K子の旅ログ 裏切りの国営百貨店 忍者ブログ
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暑い中トボトボと歩いて国営百貨店へ。そうこちらのデパート国営なのです。
ホテルに向かって引き返す方向になります。こんなことになっていたのですぐに分かりました。
 
このオメデタイ感じは平常営業ではなく旧正月仕様なのだと思います。


こちらのデパート、ご当地的に高級な日用品の他に、民芸品なども扱っておりまたテナントとしてスーパーも入っているので旅行者にも人気の場所です。わたしもそれ目当てでやってまいりました。また、民芸品などのお土産品は定価販売ではないものの、店員さんにそこまでガッツがなくボッタくられることもなく相場の確認や品数が多いのでどんなものがあるのかゆるゆる見ることが出来るときいてやってきました。そしてセンスを問わなければ同じようなものがおしゃれ雑貨店よりお得に購入できるとも。まあそこはデザイン分仕方がないかと。ともかくボッタくられないときいてやってきました。大事な事なので2回言いました。


1階はやや田舎くさい感じを出しながらも、化粧品やジュエリーのカウンターがありデパート感がありました。しかし、民芸品コーナーを目指してエスカレーターを上がるごとにフロアの混沌感は増していき、デパートと言うより田舎の中心地にある古いSCみたいな雰囲気を醸し出してきました(*)。
さて目指す民芸小物っぽいものが集合しているフロアに辿り着きましたので、まずはだらだらっと……


何をお探しですか!?


オイオイオイオイなんか熱心そうなアオザイねーちゃん来ちゃったんだけど!
じゃすとるっきんぐとかヘラヘラかわそうとするも、もうおまえはわたしのおともだちか!と言う距離感でびっちりマークされています。えええええなんか思ってたのと違う……。
この状態で何かを手に取ったらそれはもう即買うとみなされます。
おいそれと品物を手に取ることもできません。その間にもあれはこれはそれはといろいろなものを勧めまくるねーちゃん。特に水牛の角で出来たという小さなスプーンをやたら熱心に勧める。ライターで炙って見せて曲がらない!溶けない!本物!!と力説。ちょっと欲しいかなと思ったので試しに値段を聞いてみたら、200,000ドン。ひとつ500円しちゃいます。小さじなのに。有り得なくもないかもしれないけど、もう今までのねーちゃんの態度でわたしの危機感はMAXです。


このままではボラれる!!!


ちょっと高いよと主張したら150,000ドンだってさ。取り敢えず試しに100,000ドンでは?と言ってみたらokだってさ。


……ほほう、倍の値段をふっかけましたか?


ぜんぜんボッタくってんじゃん!それでいいのか国営百貨店!!
ちなみに後でおしゃれ雑貨店で似たようなものがひとつ50,000ドンくらいで売られていたので半額くらいで適正価格だったみたいです。完全に市場並のボッタクリ度合いです。ひどいです。
その後、うっかりノンラー型のマグネットを手にとってしまい、まだ買うと決めていなかったのにねーちゃんが台紙からバリバリとひきはがしてしまいました。まあマグネットは母の土産にいつも買うのでいいんですけどね。
で、これまた半額まで値切って、さっきのスプーンと合わせて精算したんですが……


マグネット2つで100,000ドンって高いから!!


ひとつ250円のマグネットとかどうよ!?ねーちゃんにしてやられてしまいました。と言うよりわたしがバカなのか。機械的に半額まで値切ったからok!とか思ってしまいました。
なお、同じものがこちらも国営と思われる中央郵便局の土産物売り場にあるのを後日発見しましたが、なんとおひとつ15,000ドンととってもお買い得でした。
  
モノはふたつとも割と気に入っているのですが、ボラれたかと思うとたいへん悔いが残ります。
国営百貨店の民芸品売り場は、市場とかの値切り交渉がお好きな方にはおすすめですが、そうでない場合にはボッタクられるし、普通に値切ったのではお洒落雑貨屋価格止まりなので、それだったら最初からお洒落雑貨屋で買物すればいいと思います……。


とか言いつつ、別のテナント?で追加購入。

エスカレーター脇で刺繍の小物ばかりを売っていたところで買いました。
すんごい安っぽいんだけどなんかかわいくて。お値段を尋ねたら12,000ドンだって。60円!?ならいっかと値切らずに、しかも珍しく大量購入。職場の○○さんと、おばあちゃんと、お母さんと……みたいな。この袋に小物を少し入れてお土産にしたりしてみました。
ここのおばちゃんは押し売りしなくて、それでいてわたしがひとつひとつ色柄違うので、低い棚の前でしゃがんで品定めをしていたら椅子を勧めてくれたりとかなり親切でした。こういうひとのいるお店なら気負わず買物できるかも。
奥にファブリックばかり集めたコーナーなどもありましたが、やり手ババアが出現しそうな雰囲気たっぷりだったので、断念してスーパーのあるフロアへ移動。


スーパーは入口にしょっぼい簡単に扉を破壊できそうなロッカーがあるので、大きな荷物はここに預けなければなりません。最初から大きなバッグは持ってこないか、貴重品だけ別にできる小さい袋なんかを持っておくといいと思います。
食品のお土産なんかは種類もたくさんあってよかったです。そんなに高くなかったし。

きれいな箱に入った焼き菓子でも100円〜200円くらいでした。ドリアン味を買ってウケ狙いで会社に持っていきましたが……すごかったです。意外と食べたそのときは臭くないよ?むしろおいしいんじゃない?って感じでしたが、向こう半日腹のそこから湧き上がる腐臭に悩まされました。
緑豆で作ったらくがんみたいなお菓子はもさもさしてましたが、箱がかわいいしきなこみたいな素朴な味で意外と好評でした。個包装になっていて分けやすかったし。
あと、いいにおいのするウエットティッシュなんかもお土産に。さっきの袋に入れて渡してみたりして。化粧品もちょこちょこ買ってみました。スキンフードを意識しまくったスキンフードと言うメーカーのフェイスパックとかあるし……(またそれを買っちゃうし)。


これらに滞在中に飲もうと思って買ったパックのジュースなんかを合わせて984,400ドンでした。
客層はどうだろうな、観光客が多いけど、地元の裕福っぽい人も結構いました。買ってるものが日用品オンリーだったので地元の方と判断しただけなんですが。
今回普通の買い物してないから果たしてここが高いのか安いのか、正確には分からないんだけどたぶん高いんだろうな。と言うか高いものを置いてるんだろうな。


荷物も増えちゃったし、疲れたので一度ホテルへ戻って休憩です。


*田舎の郊外には今やだいたいピカピカの大型のSCがある今日この頃なので「田舎の中心地の古いSC」と表現してみました。そりゃあこのデパートがデパートとして受け入れられている場所にイオンなんか出来た日には阿鼻叫喚でしょうなあと2015年イオン進出のニュースを見ながら思ったものです。イオンは少し郊外みたいですね。わたしが訪れたときにも、中心地に新しいSCがいくつか工事中ではありました。

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ミステリーハンターに憧れること○十年。ミステリーハンターにはほど遠いもののぼちぼち海外旅行をたしなむようになりました。長い休みが取れないことが悩みの種。
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