K子の旅ログ とりあえず食う。 忍者ブログ
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ぐっすり休みすぎました。

今日は早起きして、モスクとヒンズー教寺院と中国寺が至近に集まっているところに散歩に行って、近くの飲茶のお店に入るつもりだったのです。そのお店は朝7時くらいからやっていて、昼までには売切れ次第終わってしまうお店なのです。現在午前十時。

……うん、諦めよう。

マラッカは国内外の旅行者が集う場所だけあって、いろいろと評判の良い飲食店があるようで、ネットで調べるとうまいものの情報には事欠きません。それでいて町がコンパクトなので移動もしやすいと言う。大都会よりもこれくらいの規模の町が私は割と好きです。
いちんちふつかとか都市単位で言うと超短期滞在なので、大都市は自分なりにもどんな町かというのがはかりかねるまま終わってしまうからなのかもしれません。小さい町ならいちんちふつかでも、歩き回れば地理感くらいは身につくので。その程度で何が分かったもんでもないので単に自己満足の話ですけれど。
まあともかく、マラッカでは食って食って食いまくると言う野望があったのですが、早速挫折しました。
まあいつも仕事で遅くまで起きてなのに早く起きているのですから、こんなときくらい遊びで夜更かししたら朝は遅くまで寝てもいいのです。私はここに遊びに来たのですから!
写真はホテルが朝刊付きだったのでなんとなく。全然読めないけど、なんか選挙関連の記事が多かったですね。それで昨日見たのぼりやらポスターやらも選挙絡みだったのかと気付いた次第。総選挙だったみたいですね。

のんびり支度をして、中心地に向かって歩きます。

マラッカは街全体が世界遺産になっているので、割と整然と街並みが整備されている感じがします。これは博物館かなんかだったか。
もう昼前なので街中団体さんとバスで溢れかえっています。クアラルンプールやシンガポールから日帰りや1泊2日の各言語でのツアーがたくさんありますし。

とりあえずのマラッカ・キリスト教会のあるオランダ広場に出てきたのですが……
 
なんつーかね、ここの広場って全景の写真がうまく撮れません。
だから記念撮影とかもしにくそうです。

この近くにある鶏飯の専門店、海南鶏飯団が今回のターゲットです。なんかもう店って言うか「団」ですからね。もうホントすごそうですよね「団」

そして流石の行列。
鶏飯って言うのは、茹でたり蒸したりした鶏を鶏のスープの染みたごはんと一緒にいただくものです。それの専門店ならぬ専門のようです。そしてこの行列。
これは否応なく期待が高まります。

ファストフード的なものだし、相席上等のお店なので、そんなに時間かからんだろうと待ってました。しかし腹減りなので行列脇にある屋台が気になったりもします。
フルーツの屋台のおやっさんがなんかこう職人っぽく客引きなどすることなく黙々とフルーツをカットしているのがなんかかっこよかったす。ピーナツはなんか蒸しているような感じで、おいしそうなあまい匂いがしていました。

30分ほどで案内された店内はこんな感じで、店はひたすら鶏飯を出しまくり、客はひたすら鶏飯を食いまくります。私は中国系のカップルとの相席に案内されました。
席に着くと最初に何か聞かれたけど分からんので分からんような顔しとったらまあいいかみたいな感じで、今度は飲み物は何にするかと言われたので、ジャスミンティーの冷たいのにしました。他にコーラなどもあるようです。

