- 2024.11.22 [PR]
- 2014.10.20 コレがれでーふぁーすとってやつですか!?
- 2014.10.21 神秘の子羊~底冷えに気を付けよう~
- 2014.10.27 ぶらぶら街歩き
- 2014.10.30 名物ワーテルゾーイをたらふく食う
- 2014.10.30 難易度の高い列車旅・再び
- 2014.10.30 運河沿いのホテルにチェックイン
- 2014.10.31 クリスマスマーケット
- 2014.11.02 霧の朝
- 2014.11.16 ブリュージュの鐘楼
- 2014.11.19 何かのバザー的なものを堪能する
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ここらで薄々と気が付いてきた事があるので、流れをぶったぎってエントリーを変えました。
まるまるこのエントリーを使って「わたしの体感したレディーファースト」について勝手に語ろうと思いますので、お好みによって飛ばしてください。
親切にしてくれたのは昨日の青年と駅前のおっちゃんと神秘の子羊の小部屋のおっちゃんだけではないのです。いちいち細かい事は書いていませんが他にもいろいろあって、ここでは女だと言うだけでなんつーか道が開けるのですよ、これがレディーファーストというやつなんですか!?
例えば、お店や何かの出口の扉。我々もすぐ後ろからひとが来ていれば閉まらないようにちょっと支えたりはしますよね。しかしね、コレ前に男性がいて後ろが我々だったとしましょう。5メートル間が空いてても、我々がちょっと立ち止まってても扉を持って待ってくれます。
そしてこの扉に関してもうひとつあります。人の多い場所で自分が先に出口に向かって歩いていたとしましょう。あなたが女性なら自分で扉を開ける必要はありません。後ろか横あたりを歩いていた男性が何気なく同じくらいの速さで扉に到達し、開けてくれるからです。
例えば雑踏の中。目上を敬う姿勢が染み付いている日本人な我々、中高年の男性が横や正面にいるとなんとなく無意識に進路を譲っていたようなのですが(これも今回逆説的に初めて気付いたのですが)、だいたい雑踏の中でも人をよけることなくまっすぐ歩けるんですよ。何故ならごく自然に男性がちょっとずつ道を譲っていてくれるからなのです。エスカレーターの乗り口、出入り口、狭くなっているところなどは特にそうです。
そしてこれは母が気付いたのですが、信号のない交差点で横断歩道を渡ろうとしたとき、車がある程度流れていても、ドライバーが男性ならほぼ100%に近い確率で止まってくれるのです。イヤイヤ単に歩行者優先ってだけでは?と思われるかもしれません。しかしコレ、逆にドライバーが女性だとほぼほぼ止まってくれません。
それに加えて、駅やレストランや何かではちょっと困った様子を見せれば、誰かがたすけてくれるときています。これはもう人として駄目になれそうなレベルです。
これが当たり前なのだとしたら、こういう国から来た女性が日本に来てイライラしちゃうのも当然だし、日本からこういう国に来た女性が舞い上がってしまうのも当然だと思います。
わたしはおばはんだしもっとおばはん(母)もいっしょだったので、特別に扱われているのではなくこういう文化なのね?むしろ男と生まれたからには老若美醜問わず女性ときたら丁寧に扱えなければ駄目と判断されるのね?と理解しましたが、勘違いする人も出てくるんじゃないですか?!
それと、欧米の若い女性がサービス業のひとでもどことなーくなんかツンツンしているように感じるのもこういう文化の影響かしら~と思ったりもします。
子供の頃から当たり前のようにこういう扱いを受けていたら、そこはかとなく女王様感が出てきても不思議ではないと思います。なんか若い男性に比べて愛想が悪い人がたまたまかもしんないけど、我々があたった中では多くて。
こういう文化圏で育つ男性ってなんか大変そうだわ~と思います。
我々は自分の期待する以上に親切にされているのでいちいちサンキューだのメルシーだの連発していましたが、ご当地の女性方はそんな感じでもなかったので、それで特段感謝されるでもなし当たり前って感じだし。それにシャイな人とか要領悪い人もいると思うしさ、そういうひとにとってはこういう行動するの大変じゃない?現に我々に親切にしてくれた人々も人生経験豊富なおじ様方はスマートでしたが、若い男性の中にはぎこちないひともいたし、でもやんなきゃ!みたいな意気込みは感じたりとか。
関係ないんだけど、そういや今まで他の国とかでもホテルで欧州のおじさんやおじいさんとエレベーターとかでいっしょになったときに、習慣でお先にどうぞとかやっちゃって、いやいやお先にとか言われた事が何度もあるのですが(コミカルに大袈裟な恭しい仕草でお先にどうぞとやられた事も何度かある)、もしかしておっちゃんたちにしたら自分より若い女性にこういうの譲られるの良くないって言うか、ものすごく年寄り扱いしていることになってかえって失礼だったりするかな?と思ったりして、以来慎重になっています。なんか面倒だな、習慣の違いって。でも日本人含めてアジア系のおっちゃんたちがエレベーター開けて待っててあげたりしてもお礼も言ってくれない人が多いのは不満ですブーブー。
そして女性の側も、対等にやんなきゃいけない職場とかではやりづらいかな~と思います。
悪い対応されてるわけでもないんだけれど、これだけ「女性は庇護の対象」ってのが染み付いてたらやっぱやりづらいんじゃないかなあと。
日本の亭主関白の概念はこうビシーっと見るからに女性を縛っている感じで、このレディーファースト的な概念は庇護の対象だから大事大事にしている感じで、どっちも「対等」には遠いので、まあなんか、いろいろ考えると、単純に「やだうらやまし~」とかとは言えないですけど。
北風と太陽みたいなもんで、かえって日本的な縛りの方が反発しやすい気すらしてくる(笑)。
まあね、でもね、我々はお気楽な観光客ですからそういうことはいいのです。
取り敢えず「女性だけでベルギー的な国に来るといい気分になれるようである」と言う情報としてここに残そうと思います。女性であればにっこり笑って「ありがとう!」と言う事さえ出来ればだいたいのことは解決できてしまうところのようです。我々はそんな感じでした。何ひとつ困りませんでした。
……なんて恐ろしい!
