[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さて翌朝は……雨。まあまあ仕方ない、そういうこともあるさ?とか結局、翌日も雨だったんですけど。
本当はどこか朝市にでも行こうかと思ってたんですが、流石に遅くまで遊んだのでそんな時間には起きられず。ホテルの朝食も終わりかけの時間だったので放棄して10時頃にお出かけ。
ホテルの近所を脇道にそれたら、朝ごはん専門店!安いうまい早い!みたいな雰囲気のお店があったので、不審に2回ほど前を通り過ぎた後勇気を出して突入。トーストした薄いパン2枚の間に大きな鉄板で焼いた卵やハムなんかをぎゅぎゅっと挟んで、更にその表面を鉄板で焼いたなんらかの粉物くでくるんでくれるらしい。これはうまそうだ。くれ!と身振りで示したら了解してもらえたらしく、後は指差しで中に入れるものを確認。店内で待つことしばし……お持ち帰り仕様にしてくれました。ここで食べたかったな……。なんなればその外のプラスチック椅子でも良い……つーか一度あの椅子で食事をするというのもいずれ……東南アジアではおなじみだなこの手の椅子。
今更言い出せず、笑顔で受取り店を去る。35元なり。100円くらい?安いなあ。雑貨や洋服の値段は日本と変わりませんが、交通関係と外食・中食の値段はすごく安いです。物価全般は概ね日本並み、食事の値段だけが安い印象を受けました。帰りにガイドさんに聞いたところによると、共働きも多いのでみなさん殆ど家で料理をなさらないとか……まあそうだろうな。
しかし、そのせいか或いは外国人にはそうなのか、台湾だけでなくマカオでも基本持ち帰りみたいな姿勢を取られたんですよね。お店で食べたいときはちゃんと言わないと駄目だなあ。地下鉄の入り口で雨をしのぎながらモサモサとパンをかじる……いい年して外国まで来て私は何を下校中の学生のようなことをしているのだろうか。でもおいしかったです。
で、再びMRT。民権西路駅から士林駅までは乗り換え無しの一本です。この区間は殆ど地上に出てました。途中で花博の会場前を通る。雨なのにすごい人が並んでいました。
郊外に行くにつれてなんとなく風景が日本の田舎のようになって行きます。看板とかようく見ないと気付かないかも。私が日本でも比較的南方の人間なので植生に違和感無いせいかもしれませんが。でも地形的に似ている(狭くて山がち)と言うのが大きい気がする。
ほどなく到着して下車。ここからはバスでしばし。バスの乗り場はすぐ見つかりました。
と言うのも、目的地が同じと思われる人間が複数見つかったからです。日本人はいませんでしたが、間違いなく観光客で間違いなく故宮博物院を目指していると分かる連中でした。一応、来たバスの路線番号を確認しつつ乗車、無事、故宮博物院に到着しました。
……広い。ロビーが無駄に広いんじゃ?とか思いましたが、午後になって団体客でごった返すさまを見るにこれくらいロビーが必要なのだと分かりました。
ロビーで案内図をゲットして、台湾観光局から事前にもらっておいたタダ券で入場。簡単な保安検査みたいなのがありました。チケット売り場が混みあっていたので、タダ券がもらえる機会があれば金額的には大した事無くても利用するメリットは大きいと思います。
広いのである程度順路を無視しながら、取り敢えず、①白菜・②肉石くらいを押さえるべくウロウロ。あんまりにも人が増えすぎるとウロウロする方向なども制限されるようでしたが、私がいたときはまだそれほどではありませんでした。
①②は人気展示物ですが、団体客とかちあわないようにすればまだ落ち着いて見られました。しかし、日本人が訪れるピークの時期とかどんな混み具合を呈するのだろうか……ちょっと想像すると怖いです。
しかしまあ、素人目にも分かるくらい展示物がなんかすごい。普通の博物館や美術館に並んでたら「コレが目玉!」と感じられるようなものがそこら中にゴロゴロあるわけですよ。毎日が正倉院展みたいな感じっすかね。これだけのものをこんなにたくさん持ってたとか、中国の王様ってすげぇなあと実感出来る場所だと思います。
個人的には陶磁器コーナーがすてき(*)だなと思いました。ちょうちょの模様の花瓶?水差し?とか、リボンのかかったデザインの壷?とか、すっごいかわいいんですよ。しかもパステルカラー満載でね。清代くらいのもんですかね?きっと安手のもので同じような雰囲気のもの作ったら完全に悪趣味になりそうなブリブリデザインなのに高貴だと言う。
故にいっこください!と言うくらいかわいかったです。そしてその割には人気薄らしく比較的空いていたので心行くまでウロウロしました。
あとは、金属製品おいてあるところの、割と古い時代の動物の形の彫像とかもラヴリーでした。あと絵画もお花の絵とかステキでー、仏像コレクションも良かったしーとか、まあステキなもの挙げればキリがないんですが、最初に見た陶磁器コーナーあたりでとばしすぎてだんだん元気が無くなっていくワタクシ。そして、昼を過ぎどんどん混み合ってくる館内。
うん、今日はコレでおなかいっぱいだ。名残惜しいくらいが丁度良いってことで今回は出ることにしました。
人が少なかったらいちにち居られるだろうなあ。故宮博物院のためだけでももいっかい台湾へ行く価値があると思いました。展示物の入れ替えもあるみたいですしね。
しかし私はこういうの毎度「見るだけ」で由来とかなんも覚えないので、かわいいきれい言ってるだけでなんの進歩もねぇな。
ま、好きなんだからいいか。
お土産物コーナーも展示品をモチーフにしたグッズがあって、お値段は日本並みでしたがそこそこモノのセンスはよかったと思います。
しかしパッケージがどれもいまいち……せっかく中身が良いのに勿体無い。
展示物の陶磁器をモチーフにしたクリップがかわいかったので買いました。150元……450円くらいかな?あと、気に入ったちょうちょの壺のクリアファイルとか角度変えると模様の変わるカードとか。そんで、まったく読めないけど、恐らく陶磁器中心のものであろうと思われる図録を一冊。カラーの割に安かったと思うけど、正確なお値段は覚えておらず。まあ白菜のストラップはお約束。つってもiPhoneにはストラップつけられないけど。
帰りもバスでMRTの駅まで。なんとなく見覚えのある場所でひとがたくさん降りたのでいっしょに降りてみたら、乗った側のバス停の向いでした。よし。
しかしね、日本のバスってホント親切ですよね。次駅のアナウンスや場合によっては最寄有名施設の案内まで入ると言う。それに引き換えこっちのほうのバスと来たら、アナウンスも表示も無いワケですよ。次降りるってときにピンポン押すのはいっしょですけどアナウンスも無いのにどうやって!?初めて乗る人には分からんじゃないか。きちんと自分が何処走っているか認識していてそろそろかなっと思っても次が「最寄」かどうかなんて分かんないし。次よりも次の次のほうが近いかもしれないし、次の次だとだいぶ通り越してしまうかもしれないし?
アナウンスくらい流してもいいんじゃないかなー。
そりゃ運転手に言っておくというのも手だろうけど、混み混みになっちゃうと言えないし聞けないこともあるしさあ。(マカオでそれで泣きを見ました。)
まあともかく、なんとか着きました。
*故宮博物院……Webページで展示物の一部が見られます。私の好きだったのはこんなのとかこんなのですね。陶磁器が写真で見るとどうもブリブリかわいすぎに見えるんだけど実物はすごくよかったです。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |