田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。念仏のように字が連なっていますが小さい写真はクリックすると大きくなりますヨ!とアピール。旅行記なので記事は古い順で表示されています。たまにフィクションを含みます。|2017-08移転済
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カッサで入場料250ルーブルを支払い。それから今日は他に大した観光をする予定もなくロシアルーブルを余らせそうで日本語もあったので音声ガイド100ルーブルも借りました。
入るとすぐにこんなミニチュア模型が!
血の上の救世主教会は大きいし目立つのでいろんなところから見えるんですが、意外に周りはあんまり開けていないので、全体像を見ることは難しいのです。これはすてきな計らい。
こうして見ると本当に可愛らしい。ウエディングケーキですとか言われても違和感ない。
実際のスケール感で見ると異様にも見えるし紙一重ではあるんですが。
今日なんか天気悪いからもうボスの居城感満載でしたし!
ここでデザインは公募から選ばれたとか奇抜なデザインで賛否あったとかガイドで聞いた気がするんだけど、今調べてもどこにもそんな記述出てこないし、わたしの気のせいかもしれません……。
中央の床は保護されて通れない(踏めない)ので、周囲を周って見学する感じ。
オーディオガイドを借りたら渡してくれた図面です。番号のところでガイドを再生してくださいねと。①のミニチュアのところでは教会の外観についての解説がありました。
取り敢えず素直にこの順番に解説聴きながらぐるっとしてみましょう。
とか言いつつ、もうアレですよ、ミニチュアから目を離せばもうこれですから。
うわすっごい……
もう鮮やか!煌びやか!!
背景のブルーと絵の中・実際のシャンデリアの黄金とのコントラストがたいへん印象的です。
すごいすてき……。動かなくても全体見渡される大きさではあるので、もうここで立ち止まってぼんやりしてしまいそうです。えーとにばんにばん……。
お、このお堂みたいなやつがにばんですね!モイカ川のほう、西側になります。
こちらはアレクサンドル2世が暗殺された場所を示しているのだそう。
この教会自体が息子である次の皇帝によってその死を悼むために作られたもので、それが故に「血の上の救世主教会」と呼ばれるのだそうで。
しかしアレクサンドル2世は車を狙って投げられた手榴弾によって死んでしまったらしく、現代からすると雑な暗殺方法で簡単に殺されてしまった……?とかこのときは思ってたんですが、今調べたらそれ以前に二度も爆弾で殺されかかってたすかっているので、そう簡単なもんでもなかったんですね。
専制政治を斃したい一派の人たちが、最初は農民まとめて一揆とか起こそうとしてたんですけど、農奴解放とかもあっていまいち農民がついてこないので、皇帝とかを暗殺しちゃおうぜ!と言う方向性になったんだそうで。なんつーかうーん……複雑。
権力者を嫌う人は権力を嫌う人と自分が権力を握りたい人がいるとか最近見かけましたがまあそうだろうと思いますよ。だから狙われる対象がいかに悪い為政者でもすごく怖いなあと思います。
いやもうシリアの惨状とか結局そういうことなんじゃないですか……。
イヤしかしホントこれ天井から壁まですべてが埋め尽くされているのは今まで見てきた教会もそうなんですが、このイコン的な絵がここではぜんぶモザイク!