女性だけでと言うのは、周囲のサンプル情報からやはりカップルの場合は、幾ら困っていても周囲もカップルの男性を立てているのだと思いますが、あまり自発的に手を貸す傾向にはないようだからです。
ただ、悪い人もいるかもしれないので、誰を信用するかしないかはご自分で判断を!
余談ながら早速、帰ってすぐの羽田の雑踏で、エスカレーターの入り口でむしろやや後から来たビジネスマンのおっちゃんに当然のように前に入られてイライラしたわたくしです。
そんで更に余談なのですが、うちでは家族の悩み相談よりも自分の睡眠時間やテレビ視聴を優先するものの職場では異動で部署が別になった女性の部下から悩み相談をされるほどTHE・外面好夫である父にこの話をしたら外面好夫ぶりに更に磨きがかかってしまいました。現場を目撃した母親によると、誰だこの人?と言うくらい自然な紳士っぷりだったそうです。元々は紳士ではないので、なけなしの紳士成分を外で使い果たして家ではあんなんなのだという事が逆によく分かりました。
若い女性の皆様、ベルギーに行かれても勘違いはしないように、でもたっぷりいい気分になってくるのはいいと思います。お礼と笑顔は忘れずに~。
さて、オーディオガイドをゲットし、解説を聴きながら神秘の子羊の鑑賞です。もともと、こういうリアルテイストな絵画にはそんなに興味のないわたくしですが(だったら写真でいいじゃんという安直な……)、これはもうすごいですね。人物の表情や衣類の動きなど事細かに描かれているのですが、その舞台は現実ではありえない組合せなんですよね。ファンタジーをリアルに描くってなんかこう、すごいなあって思いました。
それにねえ、衣類とかその飾りとかめっちゃかわいくて見ているとときめきます。
……是非、見に来てください!
(鑑賞コメントを放棄した旅行ブログです。)
しかし、先ほども書きましたがここ本当小部屋って感じで。我々がいたときはたぶん十数人くらい人がいたでしょうか。しかし、オーディオガイドは全体を解説した後、各部分について解説していくので、みんな聴いている部分によってちょっとずつ動いたりしていますが、終わったらささっとのいて次の人を招き寄せたり背の高い人は後ろに回ったり、前に近付く人はちょっとかがんだり……と節度を持って譲り合いながら気持ちよく鑑賞いたしました。
……某アジアの国の学生さん(推定)を除いて。
某アジアの国のそこそこ身なりが良いのでグループ旅行の大学生あたりではないかと推測される若者がもう激しく邪魔で。祭壇画のド正面の壁際の床に集団でベタベタ座りこんでオーディオガイドに聴き入ってやがるワケですよ。
おまえらはジベタリアンか!(死語)
座っちゃってるから前に立つと彼らが絵を見れなくなってしまう。だから他の皆様は彼らを避けてすみっこから眺めたり、前を通るときは急ぎ足で通ったりしていました。しかし彼ら彼女らは微動だにしませんでした。座り込むならせめて絵のかぶりつき目の前にするとかつかそもそも土足の場所で座り込むか!?
こんなんだからこんなやつがいるからヨーロッパでアジア人種がなんか冷たくされるとかあるんじゃないのー!?いっしょにされたら激しくイヤです。
大きい括りで見ると同じグループに属すると言うのがなんかね……そうでなければ非常識なやつ~プリプリ!で済むんですけど、なんかイヤだなあ~と思いました。
まあそんなワケで、オフシーズンに訪れた我々はほぼほぼ大人らしく皆が譲り合って気持ちよくそれぞれに納得するまで鑑賞ができたわけですが、ピーク時にはどうなるの!?とちょっと思いました。入場制限とかしないと大変な事になると思うのですが、実際にされているのかなあ。されていても大変だし、されていなかったらいなかったでそれも大変だと思います。
オーディオガイドは絵画のそれぞれの部分の説明だけだと20-30分だったかと思います。更に詳しい絵画の描かれた背景とかの説明まで全部聴くと50分くらいかかるみたいですね。
そこのところは別に絵を目の前にして聴かなくても良いかなと、ここで私たちはオーディオガイドを返却して小部屋を後にしました。何故かと言うと寒くて!