ほぼほぼ待つことなく鶏飯1人前と冷たいお茶がやって参りました。
ここの鶏飯はごはんがおにぎりみたいになっているようです。シンガポールでは普通によそったごはんに鶏が乗ってました。あとで他のテーブルでオーダーをとっているのをきいていたら、さっき私が分からなかった質問はこのライスボールを何個にするか、と言う質問だったようです。見た目はB級感満載の鶏飯ですが、メチャウマー!
生姜のきいた鶏出汁のスープ、やわらかくジューシーな鶏、それらを絡めて食べるごはん。なんてしあわせの味。
うまいうまいとむさぼっていたら向かいのカップルの男性にどこから来たの~とか声を掛けられました。たいへん流暢な英語をお話しなさる……!
マレーシアには、中国系・マレー系(の中でもいろいろ)と多民族国家で、それぞれはそれぞれの言葉で話しているようなので、共通で話すのは英語みたいです。だから英語話せる人多いようで。マレーシアのひとはグローバルに活躍できる地力があるというわけです。
で、対してまったくグローバルでない英語の話せないわたくしはカタコトで日本からきたす的なことを返すと、料理はどう?ときかれたので、めちゃグッドっすみたいなことを返したら、すごくうれしそうでした。
そんでテーブルにあった、なんか辛そうな色のソースの瓶をこちらによこしてくれて、これをつけるともっとおいしいから!とな。
なんかつぶつぶ見えるけどそれ唐辛子の種じゃないですかね。
辛いの苦手なんだけどね~と思いながら、折角勧めてくれたので小皿にとってつけてみたら何コレめっちゃうまいんですけど!!
チリソースみたいな甘辛いソースで程よい酸味がさっぱりした鶏にとても合います。
辛くないかと言われればすごく辛いです。どのくらい辛いかと言うと、なんか食べた途端に全身の毛穴が開いた錯覚を覚えた程には辛かったですけど、辛いうまい辛いうまい辛いけどうまいですー!
小骨に手こずりつつも鶏飯をさらにうまうまと食べていたら、先に食事の終わったカップルは良い旅を~とか言いながら立ち去っていきました。
その席に次に通されたのは偶然にも日本人の若者二人でした。なんか気まずいな~と思いつつ、私は日本人じゃないですオーラを出しながらメシ食ってたんですが、その若者も私と同じくらいにはグローバルではないようでオーダーに来た人の言っていることがイマイチ理解できず苦戦しており、それでも私には彼らは冷たい飲み物を頼んでいるように聞こえたのですがおっちゃんには通じていなかったらしくあっつあつのお茶が運ばれてきて、困惑しているのを見て、吹き出すのを我慢するのに必死でした。
彼らは向かいの席の私が日本語での会話も含めて一部始終をきいていたとは夢にも思わなかったでしょう。

汗をかきかき鶏飯をおいしくいただいて外に出たらなんかこうさっぱりしたものでもいただこうかしらん、と言う気分になったので、先ほどのフルーツ屋台をのぞいていたら、屋台のおっちゃんは相変わらず黙々とフルーツをカットしまくっていましたが、客のおいちゃん数人がこれがうまいから食ってみろって言うので、素直にこれを買いました。

なんかちっさい洋なしみたいな形をしたりんごです。これなんてーの?
甘いのとそうでもないのに個体差がありますが、甘いやつはすごく甘くておいしいし、甘くないのもさっぱりして口当たりがよいのでおいしいです。氷を敷いたケースに袋ごとのっけてあったのでよく冷えてるし。RM2≒約70円ほど。
外にはまだ海南鶏飯団に入るための行列が続いており、腹が減った人々のすぐ脇で私がシャクシャクやっているのはかなり刺激的だったようで、何人かが果物を買いに走っていました。おっちゃんの商売に貢献したようです。
食って歩いてったらさっきのおっちゃんたちは客待ちタクシーのおっちゃんたちで、やっぱり数人でたむろしていたので、おいしかったすーと言っておきました。

その後は、昨日ナイトマーケットをやっていたジョンカーストリートが旅行者達の集うショッピングストリートだと言うのでブラブラしに行ってみました。
しかし、売っているのは似たようなお土産物か、マラッカ関係無いエスニック衣料とか、携帯グッズのお店とかそんなんだったので、あんまりはやる気が出ず。

が、母のコレクションするご当地マグネットを探すには最適なので、ちょこっと入ったお店でマグネットやら、どうせ中国製だろうと思いつつバティックで作ったリップスティックケースを買いました。しかし、これは後で入ったメイドインマラッカ製品を扱うお店にあったのと同じものだったので当たりだったかなと。

しかし、中で一店舗、ちょっとおしゃれげで色とりどりの布の山が見えるお店があったので入ってみたら、マラッカ製をアピールするバティック関連商品の専門店でした。
日本人のおばさまが「あらーコレ本に載ってたやつだわー」とかわいいバッグを持っていたので、歩き方には載ってなかったけど、他のガイドブックには載ってるのかも知れません。
パッチワークの小物とか、シルクの製品とかなかなかセンスが良くて、日本人の好みに合う感じでした。ちょこっとB級土産も扱っていて、そこに私が集めることにしているご当地ピンバッジがあったのでゲット。

