田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。念仏のように字が連なっていますが小さい写真はクリックすると大きくなりますヨ!とアピール。旅行記なので記事は古い順で表示されています。たまにフィクションを含みます。|2017-08移転済
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さて、今回の旅の第一目的と言っても過言ではない洋服のオーダーです。
え!?そんなことが目的でいいの!?……とわたしも思うのですが、なにぶん予算と距離で決めた旅先なので、無理矢理目標設定した感は否めません。何か目標がないとしまらんと言うかなんと言うか。
ベトナムではお手軽なお値段で、身体にぴったりのお洋服をオーダーメイドしてもらえるお店がたくさんあるということで、ガイドブックなんかにもわんさかそういう情報が載っています。もちろんそういうところに載っている情報は、生地とか縫製とかセンスとか対応の面で外国人向けではあるのですが、それでもまあ既製服のお値段でオーダーメイドができてしまう感覚ではあります。
もともとベトナムの人は、一般の人でも「洋服はオーダー」が基本のようですね。もしくは既製品買ってもお直し入れたりとか。だから英語でコミュニケーション取れなくてもokだったり、縫製とか細かいこと気にならないなら、現地の人が行くようなお店だともっとお安いのかも。ただセンスはいかんともしがたいか……。自分である程度知識があって、細かくデザインや縫製の指示を出せるならありかも。いやしかし英語が通じなければ無理か。とかまあそんなん。
しかしベトナムに限らず東南アジアだと「着るものは原則オーダー」ての多い気がする。ミャンマーもだったし(若者向けの既製服も最近は増えたみたいなんでどうか分からんけど少なくとも2011年当時は既製服も直しを入れる人が多いとのことだった)、香港もフルオーダーじゃないにしろ市場で売ってるやっすいTシャツとかでもミシンのある露店で丈や身幅のお直し入れてる人多かった。身体に合ってるとすごくよく見えるからね、この習慣はいいと思うのね。日本だと安い服にお直し入れるとお直し代の方が高くなっちゃうからなあ。
その点でベトナム旅行ついでに洋服のオーダーメイドはおすすめです。
生地もたくさんあってセンスも良くて英語が(時に日本語も)通じて……と言うお店だとやたら安くはありません。感覚的には「日本で同じくらいの品質の既製服を購入する値段」で、オーダーの服が買える感じです。そんなお店の中でも多少値段に幅があるようですが、それはそのまま仕上がりの品質に反映されるのではないかな、と思います。
事前にいろんなひとのブログや口コミを見て、わたしはホテルからは少し離れるのですが、「chi chi tailor(チチテイラー)」に目星をつけていました。日本語スタッフがいると言うのももちろん少なからず選択に影響しています。やっぱり身に着けるものだから、細々コミュニケーション取れた方がいいし。それとお値段が口コミを比較すると他より少し高かったのですが、縫製が残念だったとかのコメントがなかったので。
近くまでやってきました。このあたりガイドブックに載っているような雑貨屋が他にもあるので、どこからどう見てもザ・ツーリストでございのわたしが歩いていると、バイタクのおいちゃんが「ザッカ!ザッカ!」(雑貨ではなく店名/ZAKKA)など、探していなくても指差して教えてくれます。
それでいて、こぎれいな雑貨屋のすぐ近くで天秤でものを売る女性とか座り込んで井戸端会議するおじさんおばさんとかおよそツーリスティックではない風景もいっしょに展開されていて、いいねいいねこういうごちゃごちゃ感〜とか思うわたしです。
目指すチチテイラーは、建物と建物の間のほっそい路地そ少し入ったところにありました。ホントにこっち?とちょっと不安になれましたよ。店に入るとすぐに日本語を話せるおねいさんが接客についてくれました。がっつり何を作るの?と言う感じで、冷やかしは通じそうにありません。
今回、わたしはユニクロで買ってお気に入りながらそこはユニクロ故耐久性に難があってボロボロになっているシャツのコピーと、ワンピースを1−2着作るつもりで来ました。
それを伝えて、持参したユニクロシャツを見せる。生地はコットンがよかったのですが、地模様のコットンは少なくてあまり選択肢がなく、すぐに決まる。サイズも折角なので合わせることにしました。
ワンピースは自分で雑誌の切抜きなども用意していたのですが、カタログがある!と言うので見せてもらったら、なんと驚きそれは「日本のファッション雑誌のスクラップブック」でした。うわお。
そしてよく見ると、裏側に細かく縫製の注意点などがメモってあるようで、これは持参したものよりこの中から選ぶほうが安全だなと判断しました。しばらくどうしようかな〜とページを繰っていたのですが、ハッと天啓がひらめきました。
「胸の開いた服」を作ろう!!