石造りの部屋でただでさえ冷え込むと言うのに、身体も動かさず絵を眺めてつったっているからもう本当に冷え冷えとしてくるのです。ある意味、そんな中で石の床に座り込んでいた某アジアの国の方々はすごいなとは思います。
ゆっくり絵を眺められるオフシーズンはお勧めですが、なかなかに冷えますので注意が必要です。外で歩いてると身体あったまるから気にならなかったし、お店とかは暖房効いてるしだったので、ここでいちばん寒い思いをいたしました……。
物販でちょこちょこ買物をして。
わずか2ユーロで祭壇の両面を再現したカードは記念品としてはなかなか良いと思います。それと私は、日本語の解説冊子といちばんきれいだなあと思ったマリア様の部分とかのポストカードを買いました。冊子はオーディオガイドの日本語を文字おこししたような内容でライトなものなので、専門的な解説とか読みたい人には物足りないと思います。わたしはこれでじゅうぶん。聴かなかった部分と思われるものも入ってたしね~。ぜんぶで12.9ユーロ。
もう二時を回ってしまいましたし、ごはんも食べていませんので、あとの入場観光的なものは放やめて、ブラブラ街歩き及び変な時間だけどどこかで何か食べようということになりました。
ファストフード的なものでガッと済ませて、他もガガッと見て回ると言う方法もありますが、中途半端に行くとかえって後悔しそうかな~って思うので。一度来られたのだから本当にどうしても来たければまた来る事もできましょう。最近よく思う事です。要は優先順位の問題だけで。
それに最終的によく記憶に留まっているのは何気ない街の風景だったりするので、のんびり行けるペースで行けるところへ、移動の過程も食事も楽しみつつってのがいいかなと。
最近はそんなこんなでやっとります。
やはり運河のほうへ行くべきであろうと、Koren Markt方面へ。
結構、ヨーロッパの旧市街って電線は地下埋設が多いと思いますが、私は電線のない風景ってなんかこうきれいっちゃきれいなんですけど、生活感ないっちゅうか味気ないので、トラムがあるといろいろ線があって楽しいです。ここもなんだかわくわくします。
メルヘンな風景とこう現代的というかむしろより現代的なすっきり地下埋設的風景に比べるとレトロすら感じる生活観あふれる風景の融合みたいなの、好きです。
なんかこう何かがたぎってきます。フォトジェニックぅ~!
(こんな感じで撮っているところを更に背後から撮られる。)
つーか地下埋設は新規敷設にお金がかかるので、だからヨーロッパって通信事業者の参入が少なくなってブロードバンド料金がアジアに比べて高いんじゃないの?と思ったりするのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
まあ全て私の勝手な印象(ネット料金高い)と推測(その理由)ですが。
地下埋設は最初にものすごくお金がかかるのと、トラブル起こりにくいけど一度トラブル起こると直すの大変だし、地中にケーブル通す管を埋めてあるので、後から新たに別事業者が何らかのインフラ事業で参入するのはもうものすごく難しくなります。管路に余裕があっても入線するのにお金かかるし、導入する建物の前に引き上げ管作らなきゃだし、管路に余裕がなかったらもう事実上無理ですわ~。地下埋設って本当にいいのかしら~と個人的には思いますぅ。
……地下埋設って6回も出てくる旅行ブログとか結構レアですね!
旅行ブログらしい話に戻ろうと思います。(もともとそうらしくもないけど。)
聖ミヒエル橋を通って、聖ミヒエル教会のタマネギ屋根を見ます。このタマネギはなんでこんなところにあるかと言うと忘れてしまったので今ググッたところによると……ちょっとやそっとでは理由が出てこないのは何故か……行く前にはへぇ~と何かを見て思った筈なのにッ……!
これがそのタマネギ屋根かぁ~とうれしげに写真に収まるわたくしですが、今それを見るわたくしはどのタマネギ屋根なの?と言う体たらくです。なお、この写真を撮っていた母は「この子はなにおかしなポーズをとっているの?」と思っていたそうで、タマネギ屋根には気付いていませんでした。
コーレンレイ側の運河沿いをとぼとぼ歩いてみて、途中でレストランを一軒除いてみましたが、まだ食事している人はいたけれど、ランチは終わりだ的な事を言われた気がしたので出ました。でもなんか呼び止められたような気もしたんだけど、よく分からなかったので出てしまった駄目な人です。
ところで、運河の景色はゲントの観光において通常結構なウエイトを占めるものの筈なのですが、曇り空でどうせきれいに撮れないし~とか思っていたようで、景色だけ撮った写真があまりありません。ですが字ばかり連なっているのもアレなので、記念撮影を載せておきます。
運河の両岸、コーンレイ・グラスレイがそれぞれ中世から残る建物などがありいい景色だね~と言うゾーンなのですがそんなに長くはありません。まあここ離れても川沿いは景色は良いですが。ああやっぱりここでも何か直している風景に遭遇する私です。ブルーシートシリーズがまた作れそうじゃないですか。
逆の終わりの橋の上から写真を撮るといい感じに両岸が収まります。
通行人にシャッターを頼んだところ、もっとくっついて!とリテイクを食らいました。
これでオッケーが出ました。無駄にすごく楽しそうにしてしまったのですが、単に景色がきれいに入らないのでもっとくっつけって言われただけなのかもしれないと今思いました。
でもオッケェェェェェェ!って言われたから、ノリが悪いと言う意味もあったと思っておきます。そうでなかったら恥ずかしいやつになりますから。
グラスレイからちょっと入り込んで、大肉市場の建物などもちょろりと入ってはみたのですが、なんと驚き写真を一枚も撮っていません。レストランとかになってて楽しそうでしたよ。
あとなんか入り口の広場にあった小屋みたいなアクセサリー屋さん(我ながら語彙の貧困そうな表現)がなかなかよいので後で見ようと思っていたのですが、ぜんぜん別の道から帰ったので寄りませんでした。
で、ガイドブックで目を付けていた運河沿いのレストランに到着。しかしランチは14時までとな。ディナーは17時からとな。……じゃあ奥にある系列のブラスリーに入ってみましょうか?