手間とか考えたらもう頭がクラクラしそうです。
全体を見ても細かく見ても(植物模様とか)本当にすてきです。
ちなみにわたし、外観見てこれはかわいい行きたいと思ってやってきて中がどんなかまったく知らなかったんで、本当にかなり驚いてます。歩き方にも中の写真は載ってなかったし。
そして正面(さんばん)を見よとの案内に従って正面を見ます。
うわなんか床すごいイコノスタスすごいうわーって言う。
さんばんできいた解説かどうかは忘れちゃったんですが、1907年の完成後、ソ連時代はやっぱり宗教禁止なんで荒らされまくった挙句に倉庫とかゴミ置きになってしまったそうです。その後レニングラード包囲もあってそのときにも荒れたそうですし。
そんで1970年から修復が始まって、一般に公開されたのは1997年と比較的新しい。
しかしこんな立派なイコノスタスもありながら現在は教会としては機能していないそうでなんだか勿体無い話です。理由は忘れてたんで今調べましたが、もともとロマノフ家の私的な慰霊のための場だったからだそうで、そういう儀式はたまに行われているんだそうですが。
しかし立派な観光の目玉としてサンクトペテルブルクを訪れる外国人からガッポガッポ入場料を稼いでいるので、死してなおロシア皇帝の威力はすごいなと思います。
北側の壁ですね。4番あたり。
これらのモザイク画はすべて原画が違う人だそうでって、
まあひとりでこんなに描けないですね。
そういうワケでよく見ると、割と顔とか違って面白いです。
小さなモザイク画なんかは職人さんがそのまま作ったようですが、特に大きなものは有名な画家に下絵を描かせたりもしたそうです。ちゃんと見ると、絵によって結構テイスト違うんですけど、全体に同じ鮮やかな青い背景があるのでそろって見えるように思います。
青と言えば、たぶんどんな石をどれだけどこから調達したかとか染料の話も出たと思うんですが、細かいところはすっかり忘れてしまいました。いろいろなところから一流の技術者と材料を取り揃えまくったのでとにかくすごいと言うことだったのは覚えています。
このあたりで上を見上げると、キリスト様の姿があります。
と思ってたんですが今ガイドブックとか見たら「全能者ハリストスでこの教会の名前は正式には聖ハリストス教会」とか書いてあるから、へっ!?って混乱したんですが、ハリストス=キリストでした。キリストのロシア語読みですって。ややこしい……。
ハリストスって誰ですかってググッて知ったので、ガイドブックなんてライトな読み物でそんなの誰でも知ってるでしょ?ってスタンスは取らないでくださいよもう。
この構図は特に「全能者ハリストス」と言って、イコンにおける主要なデザインだそうですよ。
南側も目線が行きやすい場所はやはり特に大きく立派なモザイク画になってます。
皇帝暗殺の場所の教会と言うことで、モザイク画も聖書の中でも受難の様子とか割と悲劇的なシーンが多いそうなんですが、見ていたときはあんまり気付きませんでした。
この写真の正面のやつはきっとキリスト様が生まれたときあたりでしょと言うくらいしか分からないと言う、つまり聖書あんまり知らないからと言うのがデカいとは思うんですけど。
続きまして5番のところ。
ここまで続けてイコノスタスの一部なのか、これはこれで別か忘れましたが、まあ似たような意味合いの仕切りだと思います。きれいな薔薇色の石。
在りし日にはまんなか以外にもきちんとイコンが収まっていたんでしょうね。
そんでついにイコノスタスの前にやってきました。ここが6番。
やはりここには正教で信仰の厚い聖母様のイコンがあります。
が、ここは教会としては機能していないし、イコノスタスの扉には宝石なんかもびっちりはまっているので、まったく近づけない状態です。
イコノスタスの正面の扉の修復が最も難しく、これだけで10年くらい(ここ朧げ)かかったとか解説があったと思います。それ聴いてまあそうだろと納得するくらいすごかったです。
で、ななばん。見上げれば幼子イエスと言うことですが、なんだろうか、これは上から覗かれているような構図で正直ちょっとギョッとしました……。
もうちょっと首から下入れていかない?すごい穴を覗き込んでるひとふう!!
まあそのくらい生命感のある絵だと言うことではありますが。
これたぶん8番の解説聴きながら撮ったんだと思うんですが……
正直何聞いたかさっぱり覚えてません……。
ただモザイクの質感は伝わるかなって思って載せてみました。この勢いでびっちり!びっちりなんですよ!しかも一回作って壊れたの作り直したんですから!!
9番のあたりにはケースの中に修復に関する資料があったので、そのあたりの説明を聞いたと思いますが、やっぱりあんまり覚えておりません。折角ガイドブックやwikiには載っていない情報もたくさんあったので、書き起こしたパンフレットとかあってもいいと思うんですよう〜。
全部は覚えられないですもん!(居直り)
ひととおり見学はしましたが、名残惜しく見上げてはため息、撮ってはため息。
公式写真集でもあれば欲しいところですが、ないのでめちゃんこ撮りましたよ!