わたしは胸がありません。イヤ首の下で腹の上辺りにあるにはあるんですけど、厚みと弾力に欠ける仕様に生まれついてしまいました。コーヒーを飲むと胸が小さくなるなんて話を先日ネットで見かけましたが、そうするとわたしの場合、今後胸がえぐれる心配をしなければなりません。故に首周りの開きが合わない服が多くて、一歩間違えるとガバッと誰もうれしくないサービス全開状態になってしまうのです。
と言うわけで、普段着れないちょっぴりセクシー路線☆のワンピースを作ることにしました。体型的に似合わない服って好まなくなってしまうと思うのですが、そもそもそれは似合わないからであって身体にちゃんと合えば気に入るんじゃないでしょうか、と言う目論見です。
カタログと言う名のスクラップブックから、カシュクールのサテン生地のワンピースと、それからストラップのついたミニワンピースを選びました。それとどうしても気になったので、胸の開いてないやつもひとつ。これだけ雑誌の切抜きではなく、誰かがオーダーした完成品を写真に収めたものでした。
生地選びもおねいさんが的確にアドバイスしてくれて、シルクも勧めてくれたんだけど扱いが面倒そうなので化繊とコットンで。生地選びが終わるとてきぱきと採寸。洋服のデザインにあわせて細々といろんなところを測ってくれました。それからやや不安はあったものの、時間がないと言うことで帰国日に仕上がり品をホテルに届けてもらうということになりました。
わたしの場合、デザインと生地選び以外はおねいさんに任せて1−2時間ってとこだったので、オーダーに行く場合は時間はゆっくりみておいたほうがいいと思います。
作ったものの写真とか、細かいところは別のエントリー(「ホーチミンでオーダーメイド(2013/02)」)にまとめてありますので、よろしければそちらでどうぞ。
生地選びとかうまくいって結構いい感じに出来たと思うのね〜。カシュクールのワンピースは今まで絶対着なかったデザインなんだけど、ジャケットとか合わせると仕事にも使えて非常に便利。
で、その後折角ここまできたので、近くの雑貨屋にも入りました。刺繍のお店。
ここは日本人の方が経営されているそうで、そういう感じのセンスの良さでした。巾着袋をお買い上げ。色あわせがすんごくかわいいけど刺繍の面積が狭いのでそんなに高くなかったです。
ここのものは全部手刺繍だそうで。そういうこだわりも日本人っぽいですな。
このへんで1台の車に乗り合わせてお買物を楽しんでいる日本人のおばさま方を見掛けました。雑誌に載っているお店とか意外とバラバラしているので、必ずそういうところに行きたい人は便利かもしれんです。距離は近くても暑いので歩くとホントしんどい(経験談)。
雑誌に載ってるお店にこだわらないのであれば、ドンコイ通り沿いに雑貨屋はひしめいています。
お次は、ベトナムのデパートに行ってみようと思います。
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ミステリーハンターに憧れること○十年。ミステリーハンターにはほど遠いもののぼちぼち海外旅行をたしなむようになりました。長い休みが取れないことが悩みの種。
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