運河沿いのレストラン、Chez Leontineに目を付けていた我々ですが、ランチの時間を過ぎてしまいましたので、軽食くらいはあるのでは?と、奥にある系列のブラスリーに入ってみる事にしました。…………したのですが。
開けた戸を思わずそのまま閉じそうになりました。年季の入った店内には私の肩くらいあるカウンターに生ビールを注げる蛇口のようなものがズラリと並び、高い椅子に座ったおされな若者たちがグラスを片手にガヤガヤしていたからです。
呑み一辺倒!ここにはつまみなんてねえ!
(その上、客層がオサレ若者)
あまり量は呑めないし、オサレな若者が苦手な私はドン引きです。そんなわたしのドン引き感を目敏く察知したのか、カウンター内の雰囲気イケメンが声をかけてきました。
「食事かい?」
いえすと答えると、こちらへおいでとカウンターから出て店の外へ、そしてレストランへ案内してくれました。えーいーんだそれならそれでよいのですよー!
いやあ、RPGの酒場みたいな雰囲気を地で行くブラスリーも興味深かったですが、なにぶん客がオサレな若者と来てはわたしには場違い甚だしいです。
カウンターの雰囲気イケメンは、レストランのギャルソンに何事か伝え、我々に「エンジョイミール!」とかにこっとして去っていきました。
なんだよ、なにいちいち格好いいんだよ、こいつらは……。
担当についてくれたギャルソンさんはややゴツイ感じでしたがそれでもなんかこう雰囲気イケメンです。きっと野球選手が帽子をかぶるとイケメンに見えるように、ギャルソンは制服を着ているとイケメンに見えるんだと思います。
まあそれもこれもプロとして熟練された仕事ぶりがあっての事でしょうが。
関係ないですが、ランチタイム後のレストラン街ではちょっと疲れて気だるげなギャルソン氏たちが店の勝手口付近とかでヤンキー座りに近い状態でプカプカタバコ休憩をしていたりするので、そうは言っても造形的なイケメンも多い職業かと思われますので、気だるげなイケメン好きもしくはギャップ好き(仕事中のシャッキリ感との)にはおいしい光景だと思いました。
窓際のテーブルに案内してもらい、メニューをいただいて解読にかかります。
入口の看板とかファンシーでしたが、お店の中もなんかかわいいです。
ガイドブックに載っていただけあってちゃんと英語のメニューですが、ちゃんと英語のメニューでもすらすらとは読めない我々なのです。前菜と、メインと……とかは食べきれないので、メインになるようなものを2品頼み、可能であればシェアする方向としました。
お目当てのワーテルゾーイはチキンと魚介のものと二種類がありました。そのどちらかと、折角シーズンだし本場だし、シカか何かそういうワイルドなお肉をいただこうかと思ったのですが、母の反対を食らい(「ひとりで食べるんならいいよ」ってひどいよ!わたしだってワーテルゾーイも食べたいからシェアしたいじゃない!)、もうじゃあチキンと魚介のワーテルゾーイをひとつずつオーダーしました。
確かに15-18ユーロくらいしたのでちょっと高いなあとは思ったんです。まあでもビーフシチュー一皿2,000円とかあるじゃないですか?レストランだし?それにギャルソンさんも、いいね!みたいな感じでオーダー受付けてくれましたしね。
……ところがこれが間違いでした。
まずはビールが来ました。昼ですけどええもちろん飲みますけど何か問題でも?
写真を見てお気付きの方もいると思いますが、何故かここに来てブリュッセル産のビール。
ここはビールは奥のブラスリーから提供するので、普通はあまり種類のない生ビールでさえももうどうしようか?と言うくらい種類があるのです。そこで、ホワイトビールに的を絞り、おすすめは?ときいて頼んだのがこれだったと言う次第なのです。
あーうめー昼間のビールはいいねーなどとグビグビしていたら料理が来ました。
なんか甕みたいのがふたつ来た。
お値段高くなかった!むしろ大盤振る舞いだった!けどそういう問題じゃない!!