ちょっとカメラの設定をいじって鮮やかめに撮ってみました。
わたしの印象としてはこのくらいのインパクトがありました……。
入るとすぐにこんなミニチュア模型が!
血の上の救世主教会は大きいし目立つのでいろんなところから見えるんですが、意外に周りはあんまり開けていないので、全体像を見ることは難しいのです。これはすてきな計らい。
こうして見ると本当に可愛らしい。ウエディングケーキですとか言われても違和感ない。
実際のスケール感で見ると異様にも見えるし紙一重ではあるんですが。
今日なんか天気悪いからもうボスの居城感満載でしたし!
ここでデザインは公募から選ばれたとか奇抜なデザインで賛否あったとかガイドで聞いた気がするんだけど、今調べてもどこにもそんな記述出てこないし、わたしの気のせいかもしれません……。
中央の床は保護されて通れない(踏めない)ので、周囲を周って見学する感じ。
オーディオガイドを借りたら渡してくれた図面です。番号のところでガイドを再生してくださいねと。①のミニチュアのところでは教会の外観についての解説がありました。
取り敢えず素直にこの順番に解説聴きながらぐるっとしてみましょう。
とか言いつつ、もうアレですよ、ミニチュアから目を離せばもうこれですから。
うわすっごい……
もう鮮やか!煌びやか!!
背景のブルーと絵の中・実際のシャンデリアの黄金とのコントラストがたいへん印象的です。
すごいすてき……。動かなくても全体見渡される大きさではあるので、もうここで立ち止まってぼんやりしてしまいそうです。えーとにばんにばん……。
お、このお堂みたいなやつがにばんですね!モイカ川のほう、西側になります。
こちらはアレクサンドル2世が暗殺された場所を示しているのだそう。
この教会自体が息子である次の皇帝によってその死を悼むために作られたもので、それが故に「血の上の救世主教会」と呼ばれるのだそうで。
しかしアレクサンドル2世は車を狙って投げられた手榴弾によって死んでしまったらしく、現代からすると雑な暗殺方法で簡単に殺されてしまった……?とかこのときは思ってたんですが、今調べたらそれ以前に二度も爆弾で殺されかかってたすかっているので、そう簡単なもんでもなかったんですね。
専制政治を斃したい一派の人たちが、最初は農民まとめて一揆とか起こそうとしてたんですけど、農奴解放とかもあっていまいち農民がついてこないので、皇帝とかを暗殺しちゃおうぜ!と言う方向性になったんだそうで。なんつーかうーん……複雑。
権力者を嫌う人は権力を嫌う人と自分が権力を握りたい人がいるとか最近見かけましたがまあそうだろうと思いますよ。だから狙われる対象がいかに悪い為政者でもすごく怖いなあと思います。
いやもうシリアの惨状とか結局そういうことなんじゃないですか……。
イヤしかしホントこれ天井から壁まですべてが埋め尽くされているのは今まで見てきた教会もそうなんですが、このイコン的な絵がここではぜんぶモザイク!
