかなかよいので後で見ようと思っていたのですが、ぜんぜん別の道から帰ったので寄りませんでした。
で、ガイドブックで目を付けていた運河沿いのレストランに到着。しかしランチは14時までとな。ディナーは17時からとな。……じゃあ奥にある系列のブラスリーに入ってみましょうか?

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運河沿いのレストラン、Chez Leontineに目を付けていた我々ですが、ランチの時間を過ぎてしまいましたので、軽食くらいはあるのでは?と、奥にある系列のブラスリーに入ってみる事にしました。…………したのですが。
開けた戸を思わずそのまま閉じそうになりました。年季の入った店内には私の肩くらいあるカウンターに生ビールを注げる蛇口のようなものがズラリと並び、高い椅子に座ったおされな若者たちがグラスを片手にガヤガヤしていたからです。
呑み一辺倒!ここにはつまみなんてねえ!
(その上、客層がオサレ若者
あまり量は呑めないし、オサレな若者が苦手な私はドン引きです。そんなわたしのドン引き感を目敏く察知したのか、カウンター内の雰囲気イケメンが声をかけてきました。
「食事かい?」
いえすと答えると、こちらへおいでとカウンターから出て店の外へ、そしてレストランへ案内してくれました。えーいーんだそれならそれでよいのですよー!
いやあ、RPGの酒場みたいな雰囲気を地で行くブラスリーも興味深かったですが、なにぶん客がオサレな若者と来てはわたしには場違い甚だしいです。
カウンターの雰囲気イケメンは、レストランのギャルソンに何事か伝え、我々に「エンジョイミール!」とかにこっとして去っていきました。
なんだよ、なにいちいち格好いいんだよ、こいつらは……。

担当についてくれたギャルソンさんはややゴツイ感じでしたがそれでもなんかこう雰囲気イケメンです。きっと野球選手が帽子をかぶるとイケメンに見えるように、ギャルソンは制服を着ているとイケメンに見えるんだと思います。
まあそれもこれもプロとして熟練された仕事ぶりがあっての事でしょうが。
関係ないですが、ランチタイム後のレストラン街ではちょっと疲れて気だるげなギャルソン氏たちが店の勝手口付近とかでヤンキー座りに近い状態でプカプカタバコ休憩をしていたりするので、そうは言っても造形的なイケメンも多い職業かと思われますので、気だるげなイケメン好きもしくはギャップ好き(仕事中のシャッキリ感との)にはおいしい光景だと思いました。

窓際のテーブルに案内してもらい、メニューをいただいて解読にかかります。

入口の看板とかファンシーでしたが、お店の中もなんかかわいいです。
ガイドブックに載っていただけあってちゃんと英語のメニューですが、ちゃんと英語のメニューでもすらすらとは読めない我々なのです。前菜と、メインと……とかは食べきれないので、メインになるようなものを2品頼み、可能であればシェアする方向としました。
お目当てのワーテルゾーイはチキンと魚介のものと二種類がありました。そのどちらかと、折角シーズンだし本場だし、シカか何かそういうワイルドなお肉をいただこうかと思ったのですが、母の反対を食らい(「ひとりで食べるんならいいよ」ってひどいよ!わたしだってワーテルゾーイも食べたいからシェアしたいじゃない!)、もうじゃあチキンと魚介のワーテルゾーイをひとつずつオーダーしました。
確かに15-18ユーロくらいしたのでちょっと高いなあとは思ったんです。まあでもビーフシチュー一皿2,000円とかあるじゃないですか?レストランだし?それにギャルソンさんも、いいね!みたいな感じでオーダー受付けてくれましたしね。
……ところがこれが間違いでした。
まずはビールが来ました。昼ですけどええもちろん飲みますけど何か問題でも?

写真を見てお気付きの方もいると思いますが、何故かここに来てブリュッセル産のビール。
ここはビールは奥のブラスリーから提供するので、普通はあまり種類のない生ビールでさえももうどうしようか?と言うくらい種類があるのです。そこで、ホワイトビールに的を絞り、おすすめは?ときいて頼んだのがこれだったと言う次第なのです。
あーうめー昼間のビールはいいねーなどとグビグビしていたら料理が来ました。


なんか甕みたいのがふたつ来た。

お値段高くなかった!むしろ大盤振る舞いだった!けどそういう問題じゃない!!
ギャルソンさんはにこにこしながらどうぞ~ってな感じで置いてってくれましたね。これ特に違和感ないオーダーなんですかね。量的に。
まあまあそんな多くないかもしれないし?気を取り直してお食事スタートです。
ワーテルゾーイは見た目シチューのようですが、もっとスープはさらっとした感じです。細かく刻んだ野菜や香草がたっぷり入っていて、メインのチキンやシーフードなどの具は大きいのがゴロゴロ入っています。ニンニクの風味もすごくあるのですが、香草やセロリたっぷりなのでとても爽やかな味わいです。
そんで、ベースになってるスープの味、細かく刻んだ香草や野菜が、チキンと魚介ではちゃんと味がかなり違うんですよ~。どっちも甲乙つけがたくうまいです。うまうま。
シチュー的なほっこり身体あったまる~と言うよりも、温かい料理なんだけれども夏とかでもさっぱり食べられるような印象です。食欲なくても消化にいいし!みたいな。機会があればチキンと魚介、両方頼んでみるといいと思います。量が問題なければ。

皿に取り分けるとこんな感じですが、ひとり4-5杯食べましたね。たっぷり食べましたね。それでもなくならないので、スープまで全て残さず食べるのは無理と判断し、最後は具をさらってなるべく食べる作戦を取りました。固形物はある程度残さず食べれたんじゃないですかね……ゲフッ。
パンといっしょに食べるとおいしいと思われますが、パンは殆ど食べられませんでした。デザートすらももう無理ですが、すぐに立って元気に歩くのもしんどいですし、コーヒーでもいただいてゆっくりすることにしました。
途中でテーブルを担当するギャルソン氏が交代の時間になったらしく私服に着替えて帰っていきましたが、旅を楽しんでね!とかにこにこしながら帰っていきました。最後までイケメンです。
コーヒーは新たなギャルソン氏にお願いしましたが、やはりイケメン的雰囲気です。「コーヒーをいただけますか?」「もちろん!」(イケメンスマイル)みたいな。

添えられていたお菓子が非常にかわいい。
これでもう本格的に追加で観光とかは無理だけどいいや~。のんびり茶ァしばくのも一興です。外はそこそこ寒いのですが、かわいいお店の中からちょこっと運河の景色ものぞけて、ぬくぬくとおいしいものをいただくとか、幸せじゃないですか~。
これで2人でチップ入れて45ユーロでした。
夏もすごくいいでしょうが、きっとすごくひとが多いんだろうな……。

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ミステリーハンターに憧れること○十年。ミステリーハンターにはほど遠いもののぼちぼち海外旅行をたしなむようになりました。長い休みが取れないことが悩みの種。
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