ギャルソンさんはにこにこしながらどうぞ~ってな感じで置いてってくれましたね。これ特に違和感ないオーダーなんですかね。量的に。
まあまあそんな多くないかもしれないし?気を取り直してお食事スタートです。
ワーテルゾーイは見た目シチューのようですが、もっとスープはさらっとした感じです。細かく刻んだ野菜や香草がたっぷり入っていて、メインのチキンやシーフードなどの具は大きいのがゴロゴロ入っています。ニンニクの風味もすごくあるのですが、香草やセロリたっぷりなのでとても爽やかな味わいです。
そんで、ベースになってるスープの味、細かく刻んだ香草や野菜が、チキンと魚介ではちゃんと味がかなり違うんですよ~。どっちも甲乙つけがたくうまいです。うまうま。
シチュー的なほっこり身体あったまる~と言うよりも、温かい料理なんだけれども夏とかでもさっぱり食べられるような印象です。食欲なくても消化にいいし!みたいな。機会があればチキンと魚介、両方頼んでみるといいと思います。量が問題なければ。
皿に取り分けるとこんな感じですが、ひとり4-5杯食べましたね。たっぷり食べましたね。それでもなくならないので、スープまで全て残さず食べるのは無理と判断し、最後は具をさらってなるべく食べる作戦を取りました。固形物はある程度残さず食べれたんじゃないですかね……ゲフッ。
パンといっしょに食べるとおいしいと思われますが、パンは殆ど食べられませんでした。デザートすらももう無理ですが、すぐに立って元気に歩くのもしんどいですし、コーヒーでもいただいてゆっくりすることにしました。
途中でテーブルを担当するギャルソン氏が交代の時間になったらしく私服に着替えて帰っていきましたが、旅を楽しんでね!とかにこにこしながら帰っていきました。最後までイケメンです。
コーヒーは新たなギャルソン氏にお願いしましたが、やはりイケメン的雰囲気です。「コーヒーをいただけますか?」「もちろん!」(イケメンスマイル)みたいな。
添えられていたお菓子が非常にかわいい。
これでもう本格的に追加で観光とかは無理だけどいいや~。のんびり茶ァしばくのも一興です。外はそこそこ寒いのですが、かわいいお店の中からちょこっと運河の景色ものぞけて、ぬくぬくとおいしいものをいただくとか、幸せじゃないですか~。
これで2人でチップ入れて45ユーロでした。
夏もすごくいいでしょうが、きっとすごくひとが多いんだろうな……。
では時間も時間なので、ぶらぶらトラムの乗り場まで戻って、ブリュージュに向かうとします。
天気がよければ早めにブリュージュへ行って、夕暮れの運河の景色など見るつもりだったのですがあいにくの曇り空なのでのんびりしていた次第。
それでも、ゲントでもくれゆく街の明かりが水面に映るのはきれいでしたよ~。
途中で謎の自転車があったので激写。
ハンドルに房ごとぶどう(本物)がついていると言う……おしっしゃれ~……なのか?非常食?
ゲントの土産を何かと思っていたので、ちょっとトラムに乗る予定の場所とは逆方向になりますが本で見たお菓子屋さんへ向かう。このときに運河沿いの細い道を歩いたのですが、もう車がビッシリ!一通の道だと思うのですがぜんっぜん動かない!!
旧市街のきれいな街並み……観光客にはよいのですが、なかなかご当地で暮らすのは大変そうだな~と思いました。すんごい渋滞。
途中で見た目がかわいいブティックにフラフラ入ってみたのですが、入ってみたらかわいいけど割とマダム向けだったので、おかんに勧めてストールをひとつ買いました。
その後、お目当てのお菓子屋さん、Temmermanは近くまで来たらすぐ分かりました。
だって超絶かわいい!
これは入らねばー!と鼻息も荒く入店。店内も超かわいいです。うっはー。
レジの後ろの量り売りのお菓子のびんたちが……他にケーキとか、個包装のアメちゃんなんかもありました。パウンドケーキみたいのが2-4ユーロで、同じようなケーキがブリュッセルのヴィタメールだと10ユーロくらいしたので、街のお菓子屋さんって感じの店だと思う。
量り売りのお菓子は便にkg/ユーロで値札がついていてビビりましたが、片言で尋ねたらg買いも出来るってさ~。
ケーキと量り売りのあめちゃんと個包装の用紙がかわいかったコーヒーアメとで5.65ユーロ。
量り売りのアメちゃんは「コレすんごいすっぱいけどいい?」(すっぱい顔をして教えてくれるおちゃめなお店の方vvvv)って買う前にきかれたんだけど見てくれがかわいかったので買いました。したらあめにかかってる白い粉がすっぱかったです。日本でもこういう菓子無かったか?ケーキはスパイスがきいていてオトナのお味でやはりおいしかったです。
コーヒーアメは小さいから分かり難いだろうが、ラクダと砂漠とかアラビア~ンな包み紙ですごいかわいいのう!
あとかわいい雑貨屋さんなんかも見掛けたので入りましたが購入にはいたらず。
Koren Markt近くまで戻ってきました。
ここも大きな建物などはライトアップされていてきれいです。写真とか撮ってないですが、このあたりとか、ファストファッションブランドの店などが並ぶところもあって、普通のお買い物なんかも良さそうな場所でした。
で、トラムの乗り場まで来たんだけど、自動販売機ない!
これは車内で買うしかないのか?取り敢えず、電車が来たので乗ったのですが、中がコミコミで運転手のところまで辿り着けない!!
どうしようどうしようとやっているうちにゲント・セントピーターズ駅まで到着してしまい、他の乗客共々近くの扉からどばっと放出されてしまう。
こここここれは無賃乗車じゃないですか!?
無情にもさっさと立ち去る電車。ああああああああああああああああああわざとじゃないの許してえええええええええええ!