そのままジョンカーストリートの賑やかなところを歩ききったので、通りを外れてチャイナタウンへ。ここはベーカリーと言うか餅屋と言うか中国菓子のお店が多く、通り中に卵と小麦粉の焼ける甘い匂いがしていました。

中の二つほどのお店でお土産買いました。上のは会社に持ってって自分は食べてないんだけど、下のは模様のない薄い月餅って感じですごくおいしかったです。
どちらのお店の人も中国語しか話さないようで、上のお菓子を買ったお店のおばちゃんは中国語ですごいセールストークをかましていたのですが、全然分かんないですから!
でも、箱でもバラでも買えるとかそういうのはなんとなく分かるもんですね。

途中で、このようなお店を発見。おおコレはかき氷のお店ですな!?
是非とも食べたかったので、店先のおじちゃんに看板を指さし、でぃすわんぷりーず!おいちゃんは、写真のドリアンをさし私の方を見たので、「ドリアンはいるかいらないか」ということだと理解し、首を振ったら、ドリアン抜きのが来ました。

私の盛り方がヘタクソでおいしそうに見えませんがおいしかったです。
ココナッツミルクのかかった氷に別添えされていた黒蜜と何かのゼリーをかけていただくのです。これはおいしい。RM5≒約180円。
外の席でうまいうまいでも頭キーンとするとか思いつつ食べ進んでいると、マレーシア在住では無さそうな観光している中国人っぽいおばちゃん数人が私の前にわらわらやってきて、私の食っている氷を指さし何事か話し、店の奥に一度引っ込んだおいちゃんを呼ばわり、同じものをオーダーしました。また営業協力してしまった。
ちんたら食べていたら、四人でふたつを頼んだおばちゃんたちは怒濤のごとくがーっと食べて先に満足げに立ち去っていきました。
このお店は奥で簡単なお食事なども出していたり、お菓子や乾物なんかも売っていました。

更に歩いていると、澳門式エッグタルトと言う看板を見つけ買い食い。

小さめサイズでお土産用の箱入りと買い食い用のバラ売りをしていたので、RM1.2≒約40円でひとつお買い上げ。食べながら歩いていると、後ろから別の中国人観光客のおばちゃんにすごい勢いで呼び止められて。何事かと思ったら「それおいしい?」って。
エッグタルトってそんな間違いようのない食べ物だと思うんですけど、グッドだって言ったら、数人で箱買いしてその場でシェアして食べてました。営業協力三回目ですよ。
たまーに日本でもなんかお土産とか買ってると、それ若い子に人気あるの?とか中高年の方にきかれることがあるんですけど(つーか私もう『若い子』じゃないから別の人にきいたほうが良いと思うんですけど)、「女子はうまいものとか流行りモノに敏感」というのは日本人だけの感覚じゃないっつーことなのかね。

いやー食った食った。
更にここから近くの別の通りは伝統的なショップハウスが並ぶ通りと言うことで、そのあたりもブラブラと。妙にこぎれいな感じではなく、普通に現役のお店とかで雑多な感じがよいです。ここにもドミトリーのお宿かありそうな感じでした。

その中でちょっと気になるアクセサリーショップがあったのでのぞいてみたら、なかなか良かったのでお買い上げしました。ジャスパーのペンダントヘッドです。

Joe's Disignってお店で、天然石とか珊瑚や貝の化石なんかを独特のワイヤーワークでアクセサリーに仕立てていてなかなか見応えがありました。お好きな方はぜひおすすめ。

再びオランダ広場に戻ってきて、マラッカ歴史博物館に入ろうとしたらなんか改装中とかで閉まってました。おのれ……!!なんだこの運の無さは。
数々のブルーシートに包まれた観光地を巡ってきた私の思い出に新たな1ページを加えてくれましたマラッカどうも有り難う。

階段のところに絵を描いて売っているおっちゃんがいました。
一度広場に戻ってどうすっかなとか思っていたら、雨が降ってきたので屋根のある歴史博物館入り口の階段にまた退避。

派手派手トライショーも続々と退避してきてなんだかすごいにぎにぎしい感じになりました。
       

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ミステリーハンターに憧れること○十年。ミステリーハンターにはほど遠いもののぼちぼち海外旅行をたしなむようになりました。長い休みが取れないことが悩みの種。
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