手間とか考えたらもう頭がクラクラしそうです。
全体を見ても細かく見ても(植物模様とか)本当にすてきです。
ちなみにわたし、外観見てこれはかわいい行きたいと思ってやってきて中がどんなかまったく知らなかったんで、本当にかなり驚いてます。歩き方にも中の写真は載ってなかったし。
そして正面(さんばん)を見よとの案内に従って正面を見ます。
うわなんか床すごいイコノスタスすごいうわーって言う。
さんばんできいた解説かどうかは忘れちゃったんですが、1907年の完成後、ソ連時代はやっぱり宗教禁止なんで荒らされまくった挙句に倉庫とかゴミ置きになってしまったそうです。その後レニングラード包囲もあってそのときにも荒れたそうですし。
そんで1970年から修復が始まって、一般に公開されたのは1997年と比較的新しい。
しかしこんな立派なイコノスタスもありながら現在は教会としては機能していないそうでなんだか勿体無い話です。理由は忘れてたんで今調べましたが、もともとロマノフ家の私的な慰霊のための場だったからだそうで、そういう儀式はたまに行われているんだそうですが。
しかし立派な観光の目玉としてサンクトペテルブルクを訪れる外国人からガッポガッポ入場料を稼いでいるので、死してなおロシア皇帝の威力はすごいなと思います。
北側の壁ですね。4番あたり。
これらのモザイク画はすべて原画が違う人だそうでって、
まあひとりでこんなに描けないですね。
そういうワケでよく見ると、割と顔とか違って面白いです。
小さなモザイク画なんかは職人さんがそのまま作ったようですが、特に大きなものは有名な画家に下絵を描かせたりもしたそうです。ちゃんと見ると、絵によって結構テイスト違うんですけど、全体に同じ鮮やかな青い背景があるのでそろって見えるように思います。
青と言えば、たぶんどんな石をどれだけどこから調達したかとか染料の話も出たと思うんですが、細かいところはすっかり忘れてしまいました。いろいろなところから一流の技術者と材料を取り揃えまくったのでとにかくすごいと言うことだったのは覚えています。
このあたりで上を見上げると、キリスト様の姿があります。
と思ってたんですが今ガイドブックとか見たら「全能者ハリストスでこの教会の名前は正式には聖ハリストス教会」とか書いてあるから、へっ!?って混乱したんですが、ハリストス=キリストでした。キリストのロシア語読みですって。ややこしい……。
ハリストスって誰ですかってググッて知ったので、ガイドブックなんてライトな読み物でそんなの誰でも知ってるでしょ?ってスタンスは取らないでくださいよもう。
この構図は特に「全能者ハリストス」と言って、イコンにおける主要なデザインだそうですよ。
南側も目線が行きやすい場所はやはり特に大きく立派なモザイク画になってます。
皇帝暗殺の場所の教会と言うことで、モザイク画も聖書の中でも受難の様子とか割と悲劇的なシーンが多いそうなんですが、見ていたときはあんまり気付きませんでした。
この写真の正面のやつはきっとキリスト様が生まれたときあたりでしょと言うくらいしか分からないと言う、つまり聖書あんまり知らないからと言うのがデカいとは思うんですけど。
続きまして5番のところ。
ここまで続けてイコノスタスの一部なのか、これはこれで別か忘れましたが、まあ似たような意味合いの仕切りだと思います。きれいな薔薇色の石。
在りし日にはまんなか以外にもきちんとイコンが収まっていたんでしょうね。
そんでついにイコノスタスの前にやってきました。ここが6番。
やはりここには正教で信仰の厚い聖母様のイコンがあります。
が、ここは教会としては機能していないし、イコノスタスの扉には宝石なんかもびっちりはまっているので、まったく近づけない状態です。
イコノスタスの正面の扉の修復が最も難しく、これだけで10年くらい(ここ朧げ)かかったとか解説があったと思います。それ聴いてまあそうだろと納得するくらいすごかったです。
で、ななばん。見上げれば幼子イエスと言うことですが、なんだろうか、これは上から覗かれているような構図で正直ちょっとギョッとしました……。
もうちょっと首から下入れていかない?すごい穴を覗き込んでるひとふう!!
まあそのくらい生命感のある絵だと言うことではありますが。
これたぶん8番の解説聴きながら撮ったんだと思うんですが……
正直何聞いたかさっぱり覚えてません……。
ただモザイクの質感は伝わるかなって思って載せてみました。この勢いでびっちり!びっちりなんですよ!しかも一回作って壊れたの作り直したんですから!!
9番のあたりにはケースの中に修復に関する資料があったので、そのあたりの説明を聞いたと思いますが、やっぱりあんまり覚えておりません。折角ガイドブックやwikiには載っていない情報もたくさんあったので、書き起こしたパンフレットとかあってもいいと思うんですよう〜。
全部は覚えられないですもん!(居直り)
ひととおり見学はしましたが、名残惜しく見上げてはため息、撮ってはため息。
公式写真集でもあれば欲しいところですが、ないのでめちゃんこ撮りましたよ!
ちょっとカメラの設定をいじって鮮やかめに撮ってみました。
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