楽しく過ごしたのに最終的に罪悪感MAXでゲントを去る羽目になってしまいました。
しかし、地元の皆さんも切符とかピッピしてる(切符やカードを読み取り機にかざす行為)感じなかったですが、ラッシュ時のジモティーはタダとか定期みたいなの持ってて改札があれば出すとかそんな感じなのですかね。我々と同じ観光客でピッピしてないひとはゲントカードでも持っているものと思われます。
あのシティカードも持ってたらピッピしなくていいタイプと、持っててもピッピしないといけない場合があってややこしいですな。
ゲント→ブリュージュ間もそんなに遠くはないので、最初に来た列車に乗りました。
これが間違いでした。
たぶん各駅列車だったんですよね。それはいい。ブリュージュは近いから到着時間は大して変わらない。シートなんかもね、二等でもぜんぜんゆったりしていますし。駅間が詰んでいないところでは結構速度も出ている感じがしました。ええ、ぜんぜん問題ないです。
アナウンスがないことを除けば。
ないんですよ、アナウンス。一切合切。ただただ黙って列車は進み、駅に止まる。その繰り返し。挙げ句、周囲に他に客はあんまりいないし改札も来ない。
どうするよコレ!?やりましたね。また駅に停まる度に窓にかぶりつきで駅名の看板を探すという作業を。
こんな感じで、各駅列車でも席はゆったりでございます~。そうこうしているうちに比較的大きな駅で、長いホームの端にBRUGGEの文字をハケーン!!慌てて出口に向かい無事降りることに成功しました!
しかし、改めて見ると、列車とか落書きもあってなかなかファンキーな雰囲気ですな……。
ベルギーの列車旅には皆様ご注意くださいませ、各駅列車はアナウンスがない・アナウンスがある場合でも英語はない。初心者にはなかなかハードル高かったですわん……。
駅を出たらすぐスーパーがあったのですが、もう閉まってました。週末の夜とか日本的には稼ぎどき!ですが、みんな休みたいので休みますな感じなのだな~と改めて実感。ヨーロッパの景気がそれで全体的にいい感じなら、単純に「えーうらやましー日本もそうしたらいいのにー」って言えるんですけどね……働かずにのんびり休みまくってる国から景気が悪化している現状を見るとヤバいんじゃね?と思う今日この頃です。
ホテルは運河沿いの景色が見られるDuc De Bourgogne。
運河沿いのホテルは高級ホテルばかりでどこもめんたま飛び出るくらい高かったのですが、ここは安かった。何故ならば中級ホテルだから。でも気にしなーい。
フロントとかからしてかわいいし!クリスマスだvvvvv
エレベーターがなかったのでスーツケースあったらちとつらかったかもしれません。
お部屋は……
いやーんかわいいー!
バスルームも広いしオイルヒーターがあってあったか!
そんでね、なんか細々としたところもかわいんすよ!
バスルームにバスタブの絵があったりとか。なにこのバスタブ超かわ!
ベッドの頭部分のところの模様とか。ああもういちいちかわいい!
ベッドのマットレスが凹んでたりとか、バスマットのはじっこが破れてたりとか(清潔感という意味では充分きれい)、安ホテル的要素もありましたが、じゅうぶんじゅうぶん許容範囲です。
さてさてホテルに荷物を置いたら夜も楽しみますよ、クリスマスマーケットに繰り出すのです。ブリュージュにはそのために来たと言っても過言ではありません。
なんか、憧れるじゃないですか、クリスマスマーケットという響き……。
ホテルの外観もプチイルミネーション。
(と言いつつ、これは出掛けて帰ったときに撮った写真ですが。)
このためにブリュージュへやってまいりましたので、やはりここはライトアップやイルミネーションの楽しそうな夜の街へ繰り出さねば!
メインの会場はMarkt広場あたりのようですが、ホテルからすぐのBurg広場からしてもう雰囲気いっぱい。民族衣装を着てアコーディオンなどの楽器を奏でつつ踊っている一団が。
それを大人も子供も楽しそうに見守っています。ああなんかこういうの映画とかで出てきそう!楽しい音楽が流れて平和そうで笑顔の楽団の人たちを順にパンしていって、そこから広場を俯瞰する引きの映像に切り替わり音楽がフェードアウトして場面は真っ暗な路地裏へ、そこには何者かに追われるように足早に駆ける男がひとり……とどう転んでもB級アクション映画にしか持っていけない脳みそです。
あとなんかやたらこの広場にはいろんな豚が展示されてました。
いろんな大きさ、いろんな色、いろんなキャラづけをされたやつがいました。
なんだったのかな?と思って後日調べてほほうと思った気がするんですけど、もう忘れています。まったく駄目な大人です。
Markt広場はすぐそこです。
でーんとライトアップされた鐘楼が見られます。そしてそして……。
広場の真ん中にスケートリンクなんて出来ちゃって、楽しい音楽がかかっていて、出店がいっぱいで……なんてクリスマスマーケット!コレ!この感じ!!
来た甲斐ありました~。こういうのワクワクするのは万国共通ですな……夏祭りとか初詣の出店とか好きなほうです。しかし近年、行ってやたらワクワクするだけで何も買わないし食わないし我ながら何しに行ってんだかよく分かりません。しっかーし!
本日は食います!!
本日の晩ごはんはここらで適当に済ませる算段です。
適当な場所のテーブルを確保して、いざ買い回り!
まずは、なんかおいもさんをチーズとかに絡めたやつとホットワイン。寒いしね~。
あったかくてほくほくでうんまい。ワインもスパイスがきいていて甘いし身体があったまります。これが8.5ユーロ。まあ割高感は否めないけど気にしなーいvvv
つか、小振りに見えて容器が結構大きいんだよね。
グリルの海老さん、6ユーロ。オーロラソースがうんまいvvvv
ベルギーだしー、甘いものも欲しいしーってことでホットチョコレート2ユーロ。ホットワインとホットチョコレートはもういたるところで売っていました。
これらで満足~とフラフラ、なんか賑やかそうなので鐘楼の建物の中庭に入っていってみたら、ひときわこじゃれた雰囲気のテントがあり、なんだなんだと近付いてみたら、生牡蠣あるってよ!やだマジ食べちゃうそれ!!
ワインいっぱいと生牡蠣おひとつで5ユーロ。カキは味が濃くって身がプリプリで激ウマでした~。寒いのでアルコールがどんどん入る(笑)。 しかし悪酔いしない。
ベルギーの人は割と生食平気そうな感じだったんだけど、観光客も多くて中には魚介の生食とか受け付けない系のひともいるんでしょうな。
ちょうど私が買おうとしてたら、若いどこかヨーロッパ系の女の子とお店のおにいさんが「おいしいよ~食べてみなよ~」「え~でもぉ~」的やり取りをしていました。他のおにいさんたちもかわいーって感じで見守っていましたが、その横でかわいげ無くカキふたつ!とか言っちゃってるわたしです。生食上等!
でも、万が一当たったら面倒なので、わざわざここで食べんでもよかったのではと思わなくもない現在。でも牡蠣好きなんだもん……。
明日も観光しますので、ここらで引き上げ。
運河沿いもそう賑やかではないですがライトアップされていて、水面に建物が映るのはなんだかすてきでした。そしてホテルへてくてく帰る。
お風呂に入って日記や小遣い帳をつけて休みます。しかしなんですな、雰囲気重視のステキホテルはちょっぴり部屋が暗いのが難点です。
(最近老眼の気になり始めたおかんが薄暗がりで奮闘している図)
おはようございます。朝8時前でこんな感じ。
日が出るのが遅いのと、天気が相まって早朝みたいな気がしてしまいます。
冬のヨーロッパは日が短いとはきいておりましたが、夕方はあんまりそうは言っても違和感ないけど、日が出るのが遅いなあとは思いました。ようやく本調子になってきたと思ったらもう夕方……みたいな感覚です。
しかしなんかこう霧深い街並みというのも雰囲気があります。
頑張って早起きしたのには理由があります。レストランで良い席に座るためでございます。このホテルはレストランからの眺めがよいので有名なのです。
その甲斐あって、運河に張り出した角の席に案内して貰えました。わーい。
運河には白鳥さんもいらっしゃった。
朝食はパンとコールドミートとチーズがブフェになっていて、卵料理はリクエストすればいただけました。これにゆで卵食べたよ~。シンプルですがパンやハムがおいしいので満足。
ホテルの中のいたるところがクリスマス仕様になっていてときめきます。レストランから出るときに、日本人の女性2人組と会い、写真を撮りっこしました。オフシーズンで、こんなBooking.comでも日本語の口コミのないホテルで出くわすとは珍しい……ブリュッセルのグランプリュス周辺とかではよく見掛けたんですけどね、日本人。団体ツアーの自由行動なのかな?って感じの。
ひとやすみして、10時頃チェックアウト。
荷物はホテルで預かって貰ってブリュージュ観光に出発です。本日もまあ鐘楼と聖母子像くらい見られればそれでいいかなって感じでのんびり行きます。
運河からBurg広場に抜けるところ。こういう狭い道ってなんかいいすね。
昨晩お見せしたように、Brug広場に謎のぶたたちが展示されておりましたが、なかにはこんなにデカい方もおいでました。黄色いぶたさん。
さて、これからまずは鐘楼に向かいます。後ろに見えるアレです。
……コレ絶対なんかボスとか居るって。
……早速ミミック(*)が!!
冗談はさておき、ここにも歴史的なものがいろいろと展示されていましたが、あんまり朝から飛ばしてマジメに見ていると疲れてしまうので、さらさら~っと流しつつ、進みます。
階段が急です。狭いのでここもピーク時期は大変そうだ~。
なお、こちらの鐘楼にはエレベーターがございません。
泣いても笑っても自らの足で昇るほかありません。昨日の疲れを見事に引きずっている我々、あるものは使っておくべきだったのだなと思いました(昨日のゲントの鐘楼にはあった)。
途中で見下ろすと中庭が見えました。昨晩、生牡蠣と白ワインをいただいた白いテントもあります。クリスマスマーケットはなんとなく夜のイメージが強いですが、昼間もやっています。
このテントはクリスマスマーケットの一部だったのかそうでないのかは不明ですが。
最後の階段のいりぐち。
狭くて急そうだな~と思いましたが、期待は裏切りませんでした。
……白。
苦労して昇りましたが、霧と金網であまり眺めはよろしくありません。なんかこういう安全対策っぽい感じ、割と珍しい気が?
天気を除いても、金網分、昨日のゲントの方が景色は良いように思います。
金網越しに街の様子を見ながら少しウロウロしていたら、突如、
ゴーン!
背後のでっかいカリヨンが鳴り響き、ビクッとなる我々。
そういや、11時から12時にカリヨンコンサートがあるのであった。かなりの大迫力だけれども、ここで聴いても大丈夫そうなので、そのまま居座ることにいたしました。
(たぶん、ふつうは外から鐘楼を見上げつつ聴くのがいいんじゃないかな……。)
霧の街に響くカリヨンの音色……ああヨーロッパ。
そんで自動演奏ではないのが分かります。
カリヨンの動きも面白いので撮ってみた。
下にカネをたたく部分を引っ張る糸が束ねて伸びていっていて、これが奏者の鍵盤にまでつながっているのだと思います。もちろん、指の力で動くようになんかいろいろ物理学的なギミックがいろいろ間に入っているのでしょうが。
カリヨンコンサートは、水・土・日の11-12時とガイドブックには記載有り。
どこからどこまでが1曲なのかは分かりませんが、30秒~数分くらいの短いフレーズが、やはり1分程度のお休みを挟みながらいくつもいくつも奏でられていきます。
外からも聴いてみたいので、取り敢えず塔を降りることにいたします。
途中で演奏室をのぞける窓がありました。おっ、ナイスミドル発見!
このおっちゃんが先ほどのすばらしい音色を奏でているようです。
出入り口で人数をカウントしているようで、出口もちょこっとだけ渋滞気味。
ピーク時には入場規制もあるのかも。液晶パネルになんか塔の歴史とか表示されてました。
あと、ちょこちょこお土産物売ってましたが、なかなかセンスのいい感じでした。
ちょっとミュシャっぽいデザインのポストカードとかかわいいですわん。
*ミミック……擬態するモンスターを指す言葉として一時期のRPGに良く出てきました。宝箱に擬態しており出来れば避けたいが宝箱でしか手に入らないアイテムもあるので結局すべからく相手にする羽目になる。分かる人だけ分かってください。
どうやら賑やかなのは中庭だけではなく、その周囲の建物の中のよう。出入りしている人もそこそこいるので、なんだか分からんが我々も入ってみました。
なんかバザーか臨時のマーケットのような物をやっていました。
ざっと見て回ると、古本やアクセサリー、雑貨、鞄のお店等々……素人さんではないがバリバリの業者でもないような?と言う感じの出店具合です。ビストロコーナーもあり簡単な何種類かの料理を提供しています。それからケーキとお菓子のお店がひとつ、それからビールとおつまみなどを提供しているお店がひとつ。
コレは楽しい!
予定を変更して、ここで軽くお昼を済ませて見て回ることにしました。
この建物もなんかいいですね。石ではなく木の天井です。アーチにはなってるけど。
おかんはビストロコーナーでパンとスープのセット。
ホットチョコレートも入れて、5ユーロとなかなかお買い得な感じ。
わたしは!もちろん!飲みます!!
ビールとオリーブ・サラミの盛り合わせで6ユーロ。
ビールは今度はブリュージュのやつです。最初、ビールしかないかと思ったのだけれど、メニューは読めなかったんだが、カウンターの中にオリーブの入ったタッパーが見えたので、オリーブも欲しい~とか言ったらオッケーつって、そんでサラミは?ってきかれたのでいるいる~とか言ったらこうなりました。
なんかお店のにーさんに、楽しんでねせにょりた~的なことを言われたのが、やや引っかかりましたが(いい年して未婚だと言うことを初見で見破ったのか!?/笑)、まあいい。
ビールもおいしいし、オリーブもおいしいし、角切りにしたサラミが油分こってりなのにしつこくなくてすごくおいしいのです。ビールのお供に最適。大満足。
(大満足なK子さん、3X歳・未婚)
腹もふくれたところで、お店を物色。
ちょっと個性的な革製品を扱っているところでこんなん買いました。50ユーロ。
詰め物をとって入れ直したらなんか膨れてしまっただけで、もともとこんな変な形なワケではないです。フリンジの飾りと模様がお気に入りポイント。
こういうのって、格好良いけど重い!実用的じゃない!その上ときに臭い!しかも高い!とか言うことがあると思うのですが、軽いし当然臭わないしポケットとかも充実してて実用的でよかったです。フラップはマグネットついてて留まるし。
おかんはもうちょっと大きめのバッグ買ってて、キーリングとかも標準装備でなかなかよかったです。大きいのでも100ユーロいかないくらいでした。
ここで「コーヒーが1ユーロで飲めるクーポンのついたフライヤー」をもらって、そのフライヤーを分からないなりに眺めたところ、ここがカリヨン奏者の学校であること、やっぱり何かのバザーであることは分かりました。
ただ、ここがカリヨン奏者の学校(現役)なのかカリヨン奏者の学校跡なのかは、帰って調べてもいまいち分からんかったんですが、個人的には後者の可能性が高いと思っています。
フライヤーは英語ではなかったので、クーポンの部分をお店の人が示して一生懸命説明してくれたのがすごい好印象でした。
折角割引券をいただいたのでまた飲食コーナーに戻って茶をしばく。
ケーキもかわいいしおいしそうだったのですが、大きくて甘そうだったので諦めました。でもコーヒーになんか少しお菓子をつけてくれたので、それで満足できました。
2時間近くとすっかり長居をしてしまい、しかし、聖母子像くらいは見たいだろうと重い腰を上げげたのが2時過ぎ。出口近くの手作り石けんのお店でフランボワーズの香りの石けん(2個で7.2ユーロ)を購入し、観光を再開します。
